JIS B 8562:1996 規格概要
この規格 B8562は、全質量が1000kg以下(幅2000mm以下,高さ2200mm,奥行き1000mm以下)の床置式の自動販売機を,地上のコンクリート面又はこれと同等以上の強度をもつ据付面に設置し,その脚部と据付面とを固定金具及びあと施工アンカーによって固定する場合の施工基準について規定。
JISB8562 規格全文情報
- 規格番号
- JIS B8562
- 規格名称
- 自動販売機―据付基準
- 規格名称英語訳
- Vending machines -- Installation
- 制定年月日
- 1979年12月1日
- 最新改正日
- 2016年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 55.230
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 1979-12-01 制定日, 1984-10-01 改正日, 1990-01-01 確認日, 1996-07-01 改正日, 2001-01-20 確認日, 2007-03-20 確認日, 2011-10-20 確認日, 2016-10-20 確認
- ページ
- JIS B 8562:1996 PDF [9]
日本工業規格(日本産業規格) JIS
B8562-1996
自動販売機−据付基準
Vending machines−Installation
1. 適用範囲 この規格は,全質量が1 000kg以下(幅2 000mm以下,高さ2 200mm以下,奥行き1 000mm
以下)の床置式の自動販売機を,地上のコンクリート面又はこれと同等以上の強度をもつ据付面に設置し,
その脚部と据付面とを固定金具及びあと施工アンカーによって固定する場合の施工基準について規定する。
備考1. 床置式の自動販売機とは,据付面に直接自動販売機の機体を据え付けるか,専用設置台に自
動販売機を固定して据え付ける形態のものをいう。
2. この規格の引用規格を,次に示す。
JIS B 0205 メートル並目ねじ
JIS G 3131 熱間圧延軟鋼板及び鋼帯
JIS G 3141 冷間圧延鋼板及び鋼帯
JIS G 3445 機械構造用炭素鋼鋼管
JIS G 3507 冷間圧造用炭素鋼線材
JIS G 4051 機械構造用炭素鋼鋼材
JIS G 4804 硫黄及び硫黄複合快削鋼鋼材
2. 用語の定義 この規格で用いる主な用語の定義は,次のとおりとする。
(1) あと施工アンカー 自動販売機の据付けに使用する金属拡張アンカー。
(2) 固定金具 あと施工アンカーを用いて自動販売機を据付面に固定する金具であって,自動販売機の脚
部及びあと施工アンカーが所定の位置に固定できる構造であり,定められた強度をもつもの。
(3) へりあき寸法 あと施工アンカーの施工位置の中心から据付コンクリートの端面までの最短距離
(6.2.3参照)。
3. 名称及び記号 自動販売機の据付けに関する主要な部分の名称及び寸法を表す記号は,図1による。
――――― [JIS B 8562 pdf 1] ―――――
2
B8562-1996
図1 各部の名称及び記号
注(1) 前後又は左右の脚までの距離のうち,短いほうの距離とする。
――――― [JIS B 8562 pdf 2] ―――――
3
B8562-1996
4. あと施工アンカー
4.1 種類及び形状 あと施工アンカーの種類及び形状は,図2による。アンカーのねじの呼びは,JIS B
0205のM10又はM12とする。
図2 あと施工アンカーの種類及び形状
アンカー概要図
テーパボルト式
心棒打込み式
備考 材料は,JIS G 3141,JIS G 3445,JIS G 3507,JIS G 4051及びJIS
G 4804に規定するもの又はこれらと品質が同等以上のものとす
る。
4.2 許容引張荷重 あと施工アンカーは,表1に示す許容引張荷重をもつもの又はそれと同等以上のも
のとする。ただし,変位量2.5mmの場合の引張荷重が,M10では8 000N,M12では12 500N以上でなけ
ればならない。
表1 あと施工アンカーの許容引張荷重
単位 N
ねじの呼び 許容引張荷重
M10 3 700
M12 5 700
