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5 試験
5.1 一般
ショーケースの特性を検証する場合,試験及び検査は全て同一のショーケースについて行わなければな
らない。これらの試験及び検査は,個々の特性の調査のために個別に実施することもできる。
試験及び検査の概要を表2に示す。
表2−試験及び検査の概要
試験及び検査 この規格の構造及び 試験方法 注記
特性の細分箇条
気密性試験 4.1 5.2.2 試験室外
無臭・無味 4.2.1 附属書D (5.2参照)
温度 4.2.2 5.3.3 試験室内
霜取り 4.2.3 5.3.3 (5.3参照)
水蒸気の結露 4.2.4 5.3.4
消費電力量 4.2.5 5.3.5及び5.3.6
試験室外で実施してもよい試験は,構造特性,寸法及び無臭・無味の検査である。
試験室内で実施する試験では,次の特性の測定を行う。
− 温度及び霜取り
− 水蒸気の結露
− 消費電力量
− 冷凍能力
これらの測定は,同時に実施することが望ましい。
5.2 試験室外試験
5.2.1 一般
試験室外で実施してもよい試験は,構造特性,寸法及び無臭・無味の検査である。
5.2.2 ドア及び蓋の気密性試験
気密性をもたせるためのドア又は蓋の有効性は,次によって試験する(ショーケースは運転していない)。
幅50 mm,厚さ0.08 mm及び適切な長さの紙帯を,シールのいずれかの地点で挿入する。ドア又は蓋を,
通常どおりにシールの上で閉じた状態で,紙帯が自由にスライド移動できてはならない。
注記1 気密性を確保するためのドアをもつショーケースの中には,ショーケース内部での圧力低下
を補うために,短時間だけ空気の通過を許す減圧弁を装備しているものがあることに注意が
必要である。こうした弁については,試験は不要である。
注記2 閉じた状態にあり,かつ,内部から照明されている場合は,ショーケースとのシールの接点
を検査することで,最も好ましくない地点をみつけることができる。
5.2.3 長さ寸法,面積及び容積
運転は,していないが,温度が16 ℃と30 ℃との間に維持されている場所にあるショーケースで,測定
を行わなければならない。
脱着式の端部をもつショーケースについては,全体寸法を端部付き及び端部なしで示さなければならな
い。ショーケースが高さ調節のためのジャッキ又はその他の部品を備えている場合,測定する高さは,シ
ョーケースの設置に必要とする最小高さでなければならない。
定格内容積を測定する場合,冷凍棚面積の計算に使用する棚を含めたショーケースの適正機能に必要な
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部品を設計の意図のとおりに取り付けて,これらの部品が占有するスペース分の容積を差し引く。
総陳列面積(TDA)は,附属書Aに従って計算する。食品の可視性(VPA)は,附属書Bに従って計算
する。
5.3 試験室内試験
5.3.1 一般条件
5.3.1.1 試験室の一般設計,壁,床及び放射熱
試験室の最小有効寸法(長さ,幅及び高さ)は,試験対象のショーケースの全体寸法(長さ,奥行き及
び高さ)及びショーケースの陳列用開口の位置条件によって異なる(5.3.2.1参照)。
試験室の壁,天井及び全ての間仕切りは,明るい半光沢の色とする。壁,天井及び間仕切りの表面温度
と同一高さで測定した空気温度との差は±2 Kとする。床から1 mの高さで600±100 lxに相当する蛍光灯
を設け,試験期間中続けて点灯する。
新しい試験室を製作製造する場合の最低断熱レベルは,60 mmの硬質ポリウレタンフォーム(熱伝導率
λ=0.03 W/m℃)に等しいものを使用することが望ましい。
床は,コンクリート又は熱的にそれと同等以上の材料によるものとすること及び/又は外部気候条件が
床温度に影響を与えないように十分に断熱することとする。
5.3.1.2 試験室外囲条件の定義
5.3.1.2.1 試験室外囲条件
試験は,表3による外囲条件のいずれかで実施しなければならない。
試験中,試験室は,温度及び湿度の値をそれぞれ,規定の外囲条件測定点(5.3.1.2.2参照)における温
度の±1 K,及び相対湿度の±5 %に維持できなければならない。
表3−外囲条件
試験室外囲 乾球温度 相対湿度 露点 乾燥空気における
条件クラス 水蒸気質量
℃ % ℃ g/kg
0 20 50 9.3 7.3
1 16 80 12.6 9.1
