63
C 4604 : 2017
E b1
Z
I A1
ここに, E : 回復電圧
I : 固有電流
図JF.3−固有電流及び回復電圧のオシログラム
JF.3 パイロット発電機による方法
試験用発電機の軸にパイロット発電機を取り付けた場合,オシログラム上で,パイロット発電機の電圧
と試験用発電機の電圧又は電流との位相を比較して,試験用発電機の電圧及び電流の位相各θを求めるこ
とができるので,短絡力率は,cosθとして算出できる。
参考文献
JIS C 4603 高圧交流遮断器
JIS C 4611 限流ヒューズ付高圧交流負荷開閉器
IEC 62271-100,High-voltage switchgear and controlgear−Part 100: Alternating current circuit-breakers
IEC/TR 62655:2013,Tutorial and application guide for high-voltage fuses
電気学会 電気専門用語集No.10 ヒューズ
JEM-TR 134 高圧限流ヒューズの用途別適用基準
――――― [JIS C 4604 pdf 66] ―――――
64
C 4604 : 2017
C4
2
附属書JG
60
(参考)
4 : 2
JISと対応国際規格との対比表
017
JIS C 4604:2017 高圧限流ヒューズ IEC 60282-1:2009,High-voltage fuses−Part 1: Current-limiting fuses及びAmendment
1:2014
(I) JISの規定 (II)国際 (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的差
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
規格番号 の評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
及び題名 番号 の評価
1.1 適用範囲 1.1 JISとほぼ同じ 変更 IEC規格は1 000 Vを超える範囲を JISでは,従来から国内の高圧配
追加 規定。JISは公称電圧3.3 kV又は 電系統に適用する限流ヒューズに
削除 6.6 kVに限定。 限定している。
JISでは,IEC規格にない単相回路 国内電力系統で適用する場合の内
への適用を追加。 容追加。
JISでは気中だけを対象。 我が国の公称電圧3.3 kV又は6.6
kVの高圧限流ヒューズでは,油中
のものはないため,気中だけを対
象としていることを明確にした。
3 用語及び定義 3 JISとほぼ同じ 追加 負荷の特性に基づく種類に関する 種類については我が国独自の規定
であり,IECへの提案は行わない。
用語(3.3.11A3.3.11F),及び“断
路形ヒューズ(3.3.11G)”を追加。
断路形ヒューズについては,次期
改正作業で追加を提案する。
4.2 定格電圧 4.2 JISとほぼ同じ 削除 IEC規格は2系列で72.5 kVまでを 適用範囲に合わせる。
規定。JISは3.6 kV及び7.2 kVだ
けを規定。
4.3 ヒューズホルダの 4.3 JISとほぼ同じ 変更 IEC規格は系列ごとに定格電圧 適用範囲に合わせる。
定格耐電圧 72.5 kVまでの耐電圧値を規定。JIS
耐電圧値は,絶縁協調のため,我
は定格電圧3.6 kV及び7.2 kVに対 が国の電力系統で用いている値に
変更。
する耐電圧値だけを規定し,数値を
変更。
4.4 定格周波数 4.4 JISとほぼ同じ 追加 JISでは,IEC規格にない50 Hz/60 国内に二つの周波数がある我が国
Hz共用を追加。 特有の事情による。
――――― [JIS C 4604 pdf 67] ―――――
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C 4604 : 2017
(I) JISの規定 (II)国際 (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的差
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
規格番号 の評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
及び題名 番号 の評価
4.5 ヒューズホルダの 4.5 JISとほぼ同じ 追加 IEC規格では,R10シリーズの一部 慣習の違いによるものであり,JIS
定格電流 の電流値を規定。JISでは,現状,はIEC規格を包含している。
実在する定格電流値を網羅するよ
うに規定。
4.6 ヒューズリンクの 4.6 JISとほぼ同じ 変更 IEC規格では,R10シリーズから選 慣習の違いによるものであり,JIS
定格電流 はIEC規格をほぼ包含している。
択することを推奨。JISでは,現状,
実在する定格電流値を網羅するよ
うに規定。
4.10 定格過渡回復電圧 4.10 JISとほぼ同じ 変更 過渡回復電圧の数値が異なる。 永年,我が国で使用されてきた規
定であり,他規格との協調が必要。
IECに提案することを検討する。
4.11 溶断時間−電流特 4.11 JISとほぼ同じ 変更 我が国で普及している用途による 永年の慣習によって異なる分類に
性 分類に基づいた溶断特性を規定。 基づいた特性を規定している。一
IEC規格では,グラフを作成する用本化は困難であり,今後もJIS独
紙の詳細を規定。 自に規定する。
用紙については,国内独自のフォ
ーマットがあるため,統一困難。
4.13A 許容時間−電流特 − − 追加 我が国で従来から使用されている 永年の慣習によって我が国独自に
性 特性を規定。 規定している特性であり,選定時
に必要な特性となっている。IEC
に提案することを検討する。
4.13B 繰返し過電流特性 − − 追加 我が国で普及している用途による 永年の慣習によって異なる分類に
分類に基づいた溶断特性を規定。 基づいた特性を規定している。一
本化は困難であり,今後もJIS独
自に規定する。
4.15 IEC 62271-105に基 4.15 − 削除 IEC規格では,IEC 62271-105に基 国内では,IEC 62271-105に基づ
づく開閉器とヒュ づく開閉器との組合せについて規 く開閉器は適用されていない。
C4
ーズとの組合せ用 定。
60
バックアップヒュ
4 : 2
ーズの特別要求事
0
項
17
2
――――― [JIS C 4604 pdf 68] ―――――
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C 4604 : 2017
C4
2
