JIS Z 1620:1995 鋼製ペール | ページ 2

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Z 1620-1995
表7 S形3種の寸法及び質量
内径 内高 Hi(3) 質量(4)
mm mm kg
種類 号数
天 Di1 地 Di2
寸法 許容差 寸法 許容差 寸法 許容差 H級 M級 L級 F級
3種 1号 272 ±3 286 ±3 315 ±5 2.1以上 1.8以上 1.4以上 1.2以上
2号 272 ±3 286 ±3 342 ±5 2.2以上 1.9以上 1.5以上 1.3以上
図3 S形3種の形状
6. 材料
6.1 鋼板 鋼板は,表8又はこれらと同等以上の品質をもつものを用いる。
表8 材料
規格番号 規格名称
JIS G 3141 冷間圧延鋼板及び鋼帯
JIS G 3303 ぶりき及びぶりき原板
JIS G 3315 ティンフリースチール
6.2 口金 口金は,JIS Z 1607又はJIS Z 1604に規定する口金を用いる。
なお,受渡当事者間の協定によってJIS Z 1607又はJIS Z 1604と同等以上の品質をもつものを使用して
もよい。
6.3 ガスケット ガスケットは,内容物に対して適切な品質をもち,密封性のよいものを用いる。
6.4 取っ手 取っ手に用いる鉄線は,JIS G 3532に規定する鉄線を用いる。
6.5 バンド バンドは,チャイムへの装着性がよく,締付け及び気密性を保つのに十分な強度をもつも
のを用いる。
6.6 巻締め部充てん剤 充てん剤は,内容物に対して適切な品質をもち,かつ,必要な耐熱性及び耐久
性をもつものを用いる。

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6.7 印刷インキ又は塗料 印刷インキを使用する場合は,適切な品質をもち,かつ,必要な皮膜強度を
もつものを用いる。塗料を使用する場合は,外面用には付着性及び耐候性のよいものを用い,内面用には
内容物に対して適切な品質をもつものを用いる。
7. 試験
7.1 危険物用ペールの試験
7.1.1 気密試験 気密試験は,液体用ペールについて行い,表9に規定する圧縮空気を加え,漏れの有無
を調べる(附属書参照)。
表9
危険物の区分 危険等級I 危険等級II及びIII
ゲージ圧 kPa 30 20
7.1.2 落下試験 落下試験は,液体用及び固体用ペールについて行い,表1013に規定する高さから,
コンクリート又はこれと同程度の堅固な水平面上に落下させ,漏れの有無を調べる(附属書参照)。
(1) 充てん物及び充てん量
(a) 液体用 輸送される物質若しくはこれと同等の物理的性状をもつ代替物質,又は水を容量の98%以
上充てんする。
(b) 固体用 輸送される物質又はこれと同等の物理的性状をもつ代替物質を容量の95%以上充てんする
(附属書参照)。
(2) 落下高さ
(2.1) 液体用
(2.1.1) 輸送される物質又はこれと同等の物理的性状をもつ代替物質で試験をする場合
表10
危険物の区分 危険等級I 危険等級II 危険等級III
落下高さ m 1.8 1.2 0.8
(2.1.2) 代替物質として水を使用する場合
(a) 輸送される物質の比重が1.2以下の場合
表11
危険物の区分 危険等級I 危険等級II 危険等級III
落下高さ m 1.8 1.2 0.8
(b) 輸送される物質の比重が1.2を超える場合
表12
危険物の区分 危険等級I 危険等級II 危険等級III
落下高さ m 比重×1.5 比重×1.0 比重×0.67
備考 小数点第2位以下は切上げとする。
(2.2) 固体用
表13
危険物の区分 危険等級I 危険等級II 危険等級III
落下高さ m 1.8 1.2 0.8

