JIS F 1032-2:2006 舟艇―海水コック及び船体貫通金物―第2部:非金属製

JIS F 1032-2:2006 規格概要

この規格 F1032-2は、船体の長さ24m以下の舟艇に使用する樹脂製の船体貫通金物及びその構成品,海水コック,ホース結合部品及びドレンプラグとそれらの構成品の製造及び装着に関する要件について規定。

JISF1032-2 規格全文情報

規格番号
JIS F1032-2 
規格名称
舟艇―海水コック及び船体貫通金物―第2部 : 非金属製
規格名称英語訳
Small craft -- Seacocks and through-hull fittings -- Part 2:Non-metallic
制定年月日
2006年8月10日
最新改正日
2016年10月25日
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対応国際規格

ISO

ISO 9093-2:2002(MOD)
国際規格分類

ICS

47.080
主務大臣
国土交通
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2006-08-10 制定日, 2012-02-24 確認日, 2016-10-25 確認
ページ
JIS F 1032-2:2006 PDF [11]
                                                                                  F 1032-2 : 2006

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,財団法人日本船舶標準協会(JMSA)から,工
業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,国土
交通大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
制定に当たっては,日本工業規格(日本産業規格)と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格(日本産業規格)の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 9093-2:2002,Small craft−Seacocks
and through-hull fittings−Part 2:Non-metallicを基礎として用いた。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に
抵触する可能性があることに注意を喚起する。国土交通大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許
権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任は
もたない。
JIS F 1032-2には,次に示す附属書がある。
附属書A(規定)強度試験
附属書1(参考)JISと対応する国際規格との対比表
JIS F 1032の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS F 1032-1 舟艇−海水コック及び船体貫通金物−第1部 : 金属製

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS F 1032-2 pdf 1] ―――――

F 1032-2 : 2006

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1. 適用範囲・・・・[1]
  •  2. 引用規格・・・・[1]
  •  3. 定義・・・・[1]
  •  4. 材料に対する要件・・・・[2]
  •  4.1 一般・・・・[2]
  •  4.2 材料の組合せ・・・・[2]
  •  4.3 耐劣化性・・・・[2]
  •  4.4 耐紫外線劣化及び耐酸化性・・・・[2]
  •  4.5 作動温度範囲・・・・[2]
  •  5. ねじ・・・・[2]
  •  5.1 ねじのタイプ・・・・[2]
  •  5.2 ねじタイプの表示・・・・[3]
  •  6. 船体貫通金物-要件・・・・[3]
  •  7. 海水コック-要件・・・・[3]
  •  7.2 船体貫通金物・・・・[3]
  •  8. ホース結合部品-要件・・・・[3]
  •  8.1 ホース結合部品・・・・[3]
  •  8.2 クランプ部の長さ・・・・[3]
  •  9. ドレンプラグ-要件・・・・[3]
  •  10. 設置・・・・[3]
  •  10.1 一般・・・・[4]
  •  10.2 海水コック,船体貫通金物,ホース結合部品・・・・[4]
  •  10.3 ホース結合・・・・[4]
  •  10.4 ホースの締付け・・・・[4]
  •  11. 製造業者の装着に対する指示・・・・[4]
  •  12. オーナ用マニュアル・・・・[4]
  •  13. サービスマニュアル・・・・[5]
  •  附属書A(規定)強度試験・・・・[6]
  •  附属書1(参考)JISと対応する国際規格との対比表・・・・[8]

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS F 1032-2 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
F 1032-2 : 2006

舟艇−海水コック及び船体貫通金物−第2部 : 非金属製

Small craft-Seacocks and through-hull fittings-Part 2:Non-metallic

序文

 この規格は,2002年に第1版として発行されたISO 9093-2:2002,Small craft−Seacocks and
through-hull fittings−Part 2:Non-metallicを翻訳し,技術的内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,変更の一覧表をその説明を付けて,附属書1(参考)に示す。

1. 適用範囲

 この規格のこの部は,船体の長さ24 m以下の舟艇に使用する樹脂製の船体貫通金物及び
その構成品,海水コック,ホース結合部品及びドレンプラグとそれらの構成品の製造及び装着に関する要
件について規定する。
この規格のこの部は,機関排気関係の同様部品及び帆走の船体貫通金物には適用しない。
備考 この規格のこの部の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide21に基づき,IDT(一致している),MOD(修
正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 9093-2:2002,Small craft−Seacocks and through-hull fittings−Part 2:Non-metallic (MOD)

2. 引用規格

 次に掲げる規格は,この規格のこの部に引用されることによって,この規格のこの部の規
定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0202 管用平行ねじ
備考 ISO 228-1:2000 Pipe threads where pressure-tight joints are not made on the threads−Part
1:Dimensions, tolerances and designationからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS B 0203 管用テーパねじ
備考 ISO 7-1:1994 Pipe threads where pressure-tight joints are made on the threads−Part 1: Dimensions,
tolerances and designation からの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS F 0081 舟艇−主要データ
備考 ISO 8666:2002 Small craft−Principal dataが,この規格と一致している。

3. 定義

 この規格のこの部で用いる主な用語の定義は,次による。
3.1 船体貫通金物(through-hull fitting) たまった固形物及びガスを含む液体が船体を貫通して通過する
ように作られた部品。
3.2 海水コック(seacock) 水の浸入を防ぐ目的の開閉装置。通常は,船体又は船体貫通金物に直接取
り付けられている。
3.3 ホース結合部品(hose fitting) 船体貫通金物又は海水コックにつながるホースを結合する構成部品。

