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3.2.4
θmin
使用冷媒の飽和特性表を参考にして,圧力p7から求めた,全運転時間の最後の10 %の間における蒸発
器飽和温度の算術平均(℃)。
3.2.5
Tmrun
θmrunの絶対温度表示。Tmrun=θmrun+273.15
3.3 間接式冷凍システム
3.3.1
θi
ショーケース入口における二次冷媒の温度(℃)。
3.3.2
θo
ショーケース出口における二次冷媒の温度(℃)。
3.3.3
θ
二次冷媒の中間温度,(θi+θo)/2(℃)。
3.3.4
θmrun
trunの間における二次冷媒の中間温度(θ)の算術平均(℃)。
3.3.5
θmin
全運転時間の最後の10 %の間における二次冷媒中間温度(θ)の算術平均(℃)。
3.3.6
qmrun
trunの間における1秒当たりの二次冷媒質量流量の算術平均(kg/s)。
3.3.7
ci
ショーケース入口における二次冷媒の比熱(kJ/kg/℃)。
3.3.8
co
ショーケース出口における二次冷媒の比熱(kJ/kg/℃)。
3.3.9
pirun−porun
trunにおけるショーケースの出口と入口との間の圧力損失(Pa)。
3.3.10
PEC
ポンピング動力消費電力量。
3.3.11
v
――――― [JIS B 8631-2 pdf 6] ―――――
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二次冷媒の比体積(m3/kg)。
(簡易化して,v=定数=0.001 m3/kg)
4 構造及び特性
4.1 構造
4.1.1 一般
4.1.1.1 強度及び剛性
ショーケース及びその部品は,通常条件での取扱い,輸送及び使用に耐え得る強度を要し,かつ,次の
事項を満足する構造とする。
a) 棚,バスケット,レールなどを含む内部備品及びその取付部は,必要な機能に適した十分な強度をも
つものとする。
b) スライド式の棚,バスケット,トレー又は引き出しが装備してある場合は,これらは,食品を満載し
たときにも,その形状及び動きやすさを維持する。
c) 偶発的に外れてしまうのを防止する止め金具を装備した備品は,満載状態でも保持できて,また,止
め金具の限界まで引き出すことができる。
4.1.1.2 配管及び接続
可動部又は弾性的に取り付けられた部品との配管部分及び接続部は,他の部品を汚すことなく,また,
有害な振動を他の部品に伝えないように配置する。その他の配管及び接続は確実に固定し,疲労による故
障を防止するための十分な自由長及び/又は防振装置を設ける。必要な場合は,配管及びバルブは,適切
に断熱する。
4.1.1.3 排水の水抜き
ドレン,ドリップ受け又は蒸発容器を装備してある場合は,これらは十分な容量をもち,また,簡単な
操作で清掃できるものとする。
手作業で中身を空にすることが必要な結露水又は霜取り水の容器若しくは容器群は,ショーケースの仕
様で意図された関連の外囲条件において48時間を超える通常運転に相当する容量をもつものとする。
4.1.1.4 クローズドタイプ冷凍・冷蔵ショーケース(セルフサービスタイプ)
クローズドタイプ冷凍・冷蔵ショーケースは,次のような特殊事項を満たすものとする。自動閉鎖式ド
アは,最大で80°の任意の角度で開放し,これらの任意の位置から本来の位置に自動的に戻り,かつ,5.2.2
で規定するように緊密に閉じる。
− 低温用途の機器では,製造業者が規定する気候等級において,透明ドア及び蓋は結露を起こさない。
ガラスドアは,閉じた後も明瞭に見通せるように,内面の水分を分散させるための手段を講じる。こ
の事項は,水平スライド式の蓋には適用しない。
− 通常の使用条件におけるドアファスナ及びヒンジは,滑らかで確実に動作し,過度の摩耗を起こすこ
となく適正に機能するように設計する。
− 冷凍空間を密閉するためのドア又は蓋を閉じたとき,周囲空気が過度に内部に入り込むことがないよ
うにする。
− ドア又は蓋は,ひとりでに開かないようにする。
− ガスケットは,使用条件(特に,温度)に対応できる特性をもった材料を用いる。固定具が機械式の
場合,止め金具又はその他の手段を設けて,ガスケットが過度に変形するのを防止する。
――――― [JIS B 8631-2 pdf 7] ―――――
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4.1.1.5 継手及び継ぎ目
総内容積内の全ての構造継手及び継ぎ目は,汚染の原因となり得る物質の堆積を防止し,物質の堆積を
簡単に除去できる構造とする。
4.1.2 材料
4.1.2.1 一般
材料は,耐久性のある,かび又は悪臭が発生しにくいものとする。通常の使用条件において食品と接す
