JIS Z 1620:1995 規格概要
この規格 Z1620は、液体危険物及び固体危険物並びに非危険物の輸送及び貯蔵容器として用いる呼び容量18lから20lまでの鋼製ペールについて規定。
JISZ1620 規格全文情報
- 規格番号
- JIS Z1620
- 規格名称
- 鋼製ペール
- 規格名称英語訳
- Steel pails
- 制定年月日
- 1967年5月1日
- 最新改正日
- 2015年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 55.120
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 包装 2020
- 改訂:履歴
- 1967-05-01 制定日, 1970-05-01 確認日, 1972-03-01 改正日, 1974-12-01 確認日, 1977-03-01 改正日, 1980-04-01 確認日, 1984-10-01 確認日, 1985-03-01 改正日, 1990-06-01 確認日, 1995-01-01 改正日, 2000-08-20 確認日, 2005-12-20 確認日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
- ページ
- JIS Z 1620:1995 PDF [13]
日本工業規格(日本産業規格) JIS
Z 1620-1995
鋼製ペール
Steel pails
1. 適用範囲 この規格は,液体危険物及び固体危険物並びに非危険物の輸送及び貯蔵容器として用いる
呼び容量18lから20lまでの鋼製ペール(以下,ペールという。)について規定する。
備考1. この規格でいう危険物とは,次に示す法令の適用を受けるものをいう。
(1) 船舶安全法(昭和8年法律第11号)
(2) 消防法(昭和23年法律第186号)
(3) 毒物及び劇物取締法(昭和25年法律第303号)
(4) 航空法(昭和27年法律第231号)
2. この規格でいう液体又は固体は,関連法の規定による。
3. この規格でいう危険等級とは,関連法によって次のとおり読み替える。
(1) 船舶安全法 容器等級
(2) 消防法 危険等級
(3) 毒物及び劇物取締法 包装等級
(4) 航空法 容器等級
4. この規格の引用規格を,次に示す。
JIS G 3141 冷間圧延鋼板及び鋼帯
JIS G 3303 ぶりき及びぶりき原板
JIS G 3315 ティンフリースチール
JIS G 3532 鉄線
JIS Z 1604 鉄製ドラム用口金
JIS Z 1607 金属板製ふた・口金
2. 形式,種類,号別及び級別
2.1 形式 ペールは,胴体の形状によって,表1に示す形式に区分する。
表1 形式
形式 呼称 胴体の形状
T形 テーパペール 胴体にテーパを付けたもの
S形 ストレートペール 胴体がストレートなもの
2.2 種類 ペールは,天ぶた又は天板の形状によって,表2に示す種類に区分する。
――――― [JIS Z 1620 pdf 1] ―――――
2
Z 1620-1995
表2 種類
種類 呼称 天ぶた又は天板の形状
取外し可能なつめ付きの天ぶた
天板取外し式
1種 を,つめによって胴体に締め付け
ラグタイプ
ラグタイプ
取外し可能な天ぶたを,バンドに
天板取外し式
2種 よって胴体に締め付けたバンド
バンドタイプ
タイプ
天板及び地板を,巻締めによって胴
3種(1) 天板固着式
体に取り付けた巻締めタイプ
注(1) 形には適用しない
2.3 号別 ペールは,呼び容量によって,表3に示す号別に区分する。
表3 号別
単位 l
号別 呼び容量 容量
1号 18 18.6 以上
2号 20 20.6 以上
2.4 級別 ペールは,使用する鋼板の呼び厚さによって,表4に示す級別に区分する。
表4 級別
級別 鋼板の呼び厚さ
mm
H級 0.6
M級 0.5
L級 0.4
F級 0.34
3. 品質
3.1 外観 ペールは,巻締め,溶接及び締付けが良好で,内外面は平滑で,きず,さび,有害な酸化被
膜,ばり,その他使用上の有害な欠点があってはならない。
3.2 性能
3.2.1 気密性 危険物用ペールは7.1.1,非危険物用ペールは7.2.1の試験を行ったとき,漏れがあっては
ならない。
3.2.2 落下強度 危険物用ペールは7.1.2,非危険物用ペールは7.2.2の試験を行ったとき,漏れがあって
はならない。
――――― [JIS Z 1620 pdf 2] ―――――
3
Z 1620-1995
3.2.3 耐圧性 液体危険物用ペールは7.1.3,非危険物用ペール3種のH級及びM級は7.2.3の試験を行
