JIS C 6873:2020 偏波保持光ファイバ素線

JIS C 6873:2020 規格概要

この規格 C6873は、偏波保持光ファイバ素線について規定。

JISC6873 規格全文情報

規格番号
JIS C6873 
規格名称
偏波保持光ファイバ素線
規格名称英語訳
Polarization-maintaining optical fiber
制定年月日
2009年12月21日
最新改正日
2020年8月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

IEC 60793-2-70:2017(MOD)
国際規格分類

ICS

33.180.10
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2009-12-21 制定日, 2014-10-20 確認日, 2020-08-20 改正
ページ
JIS C 6873:2020 PDF [18]
                                                                                   C 6873 : 2020

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 種類及び形名・・・・[2]
  •  5 材料,形状及び寸法・・・・[2]
  •  5.1 材料及び形状・・・・[2]
  •  5.2 寸法・・・・[3]
  •  6 試験・・・・[3]
  •  6.1 試験場所の状態・・・・[3]
  •  6.2 寸法・・・・[3]
  •  6.3 機械特性・・・・[3]
  •  6.4 伝送特性・・・・[4]
  •  6.5 環境特性・・・・[4]
  •  7 供給形態及び包装・・・・[5]
  •  8 製品の呼び方・・・・[5]
  •  9 表示・・・・[5]
  •  附属書A(規定)PMA形偏波保持光ファイバ素線・・・・[6]
  •  附属書B(規定)PMB形偏波保持光ファイバ素線・・・・[8]
  •  附属書C(規定)PMC形偏波保持光ファイバ素線・・・・[10]
  •  附属書D(規定)偏波保持光ファイバのモードフィールド径(MFD)測定・・・・[12]
  •  附属書E(参考)偏波保持光ファイバ及びシングルモード光ファイバのカットオフ波長・・・・[13]
  •  附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[15]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS C 6873 pdf 1] ―――――

           C 6873 : 2020

まえがき

  この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第12条第1項の規定に基づき,一般財団法人
光産業技術振興協会(OITDA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,産業標準原案を添えて日本
産業規格を改正すべきとの申出があり,日本産業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本
産業規格である。これによって,JIS C 6873:2009は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS C 6873 pdf 2] ―――――

                                      日本産業規格                            JIS
C 6873 : 2020

偏波保持光ファイバ素線

Polarization-maintaining optical fiber

序文

  この規格は,2017年に第1版として発行されたIEC 60793-2-70を基とし,国内の実態に合わせて種類,
形名,試験などを追加するため,技術的内容を変更して作成した日本産業規格である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一
覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。

1 適用範囲

  この規格は,偏波保持光ファイバ素線について規定する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
IEC 60793-2-70:2017,Optical fibres−Part 2-70: Product specifications−Sectional specification for
polarization-maintaining fibres(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格のうちで,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)
は適用しない。西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS C 6820 光ファイバ通則
注記 対応国際規格 : IEC 60793-2,Optical fibres−Part 2: Product specifications−General
JIS C 6821 光ファイバ機械特性試験方法
注記 対応国際規格 : IEC 60793-1-30,Optical fibres−Part 1-30: Measurement methods and test
procedures−Fibre proof test
JIS C 6822 光ファイバ構造パラメータ試験方法−寸法特性
注記 対応国際規格 : IEC 60793-1-20,Optical fibres−Part 1-20: Measurement methods and test
procedures−Fibre geometry,IEC 60793-1-21,Optical fibres−Part 1-21: Measurement methods and
test procedures−Coating geometry及びIEC 60793-1-22,Optical fibres−Part 1-22: Measurement
methods and test procedures−Length measurement
JIS C 6823 光ファイバ損失試験方法
注記 対応国際規格 : IEC 60793-1-40:2001,Optical fibres−Part 1-40: Measurement methods and test
procedures−Attenuation及びIEC 60793-1-46,Optical fibres−Part 1-46: Measurement methods

――――― [JIS C 6873 pdf 3] ―――――

           2
C 6873 : 2020
and test procedures−Monitoring of changes in optical transmittance
JIS C 6825 光ファイバ構造パラメータ試験方法−光学的特性
注記 対応国際規格 : IEC 60793-1-44,Optical fibres−Part 1-44: Measurement methods and test
procedures−Cut-off wavelength及びIEC 60793-1-45,Optical fibres−Part 1-45: Measurement
methods and test procedures−Mode field diameter
JIS C 6840 光ファイバ偏波クロストーク試験方法
JIS C 6872 偏波面保存光ファイバビート長試験方法
JIS C 60068-1 環境試験方法−電気·電子−第1部 : 通則及び指針
IEC 60793-1-20:2014,Optical fibres−Part 1-20: Measurement methods and test procedures−Fibre geometry
IEC 60793-1-52,Optical fibres−Part 1-52: Measurement methods and test procedures−Change of
temperature tests

