JIS D 1012:2005 自動車―燃料消費率試験方法 | ページ 8

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D 1012 : 2005
f0
Froll,j f1Vj
ここに, Froll, j : 車速Vjでの路上での転がり抵抗 (N)
Vj : j番目の車速 (km/h)
一方,シャシダイナモメータ上での転がり抵抗は,次の式で表す。
*
Rrt, jKj,4 Rrr, j
[{Rrf, j Rrlossr,j )}]
(Rrlossf,j
ここに, Rrt, j* : シャシダイナモメータ上での総転がり抵抗 (N)
K4, j : 転がり抵抗補正係数
Rrf, j : シャシダイナモメータの機械損失を含む前輪転がり抵抗 (N)
Rrrt, j : シャシダイナモメータの機械損失を含む後輪転がり抵抗 (N)
Rrlossf, j : シャシダイナモメータの前軸の機械損失 (N)
Rrlossr, j : シャシダイナモメータの後軸の機械損失 (N)
2.2.2 シャシダイナモメータ上での転がり抵抗の測定
a) 車両の前輪をシャシダイナモメータ上にセットし,転がり抵抗Rrf,j+Rrlossf,jを測定する。
b) 車両の後輪をシャシダイナモメータ上にセットし,転がり抵抗Rrr,j+Rrlossr,jを測定する。
c) 車両をシャシダイナモメータから降ろして,シャシダイナモメータの機械損失Rrlossf,j+Rrlossr,jを測定
する。
d) 手順a) c)から,Rrf,j+Rrr,j - (Rrlossf,j+Rrlossr,j)を計算する。
2.2.3 補正係数の計算
Rrjt,
Froll, j
したがって,
( f0 f1V)
Kj,4
Rrr, j
[{Rrf, j Rrlossr, j )}]
(Rrlossf, j
2.3 第3例 この方法は,風洞で測定した空気抵抗の実路相当補正法が既知であることを前提として用
いるものである。
2.3.1 転がり抵抗項の表記 路上での転がり抵抗は,次の式で表される。
Froll, j
( f0 f1V f2V2 Faero )
)21(
FaeroKaero SCdV 2
0
ここに, Froll, j : 路上での転がり抵抗 (N)
V : 車速 (km/h)
Faero : 風洞で測定された空気抵抗の実路相当補正 (N)
Kaero : 風洞で測定された空気抵抗の実路相当補正係数
標準大気密度 (kg/m3)
S : 前面投影面積 (m2)
Cd : 空気抵抗係数
一方,シャシダイナモメータ上での転がり抵抗は,次の式から計算される。

――――― [JIS D 1012 pdf 36] ―――――

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D 1012 : 2005
*
Rrjt,Kj,5 Rrr, j
[{Rrf, j Rrlossr, j )}]
(Rrlossf, j
ここに, Rrt, j* : シャシダイナモメータ上での補正後の総転がり抵抗 (N)
K5, j : 転がり抵抗補正係数
2.3.2 シャシダイナモメータ上での転がり抵抗の測定 第2例の2.2.2に準じる。
2.3.3 補正係数の計算
Rrjt,
Froll, j
したがって,
2
( f0 f1V f2V Faero )
Kj,5
Rrr, j
[{Rrf, j Rrlossr, j )}]
(Rrlossf, j

