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C 8704-1 : 2022
3.18
モノブロック電池(monobloc battery)
隔壁のある一体成形の電槽を使って作った電池又は単電池を所要数接合して一つのブロックとした電池
3.19
パイロットセル(pilot cell)
電池の特性の平均的な状態を判断又は表示するために選ばれた単電池
注釈1 複数個の場合もある。
3.20
型式検査(performance inspection)
製品の型式ごとの品質が,この規格に規定する要求特性を満たすか否かを判断するための検査
3.21
受渡検査(delivery inspection)
製品を納入する場合,使用者の要求によって実施する検査
3.22
密閉反応効率(gas recombination efficiency)
発生するガスに対して,負極のガス吸収反応,触媒栓の触媒反応などによって水に戻るガスの比率
3.23
時間率
満充電状態の電池が放電終止電圧に至るまでの時間を示す,二次電池固有の指数
注釈1 電流iで放電し,放電終止電圧に至るまでの時間がt時間のとき,この放電をt時間率(t hR)
放電といい,iをt時間率電流という。
3.24
放電率
電池を放電する際の,定格容量(Ah)を満充電後,20 ℃又は25 ℃における,放電終止電圧に至るま
での時間(放電時間)(h)で除して求めた電流値(A)
4 種類
蓄電池は,適用する試験項目·試験方法によって,種類I及び種類IIに区分する。種類Iと種類IIとの
区分は,表1による。
――――― [JIS C 8704 pdf 6] ―――――
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C 8704-1 : 2022
表1−種類
区分 適用蓄電池 適用項目 型式
種類I 附属書JAに該当する蓄電池 本体(箇条1箇条4)及び −
附属書JA
種類II 附属書JBに該当する蓄電池 本体(箇条1箇条8)及び クラッド式(CS型)
附属書JB ペースト式(PS型)
高率放電用ペースト式(HS型)
附属書JCに該当する触媒栓 本体(箇条1箇条8)及び 触媒栓式クラッド式(CS-E型)
式蓄電池 附属書JC 触媒栓式ペースト式(PS-E型)
触媒栓式高率放電用ペースト式(HS-E型)
その他の蓄電池及び触媒栓 本体(箇条1箇条8) −
式蓄電池
5 一般的要求事項
5.1 外観
外観は,目視によって調べる。
外観には,ひび,割れ又は著しい変形があってはならない。
5.2 寸法
寸法は,JIS B 7516に規定する1級以上の直尺又はこれと同等以上の精度をもつ測定器具を用いて,総
高さ,電槽高さ,幅及び長さの最大箇所を測定する(図1参照)。
寸法は,表JB.1表JB.3及び表JC.1表JC.3による。
ただし,その他の蓄電池及び触媒栓式蓄電池については,製造業者による。
図1−蓄電池寸法測定箇所
5.3 構造
蓄電池は,電槽,蓋,正極板,負極板,隔離板,電解液などで構成され,周囲温度−15 ℃+45 ℃,
触媒栓式蓄電池の場合は,周囲温度−5 ℃+45 ℃において異常なく使用できることが望ましい。また,
蓄電池は,正極端子及び負極端子を備え,6 V電池では接続かんによって,単電池間を接続する。
――――― [JIS C 8704 pdf 7] ―――――
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C 8704-1 : 2022
a) 端子は,ボルト及びナットで接続できなければならない。用いるボルトは,JIS B 0205-1,JIS B 0205-
2,JIS B 0205-3及びJIS B 0205-4によるものとし,蓄電池型式との関係は,表2による。
ただし,その他の蓄電池及び触媒栓式蓄電池については,製造業者による。
表2−使用ボルト
ねじの呼び M6 M10 M12
蓄電池型式 CS-15-6CS-90-6 CS-130CS-4500 CS-5000CS-8000
CS-15CS-90 CS-130ECS-4500E CS-5000ECS-8000E
CS-15-6ECS-90-6E PS-190PS-4400
CS-15ECS-90E PS-190EPS-4400E
HS-30-6HS-120-6 HS-150HS-2500
HS-30HS-120 HS-150EHS-2500E
HS-30-6EHS-120-6E
HS-30EHS-120E
b) 電解液比重は,蓄電池が満充電状態にあるとき,電解液温度20 ℃において表3の値とする。
ただし,その他の蓄電池及び触媒栓式蓄電池については,製造業者による。
表3−電解液比重
電解液比重 1.215±0.010 1.240±0.010
蓄電池型式 CS全型式 PS-190,PS-340
CS-E全型式 PS-190E,PS-340E
PS-190,PS-340を除くPS全型式 HS全型式
PS-190E,PS-340Eを除くPS-E全型式 HS-E全型式
c) 電解液の監視は,透明な電槽では,その側面にある液面線(最高及び最低)によって,不透明な電槽
では,その蓋に取り付けた液面指示装置によって,それぞれ行えなければならない。
d) 蓄電池から発生するガスが排気部以外からは脱出しないよう,電槽と蓋との間を封口用コンパウンド
などで密封しなければならない。
5.4 機械的強度
蓄電池は,通常の輸送及び取扱いにおける機械的圧力に耐えなければならない。なお,蓄電池の耐震性
は,必要に応じて個々に指定する。
5.5 機能的特性
蓄電池は,表4に規定する各項目の要求事項を満足しなければならない。
――――― [JIS C 8704 pdf 8] ―――――
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C 8704-1 : 2022
