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C 8280 : 2021
IEC 60630,Maximum lamp outlines for incandescent lamps
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
3.1
コードグリップランプソケット(cord-grip lampholder)
可とうコード保持部を備えたランプソケット
注釈1 可とうコードでランプソケットをつり下げる場合もある。
3.2
ねじを切った差込口があるランプソケット(threaded entry lampholder)
ねじを切った支持物に取付けできるように,電源電線の差込口に,ねじを切った構成部品を組み込んだ
ランプソケット
注釈1 ねじを切った差込口があるランプソケットは,以前は,ニップルランプソケットと称していた。
3.3
背板形ランプソケット(ランプレセプタクル)(backplate lampholder)
支持面又は適切な箱に直接取り付けるための背板を,附属又は一体化したランプソケット
3.4
器具内用ランプソケット(lampholder for building-in)
照明器具,追加された外郭内などに組み込むように設計されたランプソケット
3.4.1
外郭のないランプソケット(unenclosed lampholder)
感電保護に関するこの規格の要求事項を満たすために,外郭などの追加の手段を必要とする器具内用ラ
ンプソケット
3.4.2
外郭付ランプソケット(enclosed lampholder)
感電保護,及び必要に応じてIP分類(外郭による保護等級)に関するこの規格の要求事項をランプソ
ケット自体で満足するように設計された器具内用ランプソケット
3.5
独立形ランプソケット(independent lampholder)
分類及び表示の規定に従って全ての必要な保護を備え,照明器具から独立して取付け可能なランプソケ
ット
3.6
端子及び接点組立部品(terminal/contact assembly)
電源導体の終端部とランプ口金接触面との間の接続手段を備えた部品又は組立部品
注釈1 定義の説明は,図17参照。
3.7
外側枠(outer shell)
――――― [JIS C 8280 pdf 6] ―――――
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C 8280 : 2021
使用者がランプ口金に接触しないように防護する円筒形部品
注釈1 円筒形部品には,シェードリング固定用のねじ部がある場合又はない場合がある。
注釈2 定義の説明は,図17参照。
3.7.1
スナップオン形の外側枠(snap-on outer shell)
ねじを使用しないは(嵌)め合わせ組立用の外側枠
注釈1 受金ねじ部は,“ねじを使用しない”の判断に含めない。
注釈2 スナップオン形の外側枠を取り外したままで使用することは望ましくない。そのために,認証
マークがある場合は,外側枠を取り外したときに見えなくなる位置に付けるのがよい。
3.8
受金ねじ部(screw shell)
ランプ(口金)をねじ込んで保持するための,ねじ部を内側に備える円筒形部品
注釈1 受金ねじ部は,外側枠に永続的に固定される,又は外側枠と一体になっている場合がある。
注釈2 定義の説明は,図17参照。
注釈3 JIS C 7709-2の受金データシート,例えばE26ランプソケット用のシートNo.2-21,では,側面
コンタクトと中心コンタクトのランプ(口金)との接合に関連する寸法だけを規定している。
3.9
絶縁用リング(insulating ring)
金属製受金ねじ部と金属製外側枠との間に介在し絶縁する円筒形部品
注釈1 定義の説明は,図17参照。
3.10
シェードリング(shade ring)
シェードを外側枠上にある支持体で保持するために,めねじ又はその他の手段を備えた円筒形部品
注釈1 定義の説明は,図17参照。
3.11
ドーム(dome)
接続用端子を覆う,コードグリップランプソケット又はねじを切った差込口があるランプソケットの部
品
注釈1 定義の説明は,図17参照。
3.12
基礎絶縁(basic insulation)
感電に対する基礎的な保護を与えるために充電部に施した絶縁
注釈1 基礎絶縁は,必ずしも,機能目的だけに用いられる絶縁を含まない。
なお,機器の適切な機能だけに必要な導電部間の絶縁を機能絶縁という。
3.13
付加絶縁(supplementary insulation)
基礎絶縁が破壊したときに,感電に対する保護を行うために,基礎絶縁に追加した独立した絶縁
――――― [JIS C 8280 pdf 7] ―――――
