JIS C 5260-1:2014 電子機器用可変抵抗器―第1部:品目別通則 | ページ 19

88
C 5260-1 : 2014 (IEC 60393-1 : 2008)
附属書JA
(参考)
形名及び表示
JA.1 一般事項
この附属書は,2.4.1及び2.4.2の注記に記載する電子機器用可変抵抗器の表示及び形名の記号化につい
て説明するもので,対応国際規格にはない事項である。
JA.2 形名の構成
形名の構成は,次の配列とし,品種別通則及び個別規格で規定する。
可変抵 大きさ 特性を 形状を 操作軸 抵抗変 公称全 公称全 評価水 安定性 その他,
抗器の を表す 表す記 表す記 を表す 化特性 抗抵値 抵抗の 準を表 クラス 必要な
種類を 記号 号 号 記号 を表す を表す 許容差 す記号 を表す 事項を
表す記 記号 記号 を表す 記号 表す記
号 記号 号
JA.2.1 JA.2.2 JA.2.3 JA.2.4 JA.2.5 JA.2.6 JA.2.7 JA.2.8 JA.2.9 JA.2.10 JA.2.11
例 RV 24 Y N 20S 0B 102 K EZ K SE
注記 一軸多連及び二軸多連形の場合,抵抗変化特性及び公称全抵抗値の表し方は,次による。
例1 一軸二連形の場合
a) 0B103×2 抵抗変化特性が0Bで,公称全抵抗値が10 kΩの可変抵抗器を2個連結
したもの。
b) 0B102×15A103 操作軸側の抵抗変化特性が0Bで,公称全抵抗値が1 kΩの可変抵
抗器と,操作軸と反対側の抵抗変化特性が15Aで,公称全抵抗値が10 kΩの可変抵
抗器とを連結したもの。
例2 二軸二連形の場合
a) 0B102+0B102 抵抗変化特性が0Bで,公称全抵抗値が1 kΩの可変抵抗器を2個連
結したもの。
b) 0B103+15A103 操作軸側の抵抗変化特性が0Bで,公称全抵抗値が10 kΩの可変抵
抗器と,操作軸と反対側の抵抗変化特性が15Aで,公称全抵抗値が10 kΩの可変抵
抗器とを連結したもの。
JA.2.1 可変抵抗器の種類
可変抵抗器を表す記号は,2英大文字で表す。第1文字は,可変抵抗器を示す英大文字Rとする。第2
文字は,I,O及びZを除く英大文字とし,主に抵抗素子によって区分する。代表的な組合せを,表JA.1
に示す。必要がある場合,品種別通則又は個別規格で1文字を追加してもよい。
表JA.1−可変抵抗器の種類を表す記号
記号 主な抵抗素子 記号 主な抵抗素子 記号 主な抵抗素子
RA 抵抗線(低電力形) RM 金属皮膜(薄膜) RR 抵抗線(精密級)
RG 金属系混合体(厚膜) RP 抵抗線(電力形) RT 抵抗線(半固定)
RJ 非金属(半固定) RQ 非巻線(精密級) RV 炭素系混合体