表4−機能的特性
項目 要求事項 適用試験
箇条番号
容量特性 試験回数5回以内に定格容量の95 %以上とする。 7.1
定格容量は,附属書JB及び附属書JCによる。
ただし,その他の蓄電池及び触媒栓式蓄電池については,製造業者による。
過充電寿命特性 CS型及びPS型 : 360日以上 7.2
HS型 : 180日以上
CS-E型及びPS-E型 : 360日以上
HS-E型 : 180日以上
その他の蓄電池及び触媒栓式蓄電池については,定格容量の放電が1時間率
放電又はそれより短い放電のものは180日以上。
定格容量の放電が1時間率放電より長い放電のものは360日以上。
容量保存特性 容量保存率は,65 %以上。 7.3
最大放電電流特性 導電部の溶断及び外観上の著しい変形がない。 7.4
防爆特性 炎の持続及び蓄電池内部への誘爆がない。 7.5
防まつ特性 通電電気量1 Ah当たりの脱出酸霧量は,0.05 mg以下。 7.6
密閉反応効率特性 密閉反応効率は,85 %以上 7.7
注記 密閉反応効率特性は,触媒栓式蓄電池で行う。
5.6 表示
蓄電池の一組には,見やすい位置に容易に消えない方法で,次の事項を表示する。
− 型式
− 容量(時間率)
− 一組の電池個数又は公称電圧
− 製造業者名又はその略号
− 製造年月又はその略号
6 一般的試験条件
6.1 計測器の精度
6.1.1 電気計測器
a) 計測器の測定範囲
1) 電圧及び電流測定に用いる計測器は,各試験結果を保証できる精度を備える。
2) アナログ計測器の場合には,測定値の有効数字3桁が読み取れる精度を備える。
3) 必要とする精度が得られる場合には,他の計測器を用いてもよい。
b) 電圧の測定
1) 電圧の測定には,JIS C 1102-1に規定する階級指数が0.5以上の計測器又はこれと同等以上の精度
をもつ計測器を用いる。
2) 計測器の内部抵抗は,10 kΩ/V以上とする。
c) 電流の測定
1) 電流の測定には,JIS C 1102-1に規定する階級指数が0.5以上の計測器又はこれと同等以上の精度
――――― [JIS C 8704 pdf 9] ―――――
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をもつ計測器を用いる。
2) 計測器は,測定に用いる分流器,リード線を含めた全体の階級指数が0.5又はこれと同等以上とす
る。
6.1.2 温度の測定
温度の測定には,JIS B 7414に規定する許容差±1 ℃のガラス製温度計又はこれと同等以上の精度をも
つ計測器を用いる。
6.1.3 体積の測定
ビュレット又はメスシリンダは,JIS R 3505に規定するもの,又はこれと同等以上の精度をもつものを
用いる
6.1.4 長さの測定
長さの測定には,精度±1 %又はこれと同等以上の精度をもつ計測器を用いる。
6.1.5 時間の測定
時間の測定には,精度±1 %又はこれと同等以上の精度をもつ計測器を用いる。
6.1.6 電解液比重の測定
蓄電池の電解液比重測定には,JIS B 7525-3に規定する最小目盛が0.002を超えず,精度±0.002の浮ひ
ょう型比重計又はこれと同等以上の精度をもつ計測器を用いる。
6.2 試験電池の準備
試験電池の準備は,次による。
a) 種類IIの試験電池に用いる型式は,表7による。
b) 蓄電池は,製造後6か月以内の新品を用いる。保管条件は,製造業者が指定する方法による。
c) 蓄電池は,満充電したものを用いる。満充電の条件は,製造業者による指定がない限り,次による。
1) 定電流充電の場合 : 電圧及び電解液比重の測定値が,電解液温度の変化を考慮に入れた上で,2時
間にわたって計測器の許容差を超える変化を示さないとき。
2) 定電圧充電の場合 : 電流及び電解液比重の測定値が,電解液温度の変化を考慮に入れた上で,2時
間にわたって計測器の許容差を超える変化を示さないとき。
d) 蓄電池は,満充電後,電解液面を調整する。
電解液面は,予備電解液の範囲に調整する。ただし,最高液面に調整するのが望ましい。
e) 蓄電池は満充電後,電解液比重は製造業者が指定する公称電解液比重の許容範囲内に調整し,液かく
はん(攪拌)のための充電を行う。
f) 試験は,正立位置にある蓄電池について行う。
――――― [JIS C 8704 pdf 10] ―――――
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JIS C 8704-1:2022の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 60896-11:2002(MOD)
JIS C 8704-1:2022の国際規格 ICS 分類一覧
- 29 : 電気工学 > 29.220 : 電池及び蓄電池 > 29.220.20 : 酸化二次電池(鉛蓄電池)
JIS C 8704-1:2022の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0205-1:2001
- 一般用メートルねじ―第1部:基準山形
- JISB0205-2:2001
- 一般用メートルねじ―第2部:全体系
- JISB0205-3:2001
- 一般用メートルねじ―第3部:ねじ部品用に選択したサイズ
- JISB0205-4:2001
- 一般用メートルねじ―第4部:基準寸法
- JISB7414:2018
- ガラス製温度計
- JISB7516:2005
- 金属製直尺
- JISB7525-3:2018
- 浮ひょう―第3部:浮ひょう型比重計
- JISC1102-1:2007
- 直動式指示電気計器―第1部:定義及び共通する要求事項
- JISC8352:2015
- 配線用ヒューズ通則
- JISR3505:1994
- ガラス製体積計