JIS D 1024-1:2016 自動車の加速時車外騒音試験方法―第1部:M及びNカテゴリ | ページ 3

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D 1024-1 : 2016 (ISO 362-1 : 2015)
表1−記号及び対応する細分箇条(続き)
記号 単位 細分箇条 説明
lveh m 5.1 車両全長
l10 m 3.13 PP'からBB'の加速度を計算するための試験路の長さ
l20 m 3.14 AA'からBB'の加速度を計算するための試験路の長さ
Lcrs i dB 8.4.3.2 変速段iでの定常走行試験における車両の音圧レベル
Lcrs (i + 1) dB 8.4.3.2 変速段(i+1)での定常走行試験における車両の音圧レベル
Lcrs rep dB 8.4.3.2 定常走行試験における車両の音圧レベル報告値
Lwot i dB 8.4.3.2 変速段iでの全開試験における車両の音圧レベル
Lwot (i + 1) dB 8.4.3.2 変速段(i+1)での全開試験における車両の音圧レベル
Lwot rep dB 8.4.3.2 全開試験での車両の音圧レベル報告値
Lurban dB 8.4.3.2 市街地走行に相当する車両の音圧レベル報告値
mfa load unladenkg 8.2.2.1 空車時前軸荷重
mac ra max kg 8.2.2.1 最大許容後軸荷重
mra load unladenkg 8.2.2.1 空車時後軸荷重
md kg 8.2.2.1 運転者質量
mkerb kg 8.2.2.1 車両の空車質量
mchassisM2M3 kg 8.2.2.1 未完成の車両(M2又はM3)の質量
mxloadM2M3 kg 8.2.2.1 未完成の車両(M2又はM3)に車両製造業者の選定によってランニ
ングオーダの車両質量に達するための追加荷重
mfa load laden kg 8.2.2.2.2 積載時前軸荷重
mra load laden kg 8.2.2.2.2 積載時後軸荷重
mref kg 8.2.2.1 空車質量+運転者質量75 kg(カテゴリLは75 kg ± 5 kg)
mro kg 8.2.2.1 ランニングオーダ質量
mt kg 3.2 車両の試験時質量
mtarget kg 8.2.2.1 車両の目標質量
munladen kg 8.2.2.1 空車時質量
mxload kg 8.2.2.1 追加荷重
n 1/min A.2.4 車両のエンジン回転速度
nPP' 1/min 9 基準点がPP'を通過するときの車両のエンジン回転速度
nBB' 1/min 8.3.2.1 基準点がBB'を通過するときの車両のエンジン回転速度
ntarget BB' 1/min 8.3.2.2 基準点がBB'を通過するときの車両の目標エンジン回転速度
(5.1 基準点の定義参照)
(n/S) a 90 − A.2.8.1 加速度の累積頻度90 %にあるエンジン回転速度の比
(n/S) L 90 − A.2.6 発生音の累積頻度90 %にあるエンジン回転速度の比
(n/S) i − A.2.8.1 変速段iにおける最大加速時のエンジン回転速度の比
(n/S)(i + 1) − A.2.8.1 変速段 (i+1) における最大加速時のエンジン回転速度の比
PMR − 3.2 計算のために使用する出力質量比指数
Pn kW 3.2 定格総エンジン出力(JIS D 1001参照)
PP' − 3.13 マイクロホンの位置を規定している車両進行方法に垂直な線
S 1/min 3.3 1分間当たりの定格エンジン回転速度であり,最大出力時のエンジン
回転速度に同じ。
vAA' km/h 5.1.1 基準点がAA'を通過するときの車速(5.1 基準点の定義参照)
vBB' km/h 5.1.1 基準点又は車両の後端がBB'を通過するときの車速(5.1 基準点の
定義参照)
vBB'1 km/h 8.3.2.3.3 ある条件に一致するときの目標車両速度
vBB'2 km/h 8.3.2.3.3 ある条件に一致するときの目標車両速度
vPP' km/h 5.1.1 基準点がPP'を通過するときの車両速度(5.1 基準点の定義参照)

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D 1024-1 : 2016 (ISO 362-1 : 2015)
表1−記号及び対応する細分箇条(続き)
記号 単位 細分箇条 説明
vtarget BB' km/h 8.3.2.2 基準点がBB'を通過するときの目標車両速度(5.1 基準点の定義参
照)
vtest km/h 8.3.1.2 目標試験車両速度
va max 50 km/h A.2.3.1 実際の走行調査で測定された加速時の最大加速度の累積頻度50 %に
ある車両速度
va max 90 km/h A.2.3.1 実際の走行調査で測定された加速時の最大加速度の累積頻度90 %に
ある車両速度

