JIS C 8480:2016 キャビネット形分電盤 | ページ 6

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E.3.2 SPDの設置箇所
SPD及びSPD分離器は,指定がある場合を除き,主幹遮断器の2次側に接続する。ただし,主幹遮断器
が漏電遮断器で,雷サージ電流通過による不要動作のおそれがある場合,主幹遮断器(漏電遮断器)の1
次側に接続する。
注記 SPD及びSPD分離器は主幹遮断器の1次側に接続してもよい。この場合,SPD分離器の遮断容
量は,主幹遮断器1次側の短絡電流以上とする。
E.4 SPDの配線方法
E.4.1 配線長
最適な過電圧防護を行うために,SPD及びSPD分離器の接続導体はできるだけ短くする。SPD及びSPD
分離器の合計接続導体長は0.5 m以下が望ましい。
分電盤の配線例を図E.2に示す。SPD及びSPD分離器は,主幹遮断器の近傍に設置する。電路からSPD
分離器,SPD及び機器接続用接地端子までの間の各接続導体は,最短距離で接続する。
注記1 接続導体をできるだけ短くするのは,雷サージ電流の通電時に接続導体のインダクタンスに
よって生じた過電圧は,保護対象機器に印加されるためである。
注記2 ブスバー及びボンディングバーは接続導体に比べ,インダクタンスが十分に小さいため,接
続導体長には含まない。
主幹 SPD
遮断器 分離器
合計接続導体長
0.5 m以下が望ま
母線 SPD
しい
接地端子
接地母線
接地極へ
図E.2−SPDの配線例

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E.4.2 配線サイズ
接続導体の断面積は,クラスIISPDの場合は3.5 mm2以上,クラスISPDの場合は5.5 mm2以上とする。
E.5 試験時の注意
E.5.1 絶縁抵抗試験
500 Vの絶縁抵抗試験を行う場合,定格電圧100 V及び200 V用SPDは,SPDの内部回路構成によって
は動作する場合がある。そのため,SPD分離器(遮断器又はヒューズホルダ)は開路の状態,又は,SPD
を取り外して測定を行う。
E.5.2 商用周波耐電圧試験
2 000 Vの商用周波耐電圧試験を行う場合,SPD分離器(遮断器又はヒューズホルダ)が開路の状態で
あったとしてもSPD分離器の開路機構部分の離隔距離によっては導通(絶縁破壊)する場合がある。その
ため,SPDは取り外して試験を行う。

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附属書F
(規定)
400 V級キャビネット形分電盤
この附属書は,本文及びその他の附属書と併読し適用する。
この附属書の箇条などの番号は,本文と対応している。本文に対する変更は,次の表現を用いた。
− “置換”は,本文の該当する箇所の要求事項を,この附属書の規定に置き換えることを意味する。
− “追加”は,本文の該当する箇所の要求事項に,この附属書の規定を追加することを意味する。
F.1 適用範囲
置換(箇条1全て)
この附属書は,主に熟練者及び技能者が取り扱う周波数50 Hz又は60 Hz,定格電圧300 Vを超え600 V
以下(対地電圧300 V以下),基準定格電流630 A以下及び定格短時間耐電流35 kA以下の電路に使用する
キャビネット形分電盤について規定する。
F.6 定格
定格は,次を除き,箇条6による。
置換(表1を,次に置換する。)
表1−定格電圧
単位 V
相数 線式 定格電圧
交流
三相 3線式 400
三相 4線式 230/400
置換[b)及びe)を,次に置換する。]
b) 定格絶縁電圧 主回路の定格絶縁電圧は,500 V又は600 Vとする。
e) 定格短時間耐電流及びその最大波高値 定格短時間耐電流及びその最大波高値の標準値は,表2に示
す値とする。
置換(表2を,次に置換する。)
表2−定格短時間耐電流及び最大波高値
定格電圧 定格短時間耐電流 最大波高値
V (交流分実効値)kA (定格短時間耐電流の倍数)
5以下 1.5
5を超え10以下 1.7
400
10を超え20以下 2.0
20を超え35以下 2.1
F.8 構造及び収納機器
構造及び収納機器は,次を除き,箇条8による。

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F.8.2 構造一般
追加[8.2のh)の後に,次を追加する。]
i) ドアは,上下棒及び取っ手舌片の3点を用いて閉鎖し,容易に破損するおそれがないものとする。
j) 遮断器電源側の排気口から噴出される消弧ガス(通称 : ホットガス)の排出を妨げないように,遮断
器電源側は絶縁距離(アークスペース)を考慮した空間を十分に確保する。遮断器電源側及び裸導体
間に十分な絶縁空間が確保できない場合は,絶縁バリア,チューブ,テープなどで確実に絶縁しなけ
ればならない。
F.8.11 充電部の間隔
置換(8.11全て)
充電部と非充電金属体との間隔,及び異極充電部間の間隔は,定格電圧が400 Vの場合は,次に規定す
る値以上,又は9.4.2に従って試験を行い,JIS C 60664-1で規定する過渡過電圧に耐える空間距離に適合
しなければならない。
− 空間距離は,10 mm以上
− 沿面距離は,20 mm以上
F.9 試験
試験は,次を除き,箇条9による。
F.9.4.1 商用周波耐電圧試験
置換(“9.4.1の商用周波耐電圧”から始まる段落の“表8に示す試験電圧”を,“試験電圧2 000 V”に置
換する。)
F.9.7 短時間耐電流試験
置換(9.7全て)
短時間耐電流試験は,表2に示す電流を母線に0.2秒間通電する。ただし,母線に過電流遮断器をもつ
ものは,その引き外し装置によって定まる最長時間とする。
なお,8.1及び8.2に適合し,キャビネットはドアとボックスとの隙間があり,内容積が100×10−3 mm3
の値以上で,取っ手をドアの垂直方向に200 Nの力で引き,ドアが開かず各部に著しい永久変形を生じる
ことがなく,定格短時間耐電流が10 kA以下のキャビネットの場合は除く。
注記 キャビネットのドアは,上下棒及び取っ手舌片の3点で固定する。

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参考文献 JIS C 0445 文字数字の表記に関する一般則を含む機器の端子及び識別指定された電線端末の
識別法
JIS C 0446 色又は数字による電線の識別
JIS C 0617-7 電気用図記号−第7部 : 開閉装置,制御装置及び保護装置
JIS C 5381-11 低圧サージ防護デバイス−第11部 : 低圧配電システムに接続する低圧サージ防
護デバイスの要求性能及び試験方法
JIS C 5381-12 低圧サージ防護デバイス−第12部 : 低圧配電システムに接続する低圧サージ防
護デバイスの選定及び適用基準
JIS C 8314 配線用筒形ヒューズ
JIS C 8319 配線用ねじ込みヒューズ及び栓形ヒューズ
JSIA 300 分電盤通則
JSIA 307 400 V級キャビネット形分電盤
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JEM 1460 配電盤・制御盤の定格及び試験
JEAC 8001 内線規程
電気設備の技術基準(省令及び解釈)の解説

JIS C 8480:2016の国際規格 ICS 分類一覧

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