JIS B 8657:2002 比例電磁式バイパス形方向流量調整弁試験方法 | ページ 2

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抵抗法による温度上昇は,次の式によって求める。
凰 R2
1234.5 t1 t2 t1
R1
ここに, Θ : 温度上昇値(℃)
R1 : 初期抵抗値(Ω)
R2 : 温度飽和時抵抗値(Ω)
t1 : 初期周囲温度(℃)
t2 : 飽和時周囲温度(℃)

7.2 静特性試験

7.2.1  入力信号に対する制御流量特性試験 入力信号に対する制御流量特性試験は,次による。
なお,試験は相対する二つの出口ポートそれぞれについて行うこととし,試験結果には,スプールの油
圧図記号を記入しなければならない。
a) 試験回路は,付図1による。
b) 計測回路は,付図2による。
c) 試験回路における油圧源の設定圧力は,供試弁最高使用圧力より十分に高い圧力とする。
d) 付図1の可変容量形ポンプ又は流量調整弁によって,供試弁への供給流量を供試弁最大制御流量の
110 %程度に設定する。外部パイロット方式の場合,パイロット側供給圧力の設定は,パイロット側
最高使用圧力とする。
e) 供試弁に安全弁だけが複合されている場合は,これを最高使用圧力に設定する。
f) 供試弁に比例電磁式パイロットリリーフ弁が複合されている場合は,これに最高使用圧力に相当する
入力信号を加え,さらに安全弁が複合されている場合は,安全弁を全閉とする。
g) 負荷圧力制御用リリーフ弁によって,供試弁の最大制御流量時に供試弁供給側圧力が,供試弁最高使
用圧力の70 %になるように負荷圧力を設定する。
h) 信号発生器(三角波発振器)によって,供試弁及び計測装置が動的な影響を受けない速さで,供試弁
入力信号を0(ゼロ)から供試弁最大制御流量になる入力信号まで1往復させ,X−Y記録計(又はこ
れに代わるもの)のX軸に入力信号を,Y軸に供試弁制御流量を記録する。
i) 試験結果から,次の特性値を付図4に基づいて読み取る。
j) ヒステリシス
Qmax
ただし,ヒステリシス % =最大制御流量 100
ここに, ΔQmax : 供試弁入力信号1往復の中で同一入力信号に対する
供試弁制御流量の差の最大値
1) 最大制御流量時の入力信号値
2) 不感帯
7.2.2 分解能試験 分解能試験は,次による。
なお,試験は相対する二つの出口ポートそれぞれについて行うこととし,試験結果には,スプールの油
圧図記号を記入しなければならない。
a) 試験回路は,付図1による。
b) 計測回路は,付図2による。
c) 試験回路における油圧源の設定圧力は,供試弁最高使用圧力より十分に高い圧力とする。
d) 付図1の可変容量形ポンプ又は流量調整弁によって,供試弁への供給流量を供試弁最大制御流量の

