4
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4.3.3 自己加熱の影響
計器は,6.2.2 c) によって試験をし,計器の種類ごとに,自己加熱による誤差の変化が表5の誤差変化
の限度を超えてはならない。
表5−自己加熱による誤差変化の限度
時間 誤差変化の限度
計器の種類 力率
min %
0 30 1 1.0
0.5(遅れ電流)
普通電力量計
30120 1 0.5
0.5(遅れ電流)
0 30 1 0.5
0.5(遅れ電流)
精密電力量計
30120 1 0.2
0.5(遅れ電流) 0.3
0 30 1 0.2
特別精密 0.5(遅れ電流)
電力量計 30120 1 0.1
0.5(遅れ電流)
4.3.4 電流特性
計器は,6.2.2 d) によって試験をし,計器の種類ごとに,負荷電流の変化によって生じる誤差の変化が
表6の誤差変化の限度を超えてはならない。
表6−電流特性
負荷電流 誤差変化の限度
計器の種類 力率
(定格電流に対する%) %
5120 1 1.5
普通電力量計
10120 0.5(遅れ電流) 2.0
5120 1 1.0
精密電力量計
10120 0.5(遅れ電流) 1.5
特別精密 5120 1 0.4
電力量計 10120 0.5(遅れ電流) 0.6
4.3.5 不平衡負荷の影響
a) 多素子計器は,6.2.2 e) 1) によって試験をし,計器の種類ごとの負荷電流に応じ,平衡負荷の状態に
対する誤差の変化が表7の誤差変化の限度を超えてはならない。
表7−誤差変化の限度
負荷電流 誤差変化の限度
計器の種類 力率
(定格電流に対する%) %
1 2.5
普通電力量計 50
0.5(遅れ電流) 2.5
10 1 2.5
20100 1 2.0
精密電力量計
20 0.5(遅れ電流) 2.5
50100 0.5(遅れ電流) 2.0
特別精密 10100 1 1.0
電力量計 20100 0.5(遅れ電流) 1.5
b) 多素子計器は,6.2.2 e) 2) によって試験をし,計器の種類,相及び線式ごとの負荷電流に応じ,誤差
――――― [JIS C 1216-1 pdf 6] ―――――
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が表8の許容限度を超えてはならない。
表8−誤差の許容限度
許容限度
負荷電流
計器の種類 相及び線式 力率 %
(定格電流に対する%)
正相順 逆相順
10 50 1
単相3線式 −
20 50 0.5(遅れ電流)
8.7 50 1
普通電力量計 三相3線式 ±3.0
17.3 50 0.5(遅れ電流)
±3.0
15 50 1
三相4線式
30 50 0.5(遅れ電流)
10 1 ±2.5 ±3.0
三相3線式 20 100 1 ±2.0 ±2.5
精密電力量計
三相4線式 20 0.5(遅れ電流) ±2.5 ±3.0
50 100 0.5(遅れ電流) ±2.0 ±2.5
特別精密 三相3線式 10 100 1 ±1.0 ±1.0
電力量計 三相4線式 20 100 0.5(遅れ電流) ±1.5 ±1.5
4.3.6 温度特性
計器は,6.2.2 f) によって試験をし,計器の種類ごとに,周囲温度の変化によって生じる誤差の変化が表
9の誤差変化の限度を超えてはならない。
表9−温度変化による誤差変化の限度
周囲温度 誤差変化の限度
計器の種類 力率
℃ %
1 0.6
普通電力量計 −10+40
0.5(遅れ電流) 1.0
1 0.4
0 30
0.5(遅れ電流) 0.5
精密電力量計
−10 0 1 0.5
30 40 0.5(遅れ電流) 0.7
特別精密 1 0.2
0 40
電力量計 0.5(遅れ電流) 0.2
4.3.7 電圧特性
計器は,6.2.2 g) によって試験をし,計器の種類ごとに,電圧の変化によって生じる誤差の変化が表10
の誤差変化の限度を超えてはならない。
表10−電圧変化による誤差変化の限度
誤差変化の限度
計器の種類 力率
%
1 1.0
普通電力量計
0.5(遅れ電流) 1.0
