JIS D 1047-1:2017 二輪自動車―排出ガス及び燃料消費率試験方法―第1部:一般要求事項 | ページ 2

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表1−記号
記号 定義 単位a)
a 潤滑油と燃料との混合比 −
cCO,d 希釈空気中の一酸化炭素濃度 ppm
cCO,dm 水蒸気及び二酸化炭素吸着剤を通した希釈空気中の一酸化炭素濃度 ppm
cCO,e 希釈排出ガス中の一酸化炭素濃度 ppm
cCO,ec 希釈空気中の一酸化炭素を補正した希釈排出ガス中の一酸化炭素体積濃度 ppm
cCO,em 水蒸気及び二酸化炭素吸着剤を通した希釈排出ガス中の一酸化炭素濃度 ppm
cCO2,d 希釈空気中の二酸化炭素濃度 %
cCO2,e 希釈排出ガス中の二酸化炭素濃度 %
cCO2,ec 希釈空気中の二酸化炭素を補正した希釈排出ガス中の二酸化炭素体積濃度 %
cNOx,d 希釈空気中の窒素酸化物濃度 ppm
cNOx,e 希釈排出ガス中の窒素酸化物濃度 ppm
cNOx,ec 希釈空気中の窒素酸化物を補正した希釈排出ガス中の窒素酸化物体積濃度 ppm
cO2,d 希釈空気中の酸素濃度 %
cPi,ec 希釈空気中に含まれる汚染物質iの量を補正した希釈排出ガス中の汚染物質iの濃度 ppm
cTHC,d 希釈空気中の全炭化水素濃度 ppmC
cTHC,e 希釈排出ガス中の全炭化水素濃度 ppmC
cTHC,ec 希釈空気中の全炭化水素を補正した希釈排出ガス中の全炭化水素体積濃度 ppmC
Df 希釈率 −
Fc 燃料消費率 km/L
F'c 潤滑油を混合した燃料における燃料消費率 km/L
Fc100 100 km当たりの燃料消費量 L/100 km
Fo 混合燃料の潤滑油消費率 km/L
Ha 試験室内の空気中の水分(g)と乾燥空気(kg)との質量比 −
Hd 希釈空気の相対湿度 %
Hr 試験室内の相対湿度 %
Ho 標準状態における相対湿度 %
KH 窒素酸化物の排出質量の計算に使用する湿度補正係数 −
K1 ベンチュリ補正係数 −
K2 標準状態での大気の絶対温度を大気圧で除した値 −
L 実走行距離 km
mCO 排出ガス中の一酸化炭素の走行1 km当たりの排出質量 g/km
mCO2 排出ガスに含まれる二酸化炭素の走行1 km当たりの排出質量 g/km
mf 消費された燃料質量 g
mNOx 排出ガスに含まれる窒素酸化物の走行1 km当たりの排出質量 g/km
mPi 汚染物質iの排出質量 g
mTHC 排出ガス中の炭化水素の走行1 km当たりの排出質量 g/km
N 試料を採取しているときの定容量ポンプの回転積算数 −
pa 試験中の試験室内平均気圧 kPa
pd 試験中の試験室内飽和水蒸気圧 kPa
pp 定容量ポンプの入り口における希釈排出ガスの絶対圧力 kPa
pv ベンチュリ入り口における絶対圧力 kPa
pv(t) ベンチュリ入り口における希釈排出ガスの絶対圧力 kPa
p0 標準状態での全大気圧 kPa
Qa 別のガス流量計を用いて測定したベンチュリ流量 L/s
Qcal 標準状態に修正したベンチュリ流量 L/s
RHC,ex 排出ガス中の水素と炭素との原子数割合 −