る材料は耐湿性があり,また食品に毒性を与えたり,又は汚染しないものとする。
4.1.2.2 耐摩耗性
内部及び外部の仕上げは耐摩耗性があり,また効果的かつ衛生的に清掃できるものとする。仕上がりは,
通常の使用条件下又は清掃中に,亀裂,欠け,剥離,剥がれ又は軟化を生じないものとする。
4.1.2.3 耐食性
ショーケースの構造に使用する金属部材は,それぞれの場所及び機能に適した耐食性をもつものとする。
4.1.3 断熱
4.1.3.1 効率
断熱は,効率的で永久的に不変であるものとする。特に,断熱材は収縮を起こさず,また通常の作業条
件下で湿気が蓄積しないものとする(4.2.4参照)。
4.1.3.2 防湿層
適切な手段を用いて,水分の浸入による断熱の劣化を防止する。
4.1.3.3 断熱材の封鎖
断熱空間を利用し換気する場合は,断熱材の粒子が食品陳列区画内に流入することのないようにする。
繊維質断熱材の場合は,断熱材への接近を可能にする全ての開口において,直径1 mmの剛性プローブ
が挿入できないこととする。このとき,プローブにはごく僅かな力を加える。
4.1.4 冷凍システム
4.1.4.1 設計及び構造
内圧を受ける冷凍システムの全ての部品の設計及び構造は,ショーケースの使用中又は停止中に受ける
ことが予測される最高使用圧力を考慮する。
一体形コンデンシングユニットをもつ冷凍・冷蔵ショーケース又はその構成部品で,輸送前に冷媒を充
填しておくものについては,移動中の最高周囲温度を考慮する。冷媒を充填収容した全ての構成部品は,
JIS B 8620に従う。
4.1.4.2 結露
適切な手段を設けて,ショーケース及びその部品の低温面で,結露水が冷凍システム又はその制御装置
の動作に悪影響を与えることを防止する。
4.1.4.3 システムの保護
ドア又は蓋を備えたショーケースの場合,このショーケースの使用を意図している外囲条件(表3参照)
に対応する周囲温度で使用している間に,ドア又は蓋が開放状態になっていても,冷凍システムが損傷を
受けないこととする。
ドア又は蓋が,通常の使用条件下(例えば,商品の積み込み中)で開放されたままになっている場合,
又は偶然開放されたままになっている場合,自動モータ過負荷防止装置が作動するようにしてもよい。
4.1.4.4 冷媒
システム用の冷媒を決定する場合,ある一部の冷媒及び熱移動媒体又は二次冷媒を使用することに伴う,
――――― [JIS B 8631-2 pdf 8] ―――――
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その毒性,可燃性などに起因して考え得る危険性に配慮する。この点に関する手引を,ISO 817に示して
いる。
4.1.5 電気部品
電気部品は,JIS C 9335-1及びJIS C 9335-2-89による。
4.1.6 温度表示
4.1.6.1 一般
冷凍機器の動作及び機能を指示し,機器の動作状態について指示するために,ショーケースには,冷凍・
冷蔵ショーケース内の空気温度を表示する温度表示器を組み込む。
注記1 表示する空気温度は,冷凍・冷蔵ショーケース内の平均的な空気温度であり,ショーケース
内の食品の温度とは必ずしも一致しない。
注記2 冷凍・冷蔵ショーケース内の空気温度の平均値を求める位置は,JA.6.3.3で規定する位置と
する。
4.1.6.2 温度表示器
適切な温度表示器は,次の事項を満たすものを使用する。
− 単位記号(℃)を温度表示器に刻印又は表示する。
− 表示範囲は,少なくとも−25 ℃+15 ℃とする。
− 目盛分割又は最小数値増分は,1 ℃以下とする。
− 最大誤差は,表示範囲全体で2 Kとする。
− センサの時定数t90は,20分以下とする。
注記 t90時間は,測定媒体がかくはん(攪拌)された空気(速度1 m/s)であるとき,20 ℃の急激
な温度変化の90 %が発生する時間である。
4.1.6.3 温度センサの位置
温度センサの位置は,温度が正しく指示されているかどうかを現場試験して,使用中の温度表示器を交
換できるように簡単に操作できる場所とする。
注記1 温度計の温度センサは,検査のために直接手を触れることができる場合は,“簡単に操作でき
る。”と判断する。交換のため,操作パネルを取り外すことが必要になることもある。
注記2 自然対流冷却のショーケースの場合,工具を使用しないでセンサをガイドチューブ内に導入
して,かつ,そこから取り外せるならば,ガイドチューブに温度センサを入れても“簡単に
操作できる。”と判断する。
取付方法は,できる限り温度センサに熱を供給したり,又は熱を奪わないこととする。
温度センサは,外部環境からの熱放射に対して保護する。
温度センサの位置は,冷凍・冷蔵ショーケースの温度試験の一部として規定する。温度試験の間,セン
サ位置における空気温度を測定して,これらの値を試験報告書に記載する。