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS C 6820,JIS C 6840及びJIS C 6872によるほか,次による。
注記 規定する特性の定義は,関連する試験方法の適用規格に規定されている。
3.1
偏波保持光ファイバ
シングルモード光ファイバの伝搬モード(HE11)の二つの偏波成分(直線偏波成分HE11X及びHE11Y,又
は円偏波成分+HE11及び−HE11)のうち,一つだけ伝搬できる特殊な複屈折率光ファイバ,又は二つの偏
波モード間の結合を極力小さくして実用十分な距離にわたって単一偏波を維持できるようにした光ファイ
バ。偏波面保存光ファイバともいう。

4 種類及び形名

  偏波保持光ファイバ素線の種類及び形名は,JIS C 6820による。種類及び形名の例を,表1に示す。
表1−偏波保持光ファイバ素線の種類及び形名の例
種類 記号 形名 IEC分類記号(参考)
シングルモード980 nm用偏波保持光ファイバ素線 6.6/125 PMA SPMA-6.6/125 D1
シングルモード1 310 nm用偏波保持光ファイバ素線 9.4/125PMB SPMB-9.4/125 D2
PMC
シングルモード1 550 nm用偏波保持光ファイバ素線 10.5/125 SPMC-10.5/125 D3

5 材料,形状及び寸法

5.1 材料及び形状

  偏波保持光ファイバ素線の材料及び形状は,次による。
a) コアは石英系ガラスを用い,断面構造はPANDA形,だ円コア形,だ円ジャケット形などとする。
b) クラッドは,コアよりも低い屈折率をもつ石英系ガラスを用い,コアの周囲にこれと密接して配置す
る。
c) 1次被覆は,紫外線硬化形樹脂,シリコン樹脂などのプラスチック材料を用い,クラッドの周囲にこ
れと密接して同心円状に配置する。1次被覆は,一つ以上の層で構成する。1次被覆は,基準面として
使用する場合を除き,接続のために除去してもよい。1次被覆の除去方法は,受渡当事者間の協定に

――――― [JIS C 6873 pdf 4] ―――――

                                                                                             3
C 6873 : 2020
よる。

5.2 寸法

  寸法の規定値は,附属書A,附属書B及び附属書Cによる。寸法の試験は,表2による。

6 試験

6.1 試験場所の状態

  試験場所の状態は,JIS C 60068-1の4.3(測定及び試験に用いる標準大気条件)に規定する標準大気条
件(温度15 ℃35 ℃,相対湿度25 %75 %,気圧86 kPa106 kPa)とする。

6.2 寸法

  寸法の試験は,表2による。
表2−構造パラメータ試験方法
項目 試験方法 適用規格
クラッド径a) 屈折ニアフィールド法,ニアフィール JIS C 6822
ドパターン法(伝送ニアフィールド
法)
クラッド非円率a) 屈折ニアフィールド法,ニアフィール JIS C 6822
ドパターン法(伝送ニアフィールド
法)
コア偏心量a) 屈折ニアフィールド法,ニアフィール JIS C 6822
ドパターン法(伝送ニアフィールド
法)
1次被覆径(無着色) 機械的外径測定法,側面観察法 JIS C 6822
クラッド/1次被覆偏心量 側面観察法 JIS C 6822
ファイバ条長 遅延時間測定法,後方散乱光法,機械 JIS C 6822
的測定法,位相シフト法
注a) 偏波保持光ファイバ素線の寸法は,試験方法A : 屈折ニアフィールド法,又は試験方法B : ニアフィールド
パターン法(伝送ニアフィールド法)によって測定することができる。個々の手法に関する情報は,それぞ
れJIS C 6822の附属書A(屈折ニアフィールド法)及び附属書C(ニアフィールドパターン法)に規定され
ている。
一般的な光ファイバでは,コア中心を決定するために円フィッティングが使用される。しかし,偏波保持光ファ
イバ,特にだ円コア形偏波保持光ファイバに関しては,ファイバがだ円コアをもつため,だ円フィッティングが用
いられない場合,コア中心を決定することができない。IEC 60793-1-20:2014の附属書Cに規定の試験方法が,基準
測定法(RTM)である。

6.3 機械特性

  機械特性に関連する試験方法を,表3に示す。
表3−機械特性試験方法
項目 試験方法 適用規格
スクリーニング 一定応力法,一定伸びひずみ法,一 JIS C 6821
定曲げひずみ法
光ファイバ心線でスクリーニングを行う場合は,偏波保持光ファイバ素線でスクリーニングを行わなくてもよい。

――――― [JIS C 6873 pdf 5] ―――――

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JIS C 6873:2020の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 60793-2-70:2017(MOD)

JIS C 6873:2020の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 6873:2020の関連規格と引用規格一覧

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