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110 %程度に設定する。外部パイロット方式の場合,パイロット側供給圧力の設定は,パイロット側
最高使用圧力とする。
e) 供試弁に安全弁だけが複合されている場合は,これを最高使用圧力に設定する。
f) 供試弁に比例電磁式パイロットリリーフ弁が複合されている場合は,これに最高使用圧力に相当する
入力信号を加え,さらに安全弁が複合されている場合は,安全弁を全閉とする。
g) 7.2.1h) において,入力信号を0(ゼロ)から増加させる過程において,供試弁最大制御流量の15 %
で停止させ,そのときの入力信号(I1)を記録する。停止状態を10秒以上保ち再び入力信号を徐々に
増加させ,供試弁制御流量が再び上昇し始めたときの入力信号(I2)を記録する。記録及び読取りは,
X−Y記録計(又はこれに代わるもの)によってもよい。
h) 供試弁最大制御流量の50 %及び85 %の値となるように入力信号を加え,g)の手順を繰り返す。ただ
し,各点で負荷圧力制御用リリーフ弁によって供試弁最高使用圧力の70 %に負荷圧力を設定する。
i) 分解能は,それぞれの入力信号における
I2 I1
供試弁最大制御流量時の入力信号×100(%)
の最大値で表す。
7.2.3 負荷圧力変化に対する制御流量変化特性試験 負荷圧力変化に対する制御流量変化特性試験は,次
による。
a) 試験回路は,付図1による。
b) 計測回路は,付図3による。
c) 試験回路における油圧源の設定圧力は,供試弁最高使用圧力より十分に高い圧力とする。
d) 付図1の可変容量形ポンプ又は流量調整弁によって,供試弁への供給流量を供試弁最大制御流量の
110 %程度に設定する。
外部パイロット方式の場合,パイロット側供給圧力の設定は,パイロット側最高使用圧力とする。
e) 供試弁に安全弁だけが複合されている場合は,これを最高使用圧力に設定する。
f) 供試弁に比例電磁式パイロットリリーフ弁が複合されている場合は,これに最高使用圧力に相当する
入力信号を加え,さらに安全弁が複合されている場合は,安全弁を全閉とする。
g) 供試弁に供試弁最大制御流量に相当する入力信号を加える。
h) 供試弁への負荷圧力を負荷圧力制御用リリーフ弁によって,供試弁及び計測装置が動的な影響を受け
ない速さで0(ゼロ)から供試弁最大使用圧力まで1往復させ,X−Y記録計(又はこれに代わるもの)
のX軸に供試弁負荷圧力を,Y軸に供試弁制御流量を記録する。
i) 供試弁の制御流量が,供試弁最大制御流量の50 %,10 %,5 %,3 %及び1 %となるように入力信
号を加え,h)の手順を繰り返す。
j) X−Y記録計(又はこれに代わるもの)の記録を試験結果とする。
7.2.4 繰返し性試験 繰返し性試験は,次による。
a) 試験回路は,付図1による。
b) 計測回路は,付図4による。
c) 試験回路における油圧源の設定圧力は,供試弁最高使用圧力より十分に高い圧力とする。
外部パイロット方式の場合,パイロット側供給圧力の設定は,パイロット側最高使用圧力とする。
d) 付図1の可変容量形ポンプ又は流量調整弁によって,供試弁への供給流量を供試弁最大制御流量の
110 %程度に設定する。

――――― [JIS B 8657 pdf 7] ―――――

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e) 供試弁に安全弁だけが複合されている場合は,これを最高使用圧力に設定する。
f) 供試弁に比例電磁式パイロットリリーフ弁が複合されている場合は,これに最高使用圧力に相当する
入力信号を加え,さらに安全弁が複合されている場合は,安全弁を全閉とする。
g) 負荷圧力制御用リリーフ弁によって,供試弁最大制御流量の50 %時に供試弁供給側圧力が,供試弁
最高使用圧力の70 %となるように負荷圧力を設定する。
h) 供試弁制御流量が十分整定する時間をもった周期で供試弁最大制御流量とその50 %となる入力信号
をステップ状に20回以上繰り返し加える。
i) 供試弁最大制御流量の50 %及び0(ゼロ)の値となるように入力信号を加えh)の手順を繰り返す。
j) X−Y記録計(又はこれに代わるもの)のX軸を時間送りとし,Y軸に供試弁制御流量を記録し,供
試弁最大制御流量の50 %の値に対する供試弁制御流量のばらつきを読み取る。
k) 繰返し性は,h)及びi)の手順を通して流量上昇時及び下降時両方のばらつきに対し,その最大値を絶
対値で表すか,又は
ばらつきの最大値
×100%
最大制御流量時の入力信号値
で表す。
7.2.5 アンロード圧力特性試験 アンロード圧力特性試験は,次による。
a) 試験回路は,付図5による。
b) 計測回路は,付図6による。
c) 試験回路における油圧源の設定圧力は,供試弁最高使用圧力より十分に高い圧力とする。外部パイロ
ット方式の場合,パイロット側供給圧力の設定は,パイロット側最高使用圧力とする。
d) 付図1の可変容量形ポンプ又は流量調整弁によって,供試弁への供給流量を供試弁最大制御流量の
110 %程度に設定する。
e) 供試弁に供試弁最大制御流量に相当する入力信号を加える。
f) 供試弁に安全弁だけが複合されている場合は,これを最高使用圧力に設定する。
g) 供試弁に比例電磁式パイロットリリーフ弁が複合されている場合は,これに最高使用圧力に相当する
入力信号を加え,さらに安全弁が複合されている場合は,安全弁を全閉(最高圧力)とする。
h) 供試弁への入力信号は0(ゼロ)とする。
i) 供試弁ベントポートを供試弁戻りポートに接続する。
j) 可変容量形ポンプ又は流量調整弁によって,供試弁への供給流量を供試弁及び計測装置が動的な影響
を受けない速さで0(ゼロ)から最大制御流量の110 %まで1往復させる。
k) −Y記録計(又はこれに代わるもの)のX軸に供試弁流量を,Y軸に供給ポート圧力と戻りポート
圧力の差圧力を記録する。
l) X−Y記録計(又はこれに代わるもの)の記録を試験結果とする。
7.2.6 油温変化に対する制御流量変化特性試験 油温変化に対する制御流量変化特性試験は,次による。
a) 試験回路は,付図7による。
b) 計測回路は,付図8による。
c) 試験回路における油圧源の設定圧力は,供試弁最高使用圧力より十分に高い圧力とする。外部パイロ
ット方式の場合,パイロット側供給圧力の設定は,パイロット側最高使用圧力とする。
d) 付図1の可変容量形ポンプ又は流量調整弁によって,供試弁への供給流量を供試弁最大制御流量の
110 %程度に設定する。

