JIS B 8836:2019 クレーン―ワイヤロープ―取扱い,保守,点検及び廃棄

JIS B 8836:2019 規格概要

この規格 B8836は、JIS B 0146-1で規定するクレーンに使用するワイヤロープの取扱い,保守,点検及び廃棄の一般原則について規定。取扱い,保守及び点検に関する指針に加えて,現場での経験及び試験の両面からクロスオーバ部の劣化が著しく大きいことを実証し,多層巻きロープの廃棄基準について規定。また,ロープの直径の減少及び腐食による廃棄基準を示すとともに,ロープの任意の位置での劣化の複合的な評価をする方法について規定。

JISB8836 規格全文情報

規格番号
JIS B8836 
規格名称
クレーン―ワイヤロープ―取扱い,保守,点検及び廃棄
規格名称英語訳
Cranes -- Wire ropes -- Care and maintenance, inspection and discard
制定年月日
2007年3月25日
最新改正日
2019年2月25日
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‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 4309:2017(MOD)
国際規格分類

ICS

53.020.30
主務大臣
経済産業,厚生労働
JISハンドブック
物流 2019
改訂:履歴
2007-03-25 制定日, 2011-10-25 確認日, 2016-10-25 確認日, 2019-02-25 改正
ページ
JIS B 8836:2019 PDF [58]
                                                                                   B 8836 : 2019

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 取扱い及び保守・・・・[4]
  •  4.1 一般・・・・[4]
  •  4.2 ロープ交換・・・・[4]
  •  4.3 ロープの荷降ろし及び保管・・・・[6]
  •  4.4 ロープを取り付ける前の状態・・・・[6]
  •  4.5 ロープの取付け・・・・[6]
  •  4.6 新しいロープの試運転・・・・[10]
  •  4.7 ロープの保守・・・・[10]
  •  4.8 ロープに関連する部品の保守・・・・[11]
  •  5 ロープの点検・・・・[11]
  •  5.1 一般・・・・[11]
  •  5.2 日常点検・・・・[11]
  •  5.3 定期点検・・・・[11]
  •  5.4 事故後の点検・・・・[13]
  •  5.5 定期点検の必要な運転休止期間・・・・[14]
  •  5.6 磁気探傷試験法による点検・・・・[14]
  •  6 廃棄基準・・・・[14]
  •  6.1 一般・・・・[14]
  •  6.2 可視断線・・・・[14]
  •  6.3 磁気探傷試験(MRT)・・・・[17]
  •  6.4 ロープ径の減少・・・・[18]
  •  6.5 ストランドの破断・・・・[19]
  •  6.6 腐食・・・・[19]
  •  6.7 形崩れ又は損傷・・・・[19]
  •  附属書A(規定)特に,詳細な点検が要求される重要な箇所・・・・[22]
  •  附属書B(参考)代表的な劣化モード・・・・[24]
  •  附属書C(参考)MRTの内部点検・・・・[32]
  •  附属書D(参考)ロープの点検記録の代表例・・・・[33]
  •  附属書E(参考)ロープの劣化及び廃棄基準に関する有効な情報・・・・[36]
  •  附属書F(参考)ロープの状態と劣化度との複合的な評価-一つの方法・・・・[39]
  •  附属書G(参考)ロープの断面及びその分類記号(RCN)・・・・[42]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS B 8836 pdf 1] ―――――

B 8836 : 2019

pdf 目次

ページ

  •  附属書H(参考)外部腐食・・・・[49]
  •  附属書JA(参考)ロープの実測径の測定方法・・・・[51]
  •  附属書JB(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[52]

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS B 8836 pdf 2] ―――――

                                                                                   B 8836 : 2019

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本
クレーン協会(JCA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を
改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,厚生労働大臣及び経済産業大臣が改正し
た日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS B 8836:2007は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。厚生労働大臣,経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の
特許出願及び実用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 3)

――――― [JIS B 8836 pdf 3] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
B 8836 : 2019

クレーン−ワイヤロープ−取扱い,保守,点検及び廃棄

Cranes-Wire ropes-Care and maintenance, inspection and discard

序文

  この規格は,2017年に第5版として発行されたISO 4309を基にし,技術的内容を変更して作成した日
本工業規格である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JBに示す。

1 適用範囲

  この規格は,JIS B 0146-1で規定するクレーンに使用するワイヤロープ(以下,ロープという。)の取扱
い,保守,点検及び廃棄の一般原則について規定する。
この規格は,取扱い,保守及び点検に関する指針に加えて,現場での経験及び試験の両面からクロスオ
ーバ部の劣化が著しく大きいことを実証し,多層巻きロープの廃棄基準について規定する。
また,ロープの直径の減少及び腐食による廃棄基準を示すとともに,ロープの任意の位置での劣化の複
合的な評価をする方法について規定する。
この規格は,ホイスト及びホイストブロックにも適用することができる。
注記1 合成樹脂シーブ又は合成樹脂をライニングした金属製シーブを使用する場合は,ロープに多
数の断線又は著しい摩耗が目視にて確認できる前に,内部に多数の断線が発生する可能性が
あるため,廃棄基準による評価は推奨しない。
注記2 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 4309:2017,Cranes−Wire ropes−Care and maintenance, inspection and discard(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0146-1 クレーン−用語−第1部 : 一般
JIS B 8835-1 クレーン−ワイヤロープの選定−第1部 : 一般
JIS G 3525 ワイヤロープ
JIS G 3546 異形線ワイヤロープ
ISO 2408,Steel wire ropes−Requirements

――――― [JIS B 8836 pdf 4] ―――――

2
B 8836 : 2019
ISO 17893,Steel wire ropes−Vocabulary, designation and classification

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS B 0146-1,JIS B 8835-1,JIS G 3525,JIS G 3546及びISO 17893
によるほか,次による。
3.1
公称径,d(nominal diameter)
ロープに明示される直径。
3.2
実測径,実際の直径,dm(measured diameter,actual diameter)
外層ストランド数によって,同一断面における23方向を測定した直径の平均値(附属書JA参照)。
3.3
基準径,dref(reference diameter)
新しいロープで稼動した直後に測定された曲げの影響を受けないロープの実測径(3.2)。
注記 この直径は,劣化度の評価をするときの基準値として使われる。
3.4
クロスオーバ部(crossover zone)
ドラムの溝の種類,又は下に巻かれたロープ層の形状の影響によって,ある層から他の層へ移動するよ
うな場合に,正常な巻取り方向と異なって巻き取られる部分。
3.5
巻き(wrap)
ドラム上にロープを1周巻く操作。
3.6
リール(reel)
出荷及び保管用にロープを巻き取るためのフランジ付き枠。
注記 巻き取るロープの質量によって,木製又は鉄製がある。
3.7
ワイヤロープ定期点検(wire rope periodic inspection)
ロープの詳細な目視点検,ロープの実測径(3.2)などの寸法測定及び可能であれば内部の点検。
注記 必要であれば,MRT装置の操作及びデータ解釈可能な適任者が実施するMRT(3.11)を含む。
3.8
適任者(competent person)
ロープの知識及び経験をもち,ロープの状態を評価し,まだ使用できるかどうかを判断したり,点検の
間隔を規定する者。
3.9
谷部断線(valley wire break)
外側ストランドの間の接触点又は谷部領域で発生する断線(図1の黒丸)。
注記 ロープの谷間(図1参照)で発生するストランド表面の断線も,谷部断線と見なすことができ
る。

――――― [JIS B 8836 pdf 5] ―――――

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JIS B 8836:2019の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 4309:2017(MOD)

JIS B 8836:2019の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 8836:2019の関連規格と引用規格一覧