この規格ページの目次
- 4.12 寸法
- 4.13 騒音レベル
- 5. 試験材料及び装置
- 5.1 測定用材料
- 5.1.1 試験カーペット
- 5.1.2 標準試験じんあい
- 5.1.3 繊維材
- 5.1.4 糸くず材
- 5.1.5 樹脂ペレット
- 5.2 測定装置
- 5.2.1 試験床板
- 5.2.2 溝がある試験板
- 5.2.3 カーペットたたき機
- 5.2.4 カーペット押さえ及びガイド
- 5.2.5 じんあい散布機
- 5.2.6 埋込み用ローラ
- 5.2.7 繊維埋込み具
- 5.2.8 空気データ測定用装置
- 5.2.9 じんあい放出測定装置
- JIS C 9802:1999の引用国際規格 ISO 一覧
- JIS C 9802:1999の国際規格 ICS 分類一覧
- JIS C 9802:1999の関連規格と引用規格一覧
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C 9802 : 1999
2A
t=
B
ここに, t : 秒単位のクリーニング時間
A : 平方メートル単位の面積
B : メートル単位のストローク幅
v : m/秒単位のストローク速度
ストローク幅は2.1.4によって測定する。
単位(比)クリーニング時間(0.05±0.02m/sストローク速度で1m2をクリーニングするのに要する時間)
は,次のとおりである。
4
ts= s
B
求められた値は,クリーニングヘッドの横移動を考慮していないが,平行及びジグザグパターンの両方
に適切な近似値とみなすことができる。
4.12 寸法
真空掃除機の保管に重要な寸法だけを報告する。
4.13 騒音レベル
IEC 60704-1及びIEC 60704-2-1によるか又はJIS C 9108(附属書2参照)による。
5. 試験材料及び装置
この項は,種々の試験で使用される適した装置の原理図及び材料について規定す
る。材料の構成はできるだけ指定されたものになるように注意する。
5.1 測定用材料
5.1.1 試験カーペット
5.1.1.1 カーペットの数量及びサイズ 別々の試験カーペットが,通常のノズルでの測定用に1枚,かき
上げ機構をもつノズルでの測定用に1枚,壁沿いの繊維,糸くず,じんあいの除去試験用に1枚,操作抵
抗の測定用に1枚用意される。
各々の試験カーペットは同時に各2枚ずつ購入し,1枚は実際の試験用として,もう1枚は基準カーペ
ットとして使用する。
壁沿いの糸くず,繊維,じんあいの除去の測定として,十分な試験範囲のために適したカーペットのサ
イズは1.2m(よこ糸)×2m(たて糸)である。
カーペットからのじんあいの除去及び操作抵抗の測定として,十分な試験範囲のために適したカーペッ
トのサイズは0.5m(よこ糸)×2m(たて糸)である。
5.1.1.2 カーペットのタイプ及び品質 試験結果の比較のために,次の仕様の試験カーペットを用意する
ように推奨する。
5.1.1.3 カーペットの前処理 新品のカーペットには遊び毛などがある。
測定に使用される前には,カーペットをクリーニングして遊び毛が完全になくなるまで除去しなければ
ならない。
これは,高性能除去能力をもち,きれいな集じん容器を装備した電気掃除機での1回のクリーニングの
間に除去されたパイルの総量が0.10g/m2以下になったときに完全に除去されたとみなされる。
新品のカーペットは安定するまで矛盾した試験結果を出すので,標準掃除機を使用して試験結果に矛盾
がなくなるまで,カーペット上でのじんあい除去能力の予備試験を行わなければならない。
――――― [JIS C 9802 pdf 21] ―――――
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5.1.1.4 カーペットの交換 じんあい除去能力においての試験カーペットの状態は時間と使用状態によ
って変化するので,標準掃除機を用いて標準カーペット上の比較測定によってある一定時間間隔でチェッ
クされなければならない(1.4.11参照)。
じんあい除去能力の測定の相違がある量まで達したとき,試験カーペットを交換する。
いつ,そのような量に達するかの決定は試験場所に任せる。
5.1.2 標準試験じんあい
5.1.2.1 鉱じん 鉱じんは,次の粒子径からなるけい砂である(図3参照)。
号別 ふるいの呼び寸法
(
65号 210
200号 74
備考 JIS G 5901に規定する鋳形
用けい砂に基づく。
5.1.2.2 カーペット試験じんあい カーペットからのじんあい除去能力の測定は,次の試験じんあいを用
いて行われる。
試験じんあい : ISO 679に基づくCEMIでふるい分け
粒子径 : 0.09mm/0.20mm
5.1.2.3 木粉 木粉を普通の家庭じんあいの繊維性織物じんあい成分の代用として,次の粒子径分布をも
つものを使用する。
ふるい 通過量−質量の百分率
mm %
0.355 99
0.250 97
0.180 94
0.125 80
0.090 50
0.063 24
0.045 15
5.1.2.4 鉱じん/木粉混合物 鉱じん/木粉混合物は5.1.2.1に基づく鉱じん2に対して5.1.2.3に基づく
木粉1の質量割合で構成される。
