JIS X 6937:2008 カラーインクジェット方式のプリンタ及び複合機のインクカートリッジ印刷可能枚数測定方法

JIS X 6937:2008 規格概要

この規格 X6937は、カラーインクジェットプリンタ用のインクが入っているインクカートリッジ(プリントヘッド一体形インクカートリッジ及びプリントヘッド分離形インクカートリッジ)の印刷可能枚数の測定方法を規定。

JISX6937 規格全文情報

規格番号
JIS X6937 
規格名称
カラーインクジェット方式のプリンタ及び複合機のインクカートリッジ印刷可能枚数測定方法
規格名称英語訳
Method for the determination of ink cartridge yield for colour inkjet printers and multi-function devices that contain printer components
制定年月日
2008年9月20日
最新改正日
2019年10月21日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO/IEC 24711:2006(IDT)
国際規格分類

ICS

37.100.10
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2008-09-20 制定日, 2014-10-20 確認日, 2019-10-21 確認
ページ
JIS X 6937:2008 PDF [30]
                                                                X 6937 : 2008 (ISO/IEC 24711 : 2006)

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[2]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 試験要素及び条件・・・・[4]
  •  4.1 下準備・・・・[4]
  •  4.2 サンプル数・・・・[6]
  •  4.3 印刷モード・・・・[6]
  •  4.4 試験環境・・・・[6]
  •  4.5 用紙・・・・[7]
  •  4.6 保守・・・・[7]
  •  4.7 試験ファイル・・・・[7]
  •  5 試験方法・・・・[8]
  •  5.1 試験手順・・・・[8]
  •  5.2 すじ及びかすれ発生時の処置・・・・[9]
  •  5.3 インクカートリッジ不良,プリントヘッド不良,又はプリンタ不良の取扱い・・・・[10]
  •  6 印刷可能枚数の決定及び公表方法・・・・[12]
  •  6.1 主要カートリッジの印刷可能枚数公表値の決定・・・・[12]
  •  6.2 補助カートリッジの印刷可能枚数公表値の決定・・・・[12]
  •  6.3 試験報告書・・・・[14]
  •  6.4 印刷可能枚数の公表方法・・・・[14]
  •  附属書A(参考)かすれの例・・・・[19]
  •  附属書B(参考)すじの例・・・・[20]
  •  附属書C(規定)試験報告書式・・・・[21]
  •  附属書D(参考)プロセスフローチャート・・・・[25]
  •  附属書E(参考)JIS X 6931とのインクジェット性能の対比方法・・・・[27]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS X 6937 pdf 1] ―――――

X 6937 : 2008 (ISO/IEC 24711 : 2006)

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,社団法人ビジネス機械・情報システム産業協
会(JBMIA)及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申
出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に
抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許
権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任は
もたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS X 6937 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
X 6937 : 2008
(ISO/IEC 24711 : 2006)

カラーインクジェット方式のプリンタ及び複合機のインクカートリッジ印刷可能枚数測定方法

Method for the determination of ink cartridge yield for colour inkjet printers and multi-function devices that contain printer components

序文

  この規格は,2006年に第1版として発行されたISO/IEC 24711を基に,技術的内容及び対応国際規格の
構成を変更することなく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。
この規格は,標準的なコンシューマタイプ(実用タイプ)の標準テストページセットを用いて,カラー
インクジェットプリンタ製品のインクカートリッジ(プリントヘッド一体形インクカートリッジ及びプリ
ントヘッド分離形インクカートリッジ)の印刷可能枚数を測定する方法の標準化を目的としている。ここ
でいう印刷可能枚数は,任意のプリンタとインクカートリッジとの組合せで測定された値であり,測定に
使用したインクカートリッジが同じであったとしても,それ以外の機種のプリンタに使用することができ
ない値である。また,この測定で使用する標準テストページセットは,写真ではなく,ビジネス用途で使
用される印刷物を代表するテストページセットである。
この規格では,次の事項を規定する。
− 製造業者,試験機関などがインクカートリッジ寿命を求める測定方法。
− 測定結果から印刷可能枚数公表値を算定する方法。
− 製造業者が使用者向けに発行する文書にインクカートリッジの印刷可能枚数公表値を記載する方法。
印刷可能枚数は,印刷開始から,インクカートリッジ内のインクがなくなることによってかすれが生じ
るか,又は,インクなし検出によってプリンタが自動的に停止するまでの印刷枚数として測定される。
この規格の用途の一つとして,測定された印刷可能枚数からランニングコスト(ページ単価=コスト/
ページ)の見積りを算出を行うことが考えられる。ただし,この規格から求められる印刷可能枚数は,ラ
ンニングコストの見積りを行う上での一つの要素に過ぎないため,コストの見積りを行うにはこの規格で
定める要素以外の要素も含める必要がある点に注意すべきである。

1 適用範囲

  この規格は,カラーインクジェットプリンタ用のインクが入っているインクカートリッジ(プリントヘ
ッド一体形インクカートリッジ及びプリントヘッド分離形インクカートリッジ)の印刷可能枚数の測定方
法を規定する。また,この規格はコンピュータからのデジタルプリント信号が入力できる多機能デバイス,
すなわちインクジェットプリンタ機能をもつ複合機にも適用することができる。さらに,この規格は液体
インク及び固体インクの両方に適用することができる。

