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C 1283-1 : 2009
3.1
電力量表示装置
発信装置付電力量計から伝送されるパルスを受信して電力量を表示する装置。
3.2
無効電力量表示装置
発信装置付無効電力量計から伝送されるパルスを受信して無効電力量を表示する装置。
3.3
最大需要電力表示装置
発信装置付電力量計から伝送されるパルスを受信して最大需要電力を表示する装置。
3.4
最大需要電力表示装置付電力量表示装置
発信装置付電力量計から伝送されるパルスを受信して電力量及び最大需要電力を表示する装置。
3.5
多回路総合表示装置
3.13.4の表示装置において,2回路又は4回路までの各回路の発信装置付計器から伝送されるパルスを
受信して電力量,無効電力量又は最大需要電力を総合計量し,これらを表示する装置でパルス合成器を含
む装置。
3.6
駆動装置
電力量又は無効電力量に比例した電気的パルスを発信する発信装置付電力量計又は発信装置付無効電力
量計。
3.7
パルス合成器
多回路総合表示装置において,各回路の駆動装置から伝送されるパルスを合成してパルス出力とする装
置。
3.8
需要時限
平均電力を求めるために定められた時間の長さ。
3.9
需要電力
需要時限中における電力の平均値。
3.10
最大需要電力
需要電力の測定期間中における需要電力の最大値。
3.11
押し手
指針形最大需要電力表示装置において,時限ごとの需要電力に応じて,最大需要電力を繰り返して表示
する需要指針を押し進める機構。
――――― [JIS C 1283-1 pdf 6] ―――――
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3.12
需要指標
数字表示形最大需要電力表示装置において,時限ごとに需要電力を繰り返して示す表示。
3.13
補助電源回路
表示装置を動作させるための電圧が加えられる回路で,表示装置の補助電源端子間の回路部分。
3.14
定格負荷
駆動装置に加わる計器用変成器二次側の定格電圧,定格電流,定格周波数及び力率1(無効電力では,
力率0)の場合の負荷(多回路総合表示装置の場合は全回路の負荷)。
3.15
定格入力パルス
駆動装置の定格負荷における発信パルスに相当した表示装置の1分間当たりの入力パルス数。単位は
pulse/minを用いる。
3.16
機構誤差
最大需要電力表示装置の単体の誤差をいい,定格需要時限において表示した電力値と入力パルス数に相
当する電力値との差に対する入力パルス数に相当する電力値の比を百分率で表した値。
3.17
パルス計数誤差
最大需要電力表示装置のパルス計数時における誤差。計数値をn,入力回路数をm,パルス定数をR
(pulse/kWh),定格需要時限をT (min)及び負荷電力をP (kW) とすれば,パルス計数誤差u (%) は次の式で
表される。
u 100 (%)
m 60 100
(%)
P T R
3.18
表示誤差
表示装置と駆動装置とを組み合わせた場合の全体の誤差。機構誤差と駆動装置の誤差との代数和の値で
表す。
3.19
総合表示誤差
表示装置,駆動装置及び変成器を組み合わせた場合の全体の誤差。表示誤差と合成誤差との代数和の値
で表す。
4 表示装置と駆動装置との組合せ方式
表示装置と駆動装置との組合せ方式は,表1のいずれかによる。ただし,総合方式が電流合成方式の場
合の駆動装置は,変流器だけと組み合わせて使用する三相4線式だけとする。
――――― [JIS C 1283-1 pdf 7] ―――――
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表1−表示装置と駆動装置との組合せ方式
総合 回路 方式 最大需要電力表示装置方式 最大需要電力表示装置付方式 電力量表示装置又は無効
方式 数 記号 の場合 記号 電力量表示装置の場合 記号 電力量表示装置の場合
1C-3
− 1 1A-3 1B-3
(1D-3)
2C-4
2 2A-4 2B-4
(2D-4)
パ 3C-4
3 3A-4 3B-4
ル (3D-4)
ス
合
成
4C-4
4 4A-4 4B-4
(4D-4)
2C-6
2 2A-6 2B-6
(2D-6)
電
流
合
成
3C-6
3 3A-6 3B-6
(3D-6)
注記1 最大需要電力表示装置は,指針形の場合を図示した。
注記2 括弧内の記号は,無効電力量表示装置の場合で,図中のkWhはkvarhとなる。
5 種類
5.1 表示装置
計器の表示装置による種類は,電力量表示装置,無効電力量表示装置,最大需要電力表示装置及び最大
需要電力表示装置付電力量表示装置とする。
5.2 表示方式
最大需要電力表示装置における表示方式による種類は,指針形及び数字表示形とする。
――――― [JIS C 1283-1 pdf 8] ―――――
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5.3 駆動装置
計器の駆動装置による種類は,精密電力量計,特別精密電力量計及び無効電力量計とする。
なお,駆動装置は,JIS C 1210,JIS C 1216-1,JIS C 1263-1及びJIS C 1281を適用する。
5.4 使用回路数及び総合方式
多回路総合表示装置における使用回路数及び総合方式による種類は,表2のとおりとする。
表2−使用回路数及び総合方式
使用回路数 総合方式a)
2回路,3回路又は4回路 パルス合成方式
2回路又は3回路 電流合成方式
注a) 多回路総合表示装置の総合方式は,各回路の定格
負荷の和が表示装置の定格負荷となる (5+5)
方式及び各回路のいずれか一方の回路の定格負荷
が表示装置の定格負荷となる5A方式の2種類が
ある。ただし,5A方式はパルス合成方式における
2回路総合表示装置だけに適用する。
5.5 定格需要時限,定格電圧及び定格周波数