5 カテゴリM1及び最大車両総質量が3 500 kgを超えないM2,並びにカテゴリN1の車両の加速度仕様

5.1 一般事項

5.1.1  適用範囲及び条件
全ての加速度は,試験路で異なる車両速度を使って計算する。
5.2に示す式を使ってawot i,awot (i + 1) 及びawot testを計算する。
基準点がAA'又は PP'を通過するときの車両速度を,AA'での車速(vAA')又はPP'での車速(vPP')と定
義する。
車両後端がBB'を通過するときの車両速度をBB'での車速(vBB')と定義する。
加速度の決定に使った方法は,試験報告書に示す。
車両の基準点の定義によって,式(2)及び式(3)の中で車両全長の違いを考慮する。
基準点が車両前端の場合,lref=lveh,すなわち,車両全長とする。
基準点が車両中間の場合,lref=0.5 lveh,すなわち,車両全長の0.5倍とする。
基準点が車両の後端の場合,lref=0とする。
車両製造業者の選択で,フロントエンジン車はlref=5 m,及びミッドエンジン車はlref=2.5 mを使って
もよい。
試験路の寸法を使って加速度の計算をする。
これらの寸法は,次に定義する。l20=20 m,l10=10 m
多種多様な技術があるので,計算のために異なる方法を考える必要がある。
無段変速機のような新しい技術及び電子制御がない自動変速機のような旧式技術は,加速度を適切に決
定するために更に特定の処置が要求される。
加速度の計算のために与えられる処置は,これらの要求を満たさなければならない。
5.1.2 総エンジン出力の計算
この規格で規定された試験条件において,二つ以上の駆動力源が作動する場合,総エンジン出力Pnは,
車両に搭載されて同時駆動エンジンの算術和とする。
適用できる同時駆動エンジンとは,この規格で規定される試験条件の下で車両に組み合わせて前進の動
きを与える動力源のことである。
非燃焼エンジンの出力仕様は,車両製造業者が定めた出力でなければならない。
注記1 この段落の意図するところは,並列様式(すなわち,ハイブリッド車)において同時に駆動
することが可能な二つ又はそれ以上のエンジンをもつ車両が,後に示す出力質量比指数の計
算に使う車両の出力を決定するために,電力と燃焼出力との合計を使うことを保障すること
である。

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注記2 認証,又は他の法規目的のために,全ての試験条件で燃焼エンジンの動作を要求することが
必要かもしれない。
5.1.3 バッテリの充電状態
駆動用バッテリを搭載している場合は,車両製造業者の設定仕様による全ての主な機能を可能とするよ
うに,十分高い充電状態でなければならない。駆動用バッテリは,全ての主な機能を発揮できるような温
度の範囲でなければならない。その他の様式の充電式エネルギー貯蔵システムは,試験中に動作可能な状
態に準備しなければならない。

5.2 加速度の計算

5.2.1  変速比を固定して試験される手動変速機,自動変速機,適応型変速機,及び無段自動変速機(CVT)
をもつ車両の計算手順
変速段選択の決定に使うawot test の値は,有効な計測走行中の四つのawot test, jの平均値とする。
awot test, j の計算には,式(1)を用いる。
2 2
vBB' , j vAA' , j
6.3 6.3
awot test , j (1)
2 l20lref
ここに, awot test, j : 加速度の数値(m/s2)
vBB', j,vAA', j : 車両速度の数値(km/h)
l20,lref : 長さの数値(m)
予備加速を使ってもよい。
それぞれのawot test, jは,小数点以下2位(x.xx)までを報告する。awot testの計算はそれぞれのawot test, jを使
い,awot testの最終報告は,小数点以下2位(x.xx)までとする。最終報告したawot testは,以下の全ての計算
に使用する。
5.2.2 変速比を固定しないで試験される自動変速機,適応型変速機,及び無段自動変速機をもつ車両の計
算手順
変速段選択の決定に使うawot testの値は,有効な計測走行中の四つのawot test, jの平均値とする。
試験要件を満足する目的で,変速機を制御するために8.3.1.3.3に記載される装置及び方法を使う場合は,
式(1)を用いてawot test, jを計算する。
予備加速を使ってもよい。
8.3.1.3.3に記載される装置及び方法を使わない場合は,式(2)を用いてawot test, jを計算する。
2 2
vBB' vPP'
6.3 6.3
awot test , j (2)
2 l10lref
ここに, awot test, j : 加速度の数値(m/s2)
vPP',vBB' : 車両速度の数値(km/h)
l10,lref : 長さの数値(m)
予備加速をしてはならない。
それぞれのawot test, jは,小数点以下2位(x.xx)までを報告する。awot testの計算はそれぞれのawot test, jを使
い,awot testの最終報告は,小数点以下2位(x.xx)までとする。最終報告したawot testは,以下の全ての計算
に使用する。
注記 この種類の車両では,この規格の将来的な改正に備えた情報を提供するために,AA',PP'及び
BB'における車速を記録することが有益である。

――――― [JIS D 1024-1 pdf 13] ―――――

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5.3 目標加速度の計算

  aurbanは,式(3)を用いて計算する。
aurban.063 log PMR .009 (3)
ここに, aurban : 加速度の値(m/s2)
PMR : 無次元の出力質量比指数
計算したaurbanの値は,小数点以下2位(x.xx)までを報告する。報告したaurbanは,以下の全ての計算
に使用する。