5.1.2.5 排気試験じんあい じんあい排気の測定の試験じんあいは,次の粒子径分布である。
粒子径範囲 通過量−質量の百分率
%
5 69±5
10 40±5
20 12±5
40 3±5
75 0
備考 JIS Z 8901に規定する試験用ダス
ト4種(タルク)に基づく。
5.1.3 繊維材
カーペットからの繊維除去能力の決定には,次の仕様によるレーヨンくずを使用する。
天然すきビスコース綿くず : 1.5デニール
ドライカット : 無仕上げ
――――― [JIS C 9802 pdf 22] ―――――
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5.1.4 糸くず材
糸くず除去能力の決定には,16TEX(サイズ50)の光沢を与えるか性アルカリ処理を
された木綿糸を使用する。
糸は,適度な形状に連続して巻かれてあるものを長さに合わせて切る。
5.1.5 樹脂ペレット
集じん容器の最大実効容積の決定には,熱可塑性エラストマ (Shell Kraton
G7705-Evoprene 961) の射出成形用樹脂ペレット又は外径34mmのほぼ球形の樹脂ペレットが使用され
る。
5.2 測定装置
5.2.1 試験床板
硬質平面床に関する試験は,未処理の薄板の松材,樹脂などの同等物で厚さ15mm以上
の試験板上で行う。
推奨寸法は,1.2m×1.8mである。
5.2.2 溝がある試験板
この装置は幅3mm,深さ10mmの滑らかな溝をもつ松材の可動スライド板を備
えた,未処理の松材又はこれと同等の木材及び樹脂製の板から構成する(図5参照)。
溝の長さは吸込み具の外幅の約2倍とする。
5.2.3 カーペットたたき機
この装置は,ローラが回転すると前後に動き,カーペットの裏地をたたく舌
部が付いた水平シリンダから構成する(図6参照)。
5.2.4 カーペット押さえ及びガイド
二つのカーペット押さえは,1.4m×0.05m×0.05mの寸法でそれぞ
れ10kgの質量とする。
それらはクリーニングヘッドの両サイドの空気の流れをじゃましないような形状とする(図7参照)。
摩擦を減らすためにクリーニングヘッドに接する押さえの端は,処理をすることを推奨する。
備考 摩擦軽減に低摩擦粘着テープを使ってもよい。
カーペット押さえは,吸込み具の両端より5mmを超えないクリアランスで,試験範囲の一方側に置か
なければならない。
5.2.5 じんあい散布機
この装置は,試験範囲の長さに沿って衝突しないように移動が可能な台車に取り
付けられ,試験範囲の幅まで広がったトレーから構成されている。台車が試験範囲を前後に動いたとき,
振動動作がトレーに平らに置かれた試験じんあいに作用する。試験範囲を試験じんあいが一様に覆うよう
にするために,トレーの底の等間隔で十分な数の適度な大きさの穴の網から試験じんあいが出るようにす
る。
振動動作は,振動器によるもの又は図7cに示すような拍車歯上を走行する台車によるものでもよい。
5.2.6 埋込み用ローラ
5.2.6.1 じんあい埋込み用ローラ ローラは,50mm直径で380mm長とする。ローラは,スチール性で研
磨されていることが望ましい。ローラには手で転がすためのハンドルを付けるか,電動装置で駆動する。
適用可能な場合は,ローラとハンドルの質量は3.8kgとする。図7cに示すように,ローラはじんあい散
布機に組み込んでもよい。
5.2.6.2 糸くず埋込み用ローラ ローラは70mm直径で,1m当たりの質量は30kgとする。ローラは,ス
チール性で研磨されていることが望ましい。
ローラは,手で転がすためのハンドルを付けるか,電動装置で駆動する。
手で転がすのに都合がいい質量は15kgである。
5.2.7 繊維埋込み具
繊維埋込み具は,ブレード中心間で12.5mmの間隔で置かれた厚さ0.25mmのブレ
ード18枚からなるフレームから構成される(図10参照)。その総質量は900gとする。
――――― [JIS C 9802 pdf 23] ―――――
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5.2.8 空気データ測定用装置
装置には二つの選択肢がある。試験報告書には,どの装置を使用して空気
データを得たか明示する。
それぞれが電力計と測定箱とで構成されており,測定箱に電気掃除機,真空計及び風量設定手段が連結
される。
測定箱はスチール板性であり,あらゆるタイプの電気掃除機を接続できるものとする。
電気掃除機の吸込みダクト,ホース又は延長パイプを連結するためのアダプタの内縁は少なくとも
20mmの半径で十分に丸みを付けて,気流の収縮及び偏向による妨害を防止する。
測定を他の条件で行った場合は,標準空気条件に合わせて測定空気データを補正する(5.2.8.4参照)。し
たがって,温度及び周囲気圧を測定する計器を用意すべきである。
5.2.8.1 選択肢A 試験装置の構造及び測定箱の詳細を,各々図13a及び図13bに示す。
風量は,スロットルとISO 5167-1(図13a)に基づく適正なノズル,又はオリフィスプレートをもった
測定管によって調整する。
測定精度は,±2%である。
備考 測定管は,ある種の風量計を含んだ管に置き換えられる。
