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B 8327 : 2013
表6−模型斜流ポンプ及び軸流ポンプの寸法許容差(続き)
測定項目 寸法許容差
デ 入口直径(b1)(b2) 直交2断面 ±1 % ディフューザベーン付け根
ィ 部を外れた測定基準径
フ
ュ 出口直径(b3)(b4) 直交2断面 ±1 % ディフューザベーン付け根
ー 部を外れた測定基準径
ザ
ケ ベーン入口断面形状(Cd)全数 ±0.2 % 入口直径(b1)に対する比率
ー 1枚につき,各々2断面
シ
ン ベーン入口測定長さは入
グ 口径(b1)の10 %の長さ
ベーン入口ピッチ(Pd) 全数 ±2 % ピッチ全数の平均値に対す
断面形状測定断面 る比率
ベーン入口開き(Ad) 全数 ±5 % 各ベーン同一点の測定平均
断面形状測定断面 値に対する比率
吸 入口内径(D5) 直交2断面 ±1 % −
込 出口内径(D6) 直交2断面 ±1 % −
水
路 水平長さ(L1) − ±2 % −
垂直長さ(H1) 左右2か所 ±2 % −
吐
出 入口,出口高さ(H2) センタピアのある場合 ±2 % −
し 4か所
水
路 センタピアのない場合
2か所
入口,出口幅(W1,W2) 上下2か所 ±2 % −
センタピア幅(W2) 上下2か所 ±2 % −
表7−模型斜流ポンプの表面の仕上げ程度
項目 箇所 仕上げ程度
羽根車 領域I 羽根車流水面 水力効率換算で計算され
る水力学的に滑らかな表
面粗さ以下
領域II 羽根車側板外面 機械効率換算で計算され
る水力学的に滑らかな表
面粗さ以下
ディフューザ又は − ディフューザ又は渦巻ケー水力効率換算で計算され
渦巻ケーシング シングの流水面 る水力学的に滑らかな表
面粗さ以下
7 性能試験
7.1 試験装置及び測定装置
試験装置は,模型ポンプの流れが正常で,安定したポンプ運転と性能測定とができるような水槽又はタ
ンク,配管,吐出し調節弁などを用いる。試験装置例を図8に示す。
――――― [JIS B 8327 pdf 26] ―――――
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a) 遠心ポンプ
b) 軸流ポンプ及び斜流ポンプ
c) 吸込水槽付きポンプ
図8−試験装置
最も良好な測定条件は,測定断面で,流れが次の条件を備えている場合である。
− 軸対称速度分布
− 一様な圧力分布
− 配管設備から誘起される旋回流れがない。
これらの条件を完全に満足させることは難しいが,実用的には次のa) e) の条件で測定すればよい。
なお,ポンプ入口の流れを一様にし,乱れをできるだけ少なくするため,ポンプへの近寄り管路又は水
路には極端な曲がり,段差などがないようにしなければならない。
――――― [JIS B 8327 pdf 27] ―――――
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また,流れの偏り及び乱れが発生するおそれがある場合は,適切な整流装置を設けることが望ましい。
a) 測定断面付近にベンド,組合せベンド,配管断面の拡大部又は不連続部を設けない。
b) 自由表面をもつ貯水槽又は大きな静定容器から閉水路で吸込管が導かれる試験装置では,吸込直管長
さLは,次の式によって決定する(Dは管直径)。
L / D≧1.5 K+5.5
ここに, K : 形式数(3.2.28を参照)
この条件を満たす場合には,ベンドとポンプとの間の管路に整流装置は必要ない。ただし,ポンプ
のすぐ上流に貯水槽も静定容器もない閉水路においては,整流装置が必要である。
c) 絞り弁は吐出し管に取り付けることを標準とする(吸込管に取り付けないことが望ましい。)。吸込管
への絞り弁が設置され,全開での使用ができない場合,例えば,キャビテーション試験の場合には,
絞り弁とポンプ吸込口との間に適切な整流装置を設けるか,又は少なくとも管直径の12倍の長さの直
管を設けることが望ましい。
なお,弁を絞って使用したとき,弁に発生するキャビテーションによって,ポンプのキャビテーシ
ョン性能が変化する場合があることに留意する必要がある。
d) 立軸ポンプの場合,模型ポンプの試験は,実物の吸込水槽形状も考慮したものとし,その性能はab
[図8 b) 及び図8 c) 参照]間で測定する。ただし,受渡当事者間の協定によって別途測定範囲を取り
決める場合にはこの限りではない。
