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ステーションポストがいしの場合 7.1.1 b)による。
7.8.3 50%フラッシオーバ電圧値の決定 7.6.3による。
7.8.4 電圧の補正 開閉インパルス乾燥50%フラッシオーバ電圧値は,7.1.4によって標準大気状態に補
正を行う。
7.9 開閉インパルス乾燥耐電圧試験
7.9.1 電圧波形 7.8.1による。
7.9.2 供試品の取付方法 7.8.2による。
7.9.3 電圧の加え方 開閉インパルス耐電圧試験は,正,負両極性について行う。開閉インパルス耐電圧
を求める方法は,次の二つの方法のいずれかによる。
a) 耐電圧法 供試品に規定の開閉インパルス電圧を15回印加する。フラッシオーバの数が2回以内の場
合には,試験に合格したものとする。
b) 50%フラッシオーバ電圧による方法 7.6.3 a)によって50%フラッシオーバ電圧を求め,7.1.4によって
1
補正した値が規定の耐電圧値の 13.1=1.085倍以上の場合には,試験に合格したものとする。ここで
は6%と仮定した標準偏差である。また,印加回数は30回以上とする。
7.9.4 電圧の補正 開閉インパルス乾燥耐電圧試験(耐電圧法)は,7.1.4によってその試験時の大気状
態に対応する耐電圧試験値を求め,これによって試験を行う。
7.10 開閉インパルス注水フラッシオーバ電圧試験
7.10.1 電圧波形 7.8.1による。
7.10.2 供試品の取付方法 7.8.2による。
7.10.3 注水 注水条件は,7.3.2による。
7.10.4 50%フラッシオーバ電圧値の決定 7.6.3による。
7.10.5 電圧の補正 開閉インパルス注水50%フラッシオーバ電圧値は,7.1.4によって標準大気状態に補
正を行う。
7.11 開閉インパルス注水耐電圧試験
7.11.1 電圧波形 7.8.1による。
7.11.2 供試品の取付方法 7.8.2による。
7.11.3 注水 注水条件は,7.3.2による。
7.11.4 電圧の加え方 7.9.3による。
7.11.5 電圧の補正 開閉インパルス注水耐電圧試験(耐電圧法)は,7.1.4によってその試験時の大気状
態に対応する耐電圧値を求め,これによって試験を行う。
8. 機械的試験
8.1 耐荷重試験
8.1.1 引張耐荷重試験
a) 供試品の取付方法
ステーションポストがいし及び屋内ポストがいしの場合 供試品の両金具間に適切な方法によって
供試品の軸心の方向に荷重が加わるように取り付ける。
b) 荷重の加え方
1) 荷重は,規定荷重値の約75%まで適宜に増加させ,以後は徐々に増加させ規定荷重値に達するよう
にする。その規定荷重値を1分間保持し,供試品の各部の異常の有無を調べる。
――――― [JIS C 3801-2 pdf 11] ―――――
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2) 全数試験の場合には,規定荷重値を10秒間加え,供試品の各部の異常の有無を調べる。
8.1.2 曲げ耐荷重試験
a) 供試品の取付方法
ステーションポストがいし及び屋内ポストがいしの場合 供試品を正規の取付ボルト又はこれと同
等以上のもので固定した鉄製の台に使用状態に取り付け,自由端側に供試品の軸心と直角の方向に荷
重を加える。
b) 荷重の加え方 8.1.1 b)による。
8.1.3 ねじり耐荷重試験
a) 供試品の取付方法
ステーションポストがいし及び屋内ポストがいしの場合 供試品を正規の取付ボルト又はこれと同
等以上のもので固定した鉄製の台に使用状態に固定し,供試品の軸心を中心として,ねじり荷重を加
える。
b) 荷重の加え方 8.1.1 b)による。
8.2 破壊荷重試験
8.2.1 引張破壊荷重試験
a) 供試品の取付方法 8.1.1 a)による。
b) 荷重の加え方 荷重は,規定破壊荷重値の約75%まで適宜に増加させ,以後徐々に増加させ,破壊に
至らせる。
8.2.2 曲げ破壊荷重試験
a) 供試品の取付方法 8.1.2 a)による。
b) 荷重の加え方 8.2.1 b)による。
8.2.3 ねじり破壊荷重試験
a) 供試品の取付方法 8.1.3 a)による。
b) 荷重の加え方 8.2.1 b)による。
9. 冷熱試験
冷熱試験は,熱湯・冷水,熱湯・冷水の順序で行い,供試品はそれぞれの水槽に全部を浸
す。熱湯と冷水との浸せき回数は各々3回とし,それぞれの水槽間の移動時間は30秒以内でできるだけ早
く行う。浸せき時間,冷水の温度範囲及び冷水と熱湯の温度差は規定による。
なお,水槽の冷水又は熱湯の量は,供試品の浸せきによって水温が5℃以上変化しないよう,十分な量
でなければならない。
次に外観試験を行い,磁器部,金具接着状態などを調べ,かつ,供試品の絶縁物内部の最小貫通距離が
供試品のフラッシオーバ距離の21以下であるものについては7.5の商用周波電圧試験によって異常の有無
を調べる。
10. 吸湿試験
10.1 試料 供試品を構成する磁器部を破壊し,清新な破砕面をもつ破片を試料とする。
10.2 試験液 この試験に用いる試験液は,JIS K 8891に規定するメチルアルコール100に対し,アスト
ラゾン約3の割合で溶解したものとする。
