JIS C 7620-1:2017 一般照明用電球形蛍光ランプ―第1部:安全仕様 | ページ 2

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C 7620-1 : 2017
スタータを内蔵し,磁気式安定器によって動作させる点灯周波数と電源周波数とが等しいランプの点灯
方式。
注記 ランプの点灯方式には,磁気安定器式のほかに電子安定器式がある。電子安定器式とは,直流
又は交流を電源として,1個以上の放電ランプを交流電力で点灯させるための安定化素子を含
む半導体素子からなる装置を組み込んだものをいう。
3.9B
設計試作時試験(検査)(design test)
ランプの構造,使用材料などの主要な設計変更をするときに実施する試験。
3.9C
受渡検査
販売業者から製造業者へ要求があった場合に実施する特別な検査。

4 一般要求事項及び一般試験要求事項

4.1   一般要求事項
電球形蛍光ランプは,通常に使用したとき確実に機能し,かつ,使用者及び周囲に危害を与えないよう
に,設計及び製造しなければならない。
適合性の判定は,他の規定がない場合には,この規格に規定する全ての試験を実施して行う。
設計試作時試験(検査),形式試験(検査)及び受渡検査の検査項目及び合格判定基準は,箇条20又は
附属書JBによることが望ましい。
4.2 一般試験要求事項
この規格に特に規定しない限り,全ての測定は定格入力電圧及び定格周波数で,無風状態で行う。周囲
温度は23 ℃27 ℃とし,測定中に1 ℃を超える変化があってはならない。ランプが複数の周波数に対し
て定格をもつ場合は,試験は最も厳しい条件で行う。
試験電圧は,適切な箇条で規定する。
4.3 構造に対する一般事項
電球形蛍光ランプは,分解すると安全及び性能を損なう場合があるので,容易に分解できない構造とす
る。13.2を除いて,どのような試験においても分解してはならない。
電球形蛍光ランプの目視検査及び回路図の検査で疑義がある場合並びに製造業者又は責任ある販売業者
の同意がある場合には,異常状態が模擬的に再現できるように特別に作ったランプで試験をする(箇条13
及び箇条15参照)。

5 表示

5.1   製品の表示
電球形蛍光ランプには,見やすく,容易に消えない方法で,次の事項を表示しなければならない。
a) 製造業者名若しくは責任ある販売業者名,又はその略号
b) 定格入力電圧又は電圧範囲(単位は,“V”又は“volts”で表示する。)
c) IS C 7620-2による定格ランプ電力(単位は,“W”,“watts”又は“ワット”で表示する。)
d) 定格周波数(単位は,“Hz”で表示する。)
e) 形式
製品形式を特定するのに必要な上記以外の情報を形式と表現することにする。

――――― [JIS C 7620-1 pdf 6] ―――――

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例 モデルNo.,参照形式
5.2 追加の表示
ランプ製造業者は,ランプ,包装又は取扱説明書に次の事項を追加表示する。
a) 定格ランプ電流
b) 制限のある場合には点灯方向などの制限事項
c) 置き換えるランプより著しく重い場合には,重さが照明器具の機械的強度に影響することがある旨の
注意事項
d) 安全に関わる警告,注意の区分,その図記号及び指示文(附属書JCから必要に応じ選定)
e) 調光に対応していないランプは,図1の図記号又は文字での注意書き
表示は,包装又は取扱説明書で行う。図記号の高さは5 mm以上とする。
f) 図2の図記号,又は乾燥した条件又は防水する照明器具内で使用するランプである旨の文字での注意
書き
表示は,包装又は取扱説明書で行う。図記号の高さは5 mm以上とする。発光管の形状は,ランプ
の形状を示すために変化させてよい。
図1−調光機能が付いた照明器具での使用はしない
図2−乾燥した条件又は防水する照明器具内で使用するランプ
5.3 表示の適合性
合否判定は,次による。
a) 5.1の表示事項の表示の有無,内容及び明瞭さは,目視によって判定する。
b) 表示事項の丈夫さは,水でぬらした滑らかな布で15秒間(1秒1往復程度の速さ),軽く拭いて試験

――――― [JIS C 7620-1 pdf 7] ―――――

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する。表示事項は,試験後,判読可能でなければならない。
c) 5.2の表示事項の読みやすさは,目視によって判定する。
5.4 表示を要求する場所
表1に表示を要求する場所を示す。
表1−表示を要求する場所
表示事項 製品 製品包装 製品データシート又はリーフ
製造業者又は販売業者 x x x
(適切な用語を使う)
定格電圧(複数)又は x x x
定格電圧範囲
定格電力 x x x
定格周波数 x x x
製品形式(特性が特定 x x x
できる記述)
定格ランプ電流 − x x
製品質量 − x x
調光の制限 − x x
水接触の防止 − x x
x : 要求,− : 要求しないが任意

