JIS E 4504:2015 鉄道車両―輪軸―品質要求

JIS E 4504:2015 規格概要

この規格 E4504は、一体車輪,輪心,タイヤ付車輪,車軸装着のブレーキディスク,ダイナモプーリ,歯車,チェーンホイール及び輪軸に装着する発注者指定部品を,圧入,焼ばめ又は油圧ばめによって車軸に組み込むときの要求事項について規定。また,完成組立品の形状,寸法公差及び検査並びに納入の状態についても規定。

JISE4504 規格全文情報

規格番号
JIS E4504 
規格名称
鉄道車両―輪軸―品質要求
規格名称英語訳
Rolling stock -- Wheelsets -- Quality requirements
制定年月日
1970年3月15日
最新改正日
2019年11月25日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 1005-7:1982(MOD)
国際規格分類

ICS

45.060.01, 77.140.99
主務大臣
国土交通
JISハンドブック
鉄道 2019
改訂:履歴
1970-03-15 制定日, 1973-04-01 確認日, 1976-04-01 確認日, 1976-12-01 改正日, 1979-11-01 確認日, 1985-01-26 確認日, 1989-05-20 改正日, 1994-05-12 確認日, 2000-09-21 改正日, 2004-06-23 改正日, 2009-08-20 確認日, 2015-01-20 改正日, 2019-11-25 確認
ページ
JIS E 4504:2015 PDF [24]
                                                                                   E 4504 : 2015

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲及び分野・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[2]
  •  2A 種類・・・・[2]
  •  3 発注者の指定項目・・・・[3]
  •  3.1 共通・・・・[3]
  •  3.2 A-Cシリーズ輪軸の場合・・・・[3]
  •  3.3 S-Sシリーズ輪軸の場合・・・・[4]
  •  4 要求性能・・・・[4]
  •  4.1 部品・・・・[4]
  •  4.2 輪軸・・・・[10]
  •  5 製造・・・・[12]
  •  5.1 概要・・・・[12]
  •  5.2 輪軸部品の車軸への組立・・・・[12]
  •  5.3 製造に関するその他の規定・・・・[15]
  •  6 検査・・・・[16]
  •  6.1 検査責任,検査体制及び検査時期・・・・[16]
  •  6.2 部品検査・・・・[16]
  •  6.3 製造方法の検査・・・・[17]
  •  6.4 輪軸の特性の検査・・・・[18]
  •  6.5 検査結果の判定・・・・[19]
  •  6.6 証明・・・・[19]
  •  7 納入・・・・[19]
  •  7.1 輸送中の発せいに対する防護処理・・・・[19]
  •  7.2 輸送中の機械的損傷に対する防護処置・・・・[20]
  •  8 保証・・・・[20]
  •  附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[21]

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――――― [JIS E 4504 pdf 1] ―――――

E 4504 : 2015

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本
鉄道車輌工業会(JARI)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規
格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,国土交通大臣が改正した日本工業規
格である。
これによって,JIS E 4504:2004は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。国土交通大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

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――――― [JIS E 4504 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
E 4504 : 2015

鉄道車両−輪軸−品質要求

Rolling stock-Wheelsets-Quality requirements

序文

  この規格は,1982年に第1版として発行されたISO 1005-7を基とし,我が国の実情に合わせるため,
技術的内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。

1 適用範囲及び分野

1.1   この規格は,一体車輪,輪心,タイヤ付車輪,車軸装着のブレーキディスク,ダイナモプーリ,歯
車,チェーンホイール及び輪軸1) に装着する発注者指定部品を,圧入,焼ばめ又は油圧ばめによって車軸
に組み込むときの要求事項について規定する。また,完成組立品の形状,寸法公差及び検査並びに納入の
状態についても規定する。
注1) 輪軸とは,車軸及び2個の車輪,並びに歯車,ダイナモプーリ,ブレーキディスク,軸受,発
注者の指定した部品を組み込んだ完成組立品をいう。
この規格全般にわたって用いる“軸”という用語は,車軸の輪座,歯車座,ディスク座などを意味し,
“穴”という用語は,車輪,歯車,ディスクなどの軸穴を意味する。
なお,一体車輪,輪心及びタイヤ付車輪を総称する場合は,“車輪等”と表示する。
1.2 この規格は,全ての鉄道に適用する動軸及び従軸用輪軸に対する要求事項を含み,次の輪軸構成部
品をもつ輪軸に適用する。
a) 車軸の種類
− ジャーナル(車軸軸受)の位置 : 外側ジャーナル又は内側ジャーナル(図2参照)
− 輪座形状 : 円筒[又は円すい(錐)]2)
− 車輪間の車軸形状 : 取付座のない平滑軸,若しくは歯車,主電動機用軸受(トラクションモータサ
スペンション),ダイナモプーリ,チェーンホイール,ブレーキディスク,又はその他の車軸へ取り
付ける部品用の座付き。
b) 車輪の種類
− 一体車輪 : 圧延,鍛造又は鋳造
− タイヤ付車輪 : 圧延,又は鍛造輪心(又は鋳造輪心,スポーク輪心)2) を用いたタイヤ付車輪。
注2) 括弧内の構造はまれである。このような輪軸を注文する場合は,この規格の規定からの変
更又は追加が必要となる可能性がある。そのような変更又は追加については,注文書,附
属の文書などによって指示しなければならない。
c) 車軸軸受の種類 ころ軸受又は平軸受