例えば,ISO 5167-1と同じ測定結果を与える能力があるガス流量計
5.2.8.2 選択肢B 測定箱(図13c)は,風量を設定するために,取替えできるオリフィスプレートを締
め付ける設備をもち,外形寸法で,約500mm×500mm×500mmとする。
真空度計の接続のための出口は,近接した壁から15mm以内のコーナの近傍に位置しなければならない。
風量は,オリフィスサイズを変える10枚一組のオリフィスプレートを用いて調整する。また,風量は,
真空度の測定された値から決定する。オリフィスプレートは,厚さ2±0.1mmの鋼鉄で作られ,次のよう
な呼び径d0のシャープエッジの円形開口をもっていなければならない。
サイズ 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9
d0 (mm) 0 6.5 10 13 16 19 23 30 40 50
オリフィスプレートは,測定箱の開口部の正面又は突起部に気密に取り付けなければならない。
箱への気流は,少なくとも半径0.5mの半球内で,妨害されなくオリフィスに流れるようにしなければ
ならない。
風量は,角度90°の円すい区域内で,内蔵部品からの妨害を受けない。
標準空気状態で,風量qは,次の式で与えられる。
q=a .0032d 2h dm3/s
S
a=.0595+.0776−.0001 7h
d
ここに, a : オリフィス係数
d : オリフィス径 (mm)
h : 真空度 (kPa)
S : オリフィスプレートの厚さ (mm)
オリフィスの呼び径の0.01mmを超える偏差は,風量を計算するときに考慮しなければならない。
5.2.8.3 器具 入力測定用の電力計の精度は,IEC0.5級をもつ。
真空度計はU形又は指示形であり,
選択肢 A は精度±1%
選択肢 B は精度±0.02kPa
――――― [JIS C 9802 pdf 24] ―――――
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C 9802 : 1999
である。
気圧の測定は海抜に補正されない。
精度は,0.5kPaである。
周囲用の温度計の精度±0.5℃
排気用の温度計の精度±1℃
である。
5.2.8.4 標準空気密度の校正 通常,真空掃除機に使用されているシリーズモータは,モータの負荷及び
回転数による空気密度の熱力学的変化に大きく影響される。空気密度及びシリーズモータの一般特性の間
の相互作用を計算するために測定された空気データは,次の式の補正係数fで補正される。
f=Dm−0.67
Pm 293
Dm=
101.3 tm+273
ここに, Pm : 測定された周囲の気圧 (kPa)
tm : 測定された周囲の温度 (℃)
真空度の補正値hは測定値hmから
h=f×hm
として得られる。
選択肢Aでは,風量の補正値qは,
q=qm f Dm
で与えられる。
ここに, qmは測定管の測定された圧力変化又は風量計の読みから得られる。
選択肢Bでは,風量は圧力の補正値を使うことによって得られる。
5.2.9 じんあい放出測定装置
装置は,試験フード,じんあい供給器及びじんあい測定器具から成り立っ
ている。
5.2.9.1 試験フード 適正な試験フードは,図14aに示す。
試験フードは,開いた底面をもった鋼鉄製で吸込ホース及びクリーナの電源コードを通すため,小穴を
もつようにする。
ピラミッド形の先端は外部空気の出口として,円筒状の煙突で終わっている。
外部空気の粒子の断片を集めるために,直角のサンプリングプローグ管は空気の流れに直面した穴をも
った煙突の管に据え付けられている。
5.2.9.2 じんあい供給装置 じんあい供給装置は,2分間に一定の試験じんあいを与えることができる。
適正なじんあい供給装置は,図14cに示す。
水平回転板は,試験用じんあいを保つために半円の横断図をもった円形の溝をもつ。
試験じんあいは,ディスク上3mmに開いた直角の供給管によって吸い込まれる。
動作中,回転速度は約0.5r/minである。
5.2.9.3 じんあい測定装置 じんあい測定装置は,少なくとも0.510 湮 定できるパーティカルカウ
ンタからなる。
分子サイズの連続において,上限と下限との平均値は二つの値の要素によって増加する。
備考 測定値は5 上の実体がある粒子放出を示すべきで,10 上まで拡張される。
――――― [JIS C 9802 pdf 25] ―――――
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JIS C 9802:1999の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 60312:1998(MOD)
JIS C 9802:1999の国際規格 ICS 分類一覧
- 97 : 家庭用及び商業用設備.娯楽.スポーツ > 97.080 : 清掃機具
JIS C 9802:1999の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC9108:2017
- 電気掃除機
- JISG5901:2016
- 鋳型用けい砂
- JISZ8901:2006
- 試験用粉体及び試験用粒子