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D 1024-2 : 2016
1aaurban
kP (14)
wot test
− awot testがaurbanを下回る場合には
kP = 0 (15)
最終結果は,Lwot repの式(11)とLcrs repの式(12)とを用いて式(16)で計算する。
Lurban = Lwot rep−kP (Lwot rep−Lcrs rep) (16)
8.4.4 カテゴリL3の車両(PMR ≦ 25の場合)
8.4.2の中間結果が最終結果になる。
8.4.5 カテゴリL4及びL5の車両
最終結果は次による10)。
a) 単一ギヤで試験した車両の場合,8.4.2の中間結果。
b) 二つの変速段で試験した車両の場合,各変速段に対する中間結果の算術平均。
c) 複数の車速で試験した車両の場合,中間結果の最大値。
注10) N R9では各変速段で左右2回ずつの測定値のうちの最大値を最終結果とする。
8.4.6 カテゴリL1及びL2の車両
8.4.2の中間結果が最終結果になる11)。
注11) N R63-01では左右2回ずつの測定値の平均値。
8.5 測定の不確かさ
8.4に記載した測定手順は,複数のパラメータ(例えば,JIS D 8301の路面テクスチャの変動,環境条件,
測定機器の不確かさなど)の影響を受け,同一の対象で観察した音圧レベルにばらつきが生じる。このば
らつきの原因や特性は完全には分かっておらず,場合によっては予期できない形で最終結果に影響を及ぼ
すことがある。この規格による測定結果の不確かさは,ISO/IEC Guide 98-3に記載した手順又はJIS Z 8402
(規格群)に従って試験機関間で行った比較によって評価できる。利用できる複数の試験機関からのデー
タ及び同一の試験機関内のデータがまだ多くないため,ISO/IEC Guide 98-3に記載する手順によってこの
規格に関する不確かさを推定した。次に記載する不確かさは,既存の統計データ,この規格に述べる公差
の解析,及び工学的判断によるものである。このように決定した不確かさを次のとおり分類した。
a) 同一の試験機関内で予測されるばらつき及び一連の単一試験中の環境条件の僅かなばらつき(走行ご
と)。
b) 同一の試験機関内で予測されるばらつき。ただし,年間を通して通常予測できる環境条件及び装置特
性のばらつきを含む(日ごと)。
c) 環境条件のほか,装置,作業員及び路面状態も異なる試験機関間のばらつき(試験場ごと)。
報告する場合には,ISO/IEC Guide 98-3に定義されるとおり,包含確率に加えて拡張不確かさも記
載する。拡張不確かさの決定に関する情報は,附属書A12)に記載される。
注12) 附属書AにISO/IEC Guide 98-3に従った解析の枠組みを示す。これはこの規格に対する測定の
不確かさに関する将来の研究に利用できる。
表3のデータは,カテゴリL車両の真の測定値を80 %の確率で網羅できるばらつき量である。
このデータに製品のばらつきは含まれない。
――――― [JIS D 1024-2 pdf 16] ―――――
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D 1024-2 : 2016
表3−80 %の確率で真値を網羅できる測定結果のばらつき
単位 dB
走行ごと 日ごと 試験場ごと
0.5 0.9 1.4
具体的な情報が得られるまでは,試験場間での確率80 %のばらつきデータを試験報告書に記載する場合
がある。
9 試験報告書
試験報告書には,次の情報を記載する。
a) この規格の規格番号(JIS D 1024-2)。
b) 試験場の詳細,試験路の向き,風速,気温,風向,気圧,湿度などの気象条件。
c) 測定機器の型式,ウィンドスクリーンも含む。
d) 暗騒音レベル(A特性)。
e) 車両,エンジン及びトランスミッションシステムの識別情報。使用できる変速比,タイヤのサイズ及
び型式,タイヤ空気圧,定格エンジン出力,定格エンジン回転速度,最大車速,試験時質量,出力質
量比指数,車長など。
f) 試験に使用した変速段又は変速比。
g) 加速開始時の車速,エンジン回転速度及び加速開始位置。
h) P'及び加速終了時の車速(vPP',v BB')及びエンジン回転速度(n PP',n BB')。
i) 使用した加速度計算法。
j) 適切な場合,車両の補助装置及び運転条件。
k) 各試験で測定した全ての有効なA特性時間重み付きサウンドレベル(車両の測定した側及び試験時の
走行方向別に記載する)。
――――― [JIS D 1024-2 pdf 17] ―――――
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D 1024-2 : 2016
附属書A
(参考)
測定の不確かさ
ISO/IEC Guide 98-3(GUM)による解析の枠組み
A.1 一般
測定手順は,同一対象について観測された結果のばらつきにつながる複数の変動要因の影響を受ける。
このばらつきの原因及び特性は,完全には分かっておらず,予測できない形で最終結果に影響を及ぼす
ことがある。一般的に測定方法に関する不確かさの表現として承認された形式は,ISO/IEC Guide 98-3に
記載されている。この形式は不確かさ集を構成し,その中で全ての多様な不確かさの原因が識別され,定
量化されている。そして,そこから合成標準不確かさを得ることができる。不確かさは,次の要因に起因
する。
− サウンドレベルメータ,音響校正器,速度測定装置などの測定機器のばらつき
− Lurban測定時に音の伝ぱに影響を及ぼす局所的環境条件のばらつき
− 通過走行中の車速及び車両位置のばらつき
− 音源の特性に影響を及ぼす局所的環境条件のばらつき
− 主にエンジン性能など,出力特性に影響を及ぼす環境条件(大気圧,大気密度,湿度及び気温)の影
