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D 2606 : 2008
6.6 破裂試験
6.6.1 要求性能
6.6.2によって試験したとき,6.21 MPa以下の圧力でホースの破裂及び/又は継手金具の離脱があっては
ならない。
6.6.2 試験方法
JIS K 6330-2の7.3(破裂試験)に規定する方法によって行う。この場合,加圧速さは,毎分6.86±0.07
MPaとする。
6.7 引張試験
6.7.1 要求性能
6.7.2によって試験したとき,継手金具の抜け又はホース破断が認められないホースアセンブリの引張強
さは,呼び内径6 mm以下のホースは1 112 N以上,6 mmを超えるホースは1 446 N以上でなければなら
ない。
6.7.2 試験方法
図2に示すように継手金具でアセンブリした自由長450 mmのホースを,ホースが継手金具から離脱又
はホースが破断するまで,2530 mm/minの速さで引張荷重を加える。
図2−ホースアセンブリ
6.8 空気加熱老化試験
6.8.1 要求性能
6.8.2によって試験したとき,熱老化後のホースは,まっすぐに伸ばした状態でホース内外面にき裂,め
くれ又は破断があってはならない。
6.8.2 試験方法
試験方法は,次による。
a) ホースを表2に規定する曲げ半径をもつ円筒に,図3に示すように巻き付けた状態で100±2 ℃の恒
温槽内に70±2時間放置する。
b) 熱老化試験終了後,ホースをまっすぐに伸ばし,内外面のき裂,めくれ又は破断の有無を調べる。
――――― [JIS D 2606 pdf 6] ―――――
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D 2606 : 2008
表2−空気加熱老化試験のホースの内径及び曲げ半径
単位 mm
1種 2種
内径 曲げ半径 内径 曲げ半径
3.5 35 ― ―
5.0 40 4.85.4 25
6.0 ― ―
6.5 6.47.1 38
8.0 45 7.98.7 45
9.5 ― ―
10.0 ― ―
12.0 50 10.311.1 48
13.0 12.713.7 51
14.0 ― ―
16.0 65 15.916.9 64
図3−巻き付け状態
6.9 低温試験
6.9.1 要求性能
6.9.2によって試験したとき,ホースの内外面に,き裂があってはならない。
6.9.2 試験方法
試験方法は,次による。
a) ホースと表3に規定する曲げ半径をもつ円筒を一緒に,−40±2 ℃の恒温槽内に70±2時間放置する。
その後,この温度でホースを円筒に沿って,35秒間かけて一定の速度で180°以上曲げる。
b) ホースの内外面のき裂の有無を調べる。
――――― [JIS D 2606 pdf 7] ―――――
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D 2606 : 2008
表3−ホースの内径及び曲げ半径
単位 mm
1種 2種
内径 曲げ半径 内径 曲げ半径
3.5 35 ― ―
5.0 40 4.85.4 51
6.0 ― ―
6.5 6.47.1 64
8.0 45 7.98.7 76
9.5 ― ―
10.0 ― ―
12.0 50 10.311.1 89
13.0 12.713.7 102
14.0 ― ―
16.0 65 15.916.9 114
6.10 静的オゾン劣化試験
6.10.1 要求性能
6.10.2によって試験したとき,ホース端面を除いたホース外表面に,7倍の拡大鏡で観察できるき裂があ
ってはならない。
6.10.2 試験方法
6.10.2.1 1種の試験
1種の試験は,次による。
a) ホースを,実測したホース外径の8倍の直径をもつ円筒に図3に示すように巻き付けた状態で,槽内
2
温度40 +
0
℃でオゾン分圧100±10 mPa(オゾン濃度100±10 pphm)にしたオゾン槽内に70±2時間
放置する。
b) ホースの外表面のき裂の有無を7倍の拡大鏡で調べる。
6.10.2.2 2種の試験
2種の試験は,次による。
a) ホースを,表3に規定する曲げ半径をもつ円筒に図3に示すように巻き付けた状態で,槽内温度40±
2 ℃でオゾン分圧100±10 mPa(オゾン濃度100±10 pphm)にしたオゾン槽内に70±2時間放置する。
b) ホースの外表面のき裂の有無を7倍の拡大鏡で調べる。
6.11 塩水噴霧試験
6.11.1 要求性能
6.11.2によって試験したとき,次のa),b)を満足しなければならない。
a) 24時間塩水噴霧後,ホースにアセンブリされた継手金具は,表示情報の刻印又はかしめによって保護
皮膜がはがれた箇所以外に,素地金属の腐食があってはならない。この場合,白さびはあっても差し
支えない。
b) 24時間塩水噴霧後,6.21 MPa以下の圧力でホースの破裂及び/又は継手金具の離脱があってはならな
い。
6.11.2 試験方法
試験方法は,次による。
――――― [JIS D 2606 pdf 8] ―――――
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D 2606 : 2008
a) IS Z 2371に規定する塩水噴霧試験方法によって,24±1時間試験する。
b) 24時間塩水噴霧後,JIS K 6330-2の7.3(破裂試験)に規定する方法によって破裂試験を行う。この
場合,加圧速さは,毎分6.86±0.07 MPaとする。
