JIS B 9527:2015 情報技術―事務機器―プリンタの仕様書様式―第2部:クラス3及びクラス4プリンタ(ページプリンタ) | ページ 2

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B 9527 : 2015 (ISO/IEC 11160-2 : 2013)
表1−仕様書に記載する情報(続き)
項目 R(必須) 記載事項 記載要領及び記載例
/O(任意)
2 性能
2.1 ウォームアップ時 R 次の1) と2) とを併記する。 もし2) が1) と同じか長い場合は,1) 及
間 び2) の両方を記載する。
もし1) が2) よりも長い場合は,2) の
1) 電源投入と同時に印刷を開始(PC
で印刷指示をするなど)し,1枚記載は省略してもよい。
目が完全に排紙されるまでの時 測定値は環境温度が23 ℃の場合の値を
間からファーストプリント時間 記載するのがよい。
(2.2参照)を差し引いた時間を秒の小数点以下は四捨五入する。ただ
分及び/又は秒で記載する。 し,10秒未満の場合は,小数点以下2
桁目を四捨五入して,有効数字2桁で表
2) 省電力モードから印刷を開始(PC
で印刷指示をするなど)し,1枚示する(例 5.35→5.4秒)。
目が完全に排紙されるまでの時 又は,数値を切り上げて“その数値以下”
間からファーストプリント時間 又は“未満”と記載してもよい。
(2.2参照)を差し引いた時間を省電力モードが複数ある場合は,各モー
分及び/又は秒で記載する。 ドごと,又はその中での最長時間を記載
する。
2.2 ファーストプリン R ジョブを開始した時点から1枚目の 数値とともに測定条件及び/又は測定
ト時間 用紙が完全に排出されるまでの時間に使用した規格名を記載する。
を秒で記載する。
2.3 連続プリント速度 O 連続プリント速度(S)は,プリンタ
連続プリント速度にはクリーニングな
どの保守動作時間は含まない。
を動作させ,1枚目が完全に排紙され
た直後から1分以上印刷して最後の 連続プリント速度S(枚/分)は,10枚
/分未満の場合は小数点以下2桁目を四
用紙(n)が排出されるまでの時間を
秒(t)で測定し,次の計算式で1分捨五入して,有効数字2桁で表示する。
間の値に換算する。 小数点以下1桁目が0の場合は,0を省
60 略できる(例 6.0→6)。
S
t (n )1 10枚/分以上100枚/分未満の場合は,
有効数字2桁又は3桁を各社の判断で選
両面印刷機能をもつ場合には,両面印
刷時のプリント速度を記載する。 択してもよい。
100枚/分以上は,有効数字3桁で表示
表記方法 する。
片面印刷時 : 枚/分 この値は,モノクロプリントのときか,
両面印刷時 : 面/分 カラープリントのときか,又は両方での
値なのかを記載する。
(両面印刷時の“面/分”は,上記S
の計算式結果を2倍にする。) テストパターンについては,箇条4を参
照する。
2.4 印刷生産性 R 第1部印刷時間(FSOT)及び推定最 JIS X 6940の測定方法による。
大印刷速度(ESAT)の値を記載する。
全体報告(full report)の参照先を記載
する。
3 制御方式 項目3.2は,項目3.1の後に一緒に記載
してもよい。
3.1 インタフェース R 例えば,IEEE 1284,USB (2.0),
接続可能なハードウェアの形態,規格
名称などを記載する。 100BASE-TX/10BASE-T,無線LAN
(IEEE 802.11b)など。
付加機能の場合は,そのことを記載す
る。
3.2 対応プロトコル O 通信プロトコルを記載する。 例えば,TCP/IP,IPX/SPX,IPPなど。

