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C 60068-2-53 : 2014 (IEC 60068-2-53 : 2010)
表1−許容できるJISとの組合せ
動的試験
耐候性試験 振動 振動 振動
衝撃
(正弦波) (広帯域ランダム) (混合モード)
JIS C 60068-2-27 JIS C 60068-2-6 JIS C 60068-2-64 JIS C 60068-2-80
低温
X X X X
JIS C 60068-2-1
高温
X X X X
JIS C 60068-2-2
温度変化
X X X X
JIS C 60068-2-14
温湿度サイクル
X X X X
JIS C 60068-2-30
高温高湿(定常)
X X X X
JIS C 60068-2-78
注記 X印は,該当する組合せを示している。
製品規格に規定がある場合,JIS C 60068-1に規定する温湿度条件[5.3(測定及び試験のための標準大気
条件)]で,衝撃又は振動を加えるために供試品を製品規格の規定に基づき,取付けを修正することがある。
この場合に,取付け終了後に継続する動的試験の規定する温度及び湿度状態に達したときから,動的試験
を継続する。
3.2 温度に関する事項
低温又は高温試験を実施する場合,供試品の全ての部分の温度が,有効空間の温度に対して 3 K 以内の
温度差になるまでは,さらし時間を開始してはならない。また,発熱供試品の場合,安定した有効空間の
温度に対して供試品の1時間の温度変化が 1 K以内になるまでは,さらし時間を開始してはならない。試
験開始前の安定化時間の最後の1時間は,さらし時間の最初の1時間とみなす。
高温高湿(定常)試験を実施する場合,試験槽の有効空間において,供試品の全ての部分の温度差が 3 K
以内の温度差で,かつ,相対湿度が3 % の湿度差になるまでは,さらし時間を開始してはならない。また,
発熱供試品の場合,安定した有効空間の温度に対して供試品の1時間の温度変化が, 1 K以内になるまで
は,さらし時間を開始してはならない。試験開始前の安定化時間の最後の1時間は,さらし時間の最初の
1時間とみなす。
緩やかな温度変化試験又は温湿度サイクル試験を実施する場合,供試品が温度変化した時点をさらし時
間の開始とする。
供試品を衝撃吸収装置に取り付けた場合,衝撃吸収装置の温度が安定した時点をさらし時間の開始とす
る。
3.3 動的試験に関する事項
製品規格には動的試験に関する事項を規定する。動的試験に関する事項は,次による(箇条5参照)。
a) 動的試験の種類(正弦波振動,ランダム振動,混合モード振動又は衝撃)
b) 動的ストレスの厳しさ
c) 動的ストレスの角度及び方向
d) 動的ストレスの継続時間及びタイミング(附属書A参照)
e) IS C 60068-2-47 に規定する供試品の取付け方法
――――― [JIS C 60068-2-53 pdf 6] ―――――
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C 60068-2-53 : 2014 (IEC 60068-2-53 : 2010)
f) 関連規格に規定があるその他の詳細事項
3.4 初期測定及び性能確認試験
供試品について,製品規格に規定する外観検査,寸法測定,機能試験及びその他の確認を実施する。
3.5 供試品の動作状態
通電する供試品の場合,電源をオン・オフする回数,及びそれぞれの温度サイクルにおける電源電圧を
製品規格に規定する。
このほか,冷却,加熱及び各種負荷のオン・オフなどの回数は,製品規格に規定するか,又は特別な試
験装置で制御しなければならない。
3.6 供試品の動的試験
各サイクルごとの動的試験は,高温期間又は低温期間の最後の時間,すなわち,次のサイクルの温度に
変更する前に実施するか,又は製品規格に規定するその他の組合せ時に実施する。製品規格の規定によっ
て試験中に通電することが必要な供試品の場合,動的試験を実施するタイミングは,動的試験の継続時間
にも関係する。
4 最終測定
供試品について,製品規格に規定する外観検査,寸法測定,機能試験及びその他の確認を実施する。
製品規格には,供試品の合否判定基準を規定する。
5 製品規格に規定する事項
製品規格に規定する場合,できるだけ次の事項を規定する。
a) 温度さらし時間
b) 試験槽の温度変化速度
c) 試験温度
d) 温度サイクルの回数
e) 複合試験スケジュール
f) 振動の厳しさ
g) 温湿度サイクル試験におけるサイクル数
h) 衝撃の厳しさ
i) 衝撃及び/又は振動の,角度及び方向
j) 動作状態
k) 供試品の数量
l) 複合試験を実施する場合の湿度
m) 前処理
n) 初期測定の種類及び目的
o) 動作時間
p) 中間測定の種類及び目的
q) 後処理
r) 最終測定の種類及び目的
s) 判定基準
t) 試験報告書の形式及び目的
――――― [JIS C 60068-2-53 pdf 7] ―――――
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C 60068-2-53 : 2014 (IEC 60068-2-53 : 2010)
6 試験報告書に記載する事項
その試験報告書には次の事項を可能な限り記載する。
a) 顧客 (名称及び所在地)
b) 試験所 [名称,所在地及び認定状況(ある場合)]
c) 試験日 (試験の実施日)
d) 試験の種類 [振動又は衝撃の種類,低温又は高温,緩やかな温度変化,
温湿度サイクル及び高温高湿(定常)]
e) 試験条件 (温度,湿度,加速度,振動数範囲など)
