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C 4609-1990
(1) 周囲温度 20±10℃
(2) 外部磁界 80A/m以下
(3) 周波数 定格周波数±1%
(4) 制御電源電圧 定格電圧±2%
(5) 波形ひずみ率(2) 5%以内
注(2) 波形ひずみ率は,次の式で定義される量を示す。
高調波だけの実効値
100 (%)
基本波実効値
7.2 構造試験 6.及び9.に規定する事項について調べる。
7.3 動作電流値試験 継電器の整定電圧値を最小とし,零相基準入力装置の一次側に三相一括で,整定
電圧値の150%の電圧を印加し,零相変流器一次側の任意の1線に,製造業者が明示する動作側の位相(以
下,動作位相という。)の電流を流し,これを徐々に変化させて,継電器が動作したときの電流値を測定す
る。この試験は,すべての整定電流値について行う。
7.4 動作電圧値試験 継電器の整定電流値を最小とし,零相変流器一次側の任意の1線に整定電流値の
150%の電流を流し,零相基準入力装置の一次側に三相一括で,動作位相の電圧を印加し,これを徐々に変
化させて,継電器が動作したときの電圧値を測定する。この試験はすべての電圧整定値について行う。た
だし,受渡検査では,最小整定値だけでよい。
7.5 位相特性試験 継電器の整定電流値及び整定電圧値を最小とし,整定電圧値の150%の電圧を加え,
整定電流値の1 000%の電流を流し,電流の位相を変えて継電器が動作する位相角を測定する。
7.6 動作時間試験 零相基準入力装置の一次側に三相一括で,整定電圧値の150%の電圧を,また,零相
変流器一次側の任意の1線に動作位相で整定電流値の130%及び400%の電流を,それぞれ電圧と同時に急
激に通電して,継電器が動作する時間を測定する。この試験は,すべての整定電流値について行う。ただ
し,受渡検査では,最小整定電流値で130%の電流の試験だけ行う。
7.7 大電流地絡特性試験
(1) 継電器の整定電流値及び整定電圧値を最小とし,零相基準入力装置の一次側に三相一括で,3 810Vの
電圧を印加し,零相変流器の一次側の任意の1線に,この電圧に対し進み90°の位相で30Aの電流を
流して,継電器が動作することを確かめる。
(2) 継電器の整定電流値及び整定電圧値を最小とし,零相基準入力装置の一次側に三相一括で,3 810Vの
電圧を印加し,零相変流器の一次側の任意の1線に,この電圧に対し遅れ90°の位相で30Aの電流を
流して,継電器が動作しないことを確かめる。
7.8 慣性特性試験 継電器の整定電流値及び整定電圧値を最小とし,零相基準入力装置の一次側に三相
一括で,整定電圧値の150%の電圧と,零相変流器一次側の任意の1線に動作位相の整定電流値の400%の
電流とを,同時に急激に0.05秒間通電して継電器の状態を調べる。
7.9 負荷電流重畳試験 継電器の整定電流値及び整定電圧値を最小とし,零相基準入力装置の一次側に
三相一括で,整定電圧値の150%の電圧を印加し,零相変流器の一次側電線に単相・往復の定格電流を流
し,零相変流器の二次側に電圧計を接続した状態で,この一次側電線の位置を変えて電圧が最大となる位
置を求める。この一次側電線の位置及び電流値をそのままにして,試験電線に動作位相の電流を徐々に流
して継電器が動作する値を測定する。
7.10 制御電圧特性試験 継電器の整定電流値及び整定電圧値を最小とし,制御電圧を90V及び120Vと
して,7.3の方法によって動作電流値を測定する。
――――― [JIS C 4609 pdf 6] ―――――
7
C 4609-1990
7.11 温度特性試験 継電器の整定電流値及び整定電圧値を最小とし,継電器の周囲温度を−20℃,20℃
及び60℃として,7.3の方法によって動作電流値を測定する。
7.12 制御電源負担試験 継電器の動作時における負担を測定する。
7.13 制御電源開閉試験 継電器の整定電流値及び整定電圧値を最小とし,入力は零として制御電源を開
