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2) 構体の位置を安定させるため,鉛直方向に,5.6.1 b)に規定する方法で,垂直荷重を負荷する。その
大きさは,特に規定しないが,一般的には空車相当の荷重が使われている。
3) 構体の両側の連結器取付部に,図2のように仮の試験用押し棒を取り付け,構体の一方から油圧ジ
ャッキで設定した最大荷重まで段階的に圧縮荷重を増・減し,それぞれの段階ごとに,測定を行う
(6)。
ロードセル(7)
注(7) 負荷荷重の測定器。ただし,負荷荷重を油圧ジャッキに供給する圧力を圧力計で測定して算出する場合は,
省略してもよい。
図 2 車端圧縮荷重試験における試験荷重の負荷方法(一例)
5.6.3 ねじり試験 ねじり試験は,次による。
a) 構体の支持方法 構体の支持方法は,図3のように構体の一方のまくらばり中心線上の2か所(8)を支
持台で支え,固定ばりで固定するか又は支持点付近に垂直荷重を負荷して固定し,他方のまくらばり
中心位置をねじりはりを介して,ナイフエッジ又は小径のころをもつ支持台で支える。
注(8) 車体と直結する空気ばね又はコイルばねをもつ車両の場合は,支持位置は空気ばね又はコイル
ばねの位置とし,心皿で支持される車両の場合は,補助側受部とする。
b) 負荷荷重の負荷方法 負荷荷重の負荷方法は,図3の例に示すように,偶力によるねじりモーメント
だけが構体に加わるように負荷するものとし,設定した最大荷重まで段階的に負荷荷重を増・減し,
それぞれの段階ごとに,測定を行う(6)。
――――― [JIS E 7105 pdf 6] ―――――
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図 3 ねじり荷重試験における構体の支持方法及び負荷荷重の負荷方法(一例)
5.6.4 三点支持試験 三点支持試験は,次による。
a) 構体の支持方法 構体の支持方法は,図4のようにまくらばり付近のジャッキ受部4か所を,頭部に
球面座又はボールを備えたロードセルで水平に支える。その四つの支持点のうち,1か所の支持点(図
4では後側)は,ロードセルを載せた油圧(又はねじ)ジャッキとする。
b) 荷重の負荷方法 荷重の負荷方法は,次による。
1) 負荷荷重は,5.6.1 b) 1)による。荷重の大きさは,当該車両の空車相当荷重から供試構体の質量と重
力加速度との積に相当する垂直荷重を減じた値とする。
2) ジャッキを設置した支持点において,ジャッキ部のロードセルが構体から離れるまで,段階的にジ
ャッキの高さを減少・復元し,それぞれの段階ごとに,測定試験を行う(6)。ただし,小さなねじり
剛性を特徴とする構体にあっては,ジャッキの高さを減少してもロードセルが構体から離れない場
合があるので,ジャッキ高さの最大減少量は,受渡当事者間の協定による。
図 4 三点支持試験における構体の支持方法(一例)
――――― [JIS E 7105 pdf 7] ―――――
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5.6.5 曲げ固有振動数測定試験 曲げ固有振動数測定試験は,次による。
a) 構体の支持方法 構体の支持方法は,5.6.1 a)と同様の支持台を用いる。
b) 加振方法 構体に振動を与える方法は,いろいろあるが,次の方法が一般的に多く使われている。
1) おもりの瞬時切離し方式 図5のように構体中央の下面におもりをつり下げておき,瞬時におもり
を切り離すことによって構体に自由振動を起こさせる方法。
2) 打撃加振法 図5のおもりの代わりに構体中央の台枠の床上面に砂袋又は土のうなどを落下させ,
構体を加振させる方法。
3) 強制加振方式 図5のおもりの代わりに構体中央に強制加振機を取り付ける方法,又は地上に設置
した加振機に接続したワイヤで構体の中央に加振力を与える方法。
4) インパクトハンマによる方式 図5のおもりは取り付けず,台枠の部分をインパクトハンマで垂直
方向に打撃を与えて構体に曲げ振動を与える方法。
c) 振動数測定 構体に取り付けた加速度センサの出力信号を記録紙に出力し,その波形から曲げ固有振
動数を読み取る方法又は加速度センサの出力を周波数分析器で分析する方法による。
図 5 曲げ固有振動数測定試験のおもりの瞬時切離し方式の例
5.6.6 ねじり固有振動数測定試験 ねじり固有振動数測定試験は,次による。
a) 構体の支持方法 構体の支持は,5.6.3 a)の図3から,固定ボルト、固定ばり、油圧ジャッキ及びロー
ドセルを除いた状態とする。
b) 加振方法 構体に振動を与える方法は,いろいろあるが,次の方法が一般的に多く使われている。
1) おもりの瞬時切離し方式 図6のようにねじりはりの一端におもりをつり下げておき,瞬時におも
りを切り離すことによって構体に自由振動を起こさせる方法。
2) 強制加振方式 図6のおもりの代わりにねじりはりの一端に強制加振機を取り付けて振動を与える
方法又は地上に設置した加振機に接続したワイヤでねじりはりの先端に加振力を与える方法。
3) インパクトハンマによる方式 図6のようなねじりはり及びおもりは取り付けずに,ナイフエッジ
で支えた側の台枠の部分をインパクトハンマで垂直方向に打撃を与えて,構体にねじり振動を与え
る方法。
c) 振動数測定 構体に取り付けた加速度センサの出力信号を記録紙に出力し,その波形からねじり固有
振動数を読み取る方法又は加速度センサの出力を周波数分析器で分析する方法による。
――――― [JIS E 7105 pdf 8] ―――――
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図 6 ねじり固有振動数測定試験における一般的な方法(一例)
5.6.7 気密強度試験 気密強度試験は,次による。
a) 構体の支持方法 構体の支持方法は,構体のまくらばり部の4か所を支持台で支える。
b) 圧力の負荷方法 圧力の負荷方法は,供試構体の仮設ふさぎ部に設けた空気供給口に,圧縮空気を段
階的に送りこむ方法とし,気密室内の圧力を設定した最大値まで段階的に増し,それぞれの段階ごと
に,計測を行う。圧力を減じるときは,空気を段階的に減圧・調整する作業が難しいので,一般的に
は途中段階を設けないで,圧力零(0)の状態に戻して計測する(6)。
6. 試験結果の評価方法
試験結果の評価方法は,JIS E 7106の4.3及び4.4による。
JIS E 7105:2006の国際規格 ICS 分類一覧
JIS E 7105:2006の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0153:2001
- 機械振動・衝撃用語
- JISB0155:1997
- 工業プロセス計測制御用語及び定義
- JISB7505-1:2017
- アネロイド型圧力計―第1部:ブルドン管圧力計
- JISB7516:2005
- 金属製直尺
- JISE4001:2011
- 鉄道車両―用語
- JISE4208:2004
- 鉄道車両―台車―荷重試験方法
- JISE7106:2018
- 鉄道車両―旅客車用構体―設計通則
- JISZ2300:2009
- 非破壊試験用語
- JISZ2300:2020
- 非破壊試験用語