――――― [JIS X 6937 pdf 3] ―――――

2
X 6937 : 2008 (ISO/IEC 24711 : 2006)
この規格による測定結果を,品質,信頼性などのインクカートリッジの印刷可能枚数測定以外の目的に
使用することはできない。
この規格は,JIS X 6938で規定する標準テストページセットを非常に多量に印刷する場合のインクカー
トリッジの印刷可能枚数測定に用いることができる。
この規格は,最小印刷可能サイズがA3判以上の大判プリンタ及び写真印刷用に設計・設定されたプリ
ンタには適用しない(例えば,最大印刷可能サイズがA4判未満である場合,プリンタが写真印刷専用で
ある場合など)。さらに,この規格はドロップオンデマンドのプリンタにだけ適用することができる。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO/IEC 24711:2006,Method for the determination of ink cartridge yield for colour inkjet printers and
multi-function devices that contain printer components (IDT)
なお,対応の程度を表す記号(IDT)は,ISO/IEC Guide 21に基づき,一致していることを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む)を適用する。
JIS X 6931 モノクロ電子写真式プリンタ及びプリンタ複合機のトナーカートリッジ印字可能枚数測
定方法
注記 対応国際規格 : ISO/IEC 19752,Information technology−Method for the determination of toner
cartridge yield for monochromatic electrophotographic printers and multi-function devices that
contain printer components (IDT)
JIS X 6938 事務機械消耗品の印刷可能枚数測定用カラーテストページセット
注記 対応国際規格 : ISO/IEC 24712,Colour test pages for measurement of office equipment consumable
yield (IDT)

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
3.1
かすれ (fade)
インクを吐出するノズルへのインク供給が不足することによって印刷色の均一性が著しく低下している
現象。
注記1 この規格の定義では,標準テストページセット最終ページ(診断ページ)の周辺に配置され
た帯部分の明度(L*)が著しく高くなる,又は,濃度が著しく低下することをいう。この濃度
低下は,印刷されたページの横方向全域にわたって発生していなくてもよい。かすれの程度
は,2サイクル目に印刷される診断ページ(印刷10ページ目)との比較で判断する。かすれ
の例は,附属書Aを参照。
注記2 プリンタによっては,インクの供給状態によって突発的なかすれが発生することがある。か
すれが発生したときには,インクの供給状態を元に戻すために5分間の印刷休止を行うこと
ができる。印刷休止の後,最初の診断ページでもかすれが発生した時は,そのインクカート
リッジは寿命に達したと判断する。この場合,印刷再開後の診断ページは個別印刷枚数には
含ませない。印刷再開後にかすれが発生しない場合は,インクなしが表示されるか,又は,

――――― [JIS X 6937 pdf 4] ―――――

                                                                                              3
X 6937 : 2008 (ISO/IEC 24711 : 2006)
再びかすれが生じるまで印刷を継続する。この場合,印刷再開後の診断ページはすべて個別
印刷枚数に含める。
3.2
すじ(筋)(streaks)
標準テストページセットの診断ページの周辺にある帯部分に,地色と異なる意図しない非常に細い線が
生じる現象。
注記 すじとかすれとでは,幅,及び明度(L*)増加(すなわち,濃度低下)の度合いが異なる。すじ
は幾つかの原因によって発生するが,ヘッドの昇温及びノズル詰まりの二つが主な原因である。
もしも,すじが診断ページに3回連続発生していたら,突発的なすじかどうかの判断を行い,
それでもすじが発生している場合にはすじの除去作業を行う。すじは附属書Bに示した現象見
本を用いた比較で判断する。
3.3
すじの除去操作 (streak removal operation)
すじを除去し,印刷性能を回復させるための行為。
注記 測定中にすじが診断ページに3回連続して認められた場合に,プリンタを5分間休止させ,そ
の後に,標準テストページセットを更に3セット印刷してもなおすじが認められる場合に行う。
すじの除去作業はプリンタ製造業者が提供する最新の操作手順書に基づいて実施する。すじの
除去操作を行うことによるインクの消費で個別印刷枚数が影響を受けるため,1個のインクカ
ートリッジにつき“許容するすじの除去作業の回数”が,5.2.1で規定されている。この操作中
に印刷したすべての標準テストページセットは,個別印刷枚数に含める。
3.4
プリントヘッドアライメント操作 (print head alignment operation)
新規に取り付けたプリントヘッドの位置合せを行う行為。
注記 測定中に必要であれば,プリンタ製造業者が提供する最新の取扱説明書に基づいてこの操作を
行う。この操作に要した印刷枚数は,個別印刷枚数に含めない。
3.5
インク少量 (ink low)
インク残量が少なくなり,インクカートリッジの交換時期が近づいたときにプリンタが出す警告。
注記 この警告は,インクがなくなったことを意味するものではない。
3.6
インクなし (ink out)
インクカートリッジ内の使用可能なインクが使い果たされたときにプリンタが出す警告。
この警告によって印刷動作が停止する。
3.7
寿命 (end of life)
次のいずれかで判定された状態。
− 3.1に定めるかすれ
− 3.6に定めるインクなし
注記 一つのインクカートリッジに2色以上の色がある場合には,そのインクカートリッジのいずれ
か1色で最初にかすれ又はインクなしが発生した時点をそのインクカートリッジの寿命とする。

――――― [JIS X 6937 pdf 5] ―――――

次のページ PDF 6

JIS X 6937:2008の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO/IEC 24711:2006(IDT)

JIS X 6937:2008の国際規格 ICS 分類一覧

JIS X 6937:2008の関連規格と引用規格一覧