閉して継電器の状態を調べる。
7.14 耐ノイズ試験 継電器の整定電流値及び整定電圧値を最小とし,入力は零として,表5に定める印
加箇所に表6に定めるいずれかの波形の繰返し減衰振動電圧を2秒間印加して,継電器の状態を調べる。
なお,表6の波形1及び波形2のいずれによって試験したかは,製造業者が明示する。
表5 耐ノイズ試験方法
印加箇所 印加方法例
零相二次電流入力端子及
び零相基準入力端子と大
地間
制御電源入力端子と大地
間
制御電源入力端子間
接点端子及びその他の端
子と大地間
備考 ブロッキングコイル (L) 及び結合コンデンサ (C) の値は,表6の波形1及び波形2に応じて,次の値
とする。
――――― [JIS C 4609 pdf 7] ―――――
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C 4609-1990
区分 波形1による場合 波形2による場合
L 370 1.5mH
C 0.1 0.5
表6 耐ノイズ試験波形
波形1 波形2
0
第1波波高値 2.53kV 5.2kV 10 %
振動周波数 11.5MHz 1MHz±10%
1/2減衰時間 6 獎 上 36サイクル(振動周波数基準)
繰返し頻度 50回以上/s 610回/商用周波の1周期(非同期)
試験回路出力インピーダンス 150200 圀 200 圀 10%
7.15 絶縁抵抗試験 相対湿度80%以下において,表7に示す試験箇所の絶縁抵抗を,表7に示す定格電
圧の絶縁抵抗計で測定する。
表7 絶縁抵抗試験及び商用周波耐電圧試験の条件
単位 V
絶縁抵抗試 商用周波耐電
験における 圧試験におけ
試験箇所
絶縁抵抗計 る試験電圧
の定格電圧
電気回路一括と外箱間
2 000
継電器 500
電気回路相互間(入力回路相互間を除く。)
接点回路開極端子間 1 000
一次側電線相互間(3)
一次側電線と二次側巻線.試験用電線及び1 000 22 000
零相 取付金具一括との間(3)
変流器 二次巻線と試験用電線との間
二次巻線及び試験用電線一括と取付金具 500 2 000
との間
一次側端子相互間
零相基準 1 000 22 000
一次側端子一括と取付金具との間
入力装置
二次側端子一括と取付金具との間 500 2 000
注(3) 一次側電線付きのものに適用する。
7.16 商用周波耐電圧試験 継電器,零相変流器,零相基準入力装置をそれぞれ別々に行い,表7に示す
各部に商用周波数の電圧を1分間加え,異常の有無を調べる。
なお,受渡検査で試験電圧が2 000V以下の場合に限り,試験電圧を120%とした場合印加時間は1秒間
でよい。
また,サージアブソーバがあるものは,これを取り外して試験してよい。
7.17 雷インパルス耐電圧試験 表8によって標準波形 (1.2/50 ‰準 インパルス電圧を正負極性別に各
3回印加し,異常の有無を調べる。ただし,対地間以外の試験では,1回だけ絶縁破壊した場合に,引き続
き3回印加したとき,これに耐えればよい。
――――― [JIS C 4609 pdf 8] ―――――
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C 4609-1990
表8 雷インパルス耐電圧試験方法
単位 kV
印加箇所 試験電圧 印加方法例
零相基準入力装置及び零相
変流器の一次側端子一括対 60
地間
継電器の電気回路一括対地
4.5
間
零相基準入力装置及び零相
変流器の二次側端子一括と 4.5
制御回路一括間
継電器の接点端子及びその
他の端子と制御電源入力端 3
子間
継電器の制御電源入力端子
3
間
7.18 温度上昇試験 継電器に定格制御電圧を連続して印加し,各部の温度上昇を測定する。
7.19 耐久性試験
――――― [JIS C 4609 pdf 9] ―――――
