JIS C 3818:1999 ステーションポストがいし

JIS C 3818:1999 規格概要

この規格 C3818は、公称電圧6.6kV以上の電路において,導体の支持及び断路器などに用いる磁器又はガラス製のステーションポストがいしについて規定。

JISC3818 規格全文情報

規格番号
JIS C3818 
規格名称
ステーションポストがいし
規格名称英語訳
Station post insulators
制定年月日
1968年3月1日
最新改正日
2015年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

IEC 60273:1990(NEQ)
国際規格分類

ICS

29.080.10
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
電気設備 I 2021, 電気設備 II-1 2021, 電気設備 II-2 2021, 電気設備 III 2021
改訂:履歴
1968-03-01 制定日, 1971-01-01 確認日, 1973-06-01 改正日, 1976-05-01 確認日, 1977-02-01 改正日, 1980-02-01 確認日, 1983-03-01 改正日, 1988-08-01 確認日, 1994-03-01 改正日, 1999-03-20 改正日, 2004-09-20 確認日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
ページ
JIS C 3818:1999 PDF [38]
C 3818 : 1999

まえがき

  この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日
本工業規格である。これによってJIS C 3818 : 1994は改正され,この規格に置き換えられる。
この規格では,対応する国際規格を附属書(規定)として作成し,国際規格との整合化を図った。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実
用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。通商産業大臣及び日本工業標準調査会は,
このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録
出願にかかわる確認について,責任はもたない。
JIS C 3818には,次に示す附属書がある。
附属書(規定) 公称電圧が1000Vを超える系統用の屋外用ポストがいしの特性

(pdf 一覧ページ番号 )

――――― [JIS C 3818 pdf 1] ―――――

                                                                                   C 3818 : 1999

pdf 目次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1. 適用範囲・・・・[1]
  •  2. 引用規格・・・・[1]
  •  3. 定義・・・・[1]
  •  4. 種類・・・・[2]
  •  5. 性能・・・・[2]
  •  6. 形状及び寸法・・・・[4]
  •  7. 外観・・・・[4]
  •  8. 材料及び組立・・・・[4]
  •  9. 試験方法・・・・[4]
  •  10. 検査・・・・[4]
  •  11. 製品の呼び方・・・・[5]
  •  12. 表示・・・・[5]
  •  付図1~3・・・・[6]
  •  附属書(規定) 公称電圧が1000Vを超える系統用の屋外用ポストがいしの特性・・・・[9]
  •  序文・・・・[9]
  •  1. 適用範囲・・・・[9]
  •  2. 引用規格・・・・[9]
  •  3. 目的・・・・[9]
  •  4. 電気的特性・・・・[10]
  •  5. 機械的特性・・・・[10]
  •  6. 寸法・・・・[12]
  •  7. 取付け構造・・・・[12]
  •  8. 規定する特性・・・・[13]
  •  9. がいしの種類・・・・[13]

(pdf 一覧ページ番号 )

――――― [JIS C 3818 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
C 3818 : 1999

ステーションポストがいし

Station post insulators

序文

 この規格は,1990年に第3版として発行されたIEC 60273, Characteristics of indoor and outdoor post
insulators for systems with nominal voltages greater than1000Vを基に,本体には従来日本工業規格(日本産業規格)で規定して
いたステーションポストがいしについて規定し,これに対応する国際規格について,技術的内容を変更す
ることなく附属書(規定)として作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,IEC規格番号は,1997年1月1日から実施のIEC規格新番号体系によるものであり,これより前
に発行された規格についても,規格番号に60000を加えた番号に切り替えた。これは,番号だけの切替え
であり,内容は同一である。

