JIS C 60695-2-10:2015 耐火性試験―電気・電子―第2-10部:グローワイヤ/ホットワイヤ試験方法―グローワイヤ試験装置及び一般試験方法

JIS C 60695-2-10:2015 規格概要

この規格 C60695-2-10は、シミュレーション技術を用いて短時間で火災危険性を評価するために,例えば,赤熱素子,過負荷抵抗などの熱源による熱ストレスの影響をシミュレートするためのグローワイヤ試験装置及び一般試験方法について規定。着火源として規格化された電気的加熱ワイヤを用いる小規模な試験を意図した共通的な試験方法を規定。

JISC60695-2-10 規格全文情報

規格番号
JIS C60695-2-10 
規格名称
耐火性試験―電気・電子―第2-10部 : グローワイヤ/ホットワイヤ試験方法―グローワイヤ試験装置及び一般試験方法
規格名称英語訳
Fire hazard testing -- Part 2-10:Glowing/hot-wire based test methods -- Glow-wire apparatus and common test procedure
制定年月日
1997年4月20日
最新改正日
2019年10月21日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

IEC 60695-2-10:2013(IDT)
国際規格分類

ICS

13.220.40, 29.020
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
プラスチック I(試験) 2021, プラスチック II(材料) 2021, 電子 I 2020, 電子 II-1 2020, 電子 II-2 2020, 電子 III-1 2020, 電子 III-2 2020
改訂:履歴
1997-04-20 制定日, 2004-01-20 改正日, 2004-03-20被移行日, 2008-10-01 確認日, 2013-10-21 確認日, 2015-03-20 改正日, 2019-10-21 確認
ページ
JIS C 60695-2-10:2015 PDF [17]
                                                          C 60695-2-10 : 2015 (IEC 60695-2-10 : 2013)

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 試験装置の仕様・・・・[3]
  •  4.1 グローワイヤ・・・・[3]
  •  4.2 試験回路及び接続端子・・・・[3]
  •  4.3 温度測定システム・・・・[4]
  •  4.4 指定の敷物・・・・[4]
  •  4.5 試験チャンバ・・・・[4]
  •  4.6 時間計測器・・・・[4]
  •  5 装置の確認・・・・[4]
  •  5.1 グローワイヤ先端の確認・・・・[4]
  •  5.2 温度測定システムの確認・・・・[5]
  •  6 状態調節・・・・[5]
  •  7 一般試験手順・・・・[5]
  •  7.1 試験片の保持・・・・[5]
  •  7.2 グローワイヤ温度・・・・[5]
  •  7.3 グローワイヤの押付け・・・・[6]
  •  附属書A(参考)機器製造業者及びサプライヤー・・・・[11]
  •  附属書B(参考)着火及び燃焼の判定に関する指針・・・・[12]
  •  附属書C(参考)加熱電流値を用いるグローワイヤ温度測定システムの確認手順に関する指針・・・・[14]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS C 60695-2-10 pdf 1] ―――――

C 60695-2-10 : 2015 (IEC 60695-2-10 : 2013)

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般財団法人日本
電子部品信頼性センター(RCJ)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本
工業規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本
工業規格である。これによって,JIS C 60695-2-10:2004は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS C 60695-2の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS C 60695-2-3 ヒータによる不完全接続耐火性試験方法
JIS C 60695-2-4-0 拡散炎及び予混炎試験方法
JIS C 60695-2-10 第2-10部 : グローワイヤ/ホットワイヤ試験方法−グローワイヤ試験装置及び一
般試験方法
JIS C 60695-2-11 最終製品に対するグローワイヤ燃焼性試験方法
JIS C 60695-2-12 第2-12部 : グローワイヤ/ホットワイヤ試験方法−材料に対するグローワイヤ燃
焼性指数(GWFI)
JIS C 60695-2-13 第2-13部 : グローワイヤ/ホットワイヤ試験方法−材料に対するグローワイヤ着
火温度指数(GWIT)
JIC C 60695-2-20 グローイング/ホットワイヤ試験法 : ホットワイヤ巻付け線による材料の着火性試

