JIS C 8280:2021 ねじ込みランプソケット | ページ 3

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動波形であっても)大きく減衰する(20 s後のピーク電圧レベルが最大ピーク電圧の半分未
満)場合,イグニッションパルス電圧とみなしてもよい。支配的な周波数の評価については,
IEC 60664-4:2005の附属書Eを参照することが望ましい。
3.35
定格イグニッション電圧(rated ignition voltage)
ランプソケットが耐えるイグニッションパルス電圧のうち,製造業者が宣言する最も高いピーク電圧
注釈1 3.34の注釈1参照
3.36
最大動作電圧,Uout(maximum working voltage)
通常動作状態又は異常動作状態中に,制御装置の出力端子間又は出力端子とアースとの間に発生する動
作電圧(実効値)の最大値
注釈1 過渡電圧及びイグニッション電圧は除く。
3.37
最大動作ピーク出力電圧,out(maximum working peak output voltage)
通常動作状態又は異常動作状態中に,制御装置の出力端子間又は出力端子とアースとの間に繰り返し発
生する,ピーク動作電圧の最大値
注釈1 過渡電圧を除く。
3.38
等価変換ピーク電圧,Up(equivalent transformed peak voltage)
組み合わせるランプ制御装置が出力する周波数における,最も厳しいピーク電圧をイグニッションパル
ス電圧へ変換した出力ピーク電圧
注釈1 製造業者による等価変換ピーク電圧(Up)の宣言値は,構成部品を選択するための重要なパラ
メータである。
注釈2 3.34.1参照。
注釈3 基礎絶縁における等価変換ピーク電圧(Up)の宣言値を決定するためには,発生する最大ピー
ク電圧及び周波数の最も厳しい組合せを考慮する必要がある。つまり,IEC 61347-1:2015の表
10において基礎絶縁による最大空間距離を意味する。
注釈4 強化絶縁における等価変換ピーク電圧(Up)の宣言値を決定するためには,発生する最大ピー
ク電圧及び周波数の最も厳しい組合せを考慮する必要がある。つまり,IEC 61347-1:2015の表
11における,強化絶縁による最大空間距離を意味する。
注釈5 JIS C 8147-2-12では“ignition voltage”の記号にUpを使用している。

4 一般要求事項

  ランプソケットは,通常の使用において確実に機能し,かつ,人及び周囲に危険を与えない設計及び構
造でなければならない。
一般に合否は,規定する全ての試験を行って判定する。
さらに,独立形ランプソケットの外郭は,分類及び表示の規定を含め,JIS C 8105-1の要求事項を満た
さなければならない。

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この規格は,照明器具のためのJIS C 8105規格群の要求事項を基にしている。他の機器(例えば,家庭
用電気機器)に適用する場合には,関連機器規格の要求事項に従う(附属書C参照)。

5 一般試験条件

5.1  この規格による試験は,形式試験とする。
注記 この規格の要求事項及び許容差は,形式試験サンプルの試験に関わるものである。
形式試験サンプルの合否は,製造業者の全ての製品の合否を保証するものではない。
個々の製品の適合性については,製造業者の責任であり,形式試験のほか,日常の試験及び品
質保証による。
工程における適合試験の詳細は,JIS C 7709-0を参照。
5.2 特に規定がない場合,試験は,15 ℃25 ℃の周囲温度で実施し,未使用のランプソケットを,通常
使用の状態に取り付けて試験する。
5.3 試験又は検査は,次の試料数で行う。
− スイッチのないランプソケットは,9個の試料
− スイッチ付きランプソケットは,12個の試料
試験は,次の箇条及び/又は細分箇条の番号順序で実施する。
− 3個の試料 : 箇条2箇条13(10.1及び11.2を除く。)及び箇条15箇条18
− 3個の試料 : 箇条14(スイッチ付きランプソケットの試験に限る。)
− 3個の試料 : 10.1,箇条19及び箇条20
− 2個の試料 : 箇条21(そのうち,21.1の試験に1個の試料及び21.3及び21.4の試験にもう1個の試
料を使用する。)
− 1個の試料 : 21.5及び箇条22
試験に使用する保持装置付ランプソケットは,保持装置を取り外して行う。
保持装置付ランプソケットを13.14に従って試験するには,保持装置を試験前の状態にした3個の追加
試料が必要である。
ねじなし端子を11.2に従って試験するには,更に別の試料が必要である。
5.4 疑義がある場合には,ゲージ,試験用口金及びマンドレルを介して,特に規定がある場合を除き,次
のトルクを試料に加える。
− E5ランプソケットは,0.2 N·m
− E10及びEZ10ランプソケットは,0.2 N·m
− E11ランプソケットは,0.2 N·m
− E12ランプソケットは,0.2 N·m
− E14及びEZ14ランプソケットは,0.2 N·m
− E17ランプソケットは,0.2 N·m
− E26ランプソケットは,0.4 N·m

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− E39ランプソケットは,0.8 N·m
5.5 (対応国際規格の,E40ランプソケットに対する規定を削除した。)
5.6 ランプソケットは,5.3に規定する全ての試験に合格する場合,この規格に適合するとみなす。
一つの試験において,1個の試料が不合格となった場合,5.3に規定する試料数を新たに準備し,その試
験の結果に影響する可能性がある先行する試験,不合格になった試験及び後続する試験を実施し,合格し
なければならない。ランプソケットは,一連の試験において,2個以上の試料が不合格となった場合,こ
の規格に適合しないものとみなす。

