JIS C 9730-2-9:2010 家庭用及びこれに類する用途の自動電気制御装置―第2-9部:温度検出制御装置の個別要求事項 | ページ 2

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C 9730-2-9 : 2010
JIS C 9730-1:2010 家庭用及びこれに類する用途の自動電気制御装置−第1部 : 一般要求事項
注記 対応国際規格 : IEC 60730-1:1999,Automatic electrical controls for household and similar use−
Part 1: General requirements,Amendment 1:2003及びAmendment 2:2007 (MOD)
JIS C 9730-2-4:2010 家庭用及びこれに類する用途の自動電気制御装置−第2-4部 : 密閉形及び半密閉
形の電動圧縮機用の感熱式モータ保護装置の個別要求事項
注記 IEC 60730-2-4:2006,Automatic electrical controls for household and similar use−Part 2-4:
Particular requirements for thermal motor protectors for motor-compressors of hermetic and
semi-hermetic type (MOD)

2 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS C 9730-1の箇条2によるほか,次による。
2.2 目的に関する制御装置のタイプの定義
JIS C 9730-1の2.2によるほか,次による。
2.2.19
動作制御装置 (operating control)
JIS C 9730-1の2.2.19によるほか,次の注記を追加する。
注記 一般的に,自動温度調節器は,動作制御装置である。
2.2.20
保護制御装置 (protective control)
JIS C 9730-1の2.2.20によるほか,次の注記を追加する。
注記 一般的に,温度過昇防止装置は,保護制御装置である。
2.2.101
単一動作装置,SOD (single operation device)
1回だけ動作し,その後,完全な交換を必要とする温度検出素子をもつ制御装置。
2.2.101.1
バイメタル式SOD (bimetallic single operation device)
バイメタル式の温度検出素子をもつSOD。
注記1 バイメタル式SODは,宣言された温度を超えて復帰しない(11.4.103参照)。
注記2 温度ヒューズ(非復帰のもの)の要求事項は,JIS C 6691に含まれる。
2.2.101.2
非バイメタル式SOD (non-bimetallic single operation device)
その動作が制御の他の機能から分離できないもので,かつ,1回だけ動作し,その後,完全又は部分的
な交換を必要とする非バイメタル式検出素子をもつ制御装置の部分。
注記 そのような部分が部分的に試験可能な場合,それらはJIS C 6691の適用範囲にある温度ヒュー
ズとみなす。
2.2.101.2.1
定格動作温度,Tf (rated functioning temperature)
製造業者が宣言した条件で測定したときに,制御装置の導電率の状態に変化が生じる非バイメタル式
SODの検出素子温度。

――――― [JIS C 9730-2-9 pdf 6] ―――――

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2.2.101.2.2
保持温度,Tc (holding temperature)
製造業者が宣言した条件で,規定時間内に導電率の状態に変化が生じない非バイメタル式SODの検出素
子の最高温度。
2.2.101.2.3
最高温度限度,Tm (maximum temperature limit)
制御装置の機械的及び電気的特性が変化するまでに,導電率の状態が与えられた時間内に損なうことが
ないと製造業者が宣言した非バイメタル式SODの検出素子温度。
2.2.102
室内自動温度調節器 (room thermostat)
居住に適した空間の温度制御を目的とする独立取付形又は組込形の自動温度調節器。
2.2.103
ファン制御装置 (fan control)
ファン又は送風機の動作を制御する自動温度検出制御装置。
2.2.104
ボイラ自動温度調節器 (boiler thermostat)
ボイラ及び/又は液体の温度を制御する自動温度調節器。
2.2.105
調整形自動温度調節器 (modulating thermostat)
負荷に対する入力を連続的に制御することによって,2個の制限値の間に温度を制御する自動温度調節器。
2.2.106
電圧維持形温度過昇防止装置 (voltage maintained thermal cut-out)
両端に印加する電圧によって,動作状態を維持する温度過昇防止装置。
2.2.107
農業用自動温度調節器 (agricultural thermostat)
農業用コンファインメント建家で使用するための自動温度調節器。
2.3 制御装置の機能に関する定義
JIS C 9730-1の2.3によるほか,次による。
2.3.14 JIS C 9730-1の2.3.14によるほか,次による。
2.3.14.101
時定数 (time factor)
作動量の一定の変化による温度検出制御装置の過渡的応答。
2.5 構造に関する制御装置のタイプの定義
JIS C 9730-1の2.5によるほか,次による。
2.5.101
プッシュ アンド ターン操作 (push-and-turn actuation)
最初に押し,続いてその制御装置の操作部を回転することによって達成する2段階操作。
2.5.102
プル アンド ターン操作 (pull-and-turn actuation)
最初に引っ張り,続いてその制御装置の操作部を回転することによって達成する2段階操作。

