JIS D 6509:1992 ロータリ除雪車―性能試験方法 | ページ 2

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n
3600 Ai Ai 1
V= ・li又はW= ・V
t i 0
2
ここに, V : 時間当たり除雪体積 (m3/h)
W : 時間当たり除雪質量 (t/h)
li : 測点間隔 (m)
Ai : 各測点における除雪断面積 (m2)
雪の密度 (t/m3)
t : 除雪時間 (s)
(o) 投雪距離 測定区間内数箇所の平均値及び最大値と右側,左側投雪の別。
(p) 投雪幅 測定区間内数箇所の平均値。
(q) 残雪高さ 測定区間内の平均的な残雪高さ。
(r) 風向 試験時の風向(16方位)を記入する。
(s) 風速
(t) 投雪方向 投雪方向と風向の関係を図示する。
(u) 除雪断面形状 除雪断面形状の略図及び概略寸法を記入する。
6.6.2 最大投雪距離試験 ロータリ車の投雪能力について試験する。
(1) 試験の条件,準備 6.6.1に規定する条件,準備とするが,できるだけ風速の小さいときに行う。
(2) 試験方法 最大投雪距離が得られるような車両の操作で行う。
(3) 測定記録 6.6.1に同じ。
6.6.3 拡幅除雪能力試験 最大除雪幅以下で,次に規定する方法で,できるだけ残雪が少なく平たんに除
雪する場合の能力を測定する。
(1) 試験の条件,準備 6.6.1に同じ。ただし,シュートは最も伸ばした状態で試験する。
(2) 試験方法 原則として,積雪高さはロータリ装置前面高さの75%以上で,除雪断面積をロータリ装置
1
前面面積の3 以下として行い,連続して安定した状態の除雪で,最大除雪量が得られるような車両の
操作で試験を行う。
(3) 測定記録 6.6.1に同じ。
6.6.4 シュート積込試験 積雪をロータリ車のシュートを用い,次に規定する方法でダンプトラックに積
み込む場合のロータリ車の能力を試験する。
(1) 試験の条件,準備
(a) 地形 こう配がない平たんな場所とする。
(b) 積雪 十分な積雪がある場所か,又は他の車両で集雪しておく。
(c) 積込用ダンプトラック 積載量11t以下のものを用いる。
(2) 試験方法 積雪を最も効率のよい方法で,必要に応じて右側,左側又は後方に配置したダンプトラッ
クに連続して満載状態となるまで除雪して積み込み,次の事項を観察又は測定し,付表10に記入する。
(a) ダンプトラックの形式,名称
(b) ダンプトラックの最大積載量
(c) ダンプトラック荷台の寸法及び荷台枠上端の地上高さ 荷台に差枠を使用した場合は,その上端と
する。
(d) 除雪幅 各測点における除雪された雪の幅。
(e) 除雪高さ 各測点における除雪された雪の高さ。

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(f) 除雪断面積 (除雪幅)×(除雪高さ)で求める。
(g) 所要時間 積込み始めから,ダンプトラックが道路を安全に走行でき,かつ,満載された状態まで
に要した時間。
(h) 雪質 積込み前の雪の分類及び密度,並びにダンプトラックに積み込まれた状態の雪の密度を測定
する。
(i) 積込み後の雪の体積又は質量 ダンプトラックに積み込まれた雪の体積又は質量を測定する。
(j) ダンプトラックの位置及びロータリ車との間隔 試験時のロータリ車から見たダンプトラックの位
置(例えば“右前方”など)及びロータリ装置外側と荷台枠外側との距離を測定する。
(k) こぼれ雪の状態 ダンプトラック付近にこぼれた雪の多少や,シュートからの投雪のまとまり具合
などを観察する。
(l) 観察 作業全般の状態を観察し,必要に応じて記録する。
6.7 連続作業試験 連続作業試験は,次による。
(1) 試験方法 この試験は,原則として,舗装道路上で,1時間以上の連続運行又は除雪作業を行う。そ
の間できるだけ大量に除雪するように運転操作を続ける。途中に坂路のある場合は,往復で1時間以
上とする。
(2) 測定記録及び観察 全運行状態又は除雪作業状態について次の事項を測定・観察し,付表11に記入す
る。
(a) 運行時間 除雪作業を含めた運行時間。
(b) 区間距離 試験したロータリ車の運行記録計の読み(必要によって修正して記入する。)。
(c) 平均速度 (区間距離)÷(運行時間)で求める。
(d) 平均除雪断面積 試験区間の数箇所の平均値。
(e) 燃料消費量 試験区間の運行又は除雪作業に要した燃料消費量。
(f) 冷却水温度,油温 試験開始前及び終了後の冷却水温度,機関,変速機などの油の温度。
(g) 気温 試験時の気温。
(h) 雪質 試験区間内の標準とみなされる雪の密度及び雪の状態(雪の分類,新雪除雪・二次除雪の別
など)。
(i) 可動部分の作動状況 ロータリ車の試験中の可動部分の作動状況の観察。
6.8 その他の試験 除雪機能その他に特徴がある車種について可能なものを行う。
6.9 騒音及び振動測定
6.9.1 騒音測定 騒音測定は,次によってロータリ車の外部騒音及び運転室内騒音を測定し,付表12に
記入する。
(1) 外部騒音測定 車両最外側から7m及び15m離れた側方(騒音の大きい側)の地上1.5mの位置にお
ける騒音レベルを,機関を最高回転速度にし,ロータリ装置は無負荷,最高回転状態で,平たんな路
上で,車両を停止させてJIS Z 8731によって測定する。
(2) 運転室内騒音測定 運転室の窓を閉じた状態で,運転員耳元騒音をJIS Z 8731によって,次の状態で
測定する。
(a) 車両停止時 機関を最高回転速度にし,ロータリ装置の各部を無負荷,最高回転状態に置く。
(b) 除雪作業時 最も大量に拡幅除雪できる車両の操作時。
6.9.2 振動測定 振動測定は,オペレータ・シート上,フロア・プレート上における振動レベルを,平た
んな舗装路において,次の状態で測定し,付表13に記入する。

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なお,振動レベルの測定方向は,上下方向とする。
(1) 最高速度段走行時 ロータリ装置は停止状態とする。
(2) 除雪作業時 最も大量に拡幅除雪できる車両の操作時。

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付表1 ロータリ車履歴表

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付表2 主要寸法測定記録

――――― [JIS D 6509 pdf 10] ―――――

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