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G 3318 : 2019
d) 屋根用及び建築外板用に適用する場合は,次による。
1) 適用する表示厚さ及びめっきの付着量表示記号は,JIS G 3317の附属書JA(屋根用・建築外板用の
板及びコイルのめっきの付着量)による。
2) 屋根用及び建築外板用の記号は,表3による。
3) 塗膜の種類は,2類,3類,5類又は6類のいずれかとする。
4) 屋根用で片面保証の場合,保証面の塗膜の種類が2類又は5類のときは,裏面をベージュに塗装す
る。
e) 波板の形状の種類及び記号は,表4による。
表2−種類の記号及び適用する表示厚さ
単位 mm
種類の記号 適用する表示厚さ 適用 塗装原板の種類の記号
CZACC 0.25以上 1.6以下 一般用 SZACC
CZACH 0.25以上 1.0以下 硬質一般用 SZACH
CZACD1 0.27以上 1.6以下 絞り用1種 SZACD1
CZACD2 0.40以上 1.6以下 絞り用2種 SZACD2
CZACD3 0.60以上 1.6以下 絞り用3種 SZACD3
CZAC340 0.25以上 1.6以下 高強度一般用 SZAC340
CZAC400 SZAC400
CZAC440 SZAC440
CZAC490 SZAC490
CZAC570 SZAC570
表3−屋根用及び建築外板用の記号
用途 記号
屋根用 R
建築外板用 A
表4−波板の形状の種類及び記号
波板の形状の種類 記号
波板1号(大波)a) W1
波板2号(小波)a) W2
注a) 大波及び小波の形状及び寸法は,JIS G 3316による。
種類を表す記号の例を,次に示す。
− CZACC-20 : 一般用2類塗装溶融亜鉛−5 %アルミニウム合金めっき鋼板の片面保証の場合
− CZACCR-22 : 一般用を用いた屋根用2類塗装溶融亜鉛−5 %アルミニウム合金めっき鋼板
(裏面2類)の両面保証の場合
− CZAC400-32 : 高強度一般用3類塗装溶融亜鉛−5 %アルミニウム合金めっき鋼板(塗装原板
SZAC400,裏面2類)の両面保証の場合
− CZACCR-20 W2 : 一般用を用いた屋根用2類塗装溶融亜鉛−5 %アルミニウム合金めっき鋼板製
波板2号の片面保証の場合
− CZACCR-50 : 一般用を用いた屋根用5類塗装溶融亜鉛−5 %アルミニウム合金めっき鋼板の
――――― [JIS G 3318 pdf 6] ―――――
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G 3318 : 2019
片面保証の場合
4 クロメートフリー塗装鋼板
板,コイル及び波板は,クロメートフリー塗装鋼板を適用してもよい。クロメートフリー塗装鋼板の記
号は,表5による。
注記 クロメートフリー塗装鋼板とは,六価クロムを含まない塗装鋼板をいう。
なお,次回改正時には,クロメートフリー塗装鋼板だけの適用とする予定である。
表5−クロメートフリー塗装鋼板の記号
適用 記号
クロメートフリー塗装鋼板 F
5 色名及び色記号
色名及び色記号は,受渡当事者間の協定による。
6 塗膜の耐久性
板,コイル及び波板の塗膜の耐久性は,次による。
a) 塩水噴霧試験による塗膜の耐久性 板,コイル及び波板は,15.1.2及び15.4によって試験を行い,試
験片に異常が生じてはならない。ただし,かすかな膨れ及びさびが生じてもよい。かすかな膨れは,
JIS K 5600-8-2の膨れの等級2(S2)を限度とする。試験片に,あらかじめ存在していた擦りきずに発
生したかすかなさびは,塗膜耐久性の評価の対象から除外してもよい。
b) デューサイクル式促進耐候性試験による塗膜の耐久性 板,コイル及び波板は,15.1.3及び15.4によ
って試験を行い,塗膜の耐久性は,次による。
1) 試験片の縁から10 mm以内の塗膜は,観察・評価の対象としない。
2) 目視にて,塗膜に割れがあってはならない。また,JIS K 5600-8-4の表1(割れの大きさの表示のた
めの等級表)の等級25の割れがあってはならない。
3) IS Z 1522に規定するセロハン粘着テープを塗膜の上に置き,強く押し付け,指でこすり,テープ
をがしたとき,塗膜は,がれてはならない2)。
注2) これは,JIS K 5600-8-5の表1(はがれの量の表示のための等級表)の等級0に相当する。
4) 白亜化は,JIS K 5600-8-6の箇条6(手順)によって評価し,判定基準は,受渡当事者間の協定によ
る。
注記 デューサイクル式促進耐候性試験では,変退色を評価することがある。
c) サイクル腐食試験による塗膜の耐久性 サイクル腐食試験による塗膜の耐久性は,受渡当事者間の協
定によって適用してもよい。サイクル腐食試験を適用する場合,板,コイル及び波板は,15.1.4及び
15.4によって試験を行い,試験片の平面部に異常が生じてはならない。ただし,かすかな膨れ及びさ