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS C 60695-2-10 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
C 60695-2-10 : 2015
(IEC 60695-2-10 : 2013)

耐火性試験−電気・電子−第2-10部 : グローワイヤ/ホットワイヤ試験方法−グローワイヤ試験装置及び一般試験方法

Fire hazard testing-Part 2-10: Glowing/hot-wire based test methods- Glow-wire apparatus and common test procedure

序文

  この規格は,2013年に第2版として発行されたIEC 60695-2-10を基に,技術的内容及び構成を変更する
ことなく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。

1 適用範囲

  この規格は,シミュレーション技術を用いて短時間で火災危険性を評価するために,例えば,赤熱素子,
過負荷抵抗などの熱源による熱ストレスの影響をシミュレートするためのグローワイヤ試験装置及び一般
試験方法について規定する。
この規格は,着火源として規格化された電気的加熱ワイヤを用いる小規模な試験を意図した共通的な試
験方法を規定する。
この規格が規定する試験方法は,電気機器,そのサブアセンブリ及び部品に適用でき,また,固体絶縁
材料又はその他の固体可燃性材料にも適用できる。
試験方法の詳細は,関連規格であるJIS C 60695-2-11,JIS C 60695-2-12及びJIS C 60695-2-13による。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
IEC 60695-2-10:2013,Fire hazard testing−Part 2-10: Glowing/hot-wire based test methods−
Glow-wire apparatus and common test procedure(IDT)
なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”こ
とを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS C 1602 熱電対
注記1 対応国際規格 : IEC 60584-1,Thermocouples−Part 1: EMF specifications and tolerances(MOD)
注記2 (対応国際規格に記載のあるIEC 60584-2は,IEC 60584-1に統合された。)
JIS C 60695-2-11 耐火性試験−電気・電子−最終製品に対するグローワイヤ燃焼性試験方法

――――― [JIS C 60695-2-10 pdf 3] ―――――

2
C 60695-2-10 : 2015 (IEC 60695-2-10 : 2013)
注記 対応国際規格 : IEC 60695-2-11,Fire hazard testing−Part 2-11: Glowing/hot-wire based test
methods−Glow-wire flammability test method for end-products(IDT)
JIS C 60695-2-12 耐火性試験−電気・電子−第2-12部 : グローワイヤ/ホットワイヤ試験方法−材
料に対するグローワイヤ燃焼性指数(GWFI)
注記 対応国際規格 : IEC 60695-2-12,Fire hazard testing−Part 2-12: Glowing/hot-wire based test
methods−Glow-wire flammability index (GWFI) est method for materials(IDT)
JIS C 60695-2-13 耐火性試験−電気・電子−第2-13部 : グローワイヤ/ホットワイヤ試験方法−材
料に対するグローワイヤ着火温度指数(GWIT)
注記 対応国際規格 : IEC 60695-2-13,Fire hazard testing−Part 2-13: Glowing/hot-wire based test
methods−Glow-wire ignition temperature (GWIT) est method for materials(IDT)
JIS C 60695-4 耐火性試験−電気・電子−第4部−電気・電子製品のための耐火性試験用語
注記 対応国際規格で引用するISO 13943:2008,Fire safety−Vocabularyは,対応JISが制定されて
いないが,この規格での引用事項は,JIS C 60695-4の規定事項と同等である。
JIS P 0001 紙・板紙及びパルプ用語
注記 対応国際規格 : ISO 4046-4:2002,Paper, board, pulps and related terms−Vocabulary−Part 4: Paper
and board grades and converted products(MOD)