4.3 有効埋込み深さ あと施工アンカーの有効埋込み深さを,図3に示す。
また,有効埋込み深さの最小寸法を,表2に示す。
図3 あと施工アンカーの有効埋込み深さ
――――― [JIS B 8562 pdf 3] ―――――
4
B8562-1996
表2 有効埋込み深さの最小寸法
単位 mm
ねじの呼び 有効埋込み深さの最小寸法
M10 40
M12 50
5. 固定金具
5.1 形状及び寸法 固定金具の形状及び寸法の例を,図4に示す。
図4 固定金具の例
材料 JIS G 3131又はJIS G 3141に規定するもの又はこれらと品質が同等以上のもの
厚さ 3.2mm以上
表面処理 防せい処理を施す。
5.2 単体強度 固定金具の単体強度は,脚部における最大引張荷重を1300Nとし,それに耐えるものと
する。
6. 据付施工の基準
6.1 据付面の条件
6.1.1 据付面の基本構造 据付面は,自動販売機本体の脚部,固定金具,あと施工アンカーの設置許容寸
法などの条件を満たしたコンクリート面又はそれと同等以上の強度をもつ平面とする。
6.1.2 据付面の水平度 据付面は,据付調整後の自動販売機の傾きが1度以内となるような面とする。
なお,自動販売機の脚は,図5に示すような高さ調節装置をもつ構造であり,その最大調節範囲は,表
3による。
――――― [JIS B 8562 pdf 4] ―――――
5
B8562-1996
図5 高さ調節装置
表3 最大調節範囲
単位 mm
高さ調節用ねじの呼び 最大調節範囲
M10以上 40
M16未満
M16以上 50
M20未満
M20以上 60
6.1.3 据付面の強度 据付面のコンクリートの設計基準強度は,4週圧縮強度18N/mm2以上とする。
6.1.4 据付面の厚さ 据付面の厚さは,あと施工アンカーの,せん(穿)孔深さの2倍以上で,かつ,100mm
以上とする。
6.1.5 据付面の質量 据付面の質量は,次の式の条件を満足するものでなければならない。
Mc1>Mc2
ここに, Mc1 : 据付面のコンクリートの質量 (Lw1×LD1×t×2 300) (kg)
Mc2 : 地面などからはく離しないための必要質量 (kg) で,次の(1)
(3)のうちの最大値
(1) 耐地震力 据付面が地震力によって自動販売機とともに地上からはく(剥)離しないための最小必要
質量Mc21は,次のMc21a, Mc21b, Mc21c又はMc21dのうちの最大値とする。
2k(h+t)−2(k() LW2+CW )
Mc21a = 2G
2(−k) LW1 2k t
2k(h+ t) 2( k() LW1 LW2 CW )
Mc21b= 2G
2( k) LW1 2k t
2k(h+t)−2(−k() LD2+CD )
Mc21c= 2G
2(−k) LD1−2k t
2k(h+t)−2(−k() LD1−LD2−CD )
Mc21d = 2G
2(−k) LD1−2k t
ここに, k : 設計用水平震度 (0.4)
(2) 耐風圧力 据付面が風圧力によって自動販売機とともに地上からはく離しないための最小必要質量
Mc22は,次のMc22a, Mc22b, Mc22C又はMc22dのうちの最大値とする。ただし,壁などによって風圧力が直
――――― [JIS B 8562 pdf 5] ―――――
次のページ PDF 6
JIS B 8562:1996の国際規格 ICS 分類一覧
- 55 : 包装及び物流 > 55.230 : 配送機械及び自動販売機械
JIS B 8562:1996の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0205:1997
- メートル並目ねじ
- JISG3131:2018
- 熱間圧延軟鋼板及び鋼帯
- JISG3141:2017
- 冷間圧延鋼板及び鋼帯
- JISG3141:2021
- 冷間圧延鋼板及び鋼帯
- JISG3445:2016
- 機械構造用炭素鋼鋼管
- JISG3445:2021
- 機械構造用炭素鋼鋼管
- JISG3507:1991
- 冷間圧造用炭素鋼線材
- JISG4051:2016
- 機械構造用炭素鋼鋼材
- JISG4804:2008
- 硫黄及び硫黄複合快削鋼鋼材
- JISG4804:2021
- 硫黄及び硫黄複合快削鋼鋼材