この規格ページの目次
19
D 3633-3 : 2007
附属書F
(規定)
用語及び定義
序文
この附属書は,本体及び附属書(規定)で用いる用語及びその定義について規定する。
F.1
試験計画書 (test schedule)
市場サービス現場で,ある噴射ポンプを調整し,試験するのに必要なすべての情報及び取扱い説明を内
容とする文書。
F.2
JIS試験計画書 (JIS test schedule)
試験規格に適合する試験計画書。
F.3
燃料噴射ポンプ製造業者の試験計画書 (fuel injection pump manufacturer's test schedule)
ある特定のエンジン向けの,特定のポンプを調整するための要求事項に関するもので,ポンプ製造業者
が編集した試験計画書。
F.4
エンジン製造業者の試験計画書 (engine manufacturer's test schedule)
ある特定のエンジン向けの,特定のポンプを調整するための要求事項に関するもので,追加の情報(ポ
ンプ製造業者の試験計画書にないもの)を内容とする試験計画書。
F.5
生産試験計画書 (production test schedule)
生産現場向けに編集した試験計画書。
F.6
JIS試験 (JIS test)
(試験計画書のすべての試験要素,又はこれらすべての試験要素のうち,いずれか一つを意味する。)
試験規格のすべての条件に従って実施する燃料噴射ポンプ試験。
F.7
試験記録 (test record)
試験計画書で規定する,すべての読取値の結果を記録した文書(JIS試験の条件を要求していても,い
なくても。)。これにはまた,有効性の要求事項の中で示されている追加の情報をすべて含むものとする。
F.8
試験用インジェクタ (test injector)
噴射管に直接接続する,構成部品からなる完全な組立品であって,試験する噴射ポンプが機能するため
に必要な流体負荷に対応する抵抗をもたせるためのもの。
――――― [JIS D 3633-3 pdf 21] ―――――
20
D 3633-3 : 2007
F.9
校正用インジェクタ (calibrating injector)
JIS D 3636,JIS D 3637-1,JIS D 3637-2及びJIS D 3638に示す校正用インジェクタ規格に適合する試験
用インジェクタ。
F.10
高圧(燃料)噴射管アセンブリ [high-pressure (fuel) njection pipe assembly]
高圧燃料噴射管の両端に継ナットを装着し,両先端を加工して内側円すい(錐)形体に連結できるよう
にしたもの(JIS D 0116-4,番号3.2参照)。
注記1 管は,目的に応じ,曲げられていてもいなくてもよいし,附属部品をこのアセンブリに含め
てもよい。
注記2 JIS D 0116-4 に基づき,用語として用いられている“燃料”という言葉は,誤解を生じなけ
れば省略してもよい。
F.11
試験用ISO高圧噴射管アセンブリ (ISO high-pressure injection pipe assemblies for testing)
ISO 4093に規定する特性に適合した,高圧噴射管アセンブリ。
F.12
(燃料)インジェクタ(ノズル)開弁圧 [(fuel) njector (nozzle) pening pressure]
インジェクタを通じる流れが始まるときの最低の油圧(油圧はゆっくり増加させる。JIS D 0116-2,番号
9.5参照)。
注記 JIS D 0116-2 に基づき,“燃料”という言葉は,誤解が生じなければ省略してもよい。
F.13
ノズル (nozzle)
二つの主要構成部品,すなわち,ノズル本体及び針(針弁)で構成する弁。開弁時に,これを通して燃
料を霧化する(JIS D 0116-2,番号2.2参照)。
F.14
シュナーレン (chatter)
ノズル針弁に特有の高周波繰返し弁開閉の物理的現象。
F.15
鋭い音(ノズルの) [crack (of a nozzle) ]
ノズル針弁で,油圧を上昇させてノズル開弁圧に達したときに,弁が最初に突然開く動作によって発す
る音。
参考文献 JIS D 1617 自動車部品−ディーゼル機関用フューエルフィルタ−試験方法
注記 対応国際規格 : ISO 4020,Road vehicles−Fuel filters for diesel engines−Test methods
(MOD)
JIS D 3641-2 ディーゼル機関−燃料インジェクタの試験−第2部 : 試験方法
