JIS B 8657:2002 比例電磁式バイパス形方向流量調整弁試験方法

JIS B 8657:2002 規格概要

この規格 B8657は、比例電磁式バイパス形方向流量調整弁の定格能力又は性能を確かめるための試験方法について規定。

JISB8657 規格全文情報

規格番号
JIS B8657 
規格名称
比例電磁式バイパス形方向流量調整弁試験方法
規格名称英語訳
Test methods for electro-hydraulic proportional directional bypass flow control valves
制定年月日
1989年12月1日
最新改正日
2016年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

23.060.40
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
油圧・空気圧 2019
改訂:履歴
1989-12-01 制定日, 1996-02-01 確認日, 2000-11-20 確認日, 2002-03-20 改正日, 2006-10-20 確認日, 2011-10-20 確認日, 2016-10-20 確認
ページ
JIS B 8657:2002 PDF [30]
                                                                                   B 8657 : 2002

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本フル
ードパワー工業会(JFPA)/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正す
べきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS B 8657:1989は改正され,この規格に置き換えられる。

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS B 8657 pdf 1] ―――――

B 8657 : 2002

pdf 目 次

ページ

  •  1. 適用範囲・・・・[1]
  •  2. 引用規格・・・・[1]
  •  3. 定義・・・・[1]
  •  4. 試験の種類・・・・[2]
  •  5. 試験項目・・・・[2]
  •  5.1 ソレノイド試験・・・・[2]
  •  5.2 静特性試験・・・・[2]
  •  5.3 動特性試験・・・・[2]
  •  5.4 環境試験・・・・[2]
  •  6. 試験条件及び測定の許容差・・・・[2]
  •  6.1 標準試験条件・・・・[2]
  •  6.2 測定の許容差・・・・[3]
  •  7. 試験装置及び試験方法・・・・[3]
  •  7.1 ソレノイド試験・・・・[3]
  •  7.2 静特性試験・・・・[4]
  •  7.3 動特性試験・・・・[10]
  •  7.4 比例電磁式リリーフ弁機能の試験(安全弁を含む。)・・・・[11]
  •  7.5 環境試験・・・・[11]
  •  8. 試験結果の表示・・・・[11]
  •  8.1 一般事項・・・・[11]
  •  8.2 試験成績書・・・・[12]
  •  9. 規格適合表示・・・・[12]
  •  解説・・・・[28]

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS B 8657 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
B 8657 : 2002

比例電磁式バイパス形方向流量調整弁試験方法

Test methods for electro-hydraulic proportional directional bypass flow control valves

1. 適用範囲

 この規格は,比例電磁式バイパス形方向流量調整弁の定格能力又は性能を確かめるための
試験方法について規定する。

2. 引用規格

 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格のうちで,発行年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格の規定を構
成するものであって,その後の改正・追補には適用しない。発行年を付記していない引用規格は,その最
新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0142 油圧及び空気圧用語
JIS B 8651 比例電磁式リリーフ弁試験方法
JIS B 9933 油圧−作動油−固体微粒子に関する汚染度のコード表示
JIS K 2001 工業用潤滑油−ISO粘度分類
ISO 6743-4 : 1982 Lubricants, industrial oil and related products (class L)−Classification−Part 4 : Family
H (Hydraulic systems)
NAS 1638 Cleanliness requirements of parts used in hydraulic systems

3. 定義

 この規格で用いられる主な用語の定義は,JIS B 0142によるほか,次による。
a) 比例電磁式バイパス形方向流量調整弁 余剰流体をタンクポートへ導きながら,電気的アナログ入力
信号に比例した流量の制御ができるバイパス形方向流量調整弁。
b) 不感帯 入力信号が0(ゼロ)から増大するとき,出力が変化しない範囲。入力信号値で表示する。
c) 繰返し性 油温などの作動条件が一定の状態において,同一設定の入力信号を繰返し与えたときの出
力のばらつき。ばらつきの最大値は絶対値で表すか,最大制御流量又は最高使用圧力に対する百分率
で表す。
d) 負荷容量 機器に直接接続した配管系を含む作動油の圧油容積。
e) ソレノイド 入力電流に比例した力を発生する電気機械変換器。
f) 許容背圧 機器の戻り側及び圧力作動面の背後に,連続又は繰り返し作用しても機能に影響しない最
高圧力。
g) 入力信号 所定の出力をもたらすバルブ又は増幅器への実効信号。
h) 絶対精度 測定範囲に対する精度ではなく,測定値の読みそのものに対する精度。
i) 分解能 定められた信号レベルで,弁出力の変化を生じるのに必要な入力信号の変化分。最大制御流

