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− 高さ : 50mm±10mm
− 容器の外側の直径 : 230mm±10mm
− 食品の高さの初期値 : 15mm±2mm
食品の標準質量は,475gとする。475gでは上記条件に合わない場合には,質量を加減して上記条件に合
わす。
使用材料
薄力粉(低グルテンを含む。) 170g
白砂糖 170g
ベーキングパウダー 10g
水 100g
マーガリン(家庭用良質 : 脂肪含有率8085%)又はバター 50g
白身と黄身との混合した卵 125g
直径200mmのベーキングペーパも必要である。
手順
卵と砂糖とを泡立てるようにして23分間かき混ぜる。
マーガリンを溶かしてこの中に入れる。
小麦粉,膨らし粉及び水を少しずつ加える。
容器の底にベーキングペーパを敷き,上記食品を容器の中に注ぐ。
食品の温度が20±2℃になるようにする。
この場合,かき混ぜた後の放置時間が10分以内になるようにする。
製造業者の指定した方法で食品を温める。
製造業者による指定が特にない場合には,皿受け棚の中央部に食品を載せる。
6.5を用いて,所望の結果が得られるよう調整する。
以上が不可能な場合には,適切な出力にして試験を行う。
電子レンジから食品を取り出す。
5分経過後,食品を8分割する。
調理スピード,調理具合及び調理のしやすさについての評価を行う。
12.3.3 ミートローフ この試験の目的は,厚いレンガ状食品の調理均一性を評価する。
容器
6mm最大材料厚さで長方形のほうけい酸ガラス容器,そして次の必要寸法の条件を満たすものを使用す
る。
長さに対する幅の比率 : 22.5対1
高さ : 75mm±15mm
食品負荷の最上位の面積 : 225cm2±25cm2
食品負荷の高さ : 45mm±3mm
食品負荷の公称質量は,900gである。
上の必要条件に対応しないならば,その質量は,それに応じて適応させられる。
材料
ひき肉 800g(最大脂肪含有量1020%)
卵 115g白身と黄身とは混ぜ合わせる
――――― [JIS C 9808 pdf 11] ―――――
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C 9808 : 1999
食卓塩 2g
負荷の表面を覆うラップフィルム。
手順
卵をかき混ぜて,そして牛肉と塩とを混ぜ合わせる。
気泡ができないように,注意深く混合物を容器に詰める。
別の容器を使って,混合物をぎっしり詰め,表面が平らであることを確認する。
ラップフィルムで覆い,そして冷蔵庫の中で混合物の温度が5±2℃になるまで置く。
ラップフィルムを取り除き,そしてこのタイプの負荷に対するオーブン製造業者の指示によって温める。
前述の指示が利用できない場合,長辺がオーブン正面と平行になるように,棚のセンタに負荷を置く。
6.5での設定を使用して,そして適切な結果を得ることを試す。
これが可能でないならば,試験は適切な出力レベルで行われる。
オーブンから負荷を取り出す。
5分間放置後,フィルムを取り除き,垂直に負荷を5等分にカットする。
速さ,調理結果そして便利性を評価する。
12.3.4 ポテトグラタン この試験の目的は,適度な厚さで大きい円形の食品の調理と焦げめの均一性を評
価する。
容器
12.3.2の中のスポンジケーキに関しての同じ容器が使われる。
食品負荷の公称は,1 100gである。
食品負荷の平均高さは,約40mmであるはずである。
材料
皮をむいたじゃがいも 750g
シュレッダーチーズ 100g(乾燥した物質で脂肪含有量2530%)
卵 50g白身と黄身とは混ぜ合わせる。
ミルクとクリームとの混合物 200g(脂肪含有率1520%)
食卓塩 5g
手順
台所機械のスライス・ディスクを使用して,じゃがいもを約34mmの厚さに薄く切る。
容器をスライスされたじゃがいもの約半分の量で満たす。
そしてシュレッダーチーズのおよそ半分で覆う。
スライスされたじゃがいもの残りを追加して,そしてシュレッダーチーズの残りで覆う。