注記 対応国際規格 : ISO 8984-2,Diesel engines−Testing of fuel injectors−Part 2: Test methods
(IDT)
――――― [JIS D 3633-3 pdf 22] ―――――
21
D 3633-3 : 2007
附属書JA
(参考)
JISと対応する国際規格との対比表
JIS D 3633-3:2007 自動車−燃料噴射ポンプの試験−第3部 : 試験の適用及び手順 ISO 4008-3:1987,Road vehicles−Fuel injection pump testing−Part 3:Application and
test procedures 及び Amendment 1 (2002)
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条(V) JISと国際規格との技術的差
国際規格 ごとの評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
箇条番号 内容 番号 箇条番号 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
及び名称 の評価
1 − 1 − 一致 − −
適用範囲
2 − 2 − 一致 − −
適用分野
3
引用規格
。
4用語及 − 4 − 一致 − −
び定義
5.1.1 (7) にISO 4008-2, 5.1.1 (7) にISO 4093-2, 変更 高圧噴射管及び試験用インジ ISOに対して規格改正の機会をと
JIS試験 (8) にD 3636-1及び Table 1 (8) にISO 4010及びISO ェクタの形式表示の例である らえて提案していく。
の試験項 D 3637 A13-175を記 7440を記載。 が,ISO規格の記載内容は引用
目: 表1 載。 規格の最新版の内容を反映し
ていない。JISでは最新版の内
容にて記載した。
5.2.1 校正用試験油 : 5.2.1 校正用試験油 : 選択 (対比表6.4の記載内容参照) (対比表6.4の記載内容参照)
JIS試験 ISO 4113又はJIS K Table 2 ISO 4113の試験油だけを
に不可欠 2204の2号軽油を規 規定。
の最低条 定。 校正用試験油温度 :
D3
件: 表2 校正用試験油温度 : 6.4.2.7だけを参照するこ
6
6.4.2.7又は6.4.3.1 とを規定。
33
を参照することを
-
3 : 2
規定。
00
2
7
1
――――― [JIS D 3633-3 pdf 23] ―――――
22
D 3633-3 : 2007
D3
2
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条(V) JISと国際規格との技術的差
2
国際規格 ごとの評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
633
箇条番号 内容 番号 箇条番号 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
-
3 : 2
及び名称 の評価
0
5.2.3 不可欠でない条件 5.2.3 “要員及び認定”は不可 変更 技術的な差異は国内事情によって
国際規格では“要員及び認定”
07
不可欠で を規定。不可欠でな 欠でない条件ではない。 は不可欠でない条件に含めて 生じたものであるので,このまま
ない条件 い条件に“要員及び とする。次回のJIS見直し時に,
いないが,我が国の実状に即し
認定”を追加した。 て追加した。 対応国際規格と整合させることを
再度検討する。
6.4 1) 試験油として, 6.4 1) 試験油はISO 4113の試選択 日本では現在,試験油として 日本国内で入手の容易なJIS 2号
校正用試 ISO 4113に適合す 験油だけを規定。 JIS 2号軽油も用いているの 軽油でも,この温度規定によって,
験油 る校正用試験油又 で,その旨を追加するととも ISO規格で規定の校正用試験油を
はJIS K 2204の2号 2) 試験油の温度は40± に,JIS 2号軽油を用いる場合用いた場合と同レベルの測定精度
軽油を規定。 2 ℃だけ規定。 の温度を追加規定した。 が実現できるので,JISとして使い
2) 試験油の温度(40 勝手の向上が図れる。
±2 ℃)を規定。JIS 国外でのJIS 2号軽油の入手は
2号軽油を試験油に 容易とはいえないので,今後もこ
用いる場合(40 の規定はJISだけとする。
45 ℃)を追加。