1 1.0
精密電力量計
0.5(遅れ電流) 1.0
特別精密 1 0.4
電力量計 0.5(遅れ電流) 0.6
――――― [JIS C 1216-1 pdf 7] ―――――
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C 1216-1 : 2009
4.3.8 周波数特性
計器は,6.2.2 h) によって試験をし,計器の種類ごとに,周波数の変化によって生じる誤差の変化が表
11の誤差変化の限度を超えてはならない。
表11−周波数変化による誤差変化の限度
誤差変化の限度
計器の種類 力率
%
1 1.0
普通電力量計
0.5(遅れ電流) 2.0
1 1.0
精密電力量計
0.5(遅れ電流) 1.5
1 0.8
特別精密電力量計
0.5(遅れ電流) 0.8
4.3.9 外部磁界の影響
計器は,6.2.2 i) によって試験をし,計器の種類ごとに,外部磁界を与えたことによって生じる誤差の変
化が表12の誤差変化の限度を超えてはならない。
表12−外部磁界による誤差変化の限度
誤差変化の限度
計器の種類
%
普通電力量計 1.0
精密電力量計 1.0
特別精密電力量計 0.5
4.3.10 波形の影響
計器は,6.2.2 j) によって試験をし,計器の種類ごとに,第3調波を含めたことによって生じる誤差の変
化が表13の誤差変化の限度を超えてはならない。
表13−波形による誤差変化の限度
誤差変化の限度
計器の種類
%
普通電力量計 1.0
精密電力量計 0.8
特別精密電力量計 0.6
4.3.11 電圧回路の皮相電力損失
計器は,6.2.2 k) によって試験をし,計器の種類ごとに,電圧回路の皮相電力損失が各素子ごとに表14
の値を超えてはならない。
表14−電圧回路の皮相電力損失
単位 VA
電圧回路の皮相電力損失
計器の種類
発信装置なし 発信装置あり
普通電力量計 7.5 −
精密電力量計 10 15
特別精密電力量計 25 30
4.3.12 電流回路の皮相電力損失
計器は,6.2.2 l) によって試験をし,電流回路の皮相電力損失が各素子ごとに5 VA以下でなければなら
ない。
――――― [JIS C 1216-1 pdf 8] ―――――
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C 1216-1 : 2009
4.3.13 過電流の影響
計器は,6.2.2 m) によって試験をし,不適当な温度上昇,電気的損傷及び機械的損傷を生じることなく,
また,計器の種類ごとに,過電流を通過させたことによって生じる誤差の変化が表15の誤差変化の限度を
超えてはならない。
表15−過電流による誤差変化の限度
誤差変化の限度
計器の種類 %
第1試験 第2試験
普通電力量計 1.0 1.0
精密電力量計 0.5 0.5
特別精密電力量計 0.3 0.2
4.4 機械的性能
4.4.1 軽負荷のときの誤差の変動
計器は,6.2.3 a) によって試験をし,計器の種類ごとに,誤差の変動が表16の誤差変化の限度を超えて
はならない。
表16−軽負荷状態に対する誤差変化の限度
誤差変化の限度
計器の種類
%
普通電力量計 1.0
精密電力量計 0.5
特別精密電力量計 0.2
4.4.2 計量装置の影響
計器は,6.2.3 b) によって試験をし,計器の種類ごとに,計量装置を離脱したときの誤差の変化が表17
の誤差変化の限度を超えてはならない。また,現字形計量装置は,数字車が躍進するときの誤差の変化が
1.0 %の限度を超えてはならない。
表17−計量装置を離脱したときの誤差変化の限度
誤差変化の限度
計器の種類
%
普通電力量計 1.5
精密電力量計 1.0
特別精密電力量計 0.5
4.4.3 傾斜の影響
計器は,6.2.3 c)の試験をし,計器の種類ごとに,正常な姿勢に対する誤差の変化が表18の誤差変化の
限度を超えてはならない。
表18−傾斜状態に対する誤差変化の限度
負荷電流 誤差変化の限度
計器の種類
(定格電流に対する%) %
5 2.0
普通電力量計
