JIS C 9612:2013 ルームエアコンディショナ | ページ 14

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表D.3−戸建住宅の最大熱負荷
単位 W/m2
外皮断熱 窓 上階a) 単位床面積当たりの最大熱負荷
冷房 暖房
南b) 西b) 北b) 東b)
高 小 屋根 106 159 101 106 153
部屋 88 133 84 88 133
大 屋根 133 199 126 133 170
部屋 111 166 105 111 148
中 小 屋根 125 187 119 125 191
部屋 104 156 99 104 167
大 屋根 156 234 148 156 213
部屋 130 195 124 130 185
低 小 屋根 175 262 166 175 268
部屋 146 218 138 146 233
大 屋根 218 328 207 218 198
部屋 182 273 173 182 259
注記 この表の基準設計条件を,次に示す。
a) 基準設計条件は,SHASE-S 112の3.3.1による。
b) 基準設計条件において予冷・予熱運転は1時間となっている。通常,一般家庭で予冷・予熱運転をす
ることはまれであるため,SHASE-S 112の3.3.3(2)に規定されている予冷・予熱の時間を15分にす
る補正係数1.74をこの表の値に乗じる。
c) その他の各種補正は,SHASE-S 112の3.3.3を参照。
注a) 上階とは,対象室の上が屋根の場合及び部屋の場合で分類した。
b) 南・西・北・東は,窓の主方位を指す。
D.3 ルームエアコンの選び方
D.2で計算した冷房又は暖房負荷以上の表示冷房能力又は暖房能力のルームエアコンを選ぶ。
一般家庭でルームエアコンを選ぶに当たっては,D.2で計算した冷房又は暖房負荷以上の冷房能力又は
暖房能力の表示があるものを目安にすることが望ましい。

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附属書E
(規定)
マルチ形ルームエアコンディショナ(タイプA)
E.1 適用範囲
適用範囲は,箇条1によるほか,次による。
この附属書は,箇条1 c)のマルチ形ルームエアコンディショナ(以下,マルチエアコンという。)につい
て規定する。
なお,室内機と室外機とが1対1で,室内機で空気分配しているものは除く。
注記 附属書Fでは,安全性能の要求事項としてJIS C 9335-2-40を適用するマルチ形ルームエアコン
ディショナ(タイプB)について規定している[箇条4 g) 参照]。
E.2 引用規格(省略)
E.3 用語及び定義
この附属書で用いる主な用語及び定義は,箇条3によるほか,次による。
E.3.1
標準組合せ
マルチエアコンのユニット性能を代表する室外機と室内機との標準的な組合せ。次の条件を全て満たす
ものをいう。
a) 室内機の形態は,使用上最適なものとし,通常,壁掛け形とする。壁掛け形がない場合は,その他の
形態とする。
b) 室内機の台数は,室外機の接続口数とする。
なお,システム構成上必須とされる制御機能付き分岐ユニットの口数も含む。
c) 室内機の組合せは,定格冷房能力を100 %発揮できる室内機の組合せのうち,室内機の呼称能力の合
計と定格冷房能力との比が1又は1に最も近くなるような組合せとする。
E.3.2
冷房能力
マルチエアコンを冷房運転したとき,各室内から単位時間当たり除去できる熱量の合計。キロワット
(kW)で表す。
E.3.3
冷房消費電力
マルチエアコンを冷房運転したとき,マルチエアコンによって消費する電力の総計。
E.3.4
定格冷房能力
マルチエアコンを,標準組合せの接続で,JIS B 8615-1の表1(冷房能力試験条件)のT1温度条件にて
冷房運転したとき,各室内から単位時間当たりに除去できる熱量の合計。
E.3.5
定格冷房消費電力

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マルチエアコンをE.3.4の条件にて運転したとき,マルチエアコンによって消費される電力の総計。
E.3.6
暖房能力
マルチエアコンを暖房運転したとき,各室内に単位時間当たり加えることができる熱量の合計。キロワ
ット(kW)で表す。暖房運転時の定格能力には,定格暖房標準能力及び定格暖房低温能力がある。
E.3.7
暖房消費電力
マルチエアコンを暖房運転したとき,マルチエアコンによって消費される電力の総計。暖房運転時の定
格消費電力には,定格暖房標準消費電力及び定格暖房低温消費電力がある。
E.3.8
定格暖房標準能力
マルチエアコンを,標準組合せの接続で,JIS B 8615-1の表6(暖房能力試験の標準定格条件)の標準温
度条件(H1温度条件)にて暖房運転したとき,各室内に単位時間当たりに加えることができる熱量の合計。
E.3.9
定格暖房標準消費電力
マルチエアコンをE.3.8の条件にて運転したとき,マルチエアコンによって消費される電力の総計。
E.3.10
定格暖房低温能力
マルチエアコンを,標準組合せの接続で,JIS B 8615-1の表6(暖房能力試験の標準定格条件)の低温条
件にて暖房運転したとき,各室内に単位時間当たりに加えることができる熱量の合計。
E.3.11
定格暖房低温消費電力
マルチエアコンをE.3.10の条件にて運転したとき,マルチエアコンによって消費される電力の総計。
E.3.12
室内機の呼称能力
室内機を複数台接続し,その室内機1台だけを運転した場合の冷房能力。
E.3.13
通年エネルギー消費効率
マルチエアコンが,冷房期間及び暖房期間を通じて室内側空気から除去する熱量及び室内側空気に加え
る熱量の総和と,同期間内に消費する電力量の総和との比。
E.4 種類
種類は,箇条4によるほか,次による。
a) 定格冷房能力キロワット(kW)による種類 0.1 kW単位とする。
b) 定格暖房標準能力キロワット(kW)による種類 0.1 kW単位とする。
c) 定格暖房低温能力キロワット(kW)による種類 0.1 kW単位とする。
d) 室内機の呼称能力キロワット(kW)による種類
1.0 1.1 1.2 1.4 1.6 1.8 2.0 2.2 2.5 2.8
3.2 3.6 4.0 4.5 5.0 5.6 6.3 7.1 8.0 9.0
10.0