びが生じてもよい。かすかな膨れは,JIS K 5600-8-2の膨れの等級2(S2)を限度とする。試験片に,
あらかじめ存在していた擦りきずに発生したかすかなさびは,塗膜耐久性の評価の対象から除外して
もよい。
なお,評価基準(基準値・特性値の設定)は,受渡当事者間で協定してもよい。
――――― [JIS G 3318 pdf 7] ―――――
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7 塗膜の物理的性質
板,コイル及び波板の塗膜の物理的性質は,表6の丸印の項目について,15.2及び15.4によって試験を
行い,判定基準は表6による。
表6−塗膜の物理的性質
項目 No. 種類の記号 判定基準 試験方法
CZACC,CZACD1, CZACH,
CZACD2,CZACD3, CZAC570
CZAC340,CZAC400,
CZAC440,CZAC490
密着性 1 ○a) − 15.2.2
試験片の幅の両端からそれぞれ7 mm以上離れた部
分の塗膜が,塗装原板からがれてはならない。
2 − ○ 15.2.3
切れ目を入れた部分の塗膜が,塗装原板からがれ
てはならない。また,塗膜に裂け目が入ったり,し
わになって集まるような盛り上がりが起こっては
ならない。
塗膜硬度 3 ○ ○ 塗膜に,引っかききずを生じてはならない。 15.2.4
耐衝撃性 4 ○ − 塗膜が,塗装原板からがれてはならない。 15.2.5
注a) 塗装原板が,めっきの付着量表示記号Y35以上の付着量の場合は,15.2.3によって試験してもよい。この場
合の判定基準は,この表のNo.2による。
8 製品の明度及び日射反射率
4類,5類及び6類の明度及び日射反射率は,次による。
a) 明度は,15.3によって試験を行い,明度L*は,40以下とする。
b) 日射反射率は,15.3及び15.4によって試験を行い,日射反射率は,40 %以上でなければならない。
9 寸法の表し方
9.1 厚さの名称
板,コイル及び波板の厚さの名称は,次による。波板の場合は,次の名称を,波付け前の板の厚さに適
用する。
a) 塗装原板のめっきを施す前の冷間圧延原板の厚さを,表示厚さとする。
注記 この規格で規定する“表示厚さ”とJIS G 3317で規定する“表示厚さ”とは,同じ厚さをい
う。
b) 塗装を施す前の厚さを,塗装原板厚さとする。塗装原板厚さは,表示厚さに相当めっき厚さを加えた
ものであって,表示厚さを小数点以下3桁で表した数値に,表7の相当めっき厚さを加え,JIS Z 8401
の規則Aによって小数点以下2桁に丸めた数値とする。
注記 表7のめっきの付着量表示記号は,JIS G 3317に規定されている。
表7−相当めっき厚さ
単位 mm
めっきの付着量表示記号 Y04 Y06 Y08 Y10 Y12 Y14 Y18 Y20 Y22 Y25 Y27 Y30 Y35 Y45 Y60
相当めっき厚さ 0.009 0.014 0.018 0.023 0.028 0.031 0.037 0.043 0.046 0.053 0.058 0.063 0.069 0.086 0.110
――――― [JIS G 3318 pdf 8] ―――――
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c) 塗装原板に塗装を施した後の厚さを,製品厚さとする。
9.2 寸法の単位
板,コイル及び波板の寸法の単位は,次による。
a) 板及び波板の寸法は,表示厚さ,幅及び長さをミリメートルで表す。
b) コイルの寸法は,表示厚さ及び幅をミリメートルで表す。コイルの長さについては,コイルの質量が
計算質量による場合,長さをメートルで表す。
10 標準寸法
10.1 板及びコイルの標準寸法
板及びコイルの標準寸法は,次による。
a) 標準表示厚さ 板及びコイルの標準表示厚さは,表8による。
表8−標準表示厚さ
単位 mm
0.27 0.30 0.35 0.40 0.50 0.60 0.80 1.0 1.2 1.4 1.6
b) 標準幅及び板の標準長さ 板及びコイルの標準幅並びに板の標準長さは,表9による。
表9−標準幅及び板の標準長さ
単位 mm
標準幅 板の標準長さ
762 1 829 2 134 2 438 2 743 3 048 3 353 3 658
914 1 829 2 134 2 438 2 743 3 048 3 353 3 658
1 000 2 000
1 219 2 438 3 048 3 658
コイルの場合は,この表のほか610 mmも標準幅とする。
10.2 波板の標準寸法
波板の標準表示厚さ,波板の波付け前の標準幅及び標準長さは,JIS G 3317のJB.2(標準寸法)による。
また,波板の標準仕上がり幅は,JIS G 3316の4.3(標準仕上がり幅)による。
11 寸法許容差
11.1 製品厚さの許容差
板,コイル及び波板の製品厚さの許容差は,次による。
a) 製品厚さの許容差は,縁(幅方向端部)から25 mm以上内側に適用する。
b) 製品厚さの許容差は,塗装原板厚さについて適用し,表10及び表11による。
