JIS D 9421:2009 自転車―リム

JIS D 9421:2009 規格概要

この規格 D9421は、JIS D 9111に規定する一般用自転車及び幼児用自転車に用いるリムについて規定。

JISD9421 規格全文情報

規格番号
JIS D9421 
規格名称
自転車―リム
規格名称英語訳
Bicycles -- Rims
制定年月日
1961年1月1日
最新改正日
2019年10月21日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 5775-2:1996(MOD), ISO 5775-2:1996/AMENDMENT 1:2001(MOD)
国際規格分類

ICS

43.150, 97.190
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1961-01-01 制定日, 1964-03-01 改正日, 1967-02-01 確認日, 1970-10-01 確認日, 1973-10-01 確認日, 1974-05-01 改正日, 1977-03-01 確認日, 1979-01-01 改正日, 1980-12-01 改正日, 1983-02-01 改正日, 1988-01-01 改正日, 1993-09-01 改正日, 1997-03-20 改正日, 2002-02-20 確認日, 2005-06-20 改正日, 2009-06-20 改正日, 2014-10-20 確認日, 2019-10-21 確認
ページ
JIS D 9421:2009 PDF [27]
                                                                                   D 9421 : 2009

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 リムの種類及びその記号・・・・[1]
  •  4 構造・・・・[3]
  •  5 形状及び寸法・・・・[3]
  •  6 品質・・・・[4]
  •  6.1 外観・・・・[4]
  •  6.2 めっき・・・・[4]
  •  6.3 強度・・・・[4]
  •  7 試験方法・・・・[4]
  •  7.1 リムの強度試験・・・・[4]
  •  8 製品の呼び方・・・・[5]
  •  9 表示・・・・[6]
  •  附属書A(参考)自転車用リムの測定方法(例)・・・・[13]
  •  附属書JA(参考)JISと対応する国際規格との対比表・・・・[22]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS D 9421 pdf 1] ―――――

D 9421 : 2009

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,財団法人自転車産
業振興協会 (JBPI) 及び財団法人日本規格協会 (JSA) から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正す
べきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS D 9421:2005は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に
抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許
権,出願公開後の特許出願,実用新案権及び出願公開後の実用新案登録出願にかかわる確認について,責
任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS D 9421 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                          JIS
D 9421 : 2009

自転車−リム

Bicycles-Rims

序文

  この規格は,1996年に第2版として発行されたISO 5775-2,及びAmendment 1 (2001)を基に作成した日
本工業規格であるが,技術的内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。

1 適用範囲

  この規格は,主として,JIS D 9111に規定する一般用自転車及び幼児用自転車に用いるリム(以下,リ
ムという。)について規定する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 5775-2:1996,Bicycle tyres and rims−Part 2 : Rims 及び Amendment 1(2001) (MOD)
なお,対応の程度を表す記号(MOD)は,ISO/IEC Guide 21に基づき,修正していることを示
す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS D 9111 自転車−分類及び諸元
JIS D 9112 自転車用タイヤ−諸元
JIS D 9420 自転車用スポーク
JIS D 9422 自転車用タイヤバルブ
JIS H 8617 ニッケルめっき及びニッケル−クロムめっき
JIS K 6302 自転車用タイヤ
ISO 5775-1 Bicycle tyres and rims−Part 1: Tyre designations and dimensions

3 リムの種類及びその記号

  リムの種類及びその記号は,リムの形式及び形状によって区分し,表1による。リムの種類は,表1に
示すBEリム1),WOリム2) [又はSSリム3)],HEリム4) [又はHBリム5)]及びCTリム6)の4種類と
する。
注1) ビーデットエッジリムの略。
2) ワイヤードオンリムの略。

――――― [JIS D 9421 pdf 3] ―――――

2
D 9421 : 2009
3) ストレートサイドリムの略。
4) フックドエッジリムの略。
5) フックドビードリムの略。
6) クロチェットタイプリムの略。
表1−リムの種類及びその記号
種類(記号) 形式 リムの呼び幅a) 形状の例
BEリムb)(BE) BE-1 (22.2)

