JIS C 8350:1999 規格概要
この規格 C8350は、JIS C 8309に規定する電線管に用いるコネクタ及びコンビネーションカップリングについて規定。
JISC8350 規格全文情報
- 規格番号
- JIS C8350
- 規格名称
- 金属製可とう電線管用附属品
- 規格名称英語訳
- Fittings for pliable metal conduits
- 制定年月日
- 1973年12月1日
- 最新改正日
- 2019年10月21日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 29.120.10
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 電気設備 I 2021, 電気設備 II-1 2021, 電気設備 II-2 2021, 電気設備 III 2021
- 改訂:履歴
- 1973-12-01 制定日, 1977-12-01 改正日, 1981-09-01 改正日, 1985-02-01 改正日, 1991-10-01 改正日, 1997-02-20 確認日, 1999-04-20 改正日, 2005-02-20 確認日, 2009-10-01 確認日, 2014-10-20 確認日, 2019-10-21 確認
- ページ
- JIS C 8350:1999 PDF [12]
C 8350 : 1999
まえがき
この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日
本工業規格である。これによって,JIS C 8350-1991は改正され,この規格に置き換えられる。
(pdf 一覧ページ番号 )
――――― [JIS C 8350 pdf 1] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
C 8350 : 1999
金属製可とう電線管用附属品
Fittings for pliable metal conduits
1. 適用範囲 この規格は,JIS C 8309に規定する電線管に用いるコネクタ及びコンビネーションカップ
リングについて規定する。
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版を適用する。
JIS C 0072 環境試験方法−電気・電子−耐火性試験 グローワイヤ(赤熱棒押付け)試験方法通則
JIS C 0920 電気機械器具の防水試験及び固形物の侵入に対する保護等級
JIS C 8305 鋼製電線管
JIS C 8309 金属製可とう電線管
JIS K 8954 石油ベンジン(試薬)
3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,次による。
a) 金属製可とう電線管 外層及び中間層が金属の条片,内層が非金属の条片からなる複合材料製で,適
当な手の力によって曲げることができるが,頻繁なフレキシング用に設計されていない電線管(以下,
可とう管という。)。
b) ビニル被覆金属製可とう電線管 防水性を付与するために金属製可とう電線管の外周を軟質ポリ塩化
ビニルで被覆した複合材料製可とう管(以下,ビニル被覆可とう電線管という。)。
4. 種類 種類は,表1のとおりとする。
表1 種類
種類 図 適合する 鋼製電線管
名称 適合する可とう管 鋼製電線管 との接続方法
コネクタ 可とう管用 4 − −
ビニル被覆可とう管 5
用
コンビネーションカップリング 可とう管用 6 薄鋼電線管 ねじ接続形
厚鋼電線管
7 ねじなし電線管 ねじなし接続形
ビニル被覆可とう管用8 薄鋼電線管 ねじ接続形
厚鋼電線管
5. 性能 性能は,9.によって試験を行ったとき,表2に適合しなければならない。
――――― [JIS C 8350 pdf 2] ―――――
2
C 8350 : 1999
表2 性能
項目 性能 箇条番号
耐衝撃性 9.2
12個の試料中,最低9個の試料に,破壊の兆候がなく,割れが生じず,かつ,通常の使用
に支障をきたすような変形が生じてはならない。
接続引張強度 可とう管との接続が離れず,かつ,試料に損傷があってはならない。 9.3
ボンデイング 電気抵抗値が0.05 坎 下でなければならない。 9.4
防水性 試料内部に水の浸入があってはならない。 9.5
耐食性 試料の表面の1cm2ごとに2個以上の青色のはん点が生じず,かつ,はん点が生じた場合,
9.6
各はん点の寸法が1.5mm以下でなければならない。
6. 構造 構造は,次による。
a) 絶縁電線又はケーブルを損傷させるような,又は施工者又は使用者に危害を及ぼすような鋭いエッジ,
ばり又は突起が表面にあってはならない。
b) 可とう管,ビニル被覆可とう管及び鋼製電線管を接続するために小ねじを使用する場合,小ねじを正
しく取り付けたとき,小ねじがケーブルの絶縁を損なうような原因になってはならない。
7. 寸法 寸法は,図4図8による。ただし,図は形状の一例を示したものである。
8. 材料 主要部の材料は,金属とする。
9. 試験
9.1 一般的要求事項 試験の一般的要求事項は,次による。
a) この規格に規定する試験は,形式試験とする。
b) 他に規定がない限り,各試験の試料数は3個とする。
備考 ある試験,例えば,寸法試験などは,試料の特性を変化させることがないので,これらの試料