2 22 65 15.2 10.8
3 25 60 16.7 12.0
4 30 55 20.0 14.8
5 40 40 23.9 18.8
6 27 70 21.1 15.8
7 35 75 30.0 27.3
8 23.9 55 14.3 10.2
注記 乾燥空気における水蒸気質量は,ショーケースの性能及び消費電力量に影響を与
える主要な点の一つである。店舗条件との比較については,附属書Cも参照する。
5.3.1.2.2 外囲条件測定点
周囲温度及び相対湿度の測定点は,図1図4に従って,ショーケースの長さに沿った中央点とする。
典型的なアイランドショーケースの場合,温度は両側で測定する(図2参照)。
冷凍機内蔵形ショーケースの場合,空気そらせ板又はその他の適切な手段によって,コンデンサの高温
気流及びショーケース低温部からのふく射が測定点における温度に影響を与えることを防止しなければな
らない。
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図1−平形ショーケース,壁置形ショーケースの代表的な二つの例及び
対面販売形ショーケースの一つの例における外囲条件測定点
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図2−平形ショーケース,アイランドショーケースの代表的な二つの例における外囲条件測定点
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図3−多段形オープンタイプショーケースの代表的な一つの例における外囲条件測定点
――――― [JIS B 8631-2 pdf 14] ―――――
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図4−リーチインショーケースの代表的な一つの例における外囲条件測定点
5.3.1.3 テストパッケージ及び寿命
試験を実施する場合は,直方体の形状のテストパッケージを使用しなければならない。
テストパッケージの寸法及び質量は,包装を含めて表4による。
新しいテストパッケージの許容差は,次のとおりとする。
− 長さ寸法12.5 mm50 mmについては,±2 mm
− 長さ寸法100 mm200 mmについては,±4 mm
− 質量については,±2 %
表4−テストパッケージの寸法及び質量
寸法 質量 種類
mm g
12.5×50×100 62.5 ハーフMSパッケージ
25×50×100 125 MSパッケージ
50×100×100 500
50×100×200 1000
次のパッケージは,ショーケース陳列を完全なものとするための充填物として使用してもよい。
25×100×200 500
37.5×100×200 750
――――― [JIS B 8631-2 pdf 15] ―――――
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JIS B 8631-2:2011の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 23953-2:2005(MOD)
JIS B 8631-2:2011の国際規格 ICS 分類一覧
- 97 : 家庭用及び商業用設備.娯楽.スポーツ > 97.130 : 商店備品(ショップフィッティング) > 97.130.20 : 営業用冷蔵機具
JIS B 8631-2:2011の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB8620:2020
- 小形冷凍装置の安全基準
- JISB8631-1:2011
- 冷凍・冷蔵ショーケース―第1部:用語
- JISC9335-1:2014
- 家庭用及びこれに類する電気機器の安全性―第1部:通則
- JISC9335-2-89:2005
- 家庭用及びこれに類する電気機器の安全性―第2-89部:業務用冷凍冷蔵機器の個別要求事項
- JISC9335-2-89:2021
- 家庭用及びこれに類する電気機器の安全性―第2-89部:業務用冷凍冷蔵機器及び製氷機の個別要求事項
- JISR3106:2019
- 板ガラスの透過率・反射率・放射率の試験方法及び建築用板ガラスの日射熱取得率の算定方法
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方