JIS C 2320:1999 電気絶縁油 | ページ 2

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6. 試験方法
6.1 試験状態 試験状態は,JIS C 2101の4.(試験状態)による。
6.2 試料採取 試料採取は,JIS C 2101の5.(試料採取)による。
6.3 外観試験 外観試験は,JIS C 2101の6.(外観試験)による。
6.4 密度試験 密度試験は,JIS C 2101の8.(密度試験)による。
6.5 動粘度試験 動粘度試験は,JIS C 2101の9.(動粘度試験)による。
6.6 流動点試験 流動点試験は,JIS C 2101の10.(流動点試験)による。
6.7 低温流動性試験 低温流動性試験は,JIS C 2101の11.(低温流動性試験)による。
6.8 引火点試験 引火点試験は,JIS C 2101の12.(引火点試験)による。
6.9 燃焼性試験 燃焼性試験は,JIS C 2101の13.(燃焼性試験)による。
6.10 蒸発量試験 蒸発量試験は,JIS C 2101の14.(蒸発量試験)による。
6.11 比分散試験 比分散試験は,JIS C 2101の15.(屈折率試験及び比分散試験)による。
6.12 全酸価試験 全酸価試験は,JIS C 2101の16.(全酸価試験)による。
6.13 腐食性硫黄試験 腐食性硫黄試験は,JIS C 2101の17.(腐食性硫黄試験)による。
6.14 酸化安定性試験 酸化安定性試験は,JIS C 2101の18.(酸化安定性試験)による。
6.15 臭素価試験 臭素価試験は,JIS C 2101の19.(臭素価試験)による。
6.16 水分試験 水分試験は,JIS C 2101の20.(水分試験)による。
6.17 ベンゾトリアゾール定量試験 ベンゾトリアゾール定量試験は,JIS C 2101の21.(ベンゾトリアゾ
ール定量試験)による。
6.18 絶縁破壊電圧試験 絶縁破壊電圧試験は,JIS C 2101の22.(絶縁破壊電圧試験)による。
6.19 誘電正接及び比誘電率試験 誘電正接及び比誘電率試験は,JIS C 2101の23.(誘電正接試験及び比
誘電率試験)による。
6.20 体積抵抗率試験 体積抵抗率試験は,JIS C 2101の24.(体積抵抗率試験)による。
7. 検査 検査は,表3の該当する項目について6.の試験方法によって行い,5.の規定に適合しなければ
ならない。ただし,検査は受渡し時に行うものとする。
8. 容器 絶縁油の容器は,JIS Z 1601,JIS Z 1602及びJIS Z 1620に規定するもの又はタンク車を用い
ることとし,清浄で,かつ,取扱い中に,水分,浮遊物,その他有害なものが混入するおそれがない構造
でなければならない。
9. 製品の呼び方 製品の呼び方は,種類及び名称による。
例 1種1号電気絶縁油
10. 表示 絶縁油の容器には,見やすい所に,次の事項を表示する。ただし,タンク車の場合は送り状な
どに記載することができる。
a) 名称
b) 種類[種,号及びクラスを表示する。例えば鉱油の場合は1種1号,1種2号又は1種IEC1号クラ
スIのように表示する。7種絶縁油のような混合油については,混合成分の種及び号(例えば,混合
成分1種1号,2種2号)を,また,流動帯電抑制剤及び/又は流動点降下剤添加油については,流動

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帯電抑制剤及び/又は流動点降下剤添加油であることを表示する。]
c) 製造業者名又はその略号
d) 正味容量
e) 製造年月又はその略号
f) 製造番号
g) 消防法で定める危険物の品名(例えば,第3石油類又は第4石油類)

