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C 0450 : 2004 (IEC 61175 : 1993)
のときに“ALARMがアクティブである”は真で,論理レベルがhighのときは,偽であることを
意味する。すべての組合せについては,表2を参照。
STOP (L) は,信号の論理レベルがlowのときに“STOPがアクティブである”は真で,論理レ
ベルがhighのときは,偽であることを意味する。
真の状態がhighの論理レベルと一致する信号は,true-when-high信号と呼んでもよい。
真の状態がlowの論理レベルと一致する信号は,true-when-low信号と呼んでもよい。
図表上のすべての信号名がtrue-when-highの場合は,論理レベル表示は信号名から省略してもよい。
論理否定とレベル反転とをともに適用して得られる信号指定は,元の信号指定と等価である。このため,
異なる信号を識別するために使用してはならない。
例 STOP (L) は STOP (H) と等価である。
ALARM (H) は ALARM (L) と等価である。
RD/ WR (H) はRD/WR (L) と等価である。
論理回路図の解釈を容易にするため,通常,信号名は,そのレベル表示と接続先のシンボル極性表示と
が一致するように構成する(図11参照)。
図 11 極性表示と信号レベル
不一致な論理極性表示をもつ接続線上の信号名は,信号名が付いている部分の接続線が表しているもの
と同じ論理極性表示であることが望ましい(図12参照)。
図 12 不一致な極性表示
備考 接続線と交差している垂直線は,ここでは接続線を二分割するために使っており,その二つの
部分は,各々極性表示上の意味をもっている。この図記号は,JIS C 0617-12で規定されている。
――――― [JIS C 0450 pdf 16] ―――――
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C 0450 : 2004 (IEC 61175 : 1993)
表 2 状態,レベル及び信号名(直接論理極性表示)
否定シンボルの有無によって
信号状態
No. 入力(又は出力) システム状態 定義した関係
(真の値)
外部論理状態 内部論理状態
ALARM(H) alarm 真=1 H 1
1
no alarm 偽=0 L 0
ALARM(L) alarm 真=1 L 1
2
no alarm 偽=0 H 0
ALARM(L) alarm 真=1 L 0
3
no alarm 偽=0 H 1
ALARM(H) alarm 真=1 H 0
4
no alarm 偽=0 L 1
ALARM(H) alarm 偽=0 L 0
5
no alarm 真=1 H 1
ALARM(L) alarm 偽=0 H 0
6
no alarm 真=1 L 1
ALARM(L) alarm 偽=0 H 1
7
no alarm 真=1 L 0
ALARM(H) alarm 偽=0 L 1
8
no alarm 真=1 H 0
備考1. 真の信号状態は,信号名で指定した外部論理レベルと対応する。
2. 偽の信号状態は,信号名で指定したものと反対の外部論理レベルと対応する。
――――― [JIS C 0450 pdf 17] ―――――
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C 0450 : 2004 (IEC 61175 : 1993)
附属書A(参考)信号名に使用する文字記号及びニモニック
A.1 変数用の文字記号 次の文字記号は,計測器の図記号に使用するものとしてJIS Z 8204に規定して
いる。これらは,計測器で測定する変数を識別する。これらの文字記号は,測定変換出力信号用の記号名
の第1文字としても使用してよい。この場合,これらは,信号で表現する変数を示す。
表A.1 変数用の文字記号
第1文字 Variable 変数
D Density 密度
E (1) All electrical variables 全電気変数
F Flow rate 流量
G Gauging, position or length 厚さ,位置又は長さ
K Time or time programme 時間又は時間設定
L Level レベル
M Moisture or humidity 吸水率又は湿度
N (2) Users choice 任意選択
O (2) Users choice 任意選択
P Pressure or vacuum 圧力又は真空度
Q (2) Quality,for example analysis,concentration,conductivity 品質。例えば,解析,濃度,導
電率
R Nuclear radiation 放射線
S Speed or frequency 速度又は周波数
T Temperature 温度
V Viscosity 粘度
W Weight or force 重量又は力
X (2) Unclassified variable 不特定の変数
Y (2) Users choice 任意選択
注(1) 信号名では,表A.2の文字を代用しなければならない。
(2) 補足注記が必要。
A.2 電気変数用の特殊文字記号 次の文字記号は,JIS Z 8202-5及びIEC 60027からのものである。これ
らは,JIS Z 8204の変数用の文字記号と同様に,測定変換出力信号用の記号名の第1文字として使用して
よい。これらの記号は,信号で表現する電気変数を示す。
表A.2 電気変数用の特殊文字記号
第1文字 Variable 変数
F Frequency 周波数
I Current 電流
P Power 電力
Q Reactive power 皮相電力
R Resistance 抵抗
U [or V] Voltage 電圧
Z Impedance インピーダンス
――――― [JIS C 0450 pdf 18] ―――――
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C 0450 : 2004 (IEC 61175 : 1993)
A.3 修飾子として使用する文字記号 次の文字記号は,計測器の図記号に使用するものとしてJIS Z 8204
に規定している。これらは,計測器が識別する変数の絶対レベルではない量を測定することを示す。これ
らは,測定変換出力信号用の記号名の第2文字としても使用してよい。この場合,これらは,信号が記号
名の第1文字によって示す変数の絶対レベルでない量を表していることを示す。
表A.3 修飾子として使用する文字記号
第2文字 Modifier 修飾子
D Difference 差