響
− 推進システムからの音に影響する環境条件(大気圧,大気密度,湿度及び気温)の影響,及びタイヤ
騒音(タイヤ及び路面の温度,湿った路面)の影響
− 試験場の特性(路面のきめ,吸音及び勾配)
8.5によって決定された不確かさは,この規格に関連した不確かさを表している。ここには,製造工程に
おけるばらつきに関連した不確かさは含まれていない。同一工程で製造された車両の市街地での騒音レベ
ルのばらつきは,この規格の適用範囲外である。
不確かさの影響は,次の原因から三つに分類してもよい(8.5参照)。
a) 走行ごとのばらつきによる不確かさは,連続走行での車両の動作状況の変化,気象条件の僅かな変化,
暗騒音レベルの僅かな変化及び計測システムの不確かさによる。
b) 日ごとのばらつきによる不確かさは,年間を通しての気象条件の変化,試験路面の経時変化,長期に
わたる計測システム性能の変化及び車両の動作状況の変化による。
c) 試験場ごとのばらつきによる不確かさは,異なる試験場,計測システム,試験路面特性及び車両の動
作状況による。
試験場ごとのばらつきは,a),b)及びc)に含まれる不確かさの原因からなる。日ごとのばらつきは,a)
及びb)に含まれる不確かさの原因からなる。
A.2 市街地走行時の車両の音圧レベルの計算式
市街地走行時の音圧レベルL urbanの一般的な計算式は,式(A.1)で与えられる。
L urban=L wot rep−kP (L wot rep−L crs rep)+δ1+δ2+δ3+δ4+δ5+δ6+δ7 (A.1)
ここに, Lwot rep : スロットル全開試験によるA特性時間重み付きサウン
――――― [JIS D 1024-2 pdf 18] ―――――
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D 1024-2 : 2016
ドレベル
Lcrs rep : 定常走行試験によるA特性時間重み付きサウンドレベ
ル(該当する場合)
kP : 部分加速係数(該当する場合)
δ1 : 計測システムの不確かさを考慮した入力量
δ2 : 測定時に音源からの音の伝ぱに影響を及ぼす環境条件
の不確かさを考慮した入力量
δ3 : 車速及び車両位置の不確かさを考慮した入力量
δ4 : 音源の特性に影響を及ぼす局所的環境条件の不確かさ
を考慮した入力量
δ5 : 動力装置の機械的特性に対する環境条件の影響の不確
かさを考慮した入力量
δ6 : 推進システムからの音及びタイヤ・路面騒音に対する環
境条件の影響の不確かさを考慮した入力量
δ7 : 主に路面特性に関係する試験場の特性の影響の不確か
さを考慮した入力量
注記1 不確かさを考慮するための式(A.1)に含まれる入力は,この規格の制定時点での情報から該当
すると考えられるものであり,今後の研究によってこれ以外のものが明らかになる可能性が
ある。
注記2 δ関数の推定値は,ある測定ではゼロになることも考えられるが,通常はプラス又はマイナ
スとなる(表A.1参照)。それらの不確かさは,測定結果を決定する目的のために加算するも
のではない。
A.3 不確かさの一覧
表A.1−市街地音圧レベルを決定するための不確かさの一覧
量 推定値 標準不確かさui 確率分布 感度係数ci 不確かさの寄与,uici
dB dB dB
Lwot rep Lwot rep 1
kP kP Lwot rep−Lcrs rep
Lwot rep−Lcrs rep
Lwot rep−Lcrs rep kP
δ1 0 1
δ2 0 1
δ3 0 1
δ4 0 1
δ5 0 1
δ6 0 1
δ7 0 1
様々な入力量に相関関係がある可能性を考慮し,各不確かさの寄与uiciから,ISO/IEC Guide 98-3の規
則に従い合成標準不確かさuを算出できる。
注記 記載されている不確かさの評価は,この規格の利用者に有益な情報を提供する枠組みを示す。
この情報は現時点の最新技術情報を示している。
式(A.1)の全項,及び項と項との間の全相互作用に関する不確かさの情報を提供するためには,
更に作業が必要である。
――――― [JIS D 1024-2 pdf 19] ―――――
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D 1024-2 : 2016
A.4 測定の拡張不確かさ
拡張不確かさ“U”は,ISO/IEC Guide 98-3に記載されているとおり,合成標準不確かさ“u”に,選択
した包含確率に対応する適切な包含係数を乗じて算出される。
――――― [JIS D 1024-2 pdf 20] ―――――
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JIS D 1024-2:2016の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 362-2:2009(MOD)
- ISO 9645:1990(MOD)
JIS D 1024-2:2016の国際規格 ICS 分類一覧
- 17 : 度量衡及び測定.物理的現象 > 17.140 : 音響及び音響測定 > 17.140.30 : 輸送に伴って発生する騒音
JIS D 1024-2:2016の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC1509-1:2017
- 電気音響―サウンドレベルメータ(騒音計)―第1部:仕様
- JISC1515:2020
- 電気音響―音響校正器
- JISD0109:2007
- 二輪自動車―用語
- JISD1000:2009
- 二輪自動車―エンジンネット出力試験方法
- JISD1037:2011
- 二輪自動車―最高速度試験方法
- JISD8301:2020
- 自動車及びタイヤの車外騒音測定のための試験用路面