定格需要時限,定格電圧及び定格周波数による種類は,次による。
a) 最大需要電力表示装置の定格需要時限は,30分とする。
b) 補助電源の定格電圧は110 V,定格周波数は50 Hz又は60 Hzとする。
6 性能
6.1 電力量表示装置及び無効電力量表示装置の性能
6.1.1 電気的性能
表示装置は,8.3.1 a) によって試験をし,計量装置の表示が入力パルス数に応じて正確に躍進しなけれ
ばならない。ただし,補助電源回路の皮相電力損失については,f) による。
a) 入力パルスの追従性 表示装置は,8.3.1 a) 1) によって試験をし,その入力パルスにおいて正常に動
作しなければならない。
b) 補助電源の影響 表示装置は,8.3.1 a) 2) によって試験をし,その補助電源の範囲において正常に動
作しなければならない。
c) 外部磁界の影響 表示装置は,8.3.1 a) 3) によって試験をし,その外部磁界において正常に動作しな
ければならない。
d) 温度の影響 表示装置は,8.3.1 a) 4) によって試験をし,その温度において正常に動作しなければな
らない。
e) 湿度の影響 表示装置は,8.3.1 a) 5) によって試験をし,その湿度において正常に動作しなければな
らない。
f) 補助電源回路の皮相電力損失 表示装置は,8.3.1 a) 6) によって試験をし,補助電源回路の皮相電力
損失は,15 VAを超えてはならない。
6.1.2 機械的性能
表示装置は,8.3.1 b) によって試験をし,計量装置の表示が入力パルス数に応じて正確に躍進しなけれ
ばならない。ただし,騒音については,d) による。
a) 傾斜の影響 表示装置は,8.3.1 b) 1) によって試験をし,その傾斜において正常に動作しなければな
――――― [JIS C 1283-1 pdf 9] ―――――
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らない。
b) 振動の影響 表示装置は,8.3.1 b) 2) によって試験をし,その振動において機械的損傷を生じること
なく,正常に動作しなければならない。
c) 衝撃の影響 表示装置は,8.3.1 b) 3) によって試験をし,その衝撃の影響において機械的損傷を生じ
ることなく,正常に動作しなければならない。
d) 騒音 表示装置は,8.3.1 b) 4) によって試験をし,その発生する騒音が60 dBを超えてはならない。
6.1.3 絶縁性能
絶縁性能は,次の各項に適合しなければならない。
a) 絶縁抵抗 表示装置は,8.3.1 c) 1) によって試験をし,絶縁抵抗が5 M 坎 上でなければならない。
b) 商用周波耐電圧 表示装置は,8.3.1 c) 2) によって試験をし,これに耐えなければならない。
c) 雷インパルス耐電圧 表示装置は,8.3.1 c) 3) によって試験をし,補助電源回路,リード線などで放
電したり,断線するなどの異常があってはならない。
6.1.4 耐久度
表示装置は,8.3.1 d) によって試験をし,連続動作の経過時間ごとに,計量装置の表示が入力パルス数
に応じて正確に躍進しなければならない。
6.2 最大需要電力表示装置の性能
6.2.1 機構誤差の許容限度
表示装置は,8.3.2 a) の試験をし,機構誤差が表3に規定する許容限度を超えてはならない。
なお,表示誤差及び総合表示誤差の許容限度については,附属書Aによる。
表3−機構誤差の許容限度
入力パルス 許容限度
(定格入力パルスに対する%) %
指針形 数字表示形
20 − ±2.0
35 ±2.0 −
50120 ±1.0 ±1.0
6.2.2 電気的性能
電気的性能は,次の各項に適合しなければならない。
a) 入力パルスの追従性 表示装置は,8.3.2 b) 1) によって試験をし,最大需要電力表示装置の表示が入
力パルス数に応じて正確に躍進しなければならない。
b) 需要時限の限度 表示装置は,8.3.2 b) 2) によって試験をし,測定時限と定格需要時限との差が10秒
以下でなければならない。
c) 補助電源の影響 表示装置は,8.3.2 b) 3) によって試験をし,その補助電源の範囲において機構誤差
が定格入力パルスで1.0 %の限度を超えることなく,また,b) に適合しなければならない。
d) 外部磁界の影響 表示装置は,8.3.2 b) 4) によって試験をし,その外部磁界によって生じる機構誤差
の変化が表4に規定する誤差変化の限度を超えてはならない。
――――― [JIS C 1283-1 pdf 10] ―――――
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JIS C 1283-1:2009の国際規格 ICS 分類一覧
- 17 : 度量衡及び測定.物理的現象 > 17.220 : 電気学.磁気学.電気的及び磁気的測定 > 17.220.20 : 電気的及び磁気的量の測定
JIS C 1283-1:2009の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB1101:2017
- すりわり付き小ねじ
- JISB1135:1995
- すりわり付き木ねじ
- JISC1210:1979
- 電力量計類通則
- JISC1211-1:2009
- 電力量計(単独計器)―第1部:一般仕様
- JISC1216-1:2009
- 電力量計(変成器付計器)―第1部:一般仕様
- JISC1263-1:2009
- 無効電力量計―第1部:一般仕様
- JISC1281:1979
- 電力量計類の耐候性能
- JISC60068-2-27:2011
- 環境試験方法―電気・電子―第2-27部:衝撃試験方法(試験記号:Ea)
- JISC60068-2-6:2010
- 環境試験方法―電気・電子―第2-6部:正弦波振動試験方法(試験記号:Fc)