e) 試験中の試験装置の水温はできるだけ変化の少ないことが望ましいが,入熱によって液温が5 ℃以上
変化する場合には,試験前後の液温を測定記録して,平均液温で物性値を評価する。
測定器は,模型ポンプの全揚程,吐出し量,軸動力及び回転速度のそれぞれを精度よく測定できるもの
でなければならない。各測定器の不確かさは,表8の値を満足するものでなければならない。測定器は定
期的に校正したものを使用し,その校正記録を保存する。さらに,校正は国際計量標準(3.3.12参照)に
遡ることができる校正体系によって保証されなければならない。万一,そのような国際計量標準が存在し
ない場合には,校正方法を記録しておかなければならない。表8に示す以外の測定器を用いる場合には,
受渡当事者間の協定による。
表8−測定器の許容不確かさ
a) 全揚程 b) 吐出し量 c) トルク
1) 液柱マノメータ 0.2 % 1) 質量法で測定した場合 0.2 % 1) 電気動力計 0.2 %
2) ブルドン管圧力計 0.3 % 2) 容積法で測定した場合 0.3 % 2) 抵抗線式トルクメータ 0.2 %
3) おもり形圧力計 0.2 % 3) 質量法で校正された間接法a) 3) デジタルトルクメータ 0.2 %
4) 電気的圧力変換器 0.3 % で測定した場合 0.4 % d) 回転速度
4) 容積法で校正された間接法a) デジタルカウンタ 0.1 %
で測定した場合 0.5 %
注a) 質量法又は容積法で校正されたオリフィス,ノズル,ベンチュリ管,タービン流量計及び電磁流量計を使用
する場合の流量測定の不確かさは,校正に用いた質量法又は容積法による測定の不確かさに,使用した測定
機器の不確かさを加えたものをいう(間接法)。不確かさを評価する場合の計算方法を参考として附属書Bに
示す。
7.2 試験条件
7.2.1 試験の実施
試験の実施は,次による。
――――― [JIS B 8327 pdf 28] ―――――
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a) 試験は常温清水で行う。常温清水の特性は,表9に示す限界以下とする。
表9−常温清水の仕様
特性 単位 最大値
温度 ℃ 40
動粘度 m2/s 1.5×10−6
密度 kg/m3 1 050
不溶浮遊固体含有量 kg/m3 2.5
溶解固体含有量 kg/m3 50
b) 性能試験では,7.2.2.1における測定量の平均値に対する変動幅及びその繰返し測定期間の変量がそれ
ぞれ表10及び7.2.2.3の条件を満足しなければならない。この確認は,性能試験前に規定全揚程付近
で実施する。
c) 試験回転速度は,規定回転速度の±5 %でなければならない。
7.2.2 運転の安定性
7.2.2.1 変動及び変量
この規格では,次の定義を適用する。
a) 変動 1回の読みを行っている間の平均値に対する変動幅(ε)を,次の式で定義する。
Xj Xi
Xi
ここに, Xj : 1回の測定を行っている間の測定値の瞬間値
Xi : 測定値(1回の測定平均値)
b) 変量 一つの読みと次の読みとの間に起こる測定値の変化を示す。サンプリング測定データから,サ
ンプリングの母平均に対する標準偏差を推定することは不可能なため,統計学のスチューデントのt
分布を適用して,変量の不確かさを推定する。変量の不確かさは7.2.2.3で詳述し,附属書Bに計算方
法を示す。
7.2.2.2 読みの許容変動及び緩衝装置の利用
7.2.2.2.1 測定システムからの信号の測定
各測定量に対する許容変動幅を表10に示す。測定は運転条件を確認する際に行う。規定全揚程付近で
10秒間の観測を1組行う。
なお,サンプリング周期は,1回/秒以上とする。
表10−測定量の平均値に対する許容変動幅
測定量 許容変動幅
吐出し量 ±2 %
全揚程(差圧) ±3 %
吐出し圧力 ±2 %
吸込圧力 ±2 %
駆動機軸動力 ±2 %
回転速度 ±0.5 %
トルク ±2 %
温度 ±0.3 ℃
――――― [JIS B 8327 pdf 29] ―――――
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全揚程は,吸込,吐出し圧力の変動幅の二乗和の平方根とする。また,吐出し量の測定に差圧形測定器
を用いる場合には,測定される差圧の許容変動幅は±4 %とする。吸込全ヘッドと吐出し全ヘッドとを別々
に測定する場合には,許容変動幅は全揚程に対して求める。