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表1−仕様書に記載する情報(続き)
項目 R(必須) 記載事項 記載要領及び記載例
/O(任意)
3.3 コマンド体系 R ページ記述言語,エミュレーション,
及び/又はホストベースを記載する。
3.4 対応OS O 対応しているOSを記載する。
3.5 CPU O 商標,クロック周波数を記載する。
3.6 メモリ 項目3.6.1及び項目3.6.2を一緒に記載し
てもよい。
3.6.1 標準メモリ R 容量をバイト数で記載する。 メガバイト(MB),ギガバイト(GB)
など。
3.6.2 オプションメモ O オプションメモリの容量をバイト数メガバイト(MB),ギガバイト(GB)
リ など。
で記載する。装着・増設の仕方を記載
してもよい。 カード又はDIMMタイプの呼称を記載
してもよい。
3.6.3 ハードディスク O 容量をバイト数で記載する。 ハードディスクが付加装置の場合は,そ
のことを記載する。
4 フォント
4.1 標準フォント O プリンタに内蔵されているフォントTimes Regular Type 1,Roman Italic True
又はフォント数を記載する。 Type,35 Type 1 fonts,45 True Type
標準装備している文字集合を記載す
る。
4.2 オプションフォン O ホストPCからのダウンロード,フォン
追加可能なフォントを列挙するか,フ
ト ト用追加ハードディスクが必要など。
ォント数及び文字集合を記載する。追
加方法を記載する。
5 用紙及び給紙・排紙 各給紙装置ごとに項目5.15.5を一緒に
記載してもよい。
5.1 用紙の種類 R 使用可能な用紙の種類を記載する。普通紙,再生紙,コート紙,OHPシート,
ラベル紙,郵便はがき,封筒など。
各給紙装置ごとに異なる場合は,各給紙
装置ごとに記載する。
5.2 用紙サイズ R 使用可能な用紙サイズの名称又はミ定型用紙サイズの名称 : A4,B4など。
リメートル(mm)で大きさを記載す封筒は,洋形4号(JIS S 5502)など。
る。 不定形紙の場合は,ミリメートル(mm)
表示で幅(最大及び最小)及び長さ(最
大及び最小)など。
各給紙装置ごとに異なる場合は,各給紙
装置ごとに記載する。
5.3 印刷可能領域 O 例えば,先端,後端,左右端の余白は各
用紙の(印刷ができない)余白を記載
する。 4.1 mm。
5.4 坪量 R 1平方メートル当たりの質量(g/m2)
各給紙装置ごとに異なる場合は,各給紙
の最大値及び最小値で記載する。 装置ごとに記載する。
連量(kg/四六版・1 000枚)を併記して
もよい。
5.5 給紙装置・容量 R 各給紙装置ごとの収納可能な枚数と手差し,カセット,トレイ,引出し式な
その用紙坪量とを記載する。 ど。
標準か付加装置かを記載する。
同時に装着可能な給紙装置の数を記載
する。
給紙方向が限定されるものは記載する。

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5.6 排紙装置・容量 R 各排紙装置ごとの収納可能な枚数及各排紙装置ごとに,排紙可能な用紙サイ
ズ,坪量,用紙種類などが異なる場合に
び用紙坪量を,印刷面が上向きか下向
は,それらを記載する。
きかとともに記載する。追加排紙装置
についても同じ項目を記載する。
5.7 フィニッシング O オフセット,パンチ,ソート,コレート,
フィニッシング(後処理)機能を記載
(後処理)機能 する。 製本,ステープル,折り畳み,排紙指定
ビン(トレイ),メールボックスなど。
付加装置の場合は,そのことを記載す
る。
6 自動両面印刷 O 標準か,付加機能か,機能無し(又は
それに相当する表現)を記載する。
印刷可能な用紙サイズ,坪量及び用紙
種類を記載する。
7 物理的特性
7.1 外形寸法 R 幅×奥行×高さをミリメートル(mm)
トレイ,ノブなどを含まない寸法である
で記載する。 か否かを記載する。
7.2 機械占有寸法 O この寸法は,附属品及び付加装置を含む
稼働時及び操作時の占有寸法を,幅×
奥行×高さをミリメートル(mm)でか否かを記載する。
記載する。 操作時とは,用紙補給,紙詰まり処理,
図による指示でもよい。 消耗品の交換をいう。
稼働時 : 稼働に必要な機械占有寸法。
使用する用紙によって寸法が異なる
場合はその条件を記載する。
操作時 : 用紙補給及び紙詰まり除去の
ような操作に必要な機械占有寸法。
7.3 質量 R 設置時の質量を,キログラム(kg)で
附属品及び消耗品を含むか否かを記載
記載する。 する。
用紙を含まない消耗品装着時(使用可能
な状態)の質量を記載する。
8 使用環境 O 周囲温度及び相対湿度の範囲を記載これは,使用者に望ましい使用環境をガ
する。 イドするためのものである。
9 電源 項目9.19.3は,項目名称を電源として
一緒に記載してもよい。
項目9.4及び項目9.5は,項目名称を消
費電力として一緒に記載してもよい。
9.1 定格電圧又は電圧 R ボルト(V)で記載する。 ACかDCかを記載する。
範囲 ACの場合 : 何相か(三相など)を記載
する。
DCの場合 : 電池内蔵形か否かを記載す
る。
許容範囲も記載する。
9.2 定格周波数又は周 R ヘルツ(Hz)で記載する。 AC電源の場合だけ記載する。
波数範囲