6.12 耐水試験
6.12.1 要求性能
6.12.2によって試験したとき,ホースアセンブリは,6.7.1の引張試験の要求値を満足しなければならな
い。
6.12.2 試験方法
ホースアセンブリを常温の水に168±2時間浸せきした後,引き続き6.7.2の引張試験を行う。
6.13 耐油試験
6.13.1 要求性能
6.13.2によって試験したとき,試験後の体積変化率が100 %以下でなければならない。
6.13.2 試験方法
JIS K 6258に規定する方法によって,ホースの内面ゴム層及び外面ゴム層をNo.3油に100±2 ℃で70
±2時間浸せきさせて試験する。ホースから切り取る試験片の寸法は,1種はJIS K 6258に規定する寸法,
1
2種は長さ50.8 +
0
mm,幅8.5 mm以上,厚さ1.58 mm以下とする。
6.14 接着強度試験
6.14.1 要求性能
6.14.2によって試験したとき,1種については,外面ゴム層と補強層とのはく離強さは14 N/cm以上でな
ければならない。2種については,次のa),b)による。
a) ワイヤで補強したホース以外については,隣接する層のはく離強さは14 N/cm以上でなければならな
い。
1
b) ワイヤで補強したホースは,ホースを8.5 +kPa減圧した状態での大形試験円筒による曲げ試験後に,
0
呼び内径の73 %の直径の剛球が自由に転がることができなければならない。
6.14.2 試験方法
6.14.2.1 1種の試験
1種は,次による。
a) ホースを軸方向に対して直角に切断して,図4に示す長さ25±0.5 mmのリング状の試験片を準備し,
外面ゴム層から補強層まで軸方向に切り込みを入れる。
b) 引張速さ毎分25.0±1.5 mmで,外面ゴム層と補強層とのはく離強さを自動記録する。
c) 記録された波状曲線を,JIS K 6274に規定する解析方法によって選んだ9個の波状部の頂点の中央値
(FF)を求め,はく離強さは次の式によって算出する。
FF
TF
b
ここに, TF : はく離強さ (N/cm)
FF : はく離したときの力 (N)
b : 試験片の有効幅 (cm)
――――― [JIS D 2606 pdf 9] ―――――
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D 2606 : 2008
単位 mm
図4−接着試験用の試験片
6.14.2.2 2種のうちワイヤで補強したホース以外の試験
試験は,次による。
a) ホースを軸方向に対して直角に切断して,図4に示す長さ25±0.5 mmの試験片を準備し,その試験
片の試験すべき層の隣接する層まで,軸方向に切り込みを入れる。
b) 引張速さ毎分25.0±1.5 mmで,各層のはく離強さを自動記録する。
c) 記録された波状曲線の最初と最後の20 %を除いた曲線部分のうちの最小荷重をはく離強さとする。
6.14.2.3 2種のうちワイヤで補強したホースの試験
試験は,次による。
a) 試験ホースの呼び内径の73 %の直径の剛球をホース内に入れ,ホースの一方の端を密栓し,他端を
負圧試験装置に取り付ける。
10 1
b) ホースを300 + 0
秒間,8.5 +
0
kPa減圧する。減圧した状態で,表4に規定する曲げ半径をもつ大形
試験円筒に沿って180°以上曲げる。続いて反対方向に180°以上曲げる。
c) 負圧をかけた状態で,ホースをまっすぐに戻し,剛球をホースの片端から他方の端まで重力によって
転がす。
6.15 耐塩化亜鉛性試験
6.15.1 要求性能
6.15.2によって試験したとき,2種については,ホース外表面に7倍の拡大鏡で観察できるき裂があって
はならない。ただし,1種は適用除外とする。
6.15.2 試験方法
試験方法は,次による。
2
a) ホースを室温で50 %の塩化亜鉛水溶液に200 +時間浸せきする。
0
b) 溶液から取り出し,ホース外表面のき裂の有無を7倍の拡大鏡で調べる。
6.16 屈曲強度及びエア耐圧試験
6.16.1 要求性能
6.16.2によって試験したとき,2種については,屈曲試験実施後のホースアセンブリに1.03 +1.0
0
MPaを
加圧し続けた状態で,2分後に0.97 MPa以上の圧力保持ができなければならない。ただし,1種は適用除
外とする。
――――― [JIS D 2606 pdf 10] ―――――
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JIS D 2606:2008の国際規格 ICS 分類一覧
- 83 : ゴム及びプラスチック工業 > 83.140 : ゴム及びプラスチック製品 > 83.140.40 : ホース
JIS D 2606:2008の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISK6258:2016
- 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―耐液性の求め方
- JISK6274:2018
- ゴム及びプラスチック―引裂強さ及び接着強さの求め方における波状曲線の解析
- JISK6330-1:2003
- ゴム及びプラスチックホース試験方法-第1部:ホース及びホースアセンブリの寸法測定
- JISK6330-2:2013
- ゴム及びプラスチックホース試験方法―第2部:ホース及びホースアセンブリの耐圧性
- JISZ2371:2015
- 塩水噴霧試験方法