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E 4504 : 2015
d) 主電動機(又は駆動装置)軸受の種類 ころ軸受又は平軸受
1.3 輪軸に対する要求には,この規格の規定のほか,ISO 404:1992の要求についても適用できる。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 1005-7:1982,Railway rolling stock material−Part 7: Wheelsets for tractive and trailing stock−
Quality requirements(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格のうちで,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)
は適用しない。西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0621 幾何偏差の定義及び表示
注記 対応国際規格 : ISO 1101-1,Technical drawings−Geometrical tolerancing−Tolerancing of form,
orientation, location and run-out−Generalities, definitions, symbols, indications on drawings(IDT)
JIS E 4502-1 鉄道車両−車軸−第1部 : 品質要求
注記 対応国際規格 : ISO 1005-3:1982,Railway rolling stock material−Part 3: Axles for tractive and
trailing stock−Quality requirements(MOD)
JIS E 4502-2 鉄道車両−車軸−第2部 : 寸法要求
JIS E 5401-1 鉄道車両用炭素鋼タイヤ−品質要求
注記 対応国際規格 : ISO 1005-1:1994,Railway rolling stock material−Part 1: Rough-rolled tyres for
tractive and trailing stock−Technical delivery conditions(MOD)
JIS E 5401-2 鉄道車両用炭素鋼タイヤ−輪心及びタイヤ付車輪−寸法,釣合い及び組立の要求事項
注記 対応国際規格 : ISO 1005-2:1986,Railway rolling stock material−Part 2: Tyres, wheel centres and
tyred wheels for tractive and trailing stock−Dimensional, balancing and assembly requirements
(MOD)
JIS E 5402-1 鉄道車両−一体車輪−第1部 : 品質要求
注記 対応国際規格 : ISO 1005-6:1994,Railway rolling stock material−Part 6: Solid wheels for tractive
and trailing stock−Technical delivery conditions(MOD)
JIS E 5402-2 鉄道車両−一体車輪−第2部 : 寸法要求
JIS Q 9001 品質マネジメントシステム−要求事項
ISO 286-1:1988,ISO system of limits and fits−Part 1: Bases of tolerances, deviations and fits
ISO 404:1992,Steel and steel products−General technical delivery requirements
ISO 1005-4:1986,Railway rolling stock material−Part 4: Rolled or forged wheel centres for tyred wheels for
tractive and trailing stock−Quality requirements

2A 種類

  輪軸の種類は,組み合わせるシリーズ車軸及びシリーズ車輪の種類によって,次のとおり区分する。
なお,輪軸の区分を設けていない細分箇条は,いずれのシリーズ輪軸にも適用する。
a) -Cシリーズ輪軸 JIS E 4502-1のAシリーズ車軸とJIS E 5402-1のCシリーズ車輪とを組み合わせ

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E 4504 : 2015
る輪軸。
b) -Sシリーズ輪軸 JIS E 4502-1のSシリーズ車軸とJIS E 5402-1のSシリーズ車輪とを組み合わせる
輪軸。ただし,この規格では,タイヤ付車輪もSシリーズ車輪と同等に扱う。

3 発注者の指定項目

3.1 共通

  発注者は引合い及び発注のとき,シリーズ輪軸ごとに必要な事項を指定し,関連する図面を付けなけれ
ばならない。

3.2 A-Cシリーズ輪軸の場合

  A-Cシリーズ輪軸の場合は,次による。
a) 輪軸の寸法特性に関する種別は,次による[4.2.2 d) 及び表3参照]。
1) 輪軸の用途
1.1) 動軸用輪軸
1.2) 従軸用輪軸−旅客車
1.3) 従軸用輪軸−貨物車
2) 輪軸を組込む車両の最高運転速度の範囲
v ≦100 km/h
100 km/h < v ≦120 km/h
120 km/h < v ≦160 km/h
160 km/h < v ≦200 km/h
200 km/h < v
3) 寸法公差の種別
種別Y又は種別Zのいずれか[4.2.2 d) 及び表3参照]。詳細は受渡当事者間の協定による。
b) 車輪のほかに取り付ける部品及びその組込み方法,又は適用する規格(1.2及び4.1.1参照)。
c) 車軸に冷間ロール掛け3) が必要な場合,その施工部位。車軸のどの部分にロール掛けを行う場合でも,
鋼種はA0とA1とに限られる。
d) 車軸軸受,主電動機軸受又は駆動装置軸受に平軸受を用いる場合,バニシング仕上げ3) の要否。
注3) 冷間ロール掛け及びバニシング仕上処理に関するISO規格は,準備中である。
e) “車輪等”の車軸への組立方法(5.2.3.2参照)は,次を指定する。
1) プレス圧入を指定した場合
1.1) 軸と穴との締め代範囲(4.1.2参照)及び圧入力Pfの範囲[5.2.3.3.4 a) 2) 参照]。
1.2) 締め代値の記録の要否(6.3.1参照)。
2) 焼ばめを指定した場合
2.1) 軸と穴との締め代範囲(4.1.2参照)及び検圧力Ppの値。
2.2) 検圧試験を,全面的又は部分的に省略することの可否(表4の注d) 参照)。
f) 組立後の車輪踏面機械加工の要否[5.3 b) 参照]
g) 識別マークの項目[4.2.2 e) 1.1),1.5) 及び1.6) 参照]及び表示する位置[4.2.2 e) 2) 参照]。
h) 各種検査項目の責任体制(6.1.1及び表4第5列参照)。
i) 電気抵抗の測定要否[4.2.2 b) 及び表4参照]及びその記録の要否。
j) 不釣合い測定が必要な場合[4.2.2 c) 1) 及び表4参照],その測定方法の種類及び許容不釣合い[4.2.2

――――― [JIS E 4504 pdf 5] ―――――

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JIS E 4504:2015の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 1005-7:1982(MOD)

JIS E 4504:2015の国際規格 ICS 分類一覧

JIS E 4504:2015の関連規格と引用規格一覧