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e) 接続形式による種類
接続形式による種類は,次による。
1) 特定接続 室外機に接続される複数の室内機の組合せが,1種類に限定されるもの。
2) 不特定接続 室外機に接続される複数の室内機の組合せが,限定されていないもの。
f) 運転方式による種類
運転方式による種類は,次による。
1) 同時運転方式 複数の室内機が同時に制御され,一対の運転をするもの。
2) 個別運転方式 複数の室内機が別々に制御され,同時に運転できるもの。
E.5 定格電圧及び定格周波数
定格電圧及び定格周波数は,箇条5による。
E.6 運転性能
運転性能は,6.16.12によるほか,次による。
E.6.13 騒音
騒音は,マルチエアコンを標準組合せの接続で,6.13による。室内機は1台ごとに測定し,残りの室内
機は同等の条件で運転する。
E.6.14 通年エネルギー消費効率
通年エネルギー消費効率は,附属書Bによって標準組合せで試験を行い算出された値が,表E.2によっ
て表示した通年エネルギー消費効率の値以上とする。
E.7 安全性能
安全性能は,箇条7による。
E.8 試験
試験は,箇条8によるほか,次による。
個別運転方式の能力試験は,室内機全数同時運転で行う。
E.9 検査
検査は,箇条9による。
E.10 製品の呼び方
製品の呼び方は,箇条10によるほか,次に例を示す。
例1 マルチ形ルームエアコンディショナ 6.3/7.1 kW 単相200 V 50/60 Hz 冷房専用
例2 マルチ形ルームエアコン 5.4/7.3 kW 単相200 V 50/60 Hz 冷暖房兼用
E.11 表示
E.11.1 製品表示
マルチエアコンには,通常の据付状態で見やすい箇所8)に容易に消えない方法で,表E.1及び表E.2に
規定する表示事項を表示する。

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なお,表E.1及び表E.2に規定する表示事項は,マルチエアコンの機能による種類に従って,○印の項
目について表示する。
注8) 見やすい箇所とは,外郭の表面又は工具などを用いないで容易に操作できる蓋で覆われた外郭
の内部の表面をいう。
表E.1−室内機の表示事項
表示事項 冷房専用 冷房・暖房兼用 冷房・電熱装置暖房兼用
1) 名称 a) ○ ○ ○
2) 機能による種類 ○ ○ ○
3) 呼称能力(kWクラス)b) ○ ○ ○
4) 定格電圧(V) ○ ○ ○
5) 相数 c) ○ ○ ○
6) 定格周波数(Hz)b) ○ ○ ○
7) 冷房騒音(dB)b) ) ) ○ ○ ○
8) 暖房騒音(dB)b) ) ) − ○ −
9) 製造業者名又はその略号 ○ ○ ○
10) 製造番号又はロット番号 ○ ○ ○
11) 製造年又はその略号(商標など) ○ ○ ○
12) 総質量(大略の質量をkgで示す。) ○ ○ ○
注a) 単にマルチ形ルームエアコンとしてもよい。
b) 50 Hz及び60 Hz共用のものは,それぞれの周波数について表示する。ただし,同一の値のものは,この限り
でない。
c) 単相100 Vのものは省略してもよい。
d) 取扱説明書などに表示してもよい。
e) 騒音(単に“運転音”と表示してもよい。)は,A特性音響パワーレベル(LWA)をデシベル単位の整数で表示
する。
表E.2−室外機の表示事項
表示事項 冷房専用 冷房・暖房兼用 冷房・電熱装置暖房兼用
1) 名称 a) ○ ○ ○
2) 機能による種類 ○ ○ ○
3) 標準組合せb) ○ ○ ○
4) 定格冷房能力(kW)c) ○ ○ ○
5) 定格暖房標準能力(kW)c) ) − ○ −
6) 定格暖房低温能力(kW)b) ) ) − ○ −
7) 凝縮器の冷却方式による種類 e) ○ ○ ○
8) 定格電圧(V) ○ ○ ○
9) 相数 f) ○ ○ ○
10) 定格周波数(Hz)c) ○ ○ ○
11) 定格冷房消費電力(kW)b) ) ) ○ ○ ○
12) 定格暖房標準消費電力(kW)b) ) ) − ○ −
13) 定格暖房低温消費電力(kW)b) ) ) − ○ −
14) 通年エネルギー消費効率b) ○ ○ −
15) 冷房運転電流(A)b) ) ) ○ ○ ○
16) 暖房運転電流(A)b) ) ) − ○ ○
17) 冷房運転力率 b) ) )(三相電源に限る。) ○ ○ ○
18) 暖房運転力率 b) ) )(三相電源に限る。) − ○ −

――――― [JIS C 9612 pdf 70] ―――――

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