(I) JISの規定 (II)国際 (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的差
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
規格番号 の評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
604 : 2
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
0
及び題名 番号 の評価
17
5.1.2 標準使用条件 5.1.2 JISとほぼ同じ 削除 IEC規格では,系統の種類ごとに系我が国の電力系統,及び適用範囲
を考慮して,JISとして不要な規
統電圧の最高値を規定。また,単相
回路に関しても規定。 定は不採用とした。
5.1.3 標準挙動条件 5.1.3 JISとほぼ同じ 追加 JISでは,ストライカが特定の機器限流ヒューズ付き負荷開閉器とし
て同一製造業者がヒューズと負荷
などと動作するように設計・製造さ
れている場合は,4.14を満足しない
開閉器とを組み合わせて製造して
でよいことを追加。 いる場合,ストライカについては
機器の内部構造として製造業者が
独自に仕様を決定すればよいこと
を明確にした。次期改正時にIEC
に提案する。
5.2 識別表示 5.2 JISとほぼ同じ 追加 JISでは,IEC規格にない事項を推 JISでは従来から表示している事
奨として規定。 項を推奨として追加。次期改正時
にIECに提案する。
5.3 寸法 5.3 (IV)参照 削除 IEC規格は,各国のヒューズの形 要求事項がなく,我が国では該当
状・寸法を記載した附属書Dを参 しない。
照。
6.2 形式試験一覧 6.2 JISとほぼ同じ 追加 IEC規格は限定条件の記載がない。規定の対象を明確にした。次期改
JISでは,ストライカ機能をもつヒ正時にIECに提案する。
ューズと組み合わせる機器が明確
になっていない場合に行うことを
追加。
6.4.2 インパルス耐電圧 6.4.2 JISとほぼ同じ 変更 電圧印加部分について,IEC規格で次期改正時にIECに提案する。
試験及び商用周波 は文章で規定しているが,JISでは
耐電圧試験の試験 表に整理している。内容は,同等で
電圧の印加 ある。
6.4.4 雷インパルス耐電 6.4.4 JISとほぼ同じ 変更 試験回数が,IEC規格は連続15回,絶縁協調の観点から,従来JISの
圧試験 JISは正負極でそれぞれ各3回。 規定を採用する。
6.4.5 商用周波耐電圧試 6.4.5 JISとほぼ同じ 削除 IEC規格では,試験電圧の印加条件JISでは,6.4.2に耐電圧試験の共
験(乾燥) を規定。 通事項として規定。次期改正時に
IECに提案する。
――――― [JIS C 4604 pdf 69] ―――――
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C 4604 : 2017
(I) JISの規定 (II)国際 (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的差
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
規格番号 の評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
及び題名 番号 の評価
6.4.6 商用周波耐電圧試 6.4.6 6.4.6 変更 IEC規格では降雨条件に応じて試 国内で行っている高圧機器の試験
験(注水) 験時間を1 min又は15 minを規定 方法に合わせる。ヒューズ以外の
し,散水ノズルの形状を規定。JIS高圧機器全般に関わる事項であ
では試験時間を10 sとし,ノズル り,それらの動向を踏まえてIEC
の条件は規定していない。 への提案を検討する。
6.5.3 ワット損の測定 6.5.3 JISとほぼ同じ 変更 IEC規格では,国内の高圧限流ヒュ我が国特有の製品形態による。
ーズにはないヒューズを想定した
要求事項を規定。
6.6.6A コンデンサの遮断 − − 追加 JIS独自に規定。 我が国特有の分類に応じた試験で
試験 あり,旧規格どおり規定する。
6.7.1.1 周囲温度 6.7.1.1 JISとほぼ同じ 変更 周囲温度の上限としてIEC規格は 国内の気象条件を考慮した。
30 ℃を規定。JISは40 ℃。
6.7.2.2 時間範囲,試験電流 6.7.2.2 JISとほぼ同じ 追加 ヒューズの種類に応じた試験をJIS我が国特有の分類に応じた試験で
及び試験回数 独自に規定。 あり,旧規格どおり規定する。
6.7A 許容時間−電流特 − − 追加 我が国で従来から使用されている 永年の慣習によって我が国独自に
性試験 特性の試験を規定。 規定している特性の試験であり,
選定時に必要な特性となってい
る。IECに提案することを検討す
る。
6.7B 繰返し過電流特性 − − 追加 ヒューズの種類に応じた試験をJIS我が国特有の分類に応じた試験で
試験 独自に規定。 あり,旧規格どおり規定する。
6.8.1 一般 6.8.1 JISとほぼ同じ 追加 ストライカ試験は,5.1.3 c)で4.14
規定の対象を明確にした。次期改
を満足することが要求される場合 正時にIECに提案する。
にだけ実施することを明記。
7.2 特殊試験のリスト 7.2 JISとほぼ同じ 削除 IEC規格では,IEC 62271-105に基 IEC 62271-105に基づくヒューズ
づくバックアップヒューズについ は,国内では適用されていない。
て規定。
C4 604 : 2017
2
――――― [JIS C 4604 pdf 70] ―――――
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JIS C 4604:2017の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 60282-1:2009(MOD)
- IEC 60282-1:2009/AMENDMENT 1:2014(MOD)
JIS C 4604:2017の国際規格 ICS 分類一覧
- 29 : 電気工学 > 29.120 : 電気付属部品 > 29.120.50 : ヒューズ及びその他過電流保護装備
JIS C 4604:2017の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB7722:2018
- 金属材料のシャルピー衝撃試験―試験機の検証
- JISC4003:2010
- 電気絶縁―熱的耐久性評価及び呼び方
- JISK7111:1996
- プラスチック ― シャルピー衝撃強さの試験方法