1. 適用範囲

 この規格は,公称電圧6.6kV以上の電路において,導体の支持及び断路器などに用いる磁
器又はガラス製のステーションポストがいし(以下,がいしという。)について規定し,次のがいしに適用
する。
a) 従来JISで規定していた磁器製がいしで,この規格の本体で規定する。
b) EC 60273 : 1990で規定している,公称電圧が1000Vを超える系統用の磁器又はガラス製の屋外用ポ
ストがいしで,この規格の附属書(規定)で規定する。
なお,この規格の本体又は附属書(規定)の規定は,一つの製品に対してそのいずれかを一貫して適用
するものとし,両者の対応する規定項目・内容を適宜選択又は混用して適用することはできない。

2. 引用規格

 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版を適用する。
JIS C 3801-2 がいし試験方法−第2部 : 発変電所用ポストがいし
JIS C 3802 電気用磁器類の外観検査
JIS C 3803 がいし及びブッシング用語
JIS G 3113 自動車構造用熱間圧延鋼板及び鋼帯
JIS G 5501 ねずみ鋳鉄品
JIS R 5210 ポルトランドセメント
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
IEC 60273 : 1990 Characteristics of indoor and outdoor post insulators for systems with nominal
voltages greater than 1 000 V

3. 定義

 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS C 3803による。

――――― [JIS C 3818 pdf 3] ―――――

2
C 3818 : 1999

4. 種類

 種類は,次のとおりとする。
SP-6, SP-10, SP-20, SP-30, SP-60, SP-70, SP-650A, SP-650B, SP-850A, SP-850B, SP-850C, SP-950A, SP-950B,
SP-950C, SP-1150A, SP-1150B, SP-1150C
備考1. SPは,ステーションポストがいしを表す。
2. SP-670の数字は,公称電圧 (kV) を1.1で除した値を表す。
SP-6501150の数字は,がいしの全高を表す。
3. 数字の次の文字は,がいしの胴径及び金具の形状を表す。
A : 胴径105mmでキャップ−フランジ形
B : 胴径125mmでフランジ−フランジ形
C : 胴径145mmでフランジ−フランジ形
例 SP-850Aは,全高850mm,胴径105mmキャップーフランジ形の中実磁器製のステーション
ポストがいしを表す。

5. 性能

 性能は,9. によって試験を行ったとき,表1のとおりとする。

――――― [JIS C 3818 pdf 4] ―――――

                                                                  表1 性能
項目 種類 試験方法
SP-6 SP-10 SP-20 SP-30 SP-60 SP-70 SP-65 SP-65 SP-85 SP-85 SP-85 SP-95 SP-95 SP-95 SP-11 SP-11 SP-11 適用箇所
0A 0B 0A 0B 0C 0A 0B 0C 50A 50B 50C
商用周波注水耐電圧 26 37 60 85 140 165 120 120 155 155 155 180 180 180 225 225 225 9.3
kV
雷インパルス耐電圧 60 90 150 200 350 400 270 265 350 365 355 400 405 405 500 515 510 9.4
kV
引張破壊荷重(1) 25 30 40 40 80 80 80 90 80 90 100 80 90 100 80 90 100 9.5
kN
曲げ破壊荷重(1)(2) 6 6 6 7 7 7 11 19 8 14 20 7 12 18 5 10 15 9.6
kN
ねじり破壊荷重(1) 1 1 1.5 2.5 4.5 5 5 7 5 7 10 5 7 10 5 7 10 9.7
kN・m
冷熱 9.8
温度差70℃以上(冷水温度020℃),浸し時間は,それぞれ15分間,浸し回数は各3回でがいしの各部に異状を認めないものとする。
吸湿性 磁器内部に液がしみ込まないものとする。 9.9
亜鉛めっき 付着量は,500g/m2以上。ただし,付図1の上下のねじ穴若しくは付図2及び付図3の上キャップの端面とねじ穴及び下部キャップの端面とき
9.10
り穴は,この限りでない。
注(1) 破壊荷重は,最小値を示す。
(2) 曲げ破壊荷重試験の荷重点は,がいしの頂頭部とする。
C3 818:199
3
9

――――― [JIS C 3818 pdf 5] ―――――

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