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附属書(規定) 電気絶縁油
序文 この附属書は対応国際規格である,
IEC 60296 : 1982 Specification for unused mineral insulating oils for transformers and switchgear
Amendment No.1 (1986)
IEC 60465 : 1988 Specification for unused insulating mineral oils for cables with oil ducts
IEC 60836 : 1988 Specifications for silicone liquids for electrical purposes
IEC 60867 : 1993 Insulating liquids−Specifications for unused liquids based on synthetic aromatic
hydrocarbons
IEC 60963 : 1988 Specification for unused polybutenes
に規定の項目のうち,品質などに関する部分を元に,附属書としたものである。
なお,この附属書で点線の下線を施してある部分は対応国際規格にない部分である。
1. 適用範囲 この附属書は,電気機器に使われる電気絶縁油に関するものであり,次のものに適用する。
1.1 変圧器及び遮断器用鉱油系絶縁油 変圧器,遮断器及び同様の電気機器に絶縁体又は熱伝導体とし
て使用される,引き渡された状態の未使用鉱油系絶縁油。これらの油は,石油の蒸留と精製とによって得
られるものである。
なお,添加剤入り油及び無添加油(1)はともにこの附属書の適用範囲である。
この附属書はクラスI,クラスII,クラスIIIの三つのクラスがある。これらのクラスは一定の物理特性,
すなわち,引火点,流動点及び40℃と特定の低温での粘度の値に基づいて決めている。クラス数の後に続
くAは酸化防止剤の存在を示す。
注(1) この附属書を満足する同一クラスの無添加油は互いに同等であり,いかなる割合にも混合でき
る。このことは必ずしも添加油には当てはまらない。もし使用者がこれらの油の混合を望む場
合には,混合油がこの附属書の要求を満足することを保証するための確認をしなければならな
い。
1.2 ケーブル用鉱油系絶縁油 油通路付ケーブルに使用される引き渡された状態の未使用鉱油系絶縁油。
これらは中空導体ケーブル,パイプ形ケーブル及び油を流すための設備すべてを含む。ここで規定する油
は石油を蒸留及び精製したものである。添加剤を含む油及び含まない油ともにこの附属書の適用範囲に含
む。
この附属書の目的を達成するために油を三つのクラス(クラスI,クラスII,クラスIII)とし,粘度,
引火点及び流動点によってクラス分けする。
1.3 シリコーン油 変圧器,その他の電気機器において絶縁油として使用されるシリコーン油。シリコ
ーン油の性質,安全,保管及び廃棄について規定し,包装及び表示についても規定する。また,主に変圧
器に用いられる液状ジメチルポリシロキサンの品質について規定する。他の品質項目についても必要があ
れば追加される。
1.4 合成芳香族炭化水素 電気機器に用いられる未使用の合成芳香族炭化水素からなる電気絶縁油。規
定の値は中空ケーブル用として使用する未使用のアルキルベンゼン,油入コンデンサ用として使用する未
使用のアルキルベンゼン,アルキルジフェニルエタン,アルキルナフタレン,ポリアリルメタンにだけ適
用する。

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1.5 ポリブテン 電気機器に用いられる引渡し時の未使用ポリブテンからなる絶縁油。規定の値は紙絶
縁コンデンサ及びケーブル含浸油並びにパイプタイプケーブルの充てん油として使用される未使用ポリブ
テン油だけに適用する。この附属書にはクラスI,クラスIIの2種類のポリブテン油があり,特定の物理
特性すなわち,粘度,引火点及び流動点によって分類されている。
備考 規定する内容が,特定の絶縁油を指定して記述している場合は他の絶縁油には適用しないもの
とする。
2. 引用規格 次に掲げる引用規格は,この附属書に引用されることによって,この附属書の規定の一部
を構成する。出版時に明示している版号が有効であるが,すべての規格は改正されるので,この附属書の
関係者は次の規格の最新のものを調査し,適用するよう奨励する。
IEC 61039 : 1990 General classification of insulating liquids
3. 定義 この附属書で用いる主な用語の定義は,次による。
3.1 添加剤 (Additive) 鉱油系絶縁油及びポリブテンにおいて,ある特性を改善する目的で少量を人為
的に加える適切な物質。
3.2 酸化防止剤 (Anti-oxidant) 変圧器用及び遮断器用絶縁油において,酸化による劣化を減少又は遅
延させるため絶縁油中に調合された添加剤。
3.3 流動点降下剤 (Pour point depressant)変圧器用及び遮断器用絶縁油において,鉱油系絶縁油の流
動点を低下させることのできる添加剤。
3.4 酸化防止剤無添加油 (Uninhibited oil) (2) 変圧器用及び遮断器用絶縁油において,酸化防止剤を含
まない鉱油系絶縁油。他の添加剤を含むこともある。
注(2) ある国々では質量で0.08%までの2,6-ジ-tert-ブチル-パラクレゾール (DBPC) 又は2,6-ジ-tert-ブ
チル-フェノール (DBP) を含む油は無添加油と考えられている。
3.5 酸化防止剤添加油 (Inhibited oil) (3) 酸化防止剤を含む鉱油系絶縁油。
注(3) ある国々では,質量で少なくとも0.15%以上,0.4%未満の2,6-ジ-tert-ブチル-パラクレゾール
(DBPC) 又は2,6-ジ-tert-ブチル-フェノール (DBP) を含む油は添加油と考えられている。
3.6 液状のジメチルポリシロキサン。その分子構造はシリコン原子と
シリコーン油 (Silicone liquids)
酸素原子が互いに連なった直鎖状であり,シリコン原子には炭化水素基が付いている。
3.7 アルキルベンゼン (Alkylbenzene) (4) ベンゼン環とアルキル基からなる絶縁油。アルキル基は直鎖
形又は分岐形である。
注(4) 二つのタイプのアルキルベンゼンは赤外吸収スペクトル分析によって識別できる。直鎖形は
1 3601 380cm−1領域で単一の吸収ピークを示し,分岐形は二つのピークを示す。
3.8 アルキルジフェニルェタン (Alkyldiphenylethane) (5) ジフェニルエタン誘導体からなる絶縁油。通
常二つの芳香族環が短いアルキル基をもったものである。
注(5) このタイプの製品は,3 070,1 606及び705cm−1の赤外吸収バンドが特徴である。
3.9 アルキルナフタレン (Alkylnaphthalene) (6) 置換基をもったナフタレン構造からなる絶縁油。
注(6) このタイプの製品は,3 070,1 605及び1 380cm-1の赤外吸収バンドが特徴である。
3.10 メチルポリアリルメタン (Methylpolyarylmethane) (7) 主にモノ/ジ-ベンジルトルエン (M/DBT) に
基づくメチルアリルメタン誘導体からなる絶縁油。
注(7) このタイプの製品は,3 025,1 606及び705cm−1の赤外吸収バンドが特徴である。

