JIS E 4205:2001 鉄道車両用オイルダンパ―性能通則

JIS E 4205:2001 規格概要

この規格 E4205は、鉄道車両の走行安定性及び乗り心地向上のために用いるオイルダンパの性能について規定。

JISE4205 規格全文情報

規格番号
JIS E4205 
規格名称
鉄道車両用オイルダンパ―性能通則
規格名称英語訳
Oil damper for railway rolling stock -- General rules for performance
制定年月日
1978年11月1日
最新改正日
2016年10月12日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

45.060.01
主務大臣
国土交通
JISハンドブック
鉄道 2019
改訂:履歴
1978-11-01 制定日, 1984-01-20 確認日, 1989-05-20 改正日, 1991-04-20 改正日, 1998-05-20 確認日, 2001-06-27 改正日, 2005-12-25 確認日, 2011-05-25 確認日, 2016-10-12 確認
ページ
JIS E 4205:2001 PDF [10]
E 4205 : 2001

まえがき

  この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,国土交通大臣が改正した日
本工業規格である。これによってJIS E 4205 : 1991は改正されこの規格に置き換えられる。今回の改正は,
鉄道車両用オイルダンパの種類を見直し,性能規格化を図ったものである。

(pdf 一覧ページ番号 )

――――― [JIS E 4205 pdf 1] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
E 4205 : 2001

鉄道車両用オイルダンパ−性能通則

Oil damper for railway rolling stock−General rules for performance

1. 適用範囲 この規格は,鉄道車両の走行安定性及び乗り心地向上のために用いるオイルダンパ(以下,
ダンパという。)の性能について規定する。
備考 振動状況によって減衰力を切り替える構造のダンパは除く。
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 2269 原油及び石油製品の流動点並びに石油製品曇り点試験方法
JIS K 2283 原油及び石油製品−動粘度試験方法及び粘度指数算出方法
3. 種類及び記号 ダンパの種類及び記号は,表1のとおりとし,減衰力の作用方向については,表2の
とおりとする。
表1 種類及び記号
種類 用途 記号
縦形用 上下動 V
ダンパ (枕ばね,軸ばね)
ローリング R
横形用 (車端)
ダンパ 左右動 H
ヨーイング Y
(台車−車体間,車体−車体間)
表2 減衰力作用方向
作用方向 記号
両効き B
片効き S
備考1. 用途は,主として減衰力を作用させる方向を
示す。
2. 両効き,片効き,引張,圧縮の両行程で減衰
力が発生するものを両効きとし,片側だけ減
衰力が発生するものを片効きとする。
4. 性能 ダンパの性能は,次の各項を満足しなければならない。
a) 油漏れ ダンパは,油漏れがあってはならない(試験方法は8.1による)。
b) 減衰力 ダンパの減衰力は,次のとおりとする(試験方法は8.2による)。

――――― [JIS E 4205 pdf 2] ―――――

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E 4205 : 2001
1) 減衰力特性及び許容差は,受渡当事者間の協定による。
2) ダンパの一般的な性能は減衰係数C (kN・s/m) で示し,詳細な特性はピストン速度と減衰力の関係で
示す。
3) 減衰力の許容差は,通常の場合,非線形領域では±20%とし,線形領域では±15%とする。
4) 減衰力は,取付部の剛性の影響を受けない状態で試験を行ったときの値とする。
備考1. ダンパの減衰力がピストン速度に比例するものを線形(図1)とし,ピストン速度に比例しな
いものを非線形とする。この組み合わせによって非線形+線形(図2)と線形+線形(図3)
があり,境界点をリリーフ点とする。
2. 各特性におけるピストン速度と減衰力の関係は,通常は,図1では,V1及びV2の2点,図2
及び図3ではV1,V2及びV3の3点で規定する。
3. 減衰力規定値以外に,最大許容ピストン速度 (Vmax),及び最大減衰力 (Fmax) を,規定する。
図1 線形特性 図2 非線形+線形特性
図3 線形+線形特性
5) 特性別用途例 主な特性別用途例を表3に示す。

――――― [JIS E 4205 pdf 3] ―――――

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E 4205 : 2001
表3 特性別用途例
特性 主な用途例
線形 上下動(枕ばね)
非線形+線形 上下動(枕ばね,軸ばね)
左右動
ローリング(車端)
線形+線形 上下動(軸ばね)
左右動
ヨーイング
c) 作動油の性能 ダンパに用いる作動油は,通常,精製された鉱油に添加剤を加えて耐摩耗性を付与し
たもので,動粘度10mm2/s (40℃),粘度指数100以上,及び流動点−37.5℃以下のものを使用する(JIS
K 2283,JIS K 2269による。)。
d) 行程 ダンパの行程は受渡当事者間で協定し,その値は,ダンパが機械的ストッパとならぬよう定め
る。
e) 強度 ダンパは最大減衰力,取付部の最大ねじり,こじりモーメント及び振動慣性力に対して十分な
強度をもつこと。
5. 構造 ダンパの構造は,本体及び取付部からなり,本体内のピストンの移動によって発生する減衰力
(油圧抵抗力)で目的に応じて走行車両の上下,左右,ローリング又はヨーイングの振動を減衰するもの
で構造例を付図1に示す。
6. 形状及び寸法
6.1 ダンパの形状及び寸法表示 ダンパの形状及び寸法表示を,図4に例示する。

――――― [JIS E 4205 pdf 4] ―――――

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E 4205 : 2001
ダンパの形状及び寸法表示
備考1. Lminは最小長さ,Lmaxは最大長さ,Sは行程,Lは取付け長さを示す。
2. ダンパの最小長さ及び最大長さは,式(1)及び式(2)による。
Lmin=L0+S (1)
Lmax=L0+2S (2)
ここに,L0は基本長さを示し,行程をもたない仮想的なダンパの軸方向の長
さをいう。
3. 最小長さ及び最大長さの許容差は,±3mmとする。
4. 取付け長さLは,Lmin ように定める。
図4 ダンパの形状及び寸法表示例
6.2 取付部の形状 取付部の形状例を,図5に示す。

――――― [JIS E 4205 pdf 5] ―――――

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