――――― [JIS C 5260-1 pdf 91] ―――――

                                                                                             89
C 5260-1 : 2014 (IEC 60393-1 : 2008)
JA.2.2 大きさ
大きさを表す記号は,13数字で表し,表JA.2による。
なお,大きさは,回転形及び半固定形ではその外形を表し,スライド形は全機械的操作距離を表す。
その他の操作方法の可変抵抗器は,個別規格の規定による。
表JA.2−大きさを表す記号
単位 mm
記号 大きさ 記号 大きさ 記号 大きさ 記号 大きさ
2 2.5 12 12.5 28 28 100 100
3 3.2 14 14.5 30 31.5 125 125
4 4.0 16 16 35 35 160 160
5 5.0 20 20 40 40 200 200
6 6.3 22 22 50 50 250 250
8 8.0 24 24 60 60 − −
10 10 25 25 80 80 − −
JA.2.3 特性
特性を表す記号は,I及びOを除く12英大文字で表し,個別規格の規定による。
JA.2.4 形状
形状を表す記号は,1英大文字で表し,表JA.3による。ただし,必要がある場合,記号の後に個別規格
の規定によって1数字又は1英大文字を加えて,2英大文字又は1英大文字と1数字とで表してもよい。
表JA.3−形状を表す記号
半固定可変抵抗器 回転形可変抵抗器
記号 構造区分・取付方法 記号 構造区分・取付方法
A 表面実装用半固定,上面調整,金属内曲げ端子D 同心二軸,中心ねじ取付け,ラグ端子
B 表面実装用半固定,上面調整,金属外曲げ端子G 一軸二連,中心ねじ取付け,ラグ端子
C 表面実装用半固定,側面調整,金属内曲げ端子L 単動,中心ねじ取付け,ラグ端子操作軸固定機構
D 表面実装用半固定,側面調整,金属外曲げ端子 付き
E 表面実装用半固定,下面調整,金属外曲げ端子N 単動,中心ねじ取付け,ラグ端子
F 表面実装用半固定,上面調整,電極端子 P 単動,中心ねじ取付け,プリント配線板用端子
G 表面実装用半固定,側面調整,電極端子 S 単動,中心ねじ取付け,ラグ端子,防水形
P 回転形,上面調整,プリント配線板用端子 − −
ねじ駆動形,側面調整,プリント配線板用端子− −
X 回転形,側面調整,プリント配線板用端子 − −
ねじ駆動形,側面調整,プリント配線板用端子− −
注記 ねじ駆動形半固定可変抵抗器の形状を表す記号P及びXは,それぞれの形状(正方形,長方形)によって区
分し,個別規格に規定する。
JA.2.5 操作軸
操作軸を表す記号は,長さを表す記号と,続く操作軸先端の形状を表す記号とを組み合わせて表す。
形状の記号は,表JA.4による。
なお,二軸多連形の場合の操作軸の長さは,取付面から内側操作軸の先端までの長さとする。

――――― [JIS C 5260-1 pdf 92] ―――――

90
C 5260-1 : 2014 (IEC 60393-1 : 2008)
表JA.4−操作軸の形状を表す記号
記号 形状 操作手段
R 丸形 単回転操作軸及び多回転操作軸並びに
押し引き操作軸
S 溝形
F 平形
K セレーション
形(18山)
H 割り形 単回転操作軸及び多回転操作軸並びに
押し引き操作軸
T 内ねじ形
U 外ねじ形
A A形 スライド形の操作軸
B B形
C C形
D D形
X X形 スライド形の絶縁操作軸
Y Y形
Z Z形
注記 この表の形状を用いる場合,操作手段に関係なくこの記号を適用することが望ましい。
JA.2.6 抵抗変化特性
抵抗変化特性を表す記号は,12数字と12英大文字とを組み合わせて表す。表JA.5表JA.8は,主
に炭素系混合体を抵抗素子とする可変抵抗器に適用する。
なお,その他の抵抗素子を用いた可変抵抗器については,個別規格の規定による。

――――― [JIS C 5260-1 pdf 93] ―――――

                                                                                             91
C 5260-1 : 2014 (IEC 60393-1 : 2008)
表JA.5−A群(対数形)抵抗変化特性を表す記号
単位 %
記号 減衰百分率 回転スイッチの 抵抗変化曲線
操作軸の位置(有効電気的回転角度に対する百分率) 有無
40 50 60
02A − 0.55 − あり 図JA.1 a)参照
05A − 210 −
10A − 615 −
15A − 1025 −
25A − 1834 −
15AL 公称タップ抵抗 − − なし 図JA.1 b)参照
値の±30 %
10AM − 公称タップ抵抗 − あり 図JA.1 c)参照
15AM 値の±30 %
15AN − − 公称タップ抵抗 なし 図JA.1 d)参照
値の±30 %
a) 中間タップなし b) 40 %タップ付き
c) 50 %タップ付き d) 60 %タップ付き
図JA.1−A群(対数形)の抵抗変化曲線