――――― [JIS D 1012 pdf 37] ―――――

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D 1012 : 2005
附属書5(規定)シャシダイナモメータ試験における走行抵抗の計算方法
この附属書は,本体3.3.1.1.3.2及び3.3.2.1.3.2に関連する事柄を補足するもので,規定の一部である。
1. 惰行法による走行抵抗の計算方法 惰行法によって走行抵抗を測定する場合,それぞれの基準車速Vj
に対する走行抵抗Fs,jを,次のように計算する。
a) 測定した惰行時間から走行抵抗を,次の式によって計算する。
1 2 V
Fm, j (md mr )'
6.3 Tj
ここに, Fm ,j : 基準車速Vjにおける,測定した走行抵抗 (N)
md : シャシダイナモメータの等価慣性質量 (kg)
mr' : 動力計上での惰行中に車輪とともに回転する駆動輪群や車両
部品の相当慣性質量 (kg)。mr 適切な手法によって測定又
は算出することができる。通常は,二輪駆動シャシダイナモ
メータでの試験の場合は空車質量の1.5 %とし,四輪駆動シ
ャシダイナモメータでの試験の場合は空車質量の3 %とし
て,mr
車速Vjに対応する惰行時間 (s)
b) 次の近似式の係数As,Bs及びCsを,算出したFm,jを用いて最小二乗法によって計算する。
2
Fs As BsV CsV
c) それぞれの基準車速Vjに対する回帰された走行抵抗Fs,jを,算出したAs,Bs及びCsを用いて次の式
によって求める。
2
Fs, jAs BsVj CsVj
2. ホイールトルク法による走行抵抗の計算方法 本体2.2.4で規定したようなホイールトルク法で走行
抵抗を測定する場合,それぞれの基準車速Vjに対する走行抵抗Fs,jは,次のように計算する。
a) それぞれの基準車速Vjに対する平均車速Vjm及び平均走行負荷トルクCjmを,次の式によって計算す
る。
1 k
Vjm Vji
ki1
及び,
1 k
Cjm Cji Cjs
ki1
ここに, Vji : 車速Vjにおけるi回目のデータセットの車速 (km/h)
k : データセット数
Cji : 車速Vjにおけるi回目のデータセットのトルク (N・m)
Cjs : 車速のずれに対する補正項 (N・m)で,次の式で与えられる。
Cjsは補正前の平均トルクの5 %を超えてはないが,αjが±
0.005 m/s2以内の場合は無視してもよい。
Cjs (md mr )'jr' j

――――― [JIS D 1012 pdf 38] ―――――

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D 1012 : 2005
ここに,
md : 附属書5の1.で定義された試験車両の質量(kg)
mr' : 附属書5の1.で定義された試験車両の回転部分
相当慣性質量 (kg)
r'j : 次の公式で得られるタイヤ半径 (m)
1 Vjm
r' j
6.3 2 N
ここに,
N : 駆動輪の回転周波数 (s-1)
αj : 平均加速度 (m/s2)で,次の式によって算出する。
k k k
k tiVjiti Vji
1 i1 i1 i1
j 2
6.3 k
2
k
k t
i ti
i1 i 1
ここに,
ti : i回目のデータセットサンプリング時間 (s)
b) 次の近似式の係数as,bs及びcsを,算出したVjm及びCjm用いて最小二乗法によって計算する。
2
Csim as bsV csV
c) それぞれの基準車速Vjに対する回帰された走行負荷トルクを,算出したas,bs及びcsを用いて次の式
によって求める。
2
as
Csim, j bsVj csVj

――――― [JIS D 1012 pdf 39] ―――――

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D 1012 : 2005
附属書6(規定)シャシダイナモメータの設定負荷調整方法
この附属書は,本体3.3.1.1.4及び3.3.2.1.4に関連する事柄を補足するもので,規定の一部である。
1. 惰行法によるシャシダイナモメータの設定負荷の調整方法 シャシダイナモメータにおける負荷設
定が惰行法によって実施される場合,シャシダイナモメータの設定負荷は,次の式を用いて調整する。
Fd, j
Fd, j Fadj, j
Fs, j
Fd, j Ft, j
Ad BdVj CdVj2 As BsVj CsVj2 At BtVjCtVj2
Ad At As Bd Bt Bs Vj Cd Ct Cs Vj2
したがって,
Ad Ad At Am
Bd Bd Bt Bm
Cd Cd Ct Cm
ここに, F : 更新後のシャシダイナモメータ設定負荷
*
d, j
(N)
Fd, j : 初期のシャシダイナモメータ設定負荷 (N)
Fad, j : 調整設定負荷 (N)
Fs, j : 初期設定負荷の条件で回帰された走行抵抗 (N)
Ft, j : 目標走行抵抗 (N)
A,*dB,
*d C :
*
d
更新後のシャシダイナモメータ設定係数
2. ホイールトルク法によるシャシダイナモメータの設定負荷の調整方法 シャシダイナモメータにお
ける負荷設定がホイールトルク法によって実施される場合,シャシダイナモメータの設定負荷は,次の式
を用いて調整する。
Cadj, j
Fd,*j
Fd, j
r'
Ctarget, j
Csim, j
Fd, j
r'
2 2
2 as bsVj csVj at btVj ctVj
Ad BdVj CdVj
r
at as bt bs ct cs
Ad Bd Vj Cd Vj2
r' r' r'
したがって,
* at as
Ad Ad
r'
bt bs
Bd*Bd
r'
* ct cs
Cd Cd
r'

――――― [JIS D 1012 pdf 40] ―――――

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