(pdf 一覧ページ番号 )

  WOリム(WO)又    WO-2              (20.3)
はSSリムc)(SS) WO-4 (16.5)
WO-3 (22.5)
WO-5 (20.3)
SS 18,20,22,24,27,30.5
HEリム(HE)又は HE-1 (25)
HBリムd)(HB)
HE-5 (20)
HB 20,25,27
CTリムc) CT 13C,15C,17C,19C,
21C,23C,25C
注記1 SSリム,HBリム及びCTリムは,ISO 5775-2に規定するリムに該当するものであって,外幅寸法を規定
していないので,二点鎖線を用いてその形状の例を示す。
注記2 リムバンドの幅及び厚さは,使用中にスポークヘッドとスポーク穴とを完全にカバーするほかに,横方向
に安定して取り付けられるように,また,タイヤとチューブとを確実に取り付けできるように選択する。
注a) リムの呼び幅は,表5,表6,表8及び表9の図におけるAの寸法を示すが,( )を付けた呼び幅はリム
の呼び方として用いない。
b) Eリムは,JIS D 9112に規定するBEタイヤに適合する。
c) Oリム又はSSリム,及びCTリムは,JIS D 9112に規定するWOタイヤ及びISO 5775-1に規定する“ワ
イヤードエッジ”タイヤに適合する。WOリム又はSSリムは,JIS K 6302に規定する硬鋼線のビードワイ
ヤを使用したタイヤを使用する。ただし,JIS K 6302に規定するタイヤのリム外れ強さを満足するアラミド
繊維のビードワイヤを使用したタイヤは使用できる。CTリムは,硬鋼線及びアラミド繊維のビードワイヤ
を使用したタイヤを使用する。
d) Eリム又はHBリムは,JIS D 9112に規定するHEタイヤ及びISO 5775-1に規定する“ビーデッドエッジ ”
タイヤに適合する。

――――― [JIS D 9421 pdf 4] ―――――

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D 9421 : 2009

4 構造

  リムの構造は,次による。
a) リムは,滑らかな輪郭をもち,タイヤ側に鋭い角があってはならない。
b) 継ぎ目のタイヤ側,並びにスポーク穴及びバルブ穴の端面に,著しいばりがあってはならない。
c) スポーク穴は,リム中心線から交互に離れており,かつ,均一に交互に離れていることが望ましく,
スポーク穴の位置は,リムを外側(タイヤ側)から見たときに,図1のように,バルブ穴に最も近い
右手にあるスポーク穴が,リム中心線の上側の位置とする。
図1−バルブ穴位置

5 形状及び寸法

  リムの形状及び寸法は,次による。
a) リムの各部の寸法は,種類ごとに表5表9による。
なお,許容差の記入がない寸法は,推奨寸法を示す。
注記 リムの形状及び測定法の違いによって,測定結果にばらつきが発生しやすい。このため,自
転車用リムの測定方法(例)を附属書Aに記載する。
b) リムのスポーク穴径は,表2による。
表2−スポーク穴径
単位 mm
スポーク径の呼び スポーク穴径 ニップル径(参考)
(JIS D 9420) (JIS D 9420)
No.12 5.0 +0.2 4.6 +0.2
0 0
No.13 4.7 4.3
No.13,No.14又はNo.15 4.4 a) 4.0
注a) 径の呼びが20未満,又はリムの呼び径が422未満でスポーク径の呼びがNo.14の
場合には,スポーク穴径4.4を4.5にすることが望ましい。
c) リムのバルブ穴径は,タイヤバルブの種類別に表3による。

――――― [JIS D 9421 pdf 5] ―――――

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JIS D 9421:2009の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 5775-2:1996(MOD)
  • ISO 5775-2:1996/AMENDMENT 1:2001(MOD)

JIS D 9421:2009の国際規格 ICS 分類一覧

JIS D 9421:2009の関連規格と引用規格一覧