――――― [JIS C 5260-1 pdf 94] ―――――

92
C 5260-1 : 2014 (IEC 60393-1 : 2008)
表JA.6−B群(直線形)抵抗変化特性を表す記号
単位 %
記号 減衰百分率 回転スイッチ 抵抗変化曲線
操作軸の位置(有効電気的回転角度に対する百分率) の有無
10 a) 20 a) 30 50 70 80 a) 90 a)
0B − − − 4060 − − − あり 図JA.2 a)参照
1B 0.24 − − − − 9699.8 なし
2B − 210 − − 9098 − あり
3B − 17 − − 9399 −
4B − − 515 8595 − − なし
5B − − 17 9399 − −
0BM − − − 公称タ − − − あり 図JA.2 b)参照
1BM ップ抵
2BM 抗値の
3BM ±30 %
注a) 10 %,20 %,80 %及び90 %の位置に対する値は,設計目標値とする。
a) 中間タップなし b) 50 %タップ付き
図JA.2−B群(直線形)の抵抗変化曲線
表JA.7−C群(逆対数形)抵抗変化特性を表す記号
単位 %
記号 減衰百分率 回転スイッチ 抵抗変化曲線
操作軸の位置(有効電気的回転角度に対する百分率) の有無
40 50 60
10C − 615 − なし 図JA.3 a)参照
15C 1025
25C 1834
15CM − 公称タップ抵抗値の±30 % − − 図JA.3 b)参照

――――― [JIS C 5260-1 pdf 95] ―――――

次のページ PDF 96

JIS C 5260-1:2014の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 60393-1:2008(IDT)

JIS C 5260-1:2014の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 5260-1:2014の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISC5005-2:2010
品質評価システム―第2部:電子部品及び電子パッケージのための抜取検査方式の選択及び活用(統計的工程品質限界の評価手順)
JISC5062:2008
抵抗器及びコンデンサの表示記号
JISC5063:1997
抵抗器及びコンデンサの標準数列
JISC5270:2011
電子機器用コンデンサ及び抵抗器―軸操作形部品の操作軸,取付ねじ及び取付孔の形状並びに推奨寸法
JISC5402-2-1:2005
電子機器用コネクタ―試験及び測定―第2-1部:導通及び接触抵抗試験―試験2a:接触抵抗―ミリボルトレベル法
JISC5402-2-2:2005
電子機器用コネクタ―試験及び測定―第2-2部:導通及び接触抵抗試験―試験2b:接触抵抗―規定電流法
JISC60068-2-1:2010
環境試験方法―電気・電子―第2-1部:低温(耐寒性)試験方法(試験記号:A)
JISC60068-2-14:2011
環境試験方法―電気・電子―第2-14部:温度変化試験方法(試験記号:N)
JISC60068-2-2:2010
環境試験方法―電気・電子―第2-2部:高温(耐熱性)試験方法(試験記号:B)
JISC60068-2-20:2010
環境試験方法―電気・電子―第2-20部:試験―試験T―端子付部品のはんだ付け性及びはんだ耐熱性試験方法
JISC60068-2-21:2009
環境試験方法―電気・電子―第2-21部:試験―試験U:端子強度試験方法
JISC60068-2-27:2011
環境試験方法―電気・電子―第2-27部:衝撃試験方法(試験記号:Ea)
JISC60068-2-30:2011
環境試験方法―電気・電子―第2-30部:温湿度サイクル(12+12時間サイクル)試験方法(試験記号:Db)
JISC60068-2-6:2010
環境試験方法―電気・電子―第2-6部:正弦波振動試験方法(試験記号:Fc)
JISZ8000-1:2014
量及び単位―第1部:一般