フードミキサを使って卵,クリーム・ミルクそして塩を混ぜて,そしてポテトの上にそれを注ぐ。
高周波と温度加熱手段のコンビネーション調理に対し,このタイプの負荷のための製造業者の指示によ
って加熱する。
その説明書によって,温度加熱と高周波加熱手段は,同時又は連続して通電される。
そのような指示が利用できないならば,グリル又はスタティックな加熱とともに高周波を使用する。
高周波出力設定は,300400Wに最も近いより低い設定であり,設定温度180220℃と組み合わせる。
標準的な調理時間は,2030分。
負荷をオーブンから取り出す。
5分の放置時間の後,速さ,調理結果そして便利性を評価する。
――――― [JIS C 9808 pdf 12] ―――――
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C 9808 : 1999
他の設定で改善の見込みがあるということを,結果が示すならば,新しい試験が実施されて,そして報
告される。
12.3.5 ケーキ この試験の目的は,円筒形の,厚い,膨らむ食品の焼き方そして焦げ目をつける均一性を
評価する。
容器そして材料
容器は,12.3.2におけるスポンジケーキに関して同じである。
材料は,スポンジケーキに関してまた同じである。
しかし,その量は21
1とする。
そしてベーキングペーパーを使う代わりに,容器に油を塗り,そして次に,小麦粉をふりかける。
食品負荷の初期高さは,22mm±3mmである。
食品負荷の公称質量は,710gである。
上の必要条件に対応しないならば,その質量は,それに応じて適応させられる。
手順
マーガリンで薄く容器に油を塗り,そして小麦粉をふりかける23分の間,卵と砂糖を泡立てる。
マーガリンを溶かし,そして加える。
徐々に粉,ベーキングパウダーそして水を加える。
その生地を容器へ注ぐ。
生地温度は20℃±2℃であるべきである。
そして,混ぜた後の放置時間は10分を超えない。
このタイプの負荷に対する製造業者の指示によって加熱する。
高周波の組合せと焼き方に対して追加された温度の加熱手段で。
その指示によって,加熱手段は,同時に又は連続して通電されるかもしれない。
上記の指示が利用できないならば,180℃まで温度の加熱によってそのオーブンを予熱する。
別の利用できる温度の加熱手段のうちで同時の動作とともに使用高周波より強制的空気に。
高周波出力設定は,それからそれが利用できないならば,200W±10%又は次のより高い設定であること
である。
そして,温度設定は,他の温度の加熱手段で,230℃に190℃であることになっている。
それから焼いている時間は,標準的に1525分になる。
オーブンから負荷を取り出す。
5分の放置時間の後,8個の断片にその負荷をカットする。
その速さ,ベーキング結果と便利性とを評価する。
他の設定で改善の見込みがあるということを結果が示すならば,新しい試験が行われる。
12.3.6 チキン この試験の目的は,ローストチキンの加熱状態を均一性評価する。
容器と器具
オーブンは,グリルグリッドと受け皿とが使用される負荷の温度を測定する温度プローブが必要。
使用材料
初期質量1 200±200gの内臓を取り除いた冷蔵鶏肉,ラップも必要。
手順
チキンを洗って乾かす。
ラップをし,5±2℃の冷蔵庫に少なくとも12時間おく。
――――― [JIS C 9808 pdf 13] ―――――
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C 9808 : 1999
ラップを外す。
チキンをグリルグリッドとドリップ皿との中央に置く。
メーカーの指示が別になければ,負荷をレンジの最下棚又はターンテーブルの中央に置く。
この種の製造業者の指示する加熱要領によって,電子レンジとヒータとの加熱を使う。
指示がない場合は,このような負荷に適した時間,温度で加熱する。
負荷を取り出し,2分間放置する。
チキンの最も冷たい部分の温度を測定する。
備考 最も冷たい部分は,次である。
− 分厚い箇所
− 骨に近いところ
− 羽及び足の下
温度が85℃以下の場合,より長い時間,可能ならば別の設定で再試験する。
