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G 3321 : 2019
4 化学成分
板,コイル及び波板の原板の化学成分は,13.1によって試験を行い,その溶鋼分析値は,表5による。
表5−化学成分
単位 %
種類の記号 C Mn P S
SGLHC 0.15以下 0.80以下 0.05以下 0.05以下
SGLH400 0.25以下 1.70以下 0.20以下 0.05以下
SGLH490 0.30以下 2.00以下 0.20以下 0.05以下
SGLCC 0.15以下 0.80以下 0.05以下 0.05以下
SGLCD 0.10以下 0.45以下 0.03以下 0.03以下
SGLCDD 0.08以下 0.45以下 0.03以下 0.03以下
SGLC400 0.25以下 1.70以下 0.20以下 0.05以下
SGLC440 0.25以下 2.00以下 0.20以下 0.05以下
SGLC490 0.30以下 2.00以下 0.20以下 0.05以下
SGLC570 0.30以下 2.50以下 0.20以下 0.05以下
必要に応じて,この表以外の合金元素を添加してもよい。
5 めっき
5.1 めっき浴成分
めっき浴成分は,13.2によって試験を行い,表6による。
注記 溶融めっき工程では,高温で溶融した金属浴に原板を浸せきした後,冷却して,原板表面にめ
っき層を形成する。この溶融金属浴を,めっき浴という。
表6−めっき浴成分
単位 %
Al Si Al,Si,Zn以外の元素 Zn
50.0 以上 60.0 以下 1.0以上 3.0以下 5.0以下a) 残部b)
注a) 意図的に添加した元素の合計。
b) 不可避的に混入した元素を含むことがある。
5.2 めっきの付着量
5.2.1 めっきの付着量表示記号
めっきは,両面等厚めっきとし,めっきの付着量表示記号は,表7による。
5.2.2 めっきの付着量
板,コイル及び波板のめっきの付着量は,13.3.2によって試験を行い,次による。
a) 板,コイル及び波板のめっきの付着量は,両面の合計付着量によって表し,表7の3点平均最小付着
量及び1点最小付着量の規定値以上とする。ここで,3点平均最小付着量は,供試材から採取した3
個の試験片の測定値の平均値に対して適用し,1点最小付着量は,平均値を求めた3個の試験片の測
定値のうち最小の値に対して適用する。ただし,附属書JDによってめっきの付着量を測定する場合
には,JD.6.5によって求めた平均付着量及び最小付着量にそれぞれ適用する。
注記 片面のめっきの付着量は,1点最小付着量(両面の合計)の規定値の40 %以上であることが
望ましい。
――――― [JIS G 3321 pdf 6] ―――――
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G 3321 : 2019
b) 屋根用及び建築外板用に適用するめっきの付着量は,表JA.1による。
c) 波板のめっきの付着量は,波付け前の板に適用する。波板に適用するめっきの付着量は,表JB.1によ
る。
d) 板,波板及びコイルのめっきの付着量(両面の合計)の上限値は,受渡当事者間で協定してもよい。
表7−めっきの付着量(両面の合計)
単位 g/m2
めっきの付着量表示記号 3点平均最小付着量 1点最小付着量
AZ70 a) 70 60
AZ90 90 76
AZ120 120 102
AZ150 150 130
AZ170 170 145
AZ185 a) 185 160
AZ200 a) 200 170
SGLCD及びSGLCDDには,AZ170,AZ185及びAZ200によるめっきの付着量
は適用しない。
注a) 受渡当事者間の協定によって適用する。
5.3 めっきの表面仕上げ
5.3.1 めっきの表面仕上げ
めっきの表面仕上げは,レギュラースパングルとする。レギュラースパングルとは,凝固過程において,
合金の結晶(スパングル)が生成された表面仕上げをいう。
5.3.2 スキンパス処理
注文者の指定がある場合は,スキンパス処理を実施する。スキンパス処理の記号は,Sとする。
注記 スキンパス処理は,通常,表面を滑らかにするために実施する。
5.4 めっき密着性
めっき密着性は,次による。
a) 板及びコイルのめっき密着性は,13.3.3の試験を行い,表8及び表9によって,試験片の外側表面(試
験片の幅の両端からそれぞれ7 mm以上内側の部分)にめっき離を生じてはならない。
b) めっき密着性は,SGLC570には適用しない。
c) 波板は,a) 及びb) を波付け前の板に適用する。
d) 製造業者の判断によって,a) に代えて13.3.3以外の試験方法で,めっき密着性を評価してもよい。こ
の場合の評価は,13.3.3の試験方法によるめっき密着性と同等以上でなければならない。
――――― [JIS G 3321 pdf 7] ―――――
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表8−めっき密着性及び曲げ性(熱延原板の場合)
内側間隔a)
枚
種類の記号 曲げ角度 めっきの付着量表示記号
AZ90 AZ120
AZ150
SGLHC 1 2
SGLH400 180° 2 3
SGLH490 3 4
注a) 表示厚さの板の枚数。この枚数の厚さ以下の内側間隔で曲げる。
表9−めっき密着性及び曲げ性(冷延原板の場合)
内側間隔a)
枚
種類の記号 曲げ角度 めっきの付着量表示記号
AZ70 AZ120 AZ170,AZ185,
AZ90 AZ150 AZ200
SGLCC 1 2 2
SGLCD 0(密着) 1 −
SGLCDD 0(密着) 1 −
180°
SGLC400 2 3 3