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7.1.3 水圧試験 水圧試験は,液体用3種のペールに適当な方法で水を注入し,次に規定する水圧を加え,
漏れの有無を調べる(附属書参照)。試験圧力(ゲージ圧)は,次のうち,いずれか高い方の圧力以上とす
る。
(1) 収納する危険物の摂氏55度における蒸気圧力の1.5倍の圧力から100kPaを減じた圧力。
(2) 100kPa(危険等級Iの危険物を収納するものは250kPa)の圧力。
7.1.4 積重ね試験 積重ね試験は,液体用及び固体用について行い,液体用は,容量の98%以上の水,固
体用は”輸送される物質又はこれと同等の物理的性状をもつ代替物質を容量の95%以上充てんして縦置き
にし,その上に次の計算式によって算出した積重ね質量に相当する荷重を加え,24時間放置した後,漏れ
及び変形の有無を調べる(附属書参照)。
=3−h
W G
h
ここに, W : 供試ペールの上部に加える積重ね質量 (kg)
G : 1ペール当たりの質量 (kg)
h : 供試ペールの外高 (m)
7.1.5 取っ手及び取っ手取付部強度試験 取っ手及び取っ手取付部強度試験は,ペールを適当な方法で固
定し,ペールに取り付けた取っ手を,取っ手つかみ具を用いて,垂直方向に600Nの荷重で引っ張り,取
っ手及び取っ手取付部のはずれ又は破損の有無を調べる。
なお,取っ手つかみ具は,約7cm幅の鋼板を曲げたものとする。
7.2 非危険物用ペールの試験
7.2.1 気密試験 気密試験は,ペールに適当な方法でゲージ圧力20kPaの圧縮空気を加え,漏れの有無を
調べる。ただし,1種及び2種については,天ぶたを胴体に装着する前にこの試験を行う。
なお,液体用の1種及び2種について,受渡当事者間の協定によって,天ぶた装着後にこの試験を行う
場合は,試験圧力(ゲージ圧)は10kPaとする(附属書参照)。
7.2.2 落下試験 落下試験は,1種及び2種については,乾燥砂を容量の95%以上,3種については,水
を容量の98%以上充てんし,高さ0.8mからコンクリート又はこれと同程度の堅固な水平面上に対角に落
下させ,漏れの有無を調べる。
なお,各種類ともL級及びF級は,充てん物,充てん量及び落下高さについては,受渡当事者間で協定
しこの試験を行う(附属書参照)。
7.2.3 水圧試験 水圧試験は,3種のH級及びM級ペールに適当な方法で水を注入し,表14に規定する
水圧を加え,漏れの有無を調べる(附属書参照)。ただし,JIS Z 1604又はこれに準じた口金を用いた場合
は,水圧(ゲージ圧)は100kPaとする。
表14
種類 水圧(ゲージ圧)kPa
A形口金付きペール(5) B形口金付きペール(6)
3種 100 50
注(5) IS Z 1607のA形に規定するもの。
(6) IS Z 1607のB形に規定するもの。
7.2.4 積重ね試験 積重ね試験は,7.1.4に規定する危険物用と同一の試験を行い,漏れ及び変形の有無
を調べる。ただし,1種及び2種については,乾燥砂を容量の95%以上充てんして試験を行う(附属書参
照)。

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7.2.5 取っ手及び取っ手取付部強度試験 取っ手及び取っ手取付部強度試験は,7.1.5に規定する危険物
用と同一の試験を行い,取っ手及び取っ手取付部の外れ又は破損の有無を調べる。
8. 検査
8.1 外観 外観は,3.1の規定に適合しなければならない(附属書参照)。
8.2 構造 構造は,4.の規定に適合しなければならない(附属書参照)。
8.3 形状,寸法,容量及び質量 形状,寸法,容量及び質量は,5.の規定に適合しなければならない。
8.4 気密性 気密性は,3.2.1の規定に適合しなければならない。
8.5 落下強度 落下強度は,3.2.2の規定に適合しなければならない。
8.6 耐圧性 耐圧性は,3.2.3の規定に適合しなければならない。
8.7 積重ね強度 積重ね強度は,3.2.4の規定に適合しなければならない。
8.8 取っ手及び取っ手取付部強度 取っ手及び取っ手取付部強度は,3.2.5の規定に適合しなければなら
ない。
9. 表示
9.1 非危険物用ペールの表示 非危険物用ペールには,容易に消えない方法で,地板又は胴体に次の事
項の表示を行う。
(1) 号別又は呼び容量
(2) 級別又は板厚
(3) 製造年月又はその略号
(4) 製造業者名又はその略号
例 (1) 号別 1号
1-0.4 (2) 級別 L級
95-2 (3) 製造年月の略号 1995年2月製造
ABC (4) 製造業者名の略号 ABC
9.2 危険物用ペールの表示 危険物用ペールには,非危険物用ペールの表示のほかに,容易に消えない
方法で,次の事項の表示を行う。
(1) 収納物区分 L : 液体用
S : 固体用
(2) 容器性能基準 X : 危険等級I,II及びIII
Y : 危険等級II及びIII
Z : 危険等級m
(3) 最大比重 液体危険物用ペールには,収納できる物質の最大比重を数値で小数点以下第1位まで表示
(4) 総質量 固体危険物用ペールには,総質量を表示する。
例1. (1) 号別 1号
1−0.6 (2) 級別 H級
L−Y1.5 (3) 収納物 液体
95−2 (4) 危険等級II及びIII
ABC (5) 最大比重 1.5
(6) 製造年月の略号 1995年2月製造

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(7) 製造業者名の略号 ABC
例2. (1) 号別 2号
2−0.5 (2) 級別 M級
S−X24.5 (3) 収納物 固体
95−2 (4) 危険等級I,II及びIII
ABC (5) 総質量 24.5kg
(6) 製造年月の略号 1995年2月製造
(7) 製造業者名の略号 ABC

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