ったとき,漏れがあってはならない。
3.2.4 積重ね強度 危険物用ペールは7.1.4,非危険物用ペールは7.2.4の試験を行ったとき,漏れ及び輸
送上の安全性を損なうような変形があってはならない(附属書参照)。
3.2.5 取っ手(2)及び取っ手取付部強度 危険物用ペールは7.1.5,非危険物用ペールは7.2.5の試験を行っ
たとき,取っ手及び取っ手取付部のはずれ又は破損があってはならない。
注(2) ここでいう取っ手とは,つる又は手環をいう。
4. 構造及び製造方法
4.1 胴体 胴体は,次による。
(1) 胴体は,1枚の鋼板,ぶりき又はぶりき原板を円筒形に成形した後,シーム溶接によって接合する。
(2) 1種及び2種の胴体には,補強のため輪帯を圧出する。3種の胴体には,受渡当事者間の協定によって,
輪帯を付けてもよい。
(3) 形は,胴体にテーパを付ける。
(4) 形は,胴体に絞り又はテーパネックを施す。
4.2 地板 地板は充てん剤を注入した後,胴体と組み合わせて,巻き締める。
4.3 天ぶた又は天板
4.3.1 天ぶた 天ぶたは,ガスケット及び口金を取り付けた後,1種は,つめ(つめの数は原則として16
個),2種は,バンドを用いて胴体に締め付ける。ただし,受渡当事者間の協定によって,口金を取り付け
なくてもよい。
4.3.2 天板3 種の天板は,充てん剤を注入した後,胴体と組み合わせて,巻き締める。天板には,口金
を取り付けて注入口とする。
なお,必要に応じて,換気口を取り付けてもよい。
4.4 取っ手 ペールには,使用に適した形状及び寸法の取っ手を,本体から外れないように,原則とし
て座金などを用いて溶接で取り付ける。
4.5 チャイム チャイムは,4.1に規定する胴体に,4.2に規定する地板又は4.3.2に規定する天板を6.6
に規定する充てん剤を用いて巻き締める。
4.6 印刷又は塗装 ペールの内外面には,印刷又は塗装を施す。ただし,内面は,使用上必要のない場
合は,印刷又は塗装を施さなくてもよい。
5. 形状,寸法,容量及び質量 ペールの形状は,図13に準拠し,寸法,容量及び質量は,表3及び表
57による。
なお,T形は図1及び表5,S形は図2及び図3,並びに表6及び表7による。
――――― [JIS Z 1620 pdf 3] ―――――
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Z 1620-1995
表5 T形の寸法及び質量
種類 号数 内径 mm 内高Hi(3) 質量(4)
天 Di1 地Di2 mm kg
寸法 許容差 寸法 許容差 寸法 許容差 H級 M級 L級 F級
1種 1号 286 ±3 272 ±3 315 ±5 2.1以上 1.8以上 1.4以上 1.2以上
及び
2種 2号 286 ±3 272 ±3 342 ±5 2.2以上 1.9以上 1.5以上 1.3以上
注(3) 内高は,ガスケットを装着しない状態の寸法とする。
(4) 質量には,取っ手,ガスケット,バンドなどの附属品を含まない。
図1 T形の形状
――――― [JIS Z 1620 pdf 4] ―――――
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Z 1620-1995
表6 S形1種及び2種の寸法,質量
種類 号数 内径 内高 Hi(3) 質量(4)
mm mm kg
天 Di1 地 Di2
寸法 許容差 寸法 許容差 寸法 許容差 H級 M級 L級 F級
1種 1号 286 ±3 272 ±3 315 ±5 2.1以上 1.8以上 1.4以上 1.2以上
及び
2種 2号 286 ±3 272 ±3 342 ±5 2.2以上 1.9以上 1.5以上 1.3以上
図2 S形の形状
――――― [JIS Z 1620 pdf 5] ―――――
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JIS Z 1620:1995の国際規格 ICS 分類一覧
- 55 : 包装及び物流 > 55.120 : 缶.ぶりき缶.チューブ
JIS Z 1620:1995の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISG3141:2017
- 冷間圧延鋼板及び鋼帯
- JISG3141:2021
- 冷間圧延鋼板及び鋼帯
- JISG3303:2017
- ぶりき及びぶりき原板
- JISG3315:2017
- ティンフリースチール
- JISG3532:2011
- 鉄線
- JISZ1604:2017
- 鋼製ドラム用口金
- JISZ1607:2003
- 金属板製ふた・口金