注記3 電子コントローラの場合は,温度計算値を表示することもできる。
注記4 温度の記録及び表示のために,1個又は複数の温度センサを使用することができる。温度セ
ンサは,冷凍制御で使用するものと同じであってもよい。エラーの場合は,警報が作動して
もよい。
4.1.6.4 温度表示器の個数
温度表示器を,冷凍・冷蔵ショーケースで使用する場合は,次による。
− 独自の冷凍回路をもつ各冷凍・冷蔵ショーケースについては,1個の温度表示器を使用する。
――――― [JIS B 8631-2 pdf 9] ―――――
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− 一つの温度クラスで動作する共通冷凍回路をもつ数台の冷凍・冷蔵ショーケースについては,全長が
最大3.75 mの冷凍・冷蔵ショーケースが最大で2台の場合,少なくとも1個の温度表示器を使用する。
− 異なる温度クラスで動作する共通冷凍回路をもつ数台の冷凍・冷蔵ショーケースについては,上記の
事項を遵守し,各温度クラスについては異なる温度表示器を使用する。
4.2 特性
4.2.1 無臭・無味
無臭・無味は,必須事項ではないが附属書Dに示す。
4.2.2 温度に従った分類
ショーケースの温度クラスは,表1に規定するいずれかの分類に適合するものとする。温度クラスは,
5.3.3に規定する試験条件及び方法に従って検証する。
注記 附属書Cは,条件を試験室内と店舗とで比較している。
表1−MSパッケージ温度クラス
単位 °C
クラス 最も暖かいMSパッケージの 最も冷たいMSパッケージの 最も暖かいMSパッケージの
最高温度θahの上限温度 最低温度θbの下限温度 最低温度θalの上限温度
(図25参照) (図25参照) (図25参照)
L1 −15 − −18
L2 −12 − −18
L3 −12 − −15
M1 +5 −1 −
M2 +7 −1 −
H1 +10 +1 −
H2 +10 −1 −
S 特殊分類
4.2.3 霜取り
庫内の表面(テストパッケージの表面を除く。)の氷,霜又は雪の蓄積及び排出した霜取り水がたまるこ
とは,手動で霜取りをするようになっているショーケースを除いて,ショーケースの特性を損なうことに
なるので発生しないようにする。このことは,5.3.3.3に規定する試験条件及び方法に従って検証する。
霜取り手順案(自動又は手動)は,温度特性に影響を与えないようにする。
手動霜取りをするショーケース又はその部品について,製造業者は,霜取りシステムの正しい操作に必
要な全ての情報を提供する。
4.2.4 水蒸気の結露
ショーケースの特性は,水蒸気の結露によって損なわれないようにする。水蒸気の結露量は,5.3.4に規
定する試験条件及び方法に従って検証する。
4.2.5 消費電力量
消費電力量及び冷凍能力は,製造業者が指定する。
直接消費電力量(DEC)は,5.3.5及び5.3.6に規定する試験条件及び方法に従って測定及び計算する。
なお,冷凍機がショーケースと別置きになっている場合は,冷凍・冷蔵消費電力量(REC)及び総消費
電力量(TEC)を,同様に測定する。
――――― [JIS B 8631-2 pdf 10] ―――――
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JIS B 8631-2:2011の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 23953-2:2005(MOD)
JIS B 8631-2:2011の国際規格 ICS 分類一覧
- 97 : 家庭用及び商業用設備.娯楽.スポーツ > 97.130 : 商店備品(ショップフィッティング) > 97.130.20 : 営業用冷蔵機具
JIS B 8631-2:2011の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB8620:2020
- 小形冷凍装置の安全基準
- JISB8631-1:2011
- 冷凍・冷蔵ショーケース―第1部:用語
- JISC9335-1:2014
- 家庭用及びこれに類する電気機器の安全性―第1部:通則
- JISC9335-2-89:2005
- 家庭用及びこれに類する電気機器の安全性―第2-89部:業務用冷凍冷蔵機器の個別要求事項
- JISC9335-2-89:2021
- 家庭用及びこれに類する電気機器の安全性―第2-89部:業務用冷凍冷蔵機器及び製氷機の個別要求事項
- JISR3106:2019
- 板ガラスの透過率・反射率・放射率の試験方法及び建築用板ガラスの日射熱取得率の算定方法
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方