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表1−記号(続き)
記号 定義 単位a)
R'HC,ex 潤滑油混合燃料における排出ガス中の水素と炭素との原子数の割合 −
RHC,f 燃料中の水素と炭素との原子数割合 −
RHC,o 潤滑油中の水素と炭素との原子数割合 −
ROC,ex 排出ガス中の酸素と炭素との原子数割合 −
R'OC,ex 潤滑油混合燃料における排出ガス中の酸素と炭素との原子数割合 −
ROC,f 燃料中の酸素と炭素との原子数割合 −
ROC,o 潤滑油中の酸素と炭素との原子数割合 −
r0 標準状態における相対大気密度 −
t 時間 s
ttest 総試験時間 s
Ta 試験中に試験室内で測定した周囲温度 K
Tf ビュレット内の燃料温度 K
Tp 試料を採取しているときの定容量ポンプ入り口における希釈排出ガス温度 K
Tv ベンチュリ入り口温度 K
Tv(t) ベンチュリ入り口の希釈排出ガス温度 K
T0 標準状態での大気温度 K
T1 試験中の試験室内の平均乾球温度 K
T2 試験中の試験室内の平均湿球温度 K
V 消費燃料量 L
Vd 希釈空気容量 L
Ve 標準状態に補正された走行1 km当たりの希釈排出ガス容量 L/km
Vex 排出ガス容量 L
Vf 潤滑油混合燃料中の燃料量 L
Vi,e 標準状態における試験1回分の希釈排出ガス容量 L
Vo 潤滑油混合燃料中の潤滑油量 L
Vp 定容量ポンプ1回転で送り出される希釈排出ガス容量 L
Vs 試験1回分の総希釈排出ガス容量 L
α 燃料の体積膨張係数 K−1
ρCO 標準状態における一酸化炭素密度 g/L
ρCO2 標準状態における二酸化炭素密度 g/L
ρf 標準周囲大気温度での燃料密度 g/L
ρNOx 標準状態における,NO2当量で表した窒素酸化物密度 g/L
ρo 標準周囲大気温度での潤滑油密度 g/L
ρPi 標準状態における汚染物質iの密度 g/L
ρTHC 標準状態における炭化水素密度 g/L
ρ0 大気密度 kg/m3
注a) pm=parts per million(10−4 %)

5 標準大気条件

  標準大気条件(以下,標準状態という。)は,次による。
− 全大気圧 p0 : 101.325 kPa
− 周囲大気温度 T0 : 293.15 K(20 ℃)
− 相対湿度 H0 : 65 %
− 大気密度 ρ0 : 1.205 kg/m3
− 相対大気密度 r0 : 0.931 9

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注記 対応国際規格では絶対温度(K)で表されているが,一部,セルシウス温度(℃)に変更して
いる部分と併記している部分がある。

6 試験

6.1 排出ガス成分排出量の測定

6.1.1  テストサイクル走行中の平均排出ガス
試験は,適切なテストサイクルを選択し,JIS D 1047-2に規定する方法に従って行う。
6.1.2 アイドル回転速度での排出ガス測定
試験は,JIS D 1047-2に規定する手順に従って行う。

6.2 燃料消費率の測定

6.2.1  テストサイクル走行中の平均燃料消費率
試験は,適切なテストサイクルを選択し,JIS D 1047-2に規定する方法に従って行う。
6.2.2 一定速度での燃料消費率
試験は,JIS D 1047-3に規定する手順に従って行う。