――――― [JIS C 9730-2-9 pdf 7] ―――――

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C 9730-2-9 : 2010

3 一般要求事項

  一般要求事項は,JIS C 9730-1の箇条3による。

4 試験に関する一般注意

  試験に関する一般注意は,JIS C 9730-1の箇条4によるほか,次による。
4.1 試験条件
JIS C 9730-1の4.1によるほか,次による。ただし,4.1.7は,この規格では適用しない。
4.1.101 この規格の試験目的に対して,また,その他の指示がない場合,手動復帰形温度過昇防止装置又
はバイメタル式SODの動作の前兆としての,異常動作中のTmaxを超える周囲温度の逸脱は無視する。
4.1.102 手動復帰形温度過昇防止装置及びバイメタル式SODであって,Tmaxを超える動作値をもつものに
対しては,検出素子における温度は,必要があるとき,試験中に要求されるサイクルを達成するために上
昇させる。
4.2 必要とするサンプル
JIS C 9730-1の4.2によるほか,次による。
4.2.1 JIS C 9730-1の4.2.1によるほか,次による。
箇条15の試験に対して,バイメタル式SODの6個のサンプルを使用する。
注記 箇条17の試験に対して,追加のサンプルが要求される。

5 定格

  定格は,JIS C 9730-1の箇条5による。

6 分類

  分類は,JIS C 9730-1の箇条6によるほか,次による。
6.4 自動作動の機能による分類
JIS C 9730-1の6.4によるほか,次による。
6.4.3 JIS C 9730-1の6.4.3によるほか,次による。
6.4.3.101 検出作動については,検出素子からの,又は検出素子をスイッチヘッドに接続する部分からの
何らかの漏れの結果として動作値に増加がないもの(タイプ2.N)。
6.4.3.102 17.101に規定する宣言された温度サイクル試験後,動作する作動(タイプ2.P)。
注記 一般に,圧力式温水システムのような,特定用途のための温度過昇防止装置は,タイプ2.P作
動ができるものとして分類される。
6.4.3.103 プッシュ アンド ターン又はプル アンド ターン操作の後に限り始められ,操作部をオフ又は
休止位置に復帰させるのに回転だけが要求される作動(タイプ1.X又は2.X)。
6.4.3.104 プッシュ アンド ターン又はプル アンド ターン操作の後に限り始められる作動(タイプ1.Z
又は2.Z)。
6.4.3.105 電気的負荷条件で復帰できない作動(タイプ1.AK又は2.AK)。
6.4.3.106 農業環境へのばく露を宣言した動作に対する作動(タイプ1.AM又は2.AM)。
6.7 スイッチヘッドの周囲温度限度値による分類
JIS C 9730-1の6.7によるほか,次による。
6.7.101 調理機器の中又は上で使用するための制御装置

――――― [JIS C 9730-2-9 pdf 8] ―――――

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6.7.102 自己清掃形オーブンの中又は上で使用するための制御装置
6.7.103 食品取扱い設備の中又は上で使用するための制御装置
6.8.3 JIS C 9730-1の6.8.3によるほか,次による。
第1段落を次に置き換える。
インラインコード形制御装置,自立構造形制御装置,独立取付形制御装置又は非電気的エネルギー源を
利用する組立部と一体になっている若しくは組み込まれている制御装置については,次による。
6.15 構造による分類
JIS C 9730-1の6.15によるほか,次による。
6.15.101 液体金属を含む部分をもつ制御装置