は,新しい試料とみなし,以後の試験に使用することができる。
c) 他に規定がない限り,各試験の試料は,汚れがなく,新しい状態であり,すべての部品が所定の位置
に配置され,通常の使用状態に取り付ける。附属品は,7.に規定する寸法について試験を行った後,
その試験に特別の規定がない限り,その附属品に接続されるべき型式の適切な長さの可とう管又はビ
ニル被覆可とう管を組み立てる。接続部の組立に特別の方法が必要な場合は,製造業者の取扱説明書
に従って行う。
d) 他に規定がない限り,3個の試料を試験用に用意し,試験に合格すれば,試料は,要求事項を満たし
たことになる。試料の中の1個だけが,組立上又は製造上の欠陥のために試験に合格しなかった場合,
その試験及び試験結果に影響を受けた可能性のある先に行った試験を再度行い,さらに,後続の試験
も,別の完全な試料を使用して必要な順序で行い,これらすべての試料が要求事項に適合しなければ
ならない。
備考 追加の試験試料が,最初の試験試料と同時に用意しない場合,1組の試料が不合格となれば,
全体が不合格となる。製造業者は,その中の1組が不合格となった場合に備えて追加の試験試
料を提出することができる。その場合,試験機関は,改めて試験試料を要求することなく追加
の試験試料で試験を行い,更に不合格となった場合だけ,不合格とする。
e) 有毒又は危険が生じる場合,試験区域内の人の安全について必要な注意を払う。
――――― [JIS C 8350 pdf 3] ―――――
3
C 8350 : 1999
9.2 耐衝撃性試験
a) 試料は,12個の試料について,図1に示す装置を用いて耐衝撃性試験を行う。試験の前,附属品は,
可とう管及びビニル被覆可とう管を含めて,すべての構成部品を通常に使用する状態に組み立てる。
通常に使用するように組み立てたとき,衝撃の影響を受けないような部品及び最大寸法が20mm未満
の小形の附属品には,この試験を適用しない。
b) 圧縮しないときの厚みが約40mmのゴム板の衝撃吸収材の上に置いた試験装置を試料とともに恒温槽
に入れ,−5±2℃の温度に保持する。
試料が−5±2℃の温度に達するか,又は2時間後か,いずれか長い方の時間が経過した後,試料を
図1に示すように鋼製の台の上に置き,ハンマを試料に鋼製の当て金を介して1回落下させる。ハン
0.
マの質量は2.0+0020
kg,落下高さは100+10
0mmとする。
衝撃は,附属品の最も弱い部分に適用する。ただし,電線管接続口の端部より5mm以内には衝撃
を加えないものとする。
c) 試験の後,試料に破壊の兆候,目視で見ることのできる割れの発生及び通常の使用に支障をきたすよ
うな変形の有無を調べる。
単位 mm
図1 耐衝撃性試験装置
――――― [JIS C 8350 pdf 4] ―――――
4
C 8350 : 1999
9.3 接続引張強度試験
a) 2個の附属品をそれぞれ適合する可とう管及びビニル被覆可とう管の両端に製造業者の取扱説明書に
従って,その全長が約300mmとなるように接続した組立品を試料とする。
b) 試料に管軸の方向に30秒から40秒の間に500+100Nに達するように連続的に増加する引張荷重を加え,
2分±10秒間保持した後,荷重を取り去る。
c) 試験の後,試料の接続部の状態及び目視で見ることのできる損傷の有無を調べる。
9.4 ボンディング試験
a) コネクタのボンディング試験は,コネクタに適合する短い長さの可とう管及びビニル被覆可とう管を
製造業者の取扱説明書に従って接続した組立品を試料とし,図2のように配列する。
b) コンビネーションカップリングのボンディング試験は,9個のコンビネーションカップリングに適合
する短い長さの可とう管及びビニル被覆可とう管と鋼製電線管とを各5本ずつ製造業者の取扱説明書
に従って接続した組立品を試料とし,図3のように配列する。コンビネーションカップリングとコン
ビネーションカップリングの間隔は,2528mmとする。
c) 試料に無負荷電圧が12V以下の交流電源から得られる周波数50Hz60Hzの25Aの電流を1分+50秒
間,通電し,電圧降下を測定する。電流と電圧降下から電気抵抗値を計算で求める。
d) 附属品と可とう管又はビニル被覆可とう管を接続するとき,特別な措置として管の保護被覆の除去を
十分にするか,又は製造業者の取扱説明書に従って保護仕上げを除去しなければならない。
単位 mm
図2 ボンディング試験のコネクタと可とう管又はビニル被覆可とう管との組立
――――― [JIS C 8350 pdf 5] ―――――
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JIS C 8350:1999の国際規格 ICS 分類一覧
JIS C 8350:1999の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC0920:2003
- 電気機械器具の外郭による保護等級(IPコード)
- JISC60695-2-10:2015
- 耐火性試験―電気・電子―第2-10部:グローワイヤ/ホットワイヤ試験方法―グローワイヤ試験装置及び一般試験方法
- JISC8305:2019
- 鋼製電線管
- JISC8309:2019
- 金属製可とう電線管
- JISK8594:2015
- 石油ベンジン(試薬)