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C 8280 : 2021
3.14
二重絶縁(double insulation)
基礎絶縁及び付加絶縁の両方で構成する絶縁
3.15
強化絶縁(reinforced insulation)
指定された条件下で二重絶縁と同程度の感電保護を与える充電部に施した単一の絶縁方式
注釈1 “絶縁方式”は,必ずしも絶縁が単一で均質なものであることを意味しない。付加絶縁又は基
礎絶縁として単独に試験できない数層の絶縁で構成される場合がある。
3.16
充電部(live part)
通常の使用時に触れると感電のおそれのある導電部
3.17
形式試験(type test)
ある製品の設計が関連規格の要求事項に適合しているか否かを判定するため,形式試験サンプルに対し
て行う試験又は一連の試験
3.18
形式試験サンプル(type test sample)
形式試験のため,製造業者又は責任がある販売業者が提出する,1個又は複数の類似の試料で構成する
サンプル
3.19
準照明器具(セミルミネア)(semi-luminaire)
安定器内蔵形ランプと類似の構造をもつが,光源及び/又は始動装置を交換して使用できるよう設計し
た器具
3.20
定格動作温度(rated operating temperature)
ランプソケットが設計されている最高温度
3.21
定格最低温度(rated minimum temperature)
冷蔵庫及び食品冷凍庫の中で使用するランプソケットだけに適用するもので,ランプソケットが設計さ
れている最低温度
3.22
アングル形ランプソケット(angled lampholder)
ねじを切った差込口及び/又はドームの取付面が受金ねじ部の軸に対して直角ではないランプソケット
3.23
保持装置付ランプソケット(lampholder with retention device)
ランプが緩むことを防止する装置を備えるランプソケット
注釈1 ランプは,例えば,温度変化又は振動で緩むことがある。
――――― [JIS C 8280 pdf 8] ―――――
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C 8280 : 2021
3.24
耐インパルスカテゴリ(過電圧カテゴリ)(impulse withstand category)
過渡的な過電圧状態を定めている数字
注釈1 耐インパルスカテゴリは,次に示すとおり,I,II,III及びIVに分類される(この規格では,
JIS C 60664-1に規定する過電圧カテゴリを耐インパルスカテゴリと読み替える。)。
a) 耐インパルスカテゴリ分類の目的 耐インパルスカテゴリは,利用の継続性及び故障の許
容可能な危険性に関して,機器の可用性の程度を区別するために使用する。
耐インパルスレベルで機器の選定を行うことによって,故障の発生確率を許容されるレ
ベルにまで低減し,設備全体の絶縁協調が達成可能である。
耐インパルスカテゴリの数字が大きいほど,機器の耐インパルスレベルが高いことを示
しており,また,過電圧抑制のための方法のより幅広い選択が可能である。
耐インパルスカテゴリの概念は,商用電源から直接給電される機器に対して使用する。
b) 耐インパルスカテゴリの説明 耐インパルスカテゴリIの機器は,建築物の固定電気設備
に接続することを意図している機器であって,規定のレベルにまで過渡過電圧を抑制する
ために,機器の外部(固定設備中又は固定設備と機器との間)に保護手段を使用する。
耐インパルスカテゴリIIの機器は,建築物の固定電気設備に接続する機器である。
耐インパルスカテゴリIIIの機器は,固定電気設備の一部となる機器及びより高い有用
性を期待されている機器である。
耐インパルスカテゴリIVの機器は,建築物の電気設備の引込口部若しくはその近傍又
は配電盤の電源側で使用する機器である。
3.25
一次回路(primary circuit)
商用電源に直接接続される回路
注釈1 一次回路には,例えば,商用電源への接続手段,変圧器又はモータの一次巻線,その他の負荷
装置を含む。
3.26
二次回路(secondary circuit)
一次回路に直接接続していない回路であって,変圧器,コンバータ若しくは同等の絶縁性能をもつデバ
イスから,又は電池から電力を得る回路
注釈1 単巻変圧器は,一次回路へ直接接続されるが,そのタップ部は,この定義の趣旨によって二次
回路とみなす。
注釈2 そのような回路の主電源過渡電圧は対応する一次巻線によって減少する。また,誘導安定器も
主電源過渡電圧を減少する。したがって,一次回路又は誘導安定器の後に置く部品は,1階級
低い耐インパルスカテゴリに適合してもよい。