7 測定装置

  次の規定にかかわらず,装置メーカによって定容量試料採取装置(CVS)と同等であることが証明され
た性能をもつ測定装置を用いてもよい。

7.1 シャシダイナモメータ

  シャシダイナモメータは,JIS D 1036に従って設定する。テーブル法によって設定する場合の等価慣性
質量は,JIS D 1036の表6による。

7.2 ガス回収装置

7.2.1  ガス回収装置は,試験二輪車の排気口からの排出ガスをもれなく回収することができる密閉型の装
置とする。ただし,背圧が±1.226 kPaの範囲にあることを条件とする。開放型の装置でも,排出ガスをも
れなく回収することが確認された場合には使用してもよい。ガス回収は,試験温度で排出ガスの性質を著
しく変えてしまうような凝縮が起こらないようにする。
7.2.2 ガス回収装置及びガス回収装置と排出ガス採取装置との間の接続管は,ステンレス鋼又は回収する
ガスの組成に影響を与えず,かつ,ガス温度に耐え得る材質とする。
7.2.3 排出ガス試料採取装置には,臨界流ベンチュリ(CFV)方式CVS装置又は定容量ポンプ(PDP)
方式CVS装置を用いる。
7.2.3.1 CFV方式CVS装置は,次の要件を満足するものでなければならない。
a) 希釈排出ガスを吸い込むCFVは,排出ガスをもれなく確実に吸入できる十分な大きさとする。
b) FVに流入する希釈排出ガスの温度及び絶対圧力を測定し,ベンチュリ流量を演算できる機器を備え
る。
c) 密閉型ガス回収装置の希釈空気用の試料採取プローブは,希釈空気用フィルタの下流に設置し,試験
中,試料採取ポンプ,フィルタ及び流量計を通して希釈空気を一定流量で採集できる。また,開放型
ガス回収装置の希釈空気用の試料採取プローブは,開放型CVS装置のガス回収装置の近傍でかつ外側
に設置し,試験中,試料採取ポンプ,フィルタ及び流量計を通して希釈空気を一定流量で採集できる。
d) 希釈排出ガス流の上流に向けた希釈排出ガス用の試料採取プローブをCFV入り口近くの上流に配置
し,試験中,試料採取プローブ先端に設けた試料採取ベンチュリ,試料採取ポンプ,フィルタ及び流

――――― [JIS D 1047-1 pdf 8] ―――――

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量計を通して希釈排出ガスを希釈排出ガスの流量に比例した流量で採取する。
e) 試験中,希釈排出ガスの流量を積算する流量積算器を備える。
7.2.3.2 PDP方式CVS装置は,次の要件を満足するものでなければならない。
a) 熱交換器は,試験中,PDP入り口の希釈排出ガスの温度変動を±5 ℃に制限することができる。また,
試験開始前に交換器を運転温度(許容範囲±5 ℃)にすることができる予熱システムを搭載している。
b) 希釈排出ガスを吸い込むPDPは,幾つかの一定速度に厳密に調節できるモータを搭載している。PDP
の容量は,排出ガスをもれなく確実に吸入するのに十分な大きさとする。
c) DPに流入する希釈排出ガスの温度を連続的に記録できる機器を備える。
d) DPに流入する希釈排出ガスの大気圧に対する圧力低下を測定する計器及びPDPの入り口・出口間の
差圧を測定する計器を備える。
e) 密閉型ガス回収装置の希釈空気用の試料採取プローブは,希釈空気用フィルタの下流に設置し,試験
中,試料採取ポンプ,フィルタ及び流量計を通して希釈空気を一定流量で採集できる。また,開放型
ガス回収装置の希釈空気用の試料採取プローブは,開放型CVS装置のガス回収装置の近傍でかつ外側
に設置され,試験中,試料採取ポンプ,フィルタ,流量計を通して希釈空気を一定流量で採集できる。
f) 希釈排出ガス流の上流に向けた希釈排出ガス用の試料採取プローブをPDPの上流に配置し,試験中,
試料採取ポンプ,フィルタ及び流量計を通して希釈排出ガスを一定流量で採集できる。
g) 試験中,PDPの回転数を数える積算回転計を備える。
7.2.4 試料採取装置において,試験中,試料ガスをそれぞれの試料採取バッグ又は大気放出に振り分ける
切換バルブを備えることとし,最小試料採取流量は,150 L/hとする。
7.2.5 試料採取バッグは,希釈空気及び希釈排出ガスを収集する気密性を備え,通常の流れを妨げない十
分な容量があり,また,測定対象排出ガスの性質を変化させないものとする。
試料採取バッグは自動密封装置を備え,試料採取中には試料採取装置に,また,試料採取終了時には分
析システムに容易かつ確実に接続できるものとする。
試料採取装置の熱害のために,測定に支障がある場合には,排出ガスに影響を与えない範囲で補助冷却
機器を用いてもよい。
注記1 試料採取装置の各部(例えば,アダプタ部,カプラ部)は非常に高温となる可能性があるた
め,接続方法及び接続部分の材質又は形状には注意しなければならない。
注記2 開放型の装置ではガス回収が不完全となり,試験室内にガスが漏れるおそれがあるため,試
料採取の間,漏れがないことを確認することが重要である。
注記3 低速及び高速を含むテストサイクルの場合は,高速運転時に水分凝縮が発生するおそれが高
まるため,特段の注意が必要である。