――――― [JIS B 8657 pdf 3] ―――――

2
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量時の入力信号又は最高使用圧力時の入力信号の百分率で表す。分解能は通常,弁出力を増加又は減
少させるために必要な最小の信号として定める。これらの信号が異なる場合には,二つのうち大きい
方の値を用いるのがよい。
j) 供給流量 装置又はシステムの供給ポートを通過する流体の量。
k) 内部漏れ 装置の内こう(腔)すき間からの漏れ。
l) 外部漏れ 装置の内部から外気への漏れ。
m) 最大制御流量 電気的アナログ入力信号に応じて,弁を通過する制御可能な流量の最大値。

4. 試験の種類

 試験は,すべて形式試験とする。
備考 受渡試験の細目については,この規格の試験項目を基にして,受渡当事者間の協議によって定
める。

5. 試験項目

5.1 ソレノイド試験

 ソレノイド試験は,次の項目とする。
a) 絶縁抵抗試験
b) コイル抵抗試験
c) 温度上昇試験

5.2 静特性試験

 静特性試験は,次の項目とする。
a) 入力信号に対する制御流量特性試験
b) 分解能試験
c) 負荷圧力変化に対する制御流量変化特性(圧力補償特性)試験
d) 繰返し性試験
e) アンロード圧力特性試験
f) 油温変化に対する制御流量変化特性試験
g) 内部漏れ試験
h) 外部漏れ試験
i) 保証耐圧力試験
j) 負荷圧力変化に対する弁差圧変化特性試験
k) 外部ドレン試験
l) 供給流量変化に対する制御流量変化特性試験
m) パイロット圧力変化に対する制御流量変化特性試験

5.3 動特性試験

 動特性試験は,次の項目とする。
a) ステップ応答試験
b) 周波数応答試験

5.4 環境試験

 環境試験については,7.5を参照。

6. 試験条件及び測定の許容差

6.1 標準試験条件

 標準試験条件は,次による。
a) 雰囲気温度 20±5 ℃
b) 作動油の種類 一般鉱物系作動油(例えば,ISO 6743-4に適合するL-HL又はバルブが使用可能な他

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の作動油)
c) 作動油温 40±6 ℃(バルブ入口温度)
d) 作動油粘度 ISO VG 32(JIS K 2001に基づく粘度等級)
e) 作動油清浄度 JIS B 9933に基づいて表示する。ただし,当事者間の合意がある場合は,NAS 1638に
よる表示を併記してもよい。
f) 取付姿勢 特に指定がある場合は,受渡当事者間の協議によって定められた条件による。
g) 入力信号 入力信号(電流,電圧,ディザーなど)は,供試弁ごとに定められた条件による。
h) 試験圧力,試験流量及び入力信号の許容差 試験圧力,試験流量及び入力信号の許容差は,次による。
1) 試験圧力 ±2.5 %。ただし,最小値は0.1 MPaとする。
2) 試験流量 ±5 %
3) 入力信号 ±1 %。ただし,最小値は最大制御流量に対する入力信号の0.1 %とする。

6.2 測定の許容差

 測定の許容差は,次による。
a) 圧力 ±2.5 % 絶対精度。ただし,最小値は0.1 MPaとする。
b) 流量 ±2.5 % 静的絶対精度。ただし,最小値は最大制御流量の1 %とする。
c) 温度 ±2 ℃
d) 入力信号 ±2.5 % 絶対精度
e) 電気抵抗 ±2.5 % 絶対精度

7. 試験装置及び試験方法

7.1 ソレノイド試験

7.1.1  絶縁抵抗試験 コイル端子をすべてまとめ,それと弁本体との間に500 Vの直流電圧を印加する。
印加状態は,15秒間保持する。電圧を印加している状態で,適切な市販の絶縁抵抗試験器を用いて絶縁抵
抗を測定する。試験器の読取値が抵抗値ではなく,電流値の場合には次の式によって絶縁抵抗値を計算す
る。
500
Ri
I
ここに, Ri : 絶縁抵抗値(Ω)
I : 測定電流値(A)
通常の絶縁抵抗値は,100 MΩ以上の値となる。4端子,2コイル形の弁の場合は,この試験に加えて,
同様の試験方法で各コイル間の絶縁抵抗試験も実施する。内部の電気部品が作動油に接する場合(例えば,
油浸形コイル)には,弁内部に作動油を満たした状態で試験する。
7.1.2 コイル抵抗試験 コイル抵抗試験は,規定された雰囲気温度中に置かれたコイルについて実施しな
ければならない。測定値に対し2 %以内の精度をもつ計測機器を用い,弁に使用する各コイルの2本のリ
ード線間の抵抗値を測定する。
備考 コイル抵抗値の測定中は,弁を加圧する必要はない。
7.1.3 温度上昇試験 温度上昇試験は,次による。
a) 供試弁を熱絶縁された台上に置く。
b) 供試弁に最大制御流量に相当する入力信号を加える。
c) 温度が上昇し,飽和するまで十分時間が経過した後,ソレノイドの表面温度を表面温度計で,また,
ソレノイドの温度を抵抗法によって測定する。測定に際し室温を測り,試験結果に記録する。

――――― [JIS B 8657 pdf 5] ―――――

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