3.27
アダプタ(adapter)
ランプを電気的及び機械的にランプソケットに接続するために使用する部品
注釈1 一般にアダプタの定義は,その用途によって大きく変化する。多くの場合,ランプソケットと
ランプとのねじ寸法の違いを変換するために使用する部品を指す。
――――― [JIS C 8280 pdf 9] ―――――
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C 8280 : 2021
3.28
外郭付強化絶縁ランプソケット(enclosed reinforced insulated lampholder)
二重絶縁又は強化絶縁に対する要求事項に適合する絶縁外郭をもつ,クラスII照明器具に組み込むラ
ンプソケット
注釈1 クラスIIの定義は,JIS C 8105-1の1.2.23を参照。
3.29
部分強化絶縁ランプソケット(partly reinforced insulated lampholder)
二重絶縁又は強化絶縁に対する要求事項を満たすために,追加の保護手段を必要とする器具内用ランプ
ソケット
注釈1 絶縁距離(沿面距離及び空間距離)は照明器具に組み込み後,達成してもよい。
3.30
定格電圧(rated voltage)
製造業者が,想定するランプソケットの最大動作電圧を示すために,宣言する電圧
3.31
動作電圧(working voltage)
ランプの通常の動作状態,及びランプを取り外した状態において,過渡的なものを除いて絶縁箇所に加
わることが想定される最大実効値電圧
3.32
定格電流(rated current)
製造業者が,想定するランプソケットの最大電流を示すために,宣言する電流
3.33
臨界周波数,crit(critical frequency)
ある空間距離において絶縁破壊電圧の低下が始まる(生じる)周波数
注釈1 臨界周波数は,次の式で求める。
crit≒0.2/d(MHz)
ここで, d : 周波数にかかわらず表14に規定する空間距離(mm)であ
って,基礎絶縁(又は付加絶縁)及び強化絶縁についてそ
れぞれ規定している。
3.34
イグニッション電圧(ignition voltage)
放電ランプを始動するために印加するピーク電圧
注釈1 JIS C 7623においては,イグニッションパルス電圧のほか,安定器設計のための情報として,
ピーク値の90 %でのパルス幅に関する要求が存在する。
3.34.1
イグニッションパルス電圧(ignition pulse voltage)
10 ms間において,個々のピーク電圧の内,最大値のものの50 %の値でのそれぞれのパルスの幅の合計
が750 μs以内のイグニッション電圧
注釈1 3.34の注釈1参照。
注釈2 イグニッションパルス波形が,30 kHzを超える支配的な周波数成分を含まない場合,又は(振
――――― [JIS C 8280 pdf 10] ―――――
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JIS C 8280:2021の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 60238:2016(MOD)
- IEC 60238:2016/AMENDMENT 1:2017(MOD)
- IEC 60238:2016/AMENDMENT 2:2020(MOD)
JIS C 8280:2021の国際規格 ICS 分類一覧
JIS C 8280:2021の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0202:1999
- 管用平行ねじ
- JISB0251:2008
- メートルねじ用限界ゲージ
- JISB0254:2011
- 管用平行ねじゲージ
- JISC3010:2019
- 電線及び電気温床線の安全に関する要求事項
- JISC60664-1:2009
- 低圧系統内機器の絶縁協調―第1部:基本原則,要求事項及び試験
- JISC60695-11-5:2018
- 耐火性試験―電気・電子―第11-5部:試験炎―ニードルフレーム(注射針バーナ)試験方法―装置,試験炎確認試験装置の配置及び指針
- JISC7709-1:1997
- 電球類の口金・受金及びそれらのゲージ並びに互換性・安全性 第1部 口金
- JISC7709-2:1997
- 電球類の口金・受金及びそれらのゲージ並びに互換性・安全性 第2部 受金
- JISC7709-3:1997
- 電球類の口金・受金及びそれらのゲージ並びに互換性・安全性 第3部 ゲージ
- JISC8105-1:2017
- 照明器具―第1部:安全性要求事項通則
- JISZ8601:1954
- 標準数