f) 試験の目的 (開発試験,認定試験など)
g) 試験規格及び発行年 (JIS C 60068-2-53及び発行年)
h) 試験所の試験手順書 (手順書番号及び版)
i) 供試品の詳細 (図面,写真,数量など)
j) 試験槽及び振動システム (製造元,型番,製造番号など)
k) 試験装置の性能 (温度制御設定値,エアフローなど)
l) 風速及び向き (供試品に当たる風の風速及び向き)
m) 測定系の不確かさ (使用した測定器の不確かさのデータ及び変換器の温度
安定性を含む)
n) 校正日 (前回の校正日及び次回の校正時期)
o) 初期測定,中間測定及び最終測定
p) 要求する厳しさ (製品規格の規定による)
q) 実施した試験の厳しさ (測定点,データなど)
r) 供試品の性能 (機能試験の結果など)
s) 試験中の観察事項及び行った処置
t) 試験の要約
u) 配付先
――――― [JIS C 60068-2-53 pdf 8] ―――――
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C 60068-2-53 : 2014 (IEC 60068-2-53 : 2010)
附属書A
(参考)
試験手順の例
耐候性(温度・湿度),動的(振動・衝撃)及び電気的負荷条件をそれぞれ組み合わせた試験手順の例を,
図A.1図A.4に示す。
Temperature
温度
TT
tt
Vibration or shock
振動又は衝撃
on
オン
off
オフ
tt
Load
負荷
on
オン
off
オフ
t1
t1 t2
t2 t3
t3 t4
t4 t5
t5 t6
t6 t7
t7 t8
t8 t9
t9 t10
t10 t11
t11 t12
t12 t13
t13 tt
記号
T 規定温度
t1 温度が安定していない期間
t2t13 温度が安定している期間
t2t6,t8t10及びt12 振動又は衝撃を加える期間
t3,t5,t7,t9及び t11 電気的負荷を加える期間及び/又は機能試験を実施する期間
図A.1−低温又は高温試験の試験手順の例
――――― [JIS C 60068-2-53 pdf 9] ―――――
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C 60068-2-53 : 2014 (IEC 60068-2-53 : 2010)
Temperature
温度
T2
T2
T1
T1
tt
振動又は衝撃
on
オン
off
オフ
tt
Load
負荷
on
オン
オフ
off
t1t1 t2t2 t3t3 t4t4 t5t5 t6t6 t7t7 t8t8 t9t9 t10
t10 t11
t11 t12
t12 t13
t13 tt
記号
T1 下側の規定温度
T2 上側の規定温度
t1 温度が安定していない期間
t2 T1T2に変化する期間
t3及びt4 上側の規定温度で安定している期間
t5 T2T1に変化する期間
t6及びt7 下側の規定温度で安定している期間
t8 T1T2に変化する期間
t9及びt10 上側の規定温度で安定している期間
t11 T2T1に変化する期間
t12及びt13 下側の規定温度で安定している期間
t2t6,t8t10及び t12 振動又は衝撃を加える期間
t3,t5,t7,t9及び t11 電気的負荷を加える期間及び/又は機能試験を実施する期間
図A.2−緩やかな温度変化試験の試験手順の例
――――― [JIS C 60068-2-53 pdf 10] ―――――
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JIS C 60068-2-53:2014の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 60068-2-53:2010(IDT)
JIS C 60068-2-53:2014の国際規格 ICS 分類一覧
JIS C 60068-2-53:2014の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC60068-1:2016
- 環境試験方法―電気・電子―第1部:通則及び指針
- JISC60068-2-1:2010
- 環境試験方法―電気・電子―第2-1部:低温(耐寒性)試験方法(試験記号:A)
- JISC60068-2-14:2011
- 環境試験方法―電気・電子―第2-14部:温度変化試験方法(試験記号:N)
- JISC60068-2-2:2010
- 環境試験方法―電気・電子―第2-2部:高温(耐熱性)試験方法(試験記号:B)
- JISC60068-2-27:2011
- 環境試験方法―電気・電子―第2-27部:衝撃試験方法(試験記号:Ea)
- JISC60068-2-30:2011
- 環境試験方法―電気・電子―第2-30部:温湿度サイクル(12+12時間サイクル)試験方法(試験記号:Db)
- JISC60068-2-47:2008
- 環境試験方法―電気・電子―第2-47部:動的試験での供試品の取付方法
- JISC60068-2-6:2010
- 環境試験方法―電気・電子―第2-6部:正弦波振動試験方法(試験記号:Fc)
- JISC60068-2-64:2011
- 環境試験方法―電気・電子―第2-64部:広帯域ランダム振動試験方法及び指針(試験記号:Fh)
- JISC60068-2-78:2015
- 環境試験方法―電気・電子―第2-78部:高温高湿(定常)試験方法(試験記号:Cab)
- JISC60068-2-80:2009
- 環境試験方法―電気・電子―第2-80部:混合モード振動試験方法(試験記号:Fi)