6 互換性,質量及び曲げモーメント

6.1   互換性
互換性を確保するため,JIS C 7709-1に規定する口金を使用しなければならない。
完成したランプの口金の適合性確認は,JIS C 7709-3に規定する互換性検査用のゲージで行う。JIS C
7709-1に規定する測定器を用いる方法を用いてもよい。
注記 ランプの口金取付け部近傍の形状寸法は,互換性を確保するためにJIS C 7501の附属書JB及
びJIS C 7530の附属書3(電球の最大外郭寸法)を満たすことが望ましい。
6.2 受金にてランプから受ける曲げモーメント及びランプ質量
ランプソケットに加わる曲げモーメントは,表2の数値を超えてはならない。
曲げモーメントは,水平に保持したランプの先端で測定した荷重(N)と,回転軸からランプ本体の先
端までの距離とを乗じて決定する。その回転軸は,E形又はB形口金の円筒部分の底部又はピンタイプ口
金の接触部の端部である。ランプは,回転軸に直角に立つ薄い金属板又はそれに類する部材で保持する。
曲げモーメント試験のサンプルの配置は,図3に示す。表2と異なる口金を付けたランプにおいては,曲
げモーメントの効果を考慮して制限する。これらの口金を付けたランプの測定方法は,検討中である。ラ
ンプ受金に固定される照明器具表面は,曲げモーメントに耐えなければならないことに注意する。照明器
具表面の曲げモーメントの計算のために,全長を測定するときに,ランプ受金の長さを考慮する。このこ
とは,点灯中の温度上昇で外郭材料が軟化した場合でも,規定の曲げモーメントに耐えなければならない
ことに注意する。

――――― [JIS C 7620-1 pdf 8] ―――――

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図3−ランプ受金でのランプから受ける曲げモーメントのサンプル試験の配置
ランプ質量は,表2に示す質量を超えてはならない。
表2−曲げモーメント及び質量
口金 曲げモーメント 質量
Nm kg
a)
B15d 1
B22d 2 1
a)
E11 0.5
a)
E12 0.5
a)
E14 1
E17 1 1
E26 2 1
E27 2 1
a)
E39 1 a)
a)
E40 1 a)
a)
GU10 0.1
a)
GZ10 0.1
a)
GX53 0.3
a)
R7s 1 a)
注a) 検討中

7 感電に対する保護

  照明器具のカバーを外した状態で,関連するJISの受金のデータシートに従うランプ受金にランプをセ
ットしたときに,内部の金属部分,最小限の絶縁がなされただけの外部金属部分,ランプ口金又はランプ
本体の充電部分に,接触できないように,ランプを構成する。
適合性は,図4に規定する試験指の方法によって,必要であれば10 Nの力を加えて確認する。

――――― [JIS C 7620-1 pdf 9] ―――――

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単位 mm
図4−標準試験指(出展は,JIS C 0920の付図1)
GX53口金付ランプの要求事項は検討中。
口金の導電金属部以外の外部金属部分は,充電していたり,又は充電する状態になったりしてはならな
い。試験において,可動の導電材料は,道具を用いることなく,最も厳しい条件となる場所に位置させる。
適合性は,絶縁抵抗及び耐電圧試験の方法で確認する(箇条8参照)。

8 絶縁抵抗及び耐電圧性

8.1   一般
絶縁抵抗及び耐電圧試験は,ランプの充電部とランプの手が触れる部分との間で実施する。
試験中は,口金の異極コンタクトは短絡する。ランプの手が触れる部分は金属はく(箔)で覆う。
金属はく(箔)は,エッジで絶縁破壊が起こらないように配置するよう注意を払う。金属はく(箔)と
充電部との沿面距離は,JIS C 8105-1の第11章(沿面距離及び空間距離)に従い,強化絶縁とし,沿面距
離以上とする。ただし,最大6 mmとする。
ランプは,相対湿度91 %95 %とした恒温槽内に48時間放置する。恒温槽内の温度は,20 ℃30 ℃の

――――― [JIS C 7620-1 pdf 10] ―――――

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JIS C 7620-1:2017の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 60968:2015(MOD)

JIS C 7620-1:2017の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 7620-1:2017の関連規格と引用規格一覧