10.3 試験方法 試料を試験液中に完全に浸し,常温において9.8MPa以上の圧力を加えたまま4時間以上
放置した後,これを取り出して乾燥し,破砕し,その破砕面に液がしみ込んだか否かを調べる。
――――― [JIS C 3801-2 pdf 12] ―――――
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11. 亜鉛めっき試験
11.1 試料 供試品の一部をなす金具の亜鉛めっきに対して行うものとし,試料の採り方はJIS H 0401に
よる。
11.2 試験方法 JIS H 0401の参考(膜厚試験方法)によって行う。
参考 膜厚測定値から付着量を求めるためには,次の式がある。
A 2.7 t
ここに, A : 亜鉛付着量 (g/m2)
7.2 : めっき層の密度 (g/cm3)
t : 膜厚 (
例 付着量500g/m2に相当する膜厚 : 69.4
――――― [JIS C 3801-2 pdf 13] ―――――
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附属書(規定) 公称電圧が1 000Vを超える系統で使用する磁器製又はガ
ラス製の屋内及び屋外用ポストがいしの試験
序文
この附属書は,本体の規定に対応するIEC 60168 : 1994, Tests on indoor and outdoor post insulators of
ceramic material or glass for systems with nominal voltages greater than 1 000Vを翻訳し,技術的内容及び規格票
の様式を変更することなく作成したものである。
なお,この附属書で点線の下線を施してある箇所は,原国際規格にない事項である。
第1章 共通事項
1.1 適用範囲及び目的
この附属書は,公称電圧が1 000Vを超え,周波数が100Hz以下の交流で運転さ
れる電気設備又は電気機器の,屋内及び屋外で使用する磁器製又はガラス製ポストがいし及びポストがい
しユニットに適用する。
この附属書は,直流系統で使用するポストがいしの暫定規格とみなすことができる。IEC 60438が,こ
れらのがいしの一般的なガイダンスとなる。
この附属書は,ポリマーがいし又は他のIEC規格[1]*に規定されている,有機材料を使用した屋内用ポ
ストがいしには適用しない。
この附属書の目的は :
− 使用される用語の定義
− ポストがいしの電気的及び機械的特性の規定
− 電気的及び機械的特性の規定値が検証される条件の規定
− 試験方法の規定
− 判定基準の規定
ポストがいしの特性の数値は,IEC 60273で規定する。
この附属書は,特殊な使用条件におけるポストがいしの選択に関する要求事項は含まない。
備考1. 汚損条件でのがいしの選択に対するガイドが用意されている。[2]参照。
2. この附属書は,ラジオ障害電圧試験又は人工汚損試験を含まない。これらの試験項目及び試
験方法は,他のIEC規格で扱う。[3],[4]及び[5]参照。
3. この附属書を中空ポストがいしに適用する場合は,他のIEC規格も考慮するのがよい。[6]
及び[7]参照。
1.2 引用規格
次に示す引用規格は,この附属書で参照する条項,この規定を構成する条項を含んでい
る。発行時点において,表示された版が有効なものであった,すべての引用規格は,改正されるので,こ
の規格の関係者は,次の規格の最新版のものを調査し,適用することを推奨する。IEC及びISOのメンバ
ーは,現時点で有効な国際規格の記録を保持する。
IEC 60050 (471) : 1984, International Electrotechnical Vocabulary (IEV) −Chapter 471 : Insulators
IEC 60060-1 : 1989, High-voltage test techniques−Part 1 : General definitions and test requirements
IEC 60071-1 : 1993, Insulation co-ordination−Part 1 : Definitions, principles and rules
IEC 60071-2 : 1976, Insulation co-ordination−Part 2 : Application guide
[ ]内の数字は附属書C(参考文献)を参照。
――――― [JIS C 3801-2 pdf 14] ―――――
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IEC 60071-3 : 1982, Insulation co-ordination−Part 3 : Phase-to-phase insulation co-ordination. Principles,
rules and application guide
IEC 60273 : 1990, Characteristics of indoor and outdoor post insulators for systems with nominal voltages