7.1.2.2 3種類又はその他の 7.1.2.2 4種類又はその他の形式 変更 ISO規格に記載の,はめ合い式ISOに対して規格改正の機会をと
g) ポンプ 形式の記載を規定。 g) の記載を規定。 らえて提案していく。
は現在具体例がなく,用語規格
取付け形 における形式の種類にも規定
式の詳細 されていないため,JISでは用
語規格に合わせた。
7.1.2.2 計画書に,試験に用 なし 試験油に関する記載の規 追加 (対比表6.4の記載内容参照) (対比表6.4の記載内容参照)
r) 試験油 いる試験油の仕様 定なし(ISO 4113に規定
の仕様の も記載する規定を の校正用試験油だけを用
記載 追加。 いる。)。
8 環境 − 8 − 一致 − −
9 要員及 − 9 − 一致 − −
び認定
――――― [JIS D 3633-3 pdf 24] ―――――
23
D 3633-3 : 2007
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条(V) JISと国際規格との技術的差
国際規格 ごとの評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
箇条番号 内容 番号 箇条番号 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
及び名称 の評価
B.3 試験 試験油としてISO B.3 ISO 4113に規定する試験 選択 日本では試験油としてJIS 2号日本国内で入手の容易なJIS 2号
用インジ 4113に規定する試 油だけ。 軽油も用いているので,JIS 2軽油でも同等の品質が保てるの
ェクタの 験油とJIS K 2204 号軽油を用いる場合を追加し で,JISとして使い勝手の向上が図
保全要領 の2号軽油を取り上 た。 れる。国外でのJIS 2号軽油の入
げている。 手は容易とはいえないので,今後
もこの規定はJISだけとする。
E.1 JIS試 校正用試験油とし E ISO 4113だけを記載。 追加 7.1.2.2の規定内容に基づく記(対比表7.1.2.2の記載内容参照)
験条件記 てISO 4113又はJIS 載である。
載書 K 2204の選択を記
載。
JISと国際規格との対応の程度の全体評価 : ISO 4008-3:1987,Amendment 1:2002 : (MOD)
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
− 一致 技術的差異がない。
− 追加 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
− 変更 国際規格の規定内容を変更している。
− 選択 国際規格の規定内容とは異なる規定内容を追加し,それらのいずれかを選択するとしている。
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
− MOD 国際規格を修正している。
D3 633-
3 : 200
2
7
3
JIS D 3633-3:2007の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 4008-3:1987(MOD)
JIS D 3633-3:2007の国際規格 ICS 分類一覧
JIS D 3633-3:2007の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISD0116-2:2001
- ディーゼル機関―燃料噴射装置の用語―第2部:燃料インジェクタ
- JISD0116-4:2001
- ディーゼル機関―燃料噴射装置の用語―第4部:高圧管及び結合端部
- JISD3633-1:2007
- 自動車―燃料噴射ポンプの試験―第1部:動的条件
- JISD3633-2:2007
- 自動車―燃料噴射ポンプの試験―第2部:静的条件
- JISD3636:2003
- 自動車―ディーゼル機関用燃料噴射装置の試験―ピントル形校正用ノズル
- JISD3637-1:2003
- 自動車―ディーゼル機関用燃料噴射装置の試験―第1部:校正用ノズル及びホルダアッセンブリ
- JISD3637-2:2003
- 自動車―ディーゼル機関用燃料噴射装置の試験―第2部:オリフィス板の流量測定
- JISD3638:2005
- 自動車―ディーゼル機関用燃料噴射装置の試験―校正用インジェクタ
- JISD3641-1:1997
- ディーゼル機関―燃料インジェクタの試験―第1部:手動レバー操作による試験及びセッティングの装置
- JISK2204:2007
- 軽油