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項目 R(必須) 記載事項 記載要領及び記載例
/O(任意)
9.3 最大電流 O 最大電流をアンペア(A)で記載する。 最大電流の測定は,最大電流が実現でき
る使用状況を設定して行い,アンペア
(A)で記載する。
使用開始時の突入電流は記載の必要は
ないが,ヒューズの仕様には考慮する。
特殊なヒューズを必要とする場合は,そ
のことを記載する。
電流値は,基本構成及び(付加装置の)
最大構成の双方を記載する。(付加装置
の)最大構成とは,電流が最大になる構
成を表す。
別電源の付加装置は除く。
9.4 最大消費電力 R 最大消費電力をキロワット(kW)又最大消費電力の測定は,最大電流が流れ
はワット(W)で記載する。 る使用状況を設定して行い,キロワット
(kW)又はワット(W)で記載する。
定格入力電圧での値を記載する。
別電源の付加装置は除く。
9.5 平均消費電力 O 1時間当たりの平均消費電力をkWで プリンタを定常状態で運転しながら,積
記載する。 分形の測定器で測定する。
− 動作時 テストパターンは,箇条4を参照する。
− 印刷可能状態(レディー時) 基本構成での測定値を記載し,そのこと
− 省電力モード時 を付記する。
基本構成及び最大構成での測定値を付加装置を含む最大構成での測定値を
記載する。 記載してもよい。
モノクロとカラーとで測定値が異な
る場合は,両方を併記するか,数値の
大きい方を記載する。
9.6 標準消費電力量 O 一週間当たりの標準消費電力量を記有効数字3桁のkWhで記載する。
(TEC値) 載する。 測定方法及び表記方法は,国際エネルギ
ースタープログラムの規定に従う。
10 関連法令及び規格 項目10.110.3を一緒に記載してもよ
い。
10.1 安全関連 O 適用した規格,法令を記載する。
10.2 EMC(電磁波に対 R VCCI(情報処理装置等電波障害自主規
適合した要求仕様,規格又は法令を記
する両立性) 載する。 制)クラスB適合
10.3 環境関連 O 適合した要求仕様及び規格を記載す例えば,国際エネルギースタープログラ
る。 ム基準適合,エコラベル取得など。
11 騒音・発熱
11.1 騒音 R 音響パワーレベル及び音圧レベルの測定は,JIS X 7779及びISO 9295に基
値を記載する。 づいて行う。
− 動作時 JIS X 7779で規定している“基準箱”に
− 印刷可能状態(レディー時) は,別に指示がない限り,カセット,ト
レイ,及びプリンタの突出部分を含む。
記載する値は,JIS X 7778に基づいて算
出し記載する。
使用した機器構成を記載する。

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B 9527 : 2015 (ISO/IEC 11160-2 : 2013)
表1−仕様書に記載する情報(続き)
項目 R(必須) 記載事項 記載要領及び記載例
/O(任意)
11.2 発熱 O 項目9.5で記載した3モードに対応す見積り用としては,プリンタの消費電力
る毎時の発熱量を,ジュール(J)又
がほぼ全て熱に変換されたとみなして
はキロジュール(kJ)で記載する。もよい。
毎時発熱量(kJ/h)=
毎時消費電力(kW)/3 600
注記 1 kJ/h=1 kWs/3 600 s
12 消耗品 R (使用者が交換する消耗品の品名を例えば,トナーカートリッジ10 000ペー
記載する。) ジ,モノクロ機はJIS X 6931,カラー機
トナー又はインクカートリッジの印はJIS X 6932による。
刷可能枚数の算出方法を記載する。インクジェットカラー機はJIS X 6937
による。
13 オプション O プリンタに付加する機器を記載する。 例えば,両面装置,追加カセット,置き
台など。
14 本体附属品 O 本体に附属しているものを記載する。
例えば,取扱説明書,ドライバ用
項目12の消耗品と同こん(梱)の消CD-ROM,トナーカートリッジ(2 000
耗品とでプリント可能枚数が異なる枚)など。
場合は,同こん(梱)の消耗品のプリ
ント可能枚数を記載する。
15 その他 O その他の特徴・機能を記載する。 例えば,自己診断機能。

――――― [JIS B 9527 pdf 10] ―――――

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JIS B 9527:2015の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO/IEC 11160-2:2013(IDT)

JIS B 9527:2015の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 9527:2015の関連規格と引用規格一覧