greater than 1 000 V
IEC 60438 : 1973, Test and dimensions for high-voltage d. c. insulators
ISO 1459 : 1973, Metallic coatings−Protection against corrosion by hot dip galvanizing−Guiding principles
ISO 1460 : 1992, Metallic coatings−Hot dip galvanized coatings on ferrous metals−Gravimetric
determination of mass per unit area
ISO 1461 : 1973, Metallic coatings−Hot dip galvanized coatings on fabricated ferrous products−
Requirements
ISO 1463 : 1982, Metal and oxide coatings−Measurement of coating thickness−Microscopical method
ISO 2064 : 1980, Metal and other non-organic coatings−Definitions and conventions concerning the
measurement of thickness
ISO 2178 : 1982, Non-magnetic coatings on magnetic substrates−Measurement of coating thickness−
Magnetic method
1.3 定義
この附属書では,次に示す用語の定義を用いる。
次に示す定義は,IEC 60050 (471) に規定されていないか又はIEC 60050 (471) と異なるものである。
1.3.1 がいし (insulator) この附属書で使用する“がいし”という用語は,試験対象物を指すのに用いる。
特に規定がない場合は,金具の付いた組立品のポストがいしを指す。この附属書では,“ポストがいし”と
いう用語は,必要に応じて,ポストがいし又はポストがいしユニットを意味するのに使用する。
備考1. “ほぼ円柱状の形状”という用語は,断面が円形で,その直径が変化するユニットのことを
いう。
2. 過度の結露にさらされる屋内設備に対しては,屋外用ポストがいし又は特殊な屋内用がいし
を使用してもよい。
1.3.2 ロット (lot) 受入れのために同一製造業者から提供され,同一設計で,類似の製造条件で製造さ
れたがいしの1グループである。一つ又は複数のロットを,受入れ用として提供してもよい。提供される
ロットは,注文数量の全部又は一部としてもよい。
1.3.3 乾燥時に,規定された試験条
雷インパルス乾燥耐電圧 (dry lightning-impulse withstand voltage)
件下において,ポストがいしが耐える雷インパルス電圧。
1.3.4 50%雷インパルス乾燥フラッシオーバ電圧 (50% dry lightning-impulse flashover voltage)乾燥
時に,規定された試験条件下において,50%の確率でポストがいしにフラッシオーバが発生する雷インパ
ルス電圧。
備考 この附属書では,“フラッシオーバ”は,がいし周辺の空気中の放電による絶縁破壊放電と同様
な,がいし表面の絶縁破壊放電を含む。破壊放電は,まれに別の場所(例えば,他の構造物又
は大地)で発生するが,この場合は,この附属書の対象外である。
1.3.5 乾燥又は
開閉インパルス乾燥又は注水耐電圧 (dry or wet switching-impulse withstand voltage)
注水時に,規定された試験条件下において,ポストがいしが耐える開閉インパルス電圧。
1.3.6 50%開閉インパルス乾燥又は注水フラッシオーバ電圧 (50% dry or wet switching-impulse
flashover voltage)乾燥又は注水時に,規定された試験条件下において,50%の確率でポストがいしにフ
ラッシオーバが発生する開閉インパルス電圧。
――――― [JIS C 3801-2 pdf 15] ―――――
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JIS C 3801-2:1999の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 60168:1994(NEQ)
- IEC 60168:1994/AMENDMENT 1:1997(NEQ)
JIS C 3801-2:1999の国際規格 ICS 分類一覧
JIS C 3801-2:1999の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC3802:1964
- 電気用磁器類の外観検査
- JISC3803:1977
- がいし及びブッシング用語
- JISH0401:2013
- 溶融亜鉛めっき試験方法
- JISK8891:2006
- メタノール(試薬)