7 情報

  情報は,JIS C 9730-1の箇条7によるほか,表7.2に次を追加する。
表7.2−製造業者によって宣言された情報,適用箇条及び方法
情報 適用箇条 方法
101 最高検出素子温度(項目105に関するものは除く。)101) 6.7,6.15,14.101 X
102 シース参照あり又はなしの時定数 2.3.14.101,11.101,BB.1.2X
103 SOD復帰温度(−35 ℃又は0 ℃) 2.2.101,11.4.103 X
104 0 ℃復帰のとき,バイメタル式SODのサイクル数 17.15.1.3.1 X
105 17.16.107の試験のための最高検出素子温度 (Te) 6.7.102,17.16.107 D
106 液体金属を含む部分をもつ制御装置102) 6.15.101,11.1.101,18.102D
107 引張り強度 11.1.101 X
108 23.101の試験目的に対して,最小電流103) 23.101 D
109 14.4.3.1
Tmax 1は,制御装置が表14.1の温度を超えない動作条件を連続的に維 D
持できる可能性がある最高周囲温度である。105)
110 14.4.3.1
時間範囲t1は,制御装置が動作した後で,周囲温度をTmax 1より高く D
できる最大時間である。105)
111 2.2.105,11.4.106,
手動復帰形温度過昇防止装置又は電圧維持形温度過昇防止装置の自動 X
復帰が生じない温度限度(−20 ℃以下) 17.16.104.1,17.16.108
112 タイプ2.Pに対する試験方法 17.101 X
113 CISPR14-1の試験目的に対するクリック率N又は分ごとの切替え動作 23 X
114 定格動作温度 (Tf) 2.2.101.2.1,17.15.2 C
115 保持温度 (Tc) 2.2.101.2.2,17.15.2 D
116 最高温度限度 (Tm) 2.2.101.2.3,17.15.2 D
117 農業用自動温度調節器 D
2.2.107,6.4.3.106,11.4.107,
11.6.3.101,附属書DD
JIS C 9730-1の表7.2に次の注を追加する。
注101) この宣言は,液体金属を含む温度検出制御装置にだけ適用する。自己清掃形オーブンの中又は上で使用する
温度検出制御装置に対しては,この宣言は,調理動作のための温度である。
102) [対応国際規格の注102) は,中華人民共和国及びドイツで適用する規定であり,この規格では採用しない。]
103) 最小値が宣言されない場合,試験値は,15 mAとする。
105) 電圧維持形温度過昇防止装置の復帰を許すために,機器を電源から断路しなければならない最小時間に関し
ては,機器製造業者によって情報が前もって与えられることが望ましい。

――――― [JIS C 9730-2-9 pdf 9] ―――――

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C 9730-2-9 : 2010

8 感電に対する保護

  感電に対する保護は,JIS C 9730-1の箇条8による。

9 保護接地装置

  保護接地装置は,JIS C 9730-1の箇条9による。

10 端子及び端末

  端子及び端末は,JIS C 9730-1の箇条10による。

11 構造要求事項

  構造要求事項は,JIS C 9730-1の箇条11によるほか,次による。
11.1 材料
JIS C 9730-1の11.1によるほか,次による。
11.1.101 液体金属を含む部品
表7.2の項目106で宣言された制御装置に対しては,水銀 (Hg) を含む部品及びナトリウム (Na),カリ
ウム (K) 又は両方を含む制御装置の部品は,最高検出素子温度 (Te) の1.2倍の温度で,その部品の外周
(フープ)ストレス又はその他のストレスの4倍以上の引張り強度をもつ金属で作らなければならない。
適否は,製造業者の宣言の目視検査及び18.102の試験によって判定する。
11.3 操作及び動作
JIS C 9730-1の11.3によるほか,次による。
11.3.9 引きひも操作制御装置
JIS C 9730-1の11.3.9によるほか,次の注記を追加する。
注記 注記は,タイプ1.X,2.X,1.Z又は2.Zに分類される制御装置には,適用しない。
11.4 作動
JIS C 9730-1の11.4によるほか,次による。
11.4.3 タイプ2作動
JIS C 9730-1の11.4.3によるほか,次による。
11.4.3.101 コンデンサは,温度過昇防止装置の接点にまたがって接続してはならない。
11.4.3.102 温度過昇防止装置を復帰させるために,はんだ付け作業を必要とする構造は許容しない。
11.4.13 タイプ2.K作動
11.4.13.101 タイプ2.K作動は,検出素子における,又はその検出素子とスイッチヘッドとの間の他の部品
における破損が発生したとき,宣言された断路又は開路が宣言された動作値とドリフトとの和を超える前
に発生する設計でなければならない。
適否は,検出素子を破断させることによって判定する。断線は,部分的に事前に切断するか,貫通する
までやすりをかけて達成することができる。
温度検出制御装置を,動作温度の10 K以内の温度に加熱する。その後,温度を1 K/min以下の速度で増
加する。接点は,宣言された動作温度とドリフトとの和を超える前に開路しなければならない。
11.4.13.102 タイプ2.K作動は,次のa),b)又はc)に適合することによって,達成してもよい。
a) 2個の検出素子が相互に独立して動作し,1個のスイッチヘッドを操作させるとき。
b) バイメタル検出素子であって,次の状態のもの

――――― [JIS C 9730-2-9 pdf 10] ―――――

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  • IEC 60730-2-9:2008(MOD)

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