F Ratio 比
Q Integrate or totalize 積分又は合計
R Residual (Not in ISO 3511-1) 残差(JIS Z 8204にはない。)
A.4 指定導体の端末の識別 次の文字記号は,指定導体 (designated conductor) の端末を識別するものと
してJIS C 0445に規定している。これらは,その導体に応じた信号用の信号指定の一部としても使用して
よい。
表A.4 指定導体の端末の識別
表示 Conductor 導体
L1 Phase 1 for a.c. supply 交流電源の第1相
L2 Phase 2 for a.c. supply 交流電源の第2相
L3 Phase 3 for a.c. supply 交流電源の第3相
N Neutral for a.c. supply 交流電源の中性相
L+ Positive for d.c. supply 直流電源の正極
L- Negative for d.c. supply 直流電源の負極
M Mid-wire for d.c. supply 直流電源の中間線
E Earthing conductor 接地線
PE Protective conductor 保護導体
PEN 保護導体と中性線との兼用
Protective conductor and neutral conductor combined
(PEN導体)
TE Low noise earth conductor 低雑音接地線
MM Frame or chassis connection フレーム接続又はシャーシ接続
CC Equipotential connection 等電位接続
A.5 記述的な信号名に用いるニモニック 表A.5は,信号名の一様化を促すための取組みである。これら
の表は,必ずしも網羅的ではないが,信号名を構成するために用いる幾つかの一般的な用語の覚えやすい
記号(ニモニック)を提案したものである。これらのニモニックは,複合語句を表現するために組み合わ
せてもよい。あいまいでなければ,必要に応じて列記したニモニックに他の意味を割り当てても,他のニ
モニックをその意味に割り当てても差し支えない。さもなければ,一連の文書では,同じ意味を特定のニ
モニックのために割り当てて,同じニモニックを特定の意味に使用しなければならない。
設計者がよい判断を行ったり,使用者が信号名の意味を解釈する方法を知ったりするためには,何らか
の規則を提示する必要がある。次の表の例は,典型的な使用方法を示す。
――――― [JIS C 0450 pdf 19] ―――――
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C 0450 : 2004 (IEC 61175 : 1993)
表A.5 信号名ニモニック−ニモニックよるアルファベット順
ニモニック/記号 Meanings 意味
ACC Accept ; Accumulator 受入れ;アキュレータ
ACK Acknowledge 肯定応答
ACT Activate 作動
ADD Adder 加算
ADR Address アドレス
ALI Alarm inhibit アラーム抑制
ALU Arithmetic logic unit 論理演算装置
AR Address register アドレスレジスタ
ASYNC Asynchronous 非同期
ATTN Attention アテンション
BCD Binary coded decimal 2進化10進数
BCTR Bit counter ビットカウンタ
BG Borrow generate ボロウ生成
BI Borrow input ボロウ入力
BIN Binary バイナリ(2進)
BIT Bit ビット
BLK Block ブロック
BLNK Blank ブランク
BP Borrow propagate ボロウ伝送
BUF Buffer ; Buffered バッファ
BUS Bus バス
BUSY Busy ビジー
BYT Byte バイト
CDSEL Code select コードセレクト
CE Chip enable チップイネイブル
CG Carry generate キャリー生成
CHK Check チェック
CI Carry input キャリー入力
CK Clock クロック
CLA Carry look-ahead キャリールックアヘッド
CLK Clock クロック
CLR Clear クリア
CMD Command コマンド,命令
CNT Count 計数
CNTL Control 制御
CO Carry output キャリー出力
COL Column 列
COMP Compare 比較
CORR Corrected 修正
CP Carry propagate キャリー伝送
CPU Central processing unit 中央演算装置
CRC Cyclic redundancy check 周期冗長検査 (CRC)
CRY Carry キャリー
CS Chip select チップセレクト
CTR Counter カウンタ
CTS Clear to send 送信クリア
CURR Current カレント
CYC Cycle 周期
D Data データ
――――― [JIS C 0450 pdf 20] ―――――
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JIS C 0450:2004の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 61175:1993(IDT)
JIS C 0450:2004の国際規格 ICS 分類一覧
JIS C 0450:2004の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC0445:1999
- 文字数字の表記に関する一般則を含む機器の端子及び識別指定された電線端末の識別法
- JISC0452-1:2004
- 電気及び関連分野―工業用システム,設備及び装置,並びに工業製品―構造化原理及び参照指定―第1部:基本原則
- JISC0617-12:2011
- 電気用図記号―第12部:二値論理素子
- JISC1082-1:1999
- 電気技術文書―第1部:一般要求事項
- JISC1082-2:1999
- 電気技術文書―第2部:機能図
- JISC1082-3:1999
- 電気技術文書―第3部:接続図,表及びリスト
- JISC1082-4:1999
- 電気技術文書―第4部:配置及び据付け文書
- JISZ8202-5:2000
- 量及び単位―第5部:電気及び磁気
- JISZ8204:1983
- 計装用記号