5.4 参照加速度の計算

  awot refは,式(4)及び式(5)を用いて計算する。
25 ≦ PMRの場合
.159
awot ref log PMR .141 (4)
又は
25 > PMRの場合
awot refurban.063 log PMR .009 (5)
ここに, awot ref : 加速度の値(m/s2)
aurban : 市街地走行に関連した加速度の数値(m/s2)
PMR : 無次元の出力質量比指数
計算したawot refの値は,小数点以下2位(x.xx)までを報告する。報告したawot refは,以下の全ての計算
に使用する。
注記 特定の車両のawot ref及びaurbanの計算は,実際の走行状態のデータを統計的に解析した結果に基
づいている。このように,これは,適切な目標加速度を特定するための関数として使われるの
で,厳密に言えば無次元の独立変数PMRに基づく加速度の計算ではない。

5.5 部分加速係数 kP

  部分加速係数kPは,式(6)を用いて計算する。
1aaurban
kP (6)
wot test
単一変速段の試験以外の場合は,awot testに代わって8.4.3.2に規定されるawot refを使う。
最終報告するkPの値は,小数点以下2位(x.xx)に丸める。最終報告したawot refは,以下の全ての計算
に使用する。

6 測定装置

6.1 音響測定装置

6.1.1  一般
音圧レベルの測定に用いる装置は,製造業者の推奨するウィンドスクリーンを使用する場合を含め,JIS
C 1509-1のクラス1の要求事項に適合するサウンドレベルメータ(騒音計)又は等価の測定装置でなけれ
ばならない。
測定装置全体は,JIS C 1515のクラス1の要求事項に適合する音響校正器によって校正する。
測定は,JIS C 1509-1に規定される音響測定装置の時間重み付け特性“F”及び周波数重み付け特性“A”
を用いて行う。A特性時間重み付きサウンドレベル(騒音レベル)を周期的にモニタリングする測定装置
を使う場合,30 ms以下のサンプリング間隔で読み取る。

――――― [JIS D 1024-1 pdf 14] ―――――

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D 1024-1 : 2016 (ISO 362-1 : 2015)
測定装置は,製造業者の指示に従って保守され,校正されなければならない。
6.1.2 校正
一連の測定ごとの初め及び終わりに,音響測定システム全体は6.1.1に規定される音響校正器によって校
正する。
読み取り値の差は,追加調節なしで0.5 dB以下とする。
この値を超過した場合,先の校正以降に得られた測定の結果は無効とする。
6.1.3 検定
JIS C 1515の要求事項に従う音響校正器は,1年に一度検定する。
JIS C 1509-1の要求事項に従う測定装置は,少なくとも2年ごとに検定する。
全ての検定試験は,公認された試験機関によって,適切な基準に基づいた校正を行う。

6.2 速度測定装置

  エンジン回転速度は,測定時に必要なエンジン回転速度で,少なくとも±2 %の精度を満たす装置で測
定する。
車速は,連続的に計測する装置を使用する場合,少なくとも±0.5 km/hの精度を満たす装置で測定する。
独立した速度測定装置を用いる場合,少なくとも±0.2 km/hの精度を満たすものとする。
注記 独立した速度測定装置は,二つ以上の個別の装置を用いて,vAA',vBB'及びvPP'の値が求められる。
連続測定装置の場合は,必要な全ての速度情報を一つの装置から求められる。

6.3 気象条件観測装置

  試験中の環境条件の監視に使用する気象条件観測装置は,次の許容値を満たさなければならない。
− 温度測定装置は,±1 ℃
− 風速測定装置は,±1.0 m/s
− 気圧測定装置は,±5 hPa
− 相対湿度測定装置は,±5 %

7 音響環境,気象条件及び暗騒音

7.1 試験場

  試験場は,実質的に水平であるものとする。
試験路の構造及び表面は,JIS D 8301:2013の要求を満たすものとする。
JIS D 8301:1993による試験場寸法を,図1に示す。
注記1 図1の中のシンボルは,JIS D 8301:1993から直接コピーするもので,この規格の中のシンボ
ルと必ずしも一致していない。
コースの中心から周囲半径50 m以内に,フェンス,岩,橋又は建物のような大きな反射物がないもの
とする。試験路及び試験場の表面は乾燥しており,粉雪又は石くずのような吸音性物質がないものとする。
マイクロホンの近くに,音響的に影響を及ぼす障害物はないものとする。また,人はマイクロホンと音
源の間にいないものとする。測定観測者は読み取りに影響を及ぼさないような位置にいるものとする。
注記2 半径50 m外の建物でもその反射音が試験路に集中する場合には,重大な影響を及ぼすおそれ
がある。

――――― [JIS D 1024-1 pdf 15] ―――――

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JIS D 1024-1:2016の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 362-1:2015(IDT)

JIS D 1024-1:2016の国際規格 ICS 分類一覧

JIS D 1024-1:2016の関連規格と引用規格一覧