7.3 分析装置

7.3.1  試料採取プローブは,試料採取バッグに接続する試料採取チューブ又はドレインチューブからな
る。この試料採取プローブは,ステンレス鋼製又は分析するガス組成に影響を及ぼさないその他の材質と
する。試料採取プローブを含め,分析計に接続するチューブの温度は,周囲大気温度と同じとする。
7.3.2 分析装置は,次の方式とする。
a) ガソリン,ガソホール又は液化石油ガス(LPG)燃料用
1) O及びCO2測定のための非分散形赤外線分光分析計
2) HC測定(希釈測定)のための水素炎イオン化形(FID)分析計
3) C測定(直接測定)のための非分散形赤外線吸収分析計

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4) Ox測定のためのコンバータの付いた化学発光分析計
b) ディーゼル又はアルコール燃料用
1) O及びCO2測定のための非分散形赤外線分光分析計
2) HC測定のための加熱形水素炎イオン化形(HFID)分析計
3) Ox測定のためのコンバータの付いた化学発光分析計

7.4 冷却装置

  試験全体を通じて,実際の運転条件を模擬した冷却風が当たるように可変速冷却ブロアを試験二輪車の
正面に設置する。
ローラ速度が10 km/h50 km/hの運転範囲では,ブロア出口の風速は,ローラ速度の±5 km/h以内とし,
50 km/hを超える範囲では,風速はローラ速度の±10 %とする。ローラ速度が10 km/h未満では,風速はゼ
ロとしてもよい。
上記の風速は,ブロア出口全体を9分割した各長方形の中央の9測定点の平均値によって決定する(ブ
ロア出口の水平及び垂直方向をそれぞれ均等に3分割する。)。
これら9点のそれぞれの値は,9点の平均値の±10 %以内でなければならない。
ブロア出口は,断面積が少なくとも0.4 m2で,かつ,最低部の高さは床から5 cm20 cmとする。ブロ
ア出口は,試験二輪車の中心線と垂直で,前輪の先端から30 cm45 cmの距離とする。風速計は,ブロア
出口から0 cm20 cmの間に配置する。

7.5 燃料消費率の測定

7.5.1  燃料消費率の測定方法は,それぞれの測定方法の特徴又は試験方法(テストサイクル運転又は一定
速度運転)に応じて,次に示すいずれかの方法を用いる。
a) カーボンバランス法
b) 容積測定法
c) 質量測定法
d) 流量測定法
カーボンバランス法は,12.1による。
測定結果が同等であると証明できる場合には,その他の方法を用いてもよい。
7.5.2 燃料供給装置は,附属書Aに従い,流量を±1 %の精度で測定でき,かつ,エンジンへの燃料供給
を妨げない。容積測定法及び流量測定法の場合,測定装置内部又は出口の燃料温度を測定する。
通常の燃料供給装置から測定装置への三方バルブによる切り替えには,0.2秒間を超えてはならない。
7.5.3 附属書Aに燃料流量測定法の詳細及び適切な機器の使用方法を示す。

7.6 試験機器及び測定精度

7.6.1  試験の走行距離は,±1 %の精度で測定する。
7.6.2 試験の速度は,精度±1 %,分解能0.1 km/hで測定する。10 km/h未満においては,分解能0.1 km/h
で測定する。
7.6.3 周囲大気温度及び7.2.3に記す温度は,±1 Kの精度で測定する。
7.6.4 大気圧は,±0.2 kPaの精度で測定する。
7.6.5 周囲大気の相対湿度は,±5 %の精度で測定する。
7.6.6 7.2.1及び7.2.3に規定する圧力は,±0.4 kPaの精度で測定する。
7.6.7 分析計は,校正ガスの精度にかかわらず,各排出ガス成分及びCO2を±1 %の精度で測定できるよ
うな測定レンジをもつものとする。分析回路全体の応答速度は,1 min未満とする。

――――― [JIS D 1047-1 pdf 10] ―――――

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JIS D 1047-1:2017の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 6460-1:2007(MOD)
  • ISO 6460-1:2007/AMENDMENT 1:2015(MOD)

JIS D 1047-1:2017の国際規格 ICS 分類一覧

JIS D 1047-1:2017の関連規格と引用規格一覧