JIS B 8572-2:2011 燃料油メーター 取引又は証明用 第2部:小型車載燃料油メーター | ページ 7

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B 8572-2 : 2011
表4−燃料油名及び略号
燃料油名 略号
灯油 灯,K又はト
軽油 軽,D又はケ
重油 重,H又はジ
i) 計量対象の燃料油が重油の場合には,その粘度範囲
j) 使用最大流量
k) 使用最小流量
l) 最小測定量
m) 温度換算装置をもつものにあっては,±0.5 %を超えない範囲内で換算することができる燃料油の温度
範囲
n) 温度換算装置をもつものであって,基準温度が15 ℃以外の温度を使用する場合には,その基準温度
o) 特定の環境条件が指定されている場合には,使用環境条件(例えば,使用温度範囲)
共通構成要素を使用した単一の計量システム内で,幾つかのメーターが動作するときには,そのメータ
ーそれぞれに要求される表記は,一つの銘板上にまとめて表記してもよい。

10 器差検定の方法

  器差検定の方法は,附属書JAによる。

11 使用中検査

  使用中検査の方法は,附属書JBによる。

12 対応関係

  このJISの項目と特定計量器検定検査規則(以下,“検則”という。)の項目との対応関係は,表5によ
る。
表5−JIS項目と検則項目との対比表
JISの項目 検則の項目
9 表記 第八章第一節第一款第一目“表記事項”
4 一般要求性能 第八章第一節第一款第二目“性能”
5 メーター及び計量システムの補助装置に対する要求
性能
6 電子装置を備える計量システムに対する要求性能
4.4 検定公差及び有意な誤り 第八章第一節第二款“検定公差”
7 一般試験方法 第八章第一節第三款第一目“構造検定の方法”
8 電子計量システムの性能試験方法
附属書JA 器差検定の方法 第八章第一節第三款第二目“器差検定の方法”
JB.1 性能に係る技術上の基準 第八章第二節第一款“性能に係る技術上の基準”
JB.2 使用公差 第八章第二節第二款“使用公差”
JB.3 性能に関する検査の方法 第八章第二節第三款第一目“性能に関する検査の方法”
JB.4 器差検査の方法 第八章第二節第三款第二目“器差検査の方法”

――――― [JIS B 8572-2 pdf 31] ―――――

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B 8572-2 : 2011
附属書JA
(規定)
器差検定の方法
JA.1 一般
器差検定は,計量対象の燃料油又は試験液(以下,試験液という。)を用い,次による。
a) 器差検定は,あらかじめ検定をするメーターの試験液を1回以上空通しした後,基準器検査規則第4
条に規定する基準器を使用し,衡量法又は比較法によって行う。
b) 衡量法による場合は,試験液を容器に受け,基準台手動はかりでその質量を,基準密度浮ひょう又は
基準比重浮ひょうでその密度を計量し,附属書JCによって真実の試験液の体積を算出して行う。
この場合において,温度換算装置をもつ計量システムにあっては,基準温度における密度の値を用
いる。
c) 比較法による場合は,液体メーター用基準タンク,液体メーター用基準体積管,基準フラスコ又は基
準燃料油メーターを用い,その器差を補正して行う。この場合において,温度換算装置をもつ計量シ
ステムにあっては,試験液の体積を基準温度に換算して行い,基準タンクを用いる場合の器差の算出
は,附属書JCによって行う。
d) 器差は,検定流量ごとにそれぞれ1回求める。ただし,必要と認めるときは検定流量ごとにそれぞれ
3回求め,その3回の平均値を器差とする。
e) 計量対象の燃料油の種類が二つ以上ある場合は,計量対象の燃料油の種類のうち,いずれか一つの種
類の燃料油又は試験液だけで実施してもよい。
JA.2 検定流量
検定流量は,使用最小流量(Qmin)及び大流量[使用最大流量(Qmax)の6/10以上の任意の1流量。]の
2流量とする。ただし,計量システムの検定を行う場合であって,使用実態などによってこの流量が吐出
されない場合は,計量システムに表記された使用最小流量(Qmin)から使用最大流量(Qmax)の範囲のう
ちで,使用実態に応じて可能な最小流量及び最大流量の2流量とする。また,流量の調節ができないもの
にあっては,1流量とする。
JA.3 計量体積
計量体積は,使用最小流量(Qmin)(又は最小流量)の場合,最小測定量とし,大流量(又は最大流量)
の場合,使用最大流量(Qmax)の区分に応じそれぞれ次の体積とする。ただし,定量装置の設定量が固定
されている場合は,その固定された設定量以上の体積とすることができる。
a) 使用最大流量(Qmax)が80 L/min未満のものは,10 L以上
b) 使用最大流量(Qmax)が80 L/min以上120 L/min未満のものは,20 L以上
c) 使用最大流量(Qmax)が120 L/min以上160 L/min未満のものは,50 L以上
d) 使用最大流量(Qmax)が160 L/min以上のものは,100 L以上