――――― [JIS G 3318 pdf 9] ―――――
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表10−製品厚さの許容差A(塗膜の記号が“10”,“11”,“20”,“21”,
“40”,“41”,“44”,“50”,“51”及び“54”の場合に適用する。)
単位 mm
表示厚さ 幅
630以上 1 000以上 1 250以上
630未満 1 000未満 1 250未満
0.25未満 +0.08 +0.08 +0.08 +0.08
−0.03 −0.03 −0.03 −0.03
0.25以上 0.40未満 +0.09 +0.09 +0.09 +0.10
−0.04 −0.04 −0.04 −0.05
0.40以上 0.60未満 +0.10 +0.10 +0.10 +0.11
−0.05 −0.05 −0.05 −0.06
0.60以上 0.80未満 +0.11 +0.11 +0.11 +0.11
−0.06 −0.06 −0.06 −0.06
0.80以上 1.00未満 +0.11 +0.11 +0.12 +0.13
−0.06 −0.06 −0.07 −0.08
1.00以上 1.25未満 +0.12 +0.12 +0.13 +0.14
−0.07 −0.07 −0.08 −0.09
1.25以上 1.60未満 +0.13 +0.14 +0.15 +0.16
−0.08 −0.09 −0.10 −0.11
1.60 +0.15 +0.16 +0.17 +0.18
−0.10 −0.11 −0.12 −0.13
表11−製品厚さの許容差B(塗膜の記号が“10”,“11”,“20”,“21”,“40”,
“41”,“44”,“50”,“51”及び“54”以外の場合に適用する。)
単位 mm
表示厚さ 幅
630以上 1 000以上 1 250以上
630未満 1 000未満 1 250未満
0.25未満 +0.10 +0.10 +0.10 +0.10
−0.02 −0.02 −0.02 −0.02
0.25以上 0.40未満 +0.11 +0.11 +0.11 +0.12
−0.03 −0.03 −0.03 −0.04
0.40以上 0.60未満 +0.12 +0.12 +0.12 +0.13
−0.04 −0.04 −0.04 −0.05
0.60以上 0.80未満 +0.13 +0.13 +0.13 +0.13
−0.05 −0.05 −0.05 −0.05
0.80以上 1.00未満 +0.13 +0.13 +0.14 +0.15
−0.05 −0.05 −0.06 −0.07
1.00以上 1.25未満 +0.14 +0.14 +0.15 +0.16
−0.06 −0.06 −0.07 −0.08
1.25以上 1.60未満 +0.15 +0.16 +0.17 +0.18
−0.07 −0.08 −0.09 −0.10
1.60 +0.17 +0.18 +0.19 +0.20
−0.09 −0.10 −0.11 −0.12
11.2 幅及び長さの許容差
板及びコイルの幅の許容差,並びに板及び波板の長さの許容差は,表12による。波板の仕上がり幅の許
――――― [JIS G 3318 pdf 10] ―――――
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JIS G 3318:2019の国際規格 ICS 分類一覧
JIS G 3318:2019の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISG0404:2014
- 鋼材の一般受渡し条件
- JISG0415:2014
- 鋼及び鋼製品―検査文書
- JISG3316:2019
- 鋼板製波板の形状及び寸法
- JISG3317:2019
- 溶融亜鉛―5%アルミニウム合金めっき鋼板及び鋼帯
- JISK5600-4-4:1999
- 塗料一般試験方法―第4部:塗膜の視覚特性―第4節:測色(原理)
- JISK5600-8-2:2008
- 塗料一般試験方法―第8部:塗膜劣化の評価―第2節:膨れの等級
- JISK5600-8-4:1999
- 塗料一般試験方法―第8部:塗膜劣化の評価―第4節:割れの等級
- JISK5600-8-6:2014
- 塗料一般試験方法―第8部:塗膜劣化の評価―欠陥の量,大きさ及び外観の変化に関する表示―第6節:白亜化の等級(テープ法)
- JISK5602:2008
- 塗膜の日射反射率の求め方
- JISR6252:2006
- 研磨紙
- JISS6006:2020
- 鉛筆,色鉛筆及びそれらに用いる芯
- JISZ1522:2009
- セロハン粘着テープ
- JISZ2371:2015
- 塩水噴霧試験方法
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方
- JISZ9107:2008
- 安全標識―性能の分類,性能基準及び試験方法