50100 1.0
5 1.5
精密電力量計
50100 0.5
5 0.4
特別精密電力量計
50100 0.1
――――― [JIS C 1216-1 pdf 9] ―――――
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4.4.4 騒音
計器は,6.2.3 d) の試験をし,その発生する騒音は,30 dBを超えてはならない。
4.4.5 振動の影響
計器は,6.2.3 e) によって試験をし,機械的損傷を生じてはならない。また,計器の種類ごとの負荷電
流に応じ,振動を加えたことによって生じる誤差の変化が表19の誤差変化の限度を超えることなく,更に,
4.3.1,4.3.2及び4.4.1にそれぞれ適合しなければならない。
表19−振動及び衝撃に対する誤差変化の限度
負荷電流 誤差変化の限度
計器の種類 力率
(定格電流に対する%) %
5120 1 1.0
普通電力量計
10120 0.5(遅れ電流) 1.2
5 1 0.8
10120 1 0.5
精密電力量計
10 0.5(遅れ電流) 0.8
20120 0.5(遅れ電流) 0.5
5 1 0.4
特別精密 10120 1 0.25
電力量計 10 0.5(遅れ電流) 0.4
20120 0.5(遅れ電流) 0.25
4.4.6 衝撃の影響
計器は,6.2.3 f) の試験をし,機械的損傷を生じてはならない。また,計器の種類ごとの負荷電流に応じ,
衝撃を加えたことによって生じる誤差の変化が表19の誤差変化の限度を超えることなく,更に4.3.1,4.3.2
及び4.4.1にそれぞれ適合しなければならない。
4.4.7 駆動トルク
計器は,6.2.3 g) によって試験をし,計器の種類ごとに駆動トルクが表20の値以上でなければならない。
表20−最小駆動トルク
単位 mN・m
最小駆動トルク
計器の種類
単相2線式 単相3線式,三相3線式 三相4線式
普通電力量計 0.69 1.08 1.47
精密電力量計 − 1.47 1.96
特別精密電力量計 − 1.96 2.94
4.4.8 計量装置及び軸受の摩擦トルク
特別精密電力量計は,6.2.3 h) によって試験をし,計量装置の摩擦トルクは,駆動トルクの0.05 %以下,
また,計量装置及び軸受のそれぞれの摩擦トルクを加えた全摩擦トルクは,駆動トルクの0.1 %以下でな
ければならない。
4.5 電流コイル及び端子の温度上昇
計器は,6.2.4によって試験をし,電流コイルの表面及び端子の温度上昇が表21の温度上昇の限度を超
えてはならない。
――――― [JIS C 1216-1 pdf 10] ―――――
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JIS C 1216-1:2009の国際規格 ICS 分類一覧
- 17 : 度量衡及び測定.物理的現象 > 17.220 : 電気学.磁気学.電気的及び磁気的測定 > 17.220.20 : 電気的及び磁気的量の測定
JIS C 1216-1:2009の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB1101:2017
- すりわり付き小ねじ
- JISB1135:1995
- すりわり付き木ねじ
- JISC1210:1979
- 電力量計類通則
- JISC1211-1:2009
- 電力量計(単独計器)―第1部:一般仕様
- JISC1281:1979
- 電力量計類の耐候性能
- JISC1736-1:2009
- 計器用変成器(電力需給用)―第1部:一般仕様
- JISC1736-1:2021
- 計器用変成器(電力需給用)―第1部:一般仕様
- JISC4003:2010
- 電気絶縁―熱的耐久性評価及び呼び方
- JISC60068-2-27:2011
- 環境試験方法―電気・電子―第2-27部:衝撃試験方法(試験記号:Ea)
- JISC60068-2-6:2010
- 環境試験方法―電気・電子―第2-6部:正弦波振動試験方法(試験記号:Fc)