――――― [JIS B 8572-2 pdf 32] ―――――

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B 8572-2 : 2011
附属書JB
(規定)
使用中検査
JB.1 性能に係る技術上の基準
計量システムについての性能に係る技術上の基準は,4.8.5,4.12.1,4.17,5.2.4.2,5.2.4.3,5.6.5及び5.6.6
による。また,電子式体積表示機構をもつ計量システムの場合は,計量中,計量値は,常に表示しなけれ
ばならない。
なお,価格表示機構をもつ計量システムの場合,5.6.5及び5.6.6の規定中,設定量を設定価格と,その
量をその価格と,体積表示機構を価格表示機構と,最小許容体積偏差を最小許容金額偏差と,示される量
を示される価格と読み替えて適用する。
設定量と計量動作完了時に体積表示機構又は価格表示機構によって示される量との間の差は,最小許容
体積偏差又は最小許容金額偏差の2倍を超えてはならない。
JB.2 使用公差
使用公差は,検定公差の2倍とする。
JB.3 性能に関する検査の方法
性能に関する検査の方法は7.8及び次による。ただし,7.8の試験は,計量システムの設置の状況によっ
て必要がないと認める場合には,省略することができる。
a) 複数の補助装置に入力される計量値の信号のうち,少なくとも一つがアナログの信号であるときは,
その計量システムを構成する全ての装置を組み合わせた上でメーターを動作させ,一次表示を行う補
助装置の表示(印字又は記憶)のそれぞれが使用公差以下であるかを確認する。
なお,この検査は,器差検査と同時に行ってもよい。
b) 複数の補助装置に入力される全ての計量値の信号がデジタルの信号であるときは,メーターを動作さ
せ,計量システムに含まれる全ての一次表示を行う補助装置の表示(印字又は記憶)のそれぞれが目
量の2倍以下であるかを確認する。
なお,この検査は,器差検査と同時に行ってもよい。
JB.4 器差検査の方法
器差検査の方法は,器差検定の方法と同じとし,附属書JAによる。

――――― [JIS B 8572-2 pdf 33] ―――――

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附属書JC
(規定)
真実の体積の算出
JC.1 衡量法による被計量物又は試験液の体積
衡量法によって真実の被計量物又は試験液の体積を算出する場合は,次による。
a) 質量の計量 質量の計量は,基準台手動はかりを用いて行う。
b) 密度の計量 密度の計量は,基準密度浮ひょう又は基準比重浮ひょうを用いて行う。
なお,当該基準器と同じ又はより高い精度の標準器を用いてもよい。
c) 体積の算出 体積の算出は,a) 及びb) によって求めた質量及び密度を用いて,次の式によって算出
する。ただし,Qは,四捨五入によって小数点以下4位まで算出する。
Q=W/(dt−0.001 1)
ここに, Q : 真実の試験液の体積(L)
dt : 器差検定時の試験液の温度t ℃におけるその密度(g/cm3)(温
度換算装置をもつものにあっては,基準温度における密度)
W : 試験液の質量(kg)
JC.2 比較法による計量対象の燃料油又は試験液の体積
比較法による場合は,基準器検査規則第4条に規定される基準タンク,基準フラスコ,基準体積管又は
基準燃料油メーターを用い,その器差を補正して行う。この場合において,温度換算装置をもつ燃料油メ
ーターにあっては,試験液の体積を基準温度に換算して行う。
JC.3 温度換算装置をもつ燃料油メーターであって,基準タンクを用いる場合の器差(E)の算出
温度換算装置をもつ燃料油メーターであって,基準タンクを用いる場合の器差は,次の式によって算出
する。ただし,Qは,四捨五入によって小数点以下4位まで算出する。
E=[I−(Q2−e)×αt]/[(Q2−e)×αt]×100+β(15−T)
ここに, E : 器差
Q2 : 基準タンクの読み
I : 受験器の指示値
e : 基準タンクの器差
αt : 温度に対する容積換算係数で,JIS K 2249による。
β : 基準タンクの体膨張係数
材質 ステンレス鋼 0.004 8 %/℃
鋼板 0.003 5 %/℃
真ちゅう(鍮)0.005 5 %/℃
アルミニウム 0.007 0 %/℃
T : 基準タンクの温度

――――― [JIS B 8572-2 pdf 34] ―――――

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B 8572-2 : 2011
B8
7
附属書JD
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(参考)
2-
2 : 2
JISと対応する国際規格との対比表
011
OIML R117-1:2007 Dynamic measuring systems for liquids other than water, Part 1:
JIS B 8572-2:2011 燃料油メーター−取引又は証明用 第2部 : 小型車載燃料
油メーター Metrological and technical requirements
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的差異
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
国際 の評価及びその内容 の理由及び今後の対策
規格
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
番号
及び題名 番号 の評価
1 適用範囲 メーターの使用液 1 メーターの使用 変更 OIMLは水以外の液体全てを適用 JISとOIMLとの規格体系の問題で
体の特性(粘度・温 液体の種類を規 に対し,JISでは燃料油を計量するあり,特に提案などは行わない。
度)を規定。 定。 小型車載燃料油メーター(口径25
mm以下)に限定。
2 引用規格
3 用語及び定義 メーターの要素,特 T JISとほぼ同じ 削除 この規格対象外の内容を削除。 同左
定な計測用語など 追加 計量法関連の定義を追加。
の定義
4 一般要求性能 2
4.1 計量システムの構 2.1 JISとほぼ同じ 削除 補助装置及び付加装置の例示を削 他の補助装置及び付加装置も装備
成要素 除。 可能であり,あえて例示は必要ない
ため削除。
4.2 補助装置 2.2 JISとほぼ同じ 削除 国内要求事項以外の内容を削除。
国内法で規制する場合の推奨事項,
管理対象外の補助装置に対するマ
ーキング等を削除。
4.3 動作範囲 2.3 JISとほぼ同じ 追加 最小測定量及び使用最小流量の規 国内要求事項として,最小測定量の
定を追加。 要件及び使用最小流量8 L/min未満
の場合は,8 L/minでよい旨を追加。

――――― [JIS B 8572-2 pdf 35] ―――――

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JIS B 8572-2:2011の引用国際規格 ISO 一覧

  • OIML R117-1:2007(MOD)

JIS B 8572-2:2011の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 8572-2:2011の関連規格と引用規格一覧