チキンは焦げ目具合,ぱりっとしているかで評価する
13. 解凍性能
13.1 概要 この項では,立体的な塊の食品の解凍に関する試験法を規定。試験は製造業者のこの種の食
品の指示どおり行い,その結果を採用する。
備考 地域性のある追加解凍試験は,附属書Bによる。
13.2 評価 3性能要因,すなわち,解凍スピード,解凍具合及び解凍のしやすさについての評価を行う。
解凍スピードについては,休止時間を含めて全解凍時間で評価する。ただし,解凍を行った後及び電子
レンジから食品を取り出した後の規定休止時間を含めない。
解凍具合については,解凍の均一性を調べることによって,評価を行う。
該当するところで詳細記述を行ってある。
解凍のしやすさについては,全運転を行うのに必要な手順の数によって評価する。ただし,調整器類の
最初の設定に必要な手順を除く。
ここに含まれる手順の例としては,次のものがある。
− 負荷の切離し又はその一部の取除き
− 人が行う負荷の方向変更
− 待ち時間に人が行う再設定又は再始動
13.3 肉の解凍試験 この試験の目的は,厚みのある食品(ひき肉)の解凍の均一性を評価する。
容器及び器具
食品を付図5の長方形の容器に合わせるか又は容器に詰める。
平らで約3mmの厚さで電波を透過し,食品を解凍するときに使用。
食品の高さ25±4mm,標準質量は500gとする。
500gでは上記条件に合わない場合には,質量を加減して上記条件に合わせる。
使用材料
脂肪分の少ないひき肉 500g
ラップ又はアルミホイル
手順
容器にラップ又はアルミホイルを敷く。
――――― [JIS C 9808 pdf 14] ―――――
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C 9808 : 1999
気泡が生じないように注意して,ひき肉を容器に詰める。
表面を平らにする適切な用具を用いてひき肉を詰める。
肉をラップ又はアルミホイルで包み容器に入れ,表面を平らにする。
食品を約−20℃で冷蔵庫の中で12時間以上冷凍させておく。
冷凍食品を取り出し,表面が平らな皿の上にそれを載せ,ラップ又はアルミホイルを取る。
製造業者の指定した方法で食品の解凍を行う。
解凍法についての記述はあるが,ひき肉についての製造業者による詳細記述がない場合には,電子レン
ジの解凍能力を調べるために,別の試験を追加して行うことができる。
試験条件及び試験結果については,すべて明記しておく。
備考 自動解凍機能をもつオーブンは,手動及び自動の両方を試験する。
電子レンジから食品を取り出す。5分経過後の結果を基に評価を行う。
評価
結果の評価の表し方として,次の表現を用いることができる。
− 25℃より温まった部分もなく解凍できていない部分もない。
− 25℃より温まった部分はないが,解凍できていない部分はある。
− 25℃より温まった部分はあるが調理されてなく,解凍できていない部分もある。
− 調理状態になった部分及び温まった部分の質量は50g未満であり,かつ,解凍できていない部分も
ある。
− 調理状態になった部分及び温まった部分の質量は50gを超え,かつ,解凍できていない部分もある。
備考 プローブで温度を測定すると評価の助けになる。
備考1. タンクの境目に直径4mmの孔を設けることによって,容器内の各ますの高さを均一にすることがで
きる。
2. タンクは,高周波透過性物質である。
付図1 正方形タンク
――――― [JIS C 9808 pdf 15] ―――――
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JIS C 9808:1999の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 60705:1997(CDV)(MOD)
JIS C 9808:1999の国際規格 ICS 分類一覧
- 97 : 家庭用及び商業用設備.娯楽.スポーツ > 97.040 : 台所設備 > 97.040.20 : 料理用加熱器,調理台,オーブン及び類似の機具