――――― [JIS B 8657 pdf 8] ―――――

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e) 供試弁に安全弁だけが複合されている場合は,これを最高使用圧力に設定する。
f) 供試弁に比例電磁式パイロットリリーフ弁が複合されている場合は,これに最高使用圧力に相当する
入力信号を加え,さらに安全弁が複合されている場合は,安全弁を全閉とする。
g) 供試弁の制御流量が供試弁最大制御流量となるように入力信号を加える。
h) 負荷圧力制御用リリーフ弁によって,供試弁負荷圧力が供試弁最高使用圧力の70 %となるように負
荷圧力を設定する。
i) 作動油温度を徐々に上昇させ,任意の数点の作動油温度に対して少なくとも1分間保持して作動油温
度変化が1 ℃以内になるように安定させる。試験油温は,バルブの使用条件を考慮して決定する。
j) X−Y記録計(又はこれに代わるもの)のX軸に油温を,Y軸に供試弁制御流量を記録し,供試弁制
御流量の変化を読み取る。
k) 供試弁の制御流量が供試弁最大制御流量の50 %及び10 %となるよう入力信号を加え,h),i)及びj)
の手順を繰り返す。
l) X−Y記録計(又はこれに代わるもの)の記録を試験結果とする。
7.2.7 戻りポートへの内部漏れ試験 戻りポートへの内部漏れ試験は,次による。
a) 試験回路は,付図9による。
b) 試験回路における油圧源の設定圧力は,供試弁最高使用圧力より十分に高い圧力とする。外部パイロ
ット方式の場合,パイロット側供給圧力の設定は,パイロット側最高使用圧力とする。
c) 付図9の可変容量形ポンプ又は流量調整弁によって,供試弁への供給流量を供試弁最大制御流量の
110 %程度に設定する。
d) 供試弁に供試弁最大制御流量に相当する入力信号を加える。
e) 供試弁に安全弁だけが複合されている場合は,これを最高使用圧力に設定する。
f) 供試弁に比例電磁式パイロットリリーフ弁が複合されている場合は,これに最高使用圧力に相当する
入力信号を加え,さらに安全弁が複合されている場合は,安全弁を全閉(最高圧力)とする。
g) 付図9の可変容量形ポンプ又はリリーフ弁によって,供試弁への供給圧力を供試弁最高使用圧力の
70 %に下げ,およそ1分経過後,供試弁戻りポートからの漏れを,メスシリンダなど微少油量を測
定できるものを用いて1分間測定する。
7.2.8 外部漏れ試験 外部漏れ試験は,次による。
a) 試験回路は,付図10による。
b) 試験回路における油圧源の設定圧力は,供試弁最高使用圧力より十分に高い圧力とする。外部パイロ
ット方式の場合,パイロット側供給圧力の設定は,パイロット側最高使用圧力とする。
c) 付図10の可変容量形ポンプ又は流量調整弁によって,供試弁への供給流量を供試弁最高使用圧力保持
が可能な最少流量に設定する。
d) 供試弁に供試弁最大制御流量に相当する入力信号を加える。
e) ドレンポートをもつ供試弁には,ドレンポートに供試弁ドレンポート(許容)背圧を加える。
f) 戻りポートに供試弁戻りポート(許容)背圧を加える。
g) 供試弁に安全弁だけが複合されている場合は,安全弁を最高使用圧力に設定する。
h) 供試弁に比例電磁式パイロットリリーフ弁が複合されている場合は,これに最高使用圧力に相当する
入力信号を加え,さらに安全弁が複合されている場合は,安全弁を全閉(最高圧力)とする。
i) 5分間経過後,外部漏れのないことを確認する。
7.2.9 保証耐圧力試験 保証耐圧力試験は,次による。