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C 4609-1990
(1) 機構 継電器の整定電流値及び整定電圧値を最小とし,零相基準入力装置の一次側に三相一括で,整
定電圧値の150%の電圧を印加し,零相変流器一次側の任意の1線に動作位相で整定電流値の400%の
電流を0.5秒間通電して継電器を動作させた後復帰させる。この操作を500回繰り返した後,継電器
(動作表示器を含む。),零相変流器及び零相基準入力装置の異常の有無を調べる。この場合,接点回
路は無通電で行ってもよい。
また,動作表示器,補助接触器などは,単独に試験してもよい。
(2) 接点 継電器の出力接点は,表9に示す条件によって500回の試験を行い,異常の有無を調べる。
表9 接点の耐久性試験条件
試験条件
接点の種類 開閉の 通電条件
開閉条件
別 電圧V 電流A 力率
電流引外し装置a接点 閉路 10 15秒以内の間隔で0.5秒間通電
に接続する接点b接点 開閉 5 15秒以内の間隔で0.5秒間不通電
110 遅れ0.5
電圧引外し用の接点 開閉 2 15秒以内の間隔で0.5秒間通電
無電圧引外し用の接点 開閉 2 15秒以内の間隔で0.5秒間不通電
7.20 振動試験 継電器を正常な位置に取り付け,上下,前後,左右の各方向にJIS C 0911(小形電気機
器の振動試験方法)で規定する方法によって,表10に示す正弦波形の振動を加え,継電器の状態を調べる。
その後,整定電流値を最小として7.3の方法によって動作電流値を測定する。この試験は,振動の各方向
ごとに別個の試験品を用いてもよい。
表10 振動試験条件
振動数 複振幅mm 加速度m/s2(参考)
加振時間s
(正弦波) 入力条件
前後 左右 上下 (各方向とも)
前後 左右 上下
Hz
整定電流値 : 最小
10(4) 5 2.5 30 10 5
整定電圧値 : 最小
電圧入力 : 零
16.7 0.4 600 2 電流入力 : 零
注(4) IS C 0911に規定する方法によって共振試験を行い,310Hzの振動数範囲に共振点
がないことを確認する。もし,共振点がある場合は,その振動数で表10に示す加速
度を30秒間印加すること。
7.21 衝撃試験 継電器は無通電状態で,上下,左右及び前後の方向にJIS C 0912(小形電気機器の衝撃
試験方法)で規定する方法によって,最大加速度300m/s2の衝撃をそれぞれ2回加えた後,各部の異常の
有無を調べる。その後,整定電流値を最小として,7.3の方法によって動作電流値を測定する。この試験は,
振動試験と別個の,また,衝撃の各方向ごとに別個の試験品を用いてもよい。
7.22 過電流強度試験 継電器の整定電流値及び整定電圧値を最小とし,定格周波数の定格制御電圧を加
え,零相変流器の一次側導体に定格一次電流の40倍(ただし,最大値は,12.5kAとする。)の零相分を含
まない三相又は単相電流を1秒間通電して各部の異常の有無を調べる。三相電流の場合は1回,単相電流
の場合は一次側導体を2本ずつ組み合わせ,計3回行う。ただし,単相電流の場合,継電器を接続するの
は任意の1回でもよい。
その後,7.3の試験を行う。
8. 検査
――――― [JIS C 4609 pdf 10] ―――――
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JIS C 4609:1990の国際規格 ICS 分類一覧
- 29 : 電気工学 > 29.120 : 電気付属部品 > 29.120.50 : ヒューズ及びその他過電流保護装備
JIS C 4609:1990の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC0911:1984
- 小形電気機器の振動試験方法
- JISC0912:1984
- 小形電気機器の衝撃試験方法
- JISC3611:1991
- 高圧機器内配線用電線
- JISC3611:2020
- 高圧機器内配線用電線