SGLC440 3 4 4
SGLC490 3 4 4
注a) 表示厚さの板の枚数。この枚数の厚さ以下の内側間隔で曲げる。
6 化成処理
板,コイル及び波板の化成処理の種類及び記号は,表10による。特に指定がない場合は,クロメートフ
リー 2)処理とする。
注2) クロメートフリーとは,化成処理による被膜に六価クロムを含まないことをいう。
表10−化成処理の種類及び記号
化成処理の種類 記号
a)
クロメートフリー処理
無処理 M
注a) クロメートフリー処理の記号は,受渡当事者間の協定によって決める。クロ
メートフリー処理の記号として,JIS G 3321:2012のクロメートフリー処理
の記号である“NC”を使用してもよい。
7 塗油
板,コイル及び波板の塗油の種類及び記号は,表11による。特に指定がない場合は,無塗油とする。
表11−塗油の種類及び記号
塗油の種類 記号
塗油 O
無塗油 X
――――― [JIS G 3321 pdf 8] ―――――
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8 機械的性質
8.1 適用する機械的性質
板及びコイルに適用する機械的性質は,表12による。波板の機械的性質は,波付け前の板に適用し,表
12による。
表12−適用する機械的性質
種類の記号 曲げ性 引張試験特性
SGLHC ○ −
SGLH400 ○ ○
SGLH490 ○ ○
SGLCC ○a) −
SGLCD ○ ○
SGLCDD ○ ○
SGLC400 ○ ○
SGLC440 ○ ○
SGLC490 ○ ○
SGLC570 − ○
注a) 波板用に使用する場合は,曲げ性は適用しない。
8.2 曲げ性
板,コイル及び波板の曲げ性は,13.4.2の試験を行い,試験片の外側表面(試験片の幅の両端からそれ
ぞれ7 mm以上内側の部分)に,肉眼で認められる素地のき裂及び破断を生じてはならない。
注記 曲げ性の試験の実施については,13.4.2参照。
8.3 引張試験特性
板,コイル及び波板の引張試験特性は,13.4.3によって試験を行い,表13又は表14による。表13又は
表14は,受渡検査に適用する3)。
注3) 板,コイル及び波板は,時効硬化によって降伏点又は耐力の上昇,及び伸びの低下が生じるこ
とがある。
表13−引張試験特性(熱延原板の場合)
降伏点 引張強さ 伸び
種類の記号 又は耐力 試験片及び方向
N/mm2 N/mm2 %
SGLHC −
SGLH400 295以上 400以上 18以上 5号,圧延方向又は圧
SGLH490 365以上 490以上 16以上 延方向に直角
注記1 SGLHCでは,降伏点又は耐力として205 N/mm2以上,引張強さとして270
N/mm2以上が使われることがある。
注記2 1 N/mm2=1 MPa
――――― [JIS G 3321 pdf 9] ―――――
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表14−引張試験特性(冷延原板の場合)
伸び
降伏点 引張強さ %
又は耐力 表示厚さ 試験片
種類の記号
mm 及び方向
N/mm2 N/mm2 0.25以上 0.40以上 0.60以上 1.0以上 1.6以上
0.40未満 0.60未満 1.0未満 1.6未満 2.3以下
SGLCC −
a)
SGLCD − 270以上 27以上 31以上 32以上 33以上 5号,圧延方
SGLCDD − 270以上 − 29以上 32以上 34以上 35以上 向
SGLC400 295以上 400以上 16以上 17以上 18以上 18以上 18以上
5号,圧延方
SGLC440 335以上 440以上 14以上 15以上 16以上 18以上 18以上
向又は圧延
SGLC490 365以上 490以上 12以上 13以上 14以上 16以上 16以上
方向に直角
SGLC570 560以上 570以上 −
注記1 SGLCCでは,降伏点又は耐力として205 N/mm2以上,引張強さとして270 N/mm2以上が使われることがあ
る。
注記2 1 N/mm2=1 MPa
注a) 受渡当事者間の協定による。
9 寸法
9.1 寸法の表し方
9.1.1 厚さの名称
板,コイル及び波板の厚さの名称は,次による。波板の場合は,次の名称を,波付け前の板の厚さに適
用する。
a) めっきを施す前の原板の厚さを,表示厚さとする。
b) 原板にめっきを施した後の厚さを,製品厚さとする。許容差の基準となる製品厚さは,表示厚さに相
当めっき厚さを加えたものであって,表示厚さを小数点以下3桁で表した数値に,表15に規定する相
当めっき厚さを加え,JIS Z 8401の規則Aによって小数点以下2桁に丸めた数値とする。
表15−相当めっき厚さ
単位 mm
めっきの付着量表示記号 AZ70 AZ90 AZ120 AZ150 AZ170 AZ185 AZ200
相当めっき厚さ 0.026 0.033 0.043 0.054 0.062 0.067 0.072
9.1.2 寸法の単位
板,コイル及び波板の寸法の単位は,次による。
a) 板及び波板の寸法は,表示厚さ,幅及び長さをミリメートルで表す。
b) コイルの寸法は,表示厚さ及び幅をミリメートルで表す。コイルの長さについては,コイルの質量が
計算質量による場合,長さをメートルで表す。
9.2 標準寸法
9.2.1 板及びコイルの標準寸法
板及びコイルの標準寸法は,次による。
a) 標準表示厚さ 板及びコイルの標準表示厚さは,表16による。
――――― [JIS G 3321 pdf 10] ―――――
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