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS C 60695-4によるほか,次による。
3.1
燃焼(combustible)
物質と酸化剤との発熱反応。
注記 燃焼は,一般に火炎及び/又は赤熱を伴って,燃焼放出物を発生する。
3.2
ドラフトフリー環境(draught-free environment)
試験時の気流速度が,試験結果に影響を与えない環境。
注記 次の例が該当する。
− 定性的には,ろうそくの火炎が乱れない環境
− 定量的には,気流速度を0.1 m/s又は0.2 m/s以下と規定する火炎試験の環境
3.3
火災危険性(fire hazard)
火災による傷害若しくは生命の喪失及び/又は財産の損傷が生じる可能性。
3.4
火炎試験(fire test)
火災の挙動を測定する試験,又は対象物を火にさらす試験。
注記 火炎試験の結果は,試験片の耐火性若しくは火に対する反応の決定,又は火災過酷性の定量化
に用いることができる。
3.5
火炎(flame)
通常は光の放射を伴う,気相における急速,持続的かつ亜音速の燃焼。

――――― [JIS C 60695-2-10 pdf 4] ―――――

                                                                                              3
C 60695-2-10 : 2015 (IEC 60695-2-10 : 2013)
3.6
有炎燃焼性(flammability)
規定する試験条件の下で,火炎を伴って材料又は製品が燃える能力。
3.7
着火(ignition)
燃焼が開始すること。
3.8
試験温度(test temperature)
試験時のグローワイヤ先端の温度。

4 試験装置の仕様

4.1 グローワイヤ

  グローワイヤは,ニッケル77 %超かつクロム(20±1)%のニッケル・クロム線で形成しており,全体
にわたる曲げ加工前の直径が4 mm±0.07 mmとする。ループ状のグローワイヤの寸法は,図1による。
新品のグローワイヤは,試験に用いる前に,120 A以上の電流で計10時間以上焼きなましをする。その
時間は,累積によって得てもよい。焼きなましによる損傷を避けるため,熱電対は,焼きなまし中には設
置しない。焼きなまし終了時,熱電対の穴の深さを確認する。
注記1 焼きなましをしていない新品のグローワイヤの温度は,電流を流し始めた最初の数時間に
徐々に低下する。一定期間経過後,温度は安定する。
試験装置は,グローワイヤを水平面に維持できなければならない。試験片にグローワイヤを押し付けて
いる間,0.95 N±0.10 Nの力が加えられるようにする。グローワイヤ又は試験片のいずれか一方を他方に
向かって水平に移動させたときに,この力を維持できなければならない。グローワイヤ先端の試験片への
侵入深さ又は貫通距離は,7 mm±0.5 mmとする。
試験装置は,試験片から落下する燃焼又は赤熱している小片が,4.4に規定する敷物の上に妨害なく落ち
るように調整する。
試験装置の代表例を,図3のa)及びb)に示す。
注記2 図3 b)に示す試験装置は,質量が重い及び/又は不規則な形状の試験片を試験する場合に有
用である。

4.2 試験回路及び接続端子

  グローワイヤは,図2に示す電気回路で加熱する。この回路にはフィードバック機構を設けず,温度の
保持回路も組み込まない。グローワイヤ試験装置への電源供給は,電源電圧(実効値)を±2 %に安定さ
せる。
試験回路は,最大誤差1.0 %の実効値を示す電流計測装置を設置する。
大電流を流すため,グローワイヤの全ての接続端子は,基本的に試験に影響しない程度の電流容量があ
り,長時間にわたって回路が安定化するようにする。試験に必要な安定で損失の少ない電流を保持するた
めに,グローワイヤを支柱に取り付ける接続部分は,十分な接触面積(一般的にそれぞれの端から60 mm2
以上)を必要とする。グローワイヤと支柱との接続はしっかりねじ止めするか,又はグローワイヤと支柱
間との間を溶接若しくはろう(蝋)付けする。
注記 例えば,グローワイヤ先端を960 ℃に加熱するために必要な電流は,一般に120 A150 Aで
ある。

――――― [JIS C 60695-2-10 pdf 5] ―――――

次のページ PDF 6

JIS C 60695-2-10:2015の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 60695-2-10:2013(IDT)

JIS C 60695-2-10:2015の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 60695-2-10:2015の関連規格と引用規格一覧