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a) 試験回路は,付図10による。
b) 試験回路における油圧源の設定圧力は,供試弁最高使用圧力より十分に高い圧力とする。外部パイロ
ット方式の場合,パイロット側供給圧力の設定は,パイロット側最高使用圧力の1.3倍又は35 MPa
のどちらか低い方の圧力とする。
c) 付図10の可変容量形ポンプ又は流量調整弁によって,供試弁への供給流量を供試弁最高使用圧力の
1.3倍又は35 MPaのどちらか低い方の圧力保持が可能な最少流量に設定する。
d) 供試弁に供試弁最大制御流量に相当する入力信号を加える。
e) 供試弁戻りポートに戻りポート許容背圧の1.3倍又は35 MPaのどちらか低い方の圧力を加え,次に
ドレンポートをもつ供試弁にはドレンポートにドレンポート許容背圧の1.3倍の圧力を加え,その状
態を30秒間保持する。
f) 供試弁に安全弁だけが複合されている場合は,安全弁を供試弁最高使用圧力の1.3倍又は35 MPaのど
ちらか低い方の圧力に設定し,その状態を30秒間保持する。
g) 供試弁に比例電磁式パイロットリリーフ弁が複合されている場合は,手動圧力調整ねじを調整して供
試弁最高使用圧力の1.3倍又は35 MPaのどちらか低い方の圧力に設定し,さらに安全弁が複合され
ている場合は,安全弁を全閉とし,その状態を30秒間保持する。
h) 外部漏れや永久変形,破損がないことを確認する。
i) 7.2.1の試験を再び行い,性能の低下のないことを確認する。
7.2.10 負荷圧力変化に対する弁差圧力変化特性試験 負荷圧力変化に対する弁差圧力変化特性試験は次
による。
a) 試験回路は,付図1による。
b) 計測回路は,付図11による。
c) 試験回路における油圧源の設定圧力は,供試弁最高使用圧力より十分に高い圧力とする。外部パイロ
ット方式の場合,パイロット側供給圧力の設定は,パイロット側最高使用圧力とする。
d) 付図1の可変容量形ポンプ又は流量調整弁によって,供試弁への供給流量を供試弁最大制御流量の
110 %程度に設定する。
e) 供試弁に安全弁だけが複合されている場合は,これを最高使用圧力に設定する。
f) 供試弁に比例電磁式パイロットリリーフ弁が複合されている場合は,これに最高使用圧力に相当する
入力信号を加え,さらに安全弁が複合されている場合は,安全弁を全閉(最高圧力)とする。
g) 供試弁に供試弁最大制御流量に相当する入力信号を加える。
h) 供試弁への負荷圧力を負荷圧力制御用リリーフ弁によって,供試弁及び計測装置が動的な影響を受け
ない速さで0(ゼロ)から供試弁最大使用圧力まで1往復させ,X−Y記録計(又はこれに代わるもの)
のX軸に供試弁負荷圧力を,Y軸に供給側圧力と負荷圧力の差圧力を記録する。
i) 供試弁の制御流量が,供試弁最大制御流量の50 %,10 %となるように入力信号を加え,h)の手順を
繰り返す。
j) X−Y記録計(又はこれに代わるもの)の記録を試験結果とし,その結果から差圧力の最大値を読み
取り,必要最小弁差圧とする。
7.2.11 外部ドレン試験 外部ドレン試験は,次による。
a) 試験回路は,付図9による。
b) 試験回路における油圧源の設定圧力は,供試弁最高使用圧力より十分に高い圧力とする。外部パイロ
ット方式の場合,パイロット側供給圧力の設定は,パイロット側最高使用圧力とする。

――――― [JIS B 8657 pdf 10] ―――――

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