ポンプが大きな振幅の振動を生じるような構造又は運転状態の場合には,変動幅を表10に示す値以内に
減じるために,測定器又はその接続管に絞り緩衝装置を入れて測定してよい。
緩衝装置は読みの精度に大きく影響する可能性があるので,これを用いる場合には,少なくとも変動の
完全な1周期にわたる積分値を示すことができる対称形で線形緩衝の器具,例えば,毛細管を用いる。
7.2.2.2.2 測定システムの信号の自動読取り又は自動積算
測定器から得られる信号を測定システムによって自動的に記録又は積算する場合には,これらの信号の
許容変動幅は次の条件があれば,表10に示す値よりも大きくてよい。
a) 測定システムの応答時間よりも長い積算区間で平均値を計算するための積算を必要な精度で自動的に
行う機器が含まれている場合。
b) アナログ信号のx(t)(時間変化する測定量)を連続又はサンプリングしながら記録したものから平均
値を求める積算がなされる場合(サンプリング条件は,試験報告書に記入するのがよい。)。
7.2.2.3 変量の限界
7.2.2.3.1 測定組数
各試験点において,10秒以上のランダムな時間間隔で測定を繰り返し,複数組を読み取る。この場合に
は,回転速度及び温度だけは調整してよい。絞り弁,水位,グランド封水,バランス水などの全ての設定
は,完全に最初に測定したときと同じ状態に保持する。
同じ量について繰り返す読みの間の差異は,少なくとも部分的には設備及び試験中のポンプによって影
響を受ける試験状態の非定常性を表している。各試験点で測定数は少なくとも3組以上とし,その算術平
均を測定値とする。
7.2.2.3.2 測定数がもたらす不確かさの算定
同一量を繰り返し観測し,平均値に対するばらつきがランダムであれば,統計的に不確かさを評価でき
る。評価方法については,附属書Bに示す。
7.3 測定点の数
測定点の数は,次による。
a) 通常,吐出し弁締切り状態から規定吐出し量の120 %までの間で規定吐出し量の約20 %ごとに(7点)
測定する。
b) 実物ポンプが可変回転速度のものであっても,その範囲が20 %以内である場合には,模型ポンプによ
る回転速度変化試験は省くことができる。
c) 可動羽根機構のポンプでは,羽根角度を受渡当事者間の協定によって決定し,それぞれの角度でa) の
測定を行う。軸流及び斜流ポンプは,受渡当事者間の協定によって規定吐出し量の60 %以下の水量で
の測定を省くことができる。このときの測定点数は,受渡当事者間の協定による。
7.4 全揚程
全揚程の測定及び計算は,JIS B 8301の8.(全揚程の測定)による。ただし,次のa) f) については,
この規格による。
a) 測定器 測定器は,液柱マノメータ,ブルドン管圧力計(真空計を含む。),又はデジタル圧力計を用
いる。
b) 液柱マノメータ 液柱マノメータは,次による。
――――― [JIS B 8327 pdf 30] ―――――
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JIS B 8327:2013の国際規格 ICS 分類一覧
- 23 : 一般的に利用される流体システム及びその構成要素 > 23.080 : ポンプ
JIS B 8327:2013の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0131:2017
- ターボポンプ用語
- JISB0601:2013
- 製品の幾何特性仕様(GPS)―表面性状:輪郭曲線方式―用語,定義及び表面性状パラメータ
- JISB7516:2005
- 金属製直尺
- JISB7547:2008
- デジタル圧力計の特性試験方法及び校正方法
- JISB7552:2011
- 液体用流量計の校正方法及び試験方法
- JISB7554:1997
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- 円形管路の絞り機構による流量測定方法―第1部:一般原理及び要求事項
- JISZ8762-2:2007
- 円形管路の絞り機構による流量測定方法―第2部:オリフィス板
- JISZ8762-3:2007
- 円形管路の絞り機構による流量測定方法―第3部:ノズル及びノズル形ベンチュリ管
- JISZ8762-4:2007
- 円形管路の絞り機構による流量測定方法―第4部:円すい形ベンチュリ管
- JISZ8765:1980
- タービン流量計による流量測定方法