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3.11 ポリブテン (Polybuteme) (8) 通称ポリブテンと呼ばれるポリイソブチレンで,分岐形ポリオレフィ
ンである。
イソプチレンの重合によって製造され,分子量は3001 500の範囲である。
注(8) 赤外吸収バンドの1 390,1 360,1 230,950,924cm-1によって特徴づけられる。
4. 種類 種類は,本体3.の表2による。
5. 品質 JIS C 2101の附属書に規定する試験方法によって試験を行ったとき,各絶縁油は附属書表19
に適合しなければならない。
6. シリコーン油の一般的記述
6.1 特徴及び一般特性 変圧器用のシリコーン油は,引火点及び燃焼点が高いので燃えにくい。燃焼時
の熱の放散速度は,炭化水素油の燃焼時の放散速度に比べて非常に低い。シリコーン油は液表面がかく乱
されない状態で燃焼するときは,シリカが液面に形成され,これが酸素の供給を妨げる。シリコーン油は
炭化水素油に比べて酸化されにくく,より高い温度で使用できる。シリコーン油の水分溶解度は鉱物油よ
りも大きい。他の物理的特性,例えば,機器の設計に必要な熱伝導率は,炭化水素油の熱伝導率と異なっ
ているので,設計者はこの点を考慮しなければならない。
6.2 安全 シリコーン油は分解し,天然に生成する単純な物質になる。シリコーン油の取扱いは健康に
対して有害ではない。目に直接触れた場合には,多量のきれいな流水で洗うと刺激が和らぐ。もし,刺激
が続く場合には医師に相談する。
7. 保管及び廃棄 法律に従って行う。
8. 配送及び引渡しの一般的な要求事項 絶縁油は特別に洗浄されたタンクローリ車,タンク車又はドラ
ムで配送し引き渡される。
変圧器用及び遮断器用鉱油系絶縁油においては,個々の配送に当たっては,製造業者は少なくとも製造
業者名,油のクラス及び存在する添加剤を特定した文書を添付しなければならない。
もし,酸化防止剤が存在するならば,その一般的な特性を表示すべきである。
流動点降下剤が油中に含まれる場合は,使用者(9)と製造業者間の協定が必要である。この場合,降下剤
の一般的な性質が使用者に知らされなければならない。
注(9) 使用者は,基油タイプ又は精製方法などの重要な変更が使用者に知らされることなく行われる
ことのないように,要求することができる。
ケーブル用鉱油系絶縁油においては,油引渡しに際して少なくとも製造業者名,油のクラス及び添加剤
の性質の仕様について製造業者は文書を添付しなければならない。
もし,酸化防止剤又は流動点降下剤が油に含まれる場合は,この点は使用者と製造業者の受渡当事者間
で合意しなければならない。この場合,両方の添加剤の性質を使用者に知らせなければならない。
備考 製造業者は,使用者に知らせずに原油及び/又は精製工程の大きな変更をすべきではない。
ポリブテンの引渡し時には製造業者側の書類として少なくとも製造業者名,ポリブテンのクラス別及び
添加剤がある場合は,その機能を明記する。
9. 製品の呼び方 製品の呼び方は,本体9.による。

――――― [JIS C 2320 pdf 10] ―――――

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JIS C 2320:1999の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 60296:1982(MOD)
  • IEC 60296:1982/AMENDMENT 1:1986(MOD)
  • IEC 60465:1988(MOD)
  • IEC 60836:1988(MOD)
  • IEC 60867:1993(MOD)
  • IEC 60963:1988(MOD)

JIS C 2320:1999の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 2320:1999の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISC2101:1950
絶縁油試験方法
JISC2101:1999
電気絶縁油試験方法
JISZ1601:2017
鋼製タイトヘッドドラム
JISZ1602:2003
金属板製18リットル缶
JISZ1620:1995
鋼製ペール
JISZ1620:2020
鋼製ペール