6 定格

6.1  標準定格電圧は,125 V,250 V及び500 Vとする。
E14ランプソケットの定格電圧は,250 Vだけとする。
(E27ランプソケットに関する記載を削除した。)
直列接続されたランプを電源に接続することを意図した,E5及びE10ランプソケットの定格電圧は,
E5ランプソケットは25 V,E10ランプソケットは60 Vをそれぞれ超えてはならない。
注記1 これらの値は異極間の電圧を指す。
単一のランプを電源に接続することを意図したE10ランプソケットの定格電圧は,250 Vだけとする。
注記2 このランプソケットは,接続されるランプの数が少なく,ランプソケットごとに60 Vを超える
特殊なケースにも使用される。
E5及びE10ランプソケットを除き,定格電圧は250 V以上であることが望ましい。
(対応国際規格の,E40ランプソケットに関する記載を削除した。)
合否は,表示の確認によって判定する。
6.2 標準定格電流は,次による。
− E5ランプソケットは,0.2 A
− E10及びEZ10ランプソケットは,0.5 A
− E11及びE12ランプソケットは,1 A
− E14及びEZ14ランプソケットは,2 A
− E17ランプソケットは,1 A
− スイッチ付きE26ランプソケットは,1 A
− E26ランプソケットは,1 A
− E39ランプソケットは,7 A
− (対応国際規格の,E27及びE40ランプソケットに対する記載を削除した。)
定格電流は,標準値以上でなければならない。
合否は,表示の確認によって判定する。

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6.3 (対応国際規格の,E40ランプソケットに対する記載を削除した。)
6.4 高温度条件で使用することを意図したランプソケット(“T”表示付きランプソケット)の定格動作
温度は,次の値以上でなければならない。
− EZ10ランプソケットは,230 ℃
− E11ランプソケットは,230 ℃
− E12ランプソケットは,105 ℃
− E14ランプソケットは,140 ℃
− EZ14ランプソケットは,230 ℃
− E17ランプソケットは,170 ℃
− E26ランプソケットは,170 ℃
− E39ランプソケットは,230 ℃
(対応国際規格の,E27及びE40ランプソケットに対する記載を削除した。)
合否は,表示の確認によって判定する。
注記 “T”表示なしねじ込み形ランプソケットに対する最高温度(定格動作温度)は,JIS C 8105-1の
表12.1に規定されている。
それらを,次に示す。
− E11ランプソケットは,225 ℃
− E12ランプソケットは,100 ℃
− E14ランプソケットは,135 ℃
− E17ランプソケットは,165 ℃
− E26ランプソケットは,165 ℃
− E39ランプソケットは,225 ℃
− (対応国際規格の,E27及びE40ランプソケットに対する規定を削除した。)

7 分類

  ランプソケットは,7.17.6の定義によって分類する。

7.1 外部部品の材料による分類

  外部部品の材料による分類は,次による。
− 絶縁材料製ランプソケット
− 金属製ランプソケット
注記 一部金属製の外部部品付きランプソケット,及び金属コーティングされた外側枠などの外表面が
導電性の絶縁材料製外部部品をもつランプソケットは,金属製ランプソケットとみなされる(13.3
参照)。この分類方法は,ねじを切った差込口,及び絶縁材料製ランプソケットの外側に取り付け
る金属製シェードリングのように,絶縁故障の際に充電部となるおそれがない外部部品には適用
されない。絶縁カバー付き金属製ソケットは,金属製ランプソケットとみなされる(10.5参照)。
表面が,導電性であるかどうかを判定するために,2個のストライプ電極(幅1.5 mm,長さ25 mmで,

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相互距離が2 mm)を,その表面に当てる(例えば,銀導電性塗料によって)。15.4に従って,絶縁抵抗を
ストライプ間で測定する。表面は,抵抗値が5 M未満である場合,導電性とみなす。

7.2 水の浸入に対する保護度による分類

  水の浸入に対する保護度による分類は,次による。
− 普通形(非防水形)ランプソケット
− 防滴形ランプソケット

7.3 固定方法による分類

  固定方法による分類は,次による。
− ねじを切った差込口があるランプソケット
− コードグリップランプソケット
− 背板形ランプソケット(ランプレセプタクル)
− その他のランプソケット
注記 その他のランプソケットの例として,機械的つり下げ装置,例えばフックを備えたランプソケッ
トがある。

7.4 スイッチの有無による分類

  スイッチの有無による分類は,次による。
− スイッチ付きランプソケット(ランプへの電源供給を制御するスイッチを一体化したランプソケット)
− スイッチのないランプソケット

7.5 感電保護による分類

  感電保護による分類は,次による。
− 外郭のないランプソケット
− 外郭付ランプソケット
− 独立形ランプソケット
− 部分強化絶縁ランプソケット
− 外郭付強化絶縁ランプソケット
注記 最大定格の50 %以下の動作電圧で使用されるランプソケットを,強化絶縁ランプソケットとみな
す場合がある。

7.6 熱耐久性による分類

  熱耐久性による分類は,次による。
− 定格動作温度が,6.4に示す温度の下限値以下のランプソケット
− 高温度条件の中で,動作するランプソケット(“T”表示付きランプソケット)

8 表示

  表示は,8.18.5による。

――――― [JIS C 8280 pdf 15] ―――――

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JIS C 8280:2021の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 60238:2016(MOD)
  • IEC 60238:2016/AMENDMENT 1:2017(MOD)
  • IEC 60238:2016/AMENDMENT 2:2020(MOD)

JIS C 8280:2021の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 8280:2021の関連規格と引用規格一覧