――――― [JIS F 1032-2 pdf 3] ―――――

2
F 1032-2 : 2006
3.4 ドレンプラグ(drain plug) 取り外し可能なプラグアッセンブリで,プラグとこれにはめあう船体貫
通金物によって構成される。
3.5 容易に近づける(readily accessible) 操作,検査又は保守をするために,ボートの構造物を取り外し,
工具の使用,ロッカー,引き出し又は棚のような物入れを積み込んだ移動式のじゅう(什)器を動かすこ
となどなく近づくことができる。
3.6 傾斜水線(heeled water kine) JIS F 0081による満載航行状態で,艇が次のように傾斜したときの
水線。
− モータボート及び多胴船では7°。
− セールボート及びモータセーラでは,中央げん(舷)端が接水するか30°傾斜の少ない方の角度。

4. 材料に対する要件

4.1 一般

 部品に使用する材料は,水密性,強度又は機能を損なうような目に見える欠陥があってはな
らない。
備考 この規格のこの部の部品の意味は,船体貫通金物,海水コック,ホース結合部品及びドレンプ
ラグを意味する。

4.2 材料の組合せ

 異種材料の組合せ又は選択は,膨張及びこう着の可能性を考慮しなければならない。
接触している各材料が意図する機器及び/又はシステムの作動を妨げてはならない。

4.3 耐劣化性

 使用材料は,周囲の雰囲気,部品内を通過する各種又は変化する媒体(例 : 清水,海水,
不浄水;トイレ装置からの汚水,油及び/又は燃料及び洗浄剤を含んだビルジ水など)に対して,耐劣化
性をもつか,又は劣化に対する保護をしなければならない。

4.4 耐紫外線劣化及び耐酸化性

 この規格のこの部に従い,船体貫通金物を製造するときに使用する材
料は,紫外線に対し安定した性質をもたなければならない。
すべての部品は,酸化に対して安定していなければならない。

4.5 作動温度範囲

4.5.1  一般作動要件 海水コックは,すべての温度範囲で作動し,かつ,機能を損なう欠陥を生じてはな
らない。
4.5.2 設置温度要件 海水コックは,非作動中−40+60 ℃の乾燥した状態の保管温度に耐えなければ
ならない。
4.5.3 高温作動テスト 海水コックアッセンブリは,60 ℃の水に24時間保持した状態の後に,作動しな
ければならない。
4.5.4 低温作動テスト 海水コックアッセンブリは,0 ℃の塩水に24時間保持した状態の後に,作動し
なければならない。

5. ねじ

5.1 ねじのタイプ

 各部品は,次のいずれかのねじを使用する。
− JIS B 0202による管用平行ねじ。結合部に対してはJIS B 0203による管用テーパねじ。管用ねじ径は,
G3/8,G1/2,G3/4,G1,G1 1/4,G1 1/2,G2,G2 1/2,G3,G4に適用する。又は,
− 同じ寸法範囲内の他のねじ(例えば,ASME B1.9-1992によるバットレスねじ又は他の国家規格に適
合するもの)。

――――― [JIS F 1032-2 pdf 4] ―――――

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F 1032-2 : 2006

5.2 ねじタイプの表示

 JIS B 0202又はJIS B 0203による管用ねじ以外のタイプを使用する場合には,
その製造業者は,ねじのタイプを恒久的に残るように部品と入れ物に適宜表示しなければならない。

6. 船体貫通金物-要件

6.1   製造業者は,こん包の上又は中に最小内径を記載しなければならない。
6.2 船体貫通金物のねじ首の長さは,それに対する海水コックとの関連で,フランジナットを締め込ん
だ(ある場合)後に残ったねじ部の長さで,少なくとも(表1)ねじ長さ+5 mm以上としなければならな
い。

7. 海水コック-要件

7.1   海水コックの設計は,次による。
− 通常の運航で遭遇するあらゆる条件下での作動。
− 例えば,ハンドルの位置,又は他の適正な方法による開閉の位置の目視確認。

7.2 船体貫通金物

 ホース結合部品や他の結合部品の取り付けに関する最小ねじ長さは,表1に適合し
なければならない。
表1 海水コック最小ねじ長さ
ねじの呼び径 ねじ部の長さ
Dnom L1
mm
G3/8 11
G1/2 12
G3/4 13
G1 16
G1 1/4 18
G1 1/2 20
G2 22
G2 1/2 25
G3 28
G4 30

8. ホース結合部品-要件

8.1 ホース結合部品

 ホース結合部品は,リブ,セレーション又はビードが施されていなければならな
い。ホース結合部品の端末は,水密確保とホースの損傷を防ぐために平滑でなければならない。

8.2 クランプ部の長さ

 クランプ部の長さは,ホースをダブルクランプできる長さで,かつ,ホース結
合部品の外径の寸法よりも小さくしてはならない。また,25 mmよりも小さくてはならない。

9. ドレンプラグ-要件

9.1   すべてのドレンプラグは,正しく閉められた場合には水密性を保持しなければならない。
9.2 膨張式ドレンプラグは,調整可能であり,かつ,例えば,水圧などによって容易に分解できないよ
うにしなければならない。

10. 設置

――――― [JIS F 1032-2 pdf 5] ―――――

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JIS F 1032-2:2006の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 9093-2:2002(MOD)

JIS F 1032-2:2006の国際規格 ICS 分類一覧

JIS F 1032-2:2006の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISB0202:1999
管用平行ねじ
JISB0203:1999
管用テーパねじ
JISF0081:2005
舟艇―主要データ