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JIS G 3446:2017 規格概要
この規格 G3446は、機械,自動車,自転車,家具,器具,その他の機械部品及び構造物に使用するステンレス鋼鋼管について規定。
JISG3446 規格全文情報
- 規格番号
- JIS G3446
- 規格名称
- 機械構造用ステンレス鋼鋼管
- 規格名称英語訳
- Stainless steel tubes for machine and structural purposes
- 制定年月日
- 1974年3月1日
- 最新改正日
- 2017年8月21日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 23.040.10, 77.140.20, 77.140.75
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 鉄鋼 II 2021
- 改訂:履歴
- 1974-03-01 制定日, 1977-08-01 改正日, 1982-03-01 改正日, 1987-10-01 確認日, 1988-07-01 改正日, 1994-06-01 改正日, 2000-02-20 確認日, 2004-12-20 改正日, 2009-10-01 確認日, 2012-01-20 改正日, 2017-08-21 改正
- ページ
- JIS G 3446:2017 PDF [16]
G 3446 : 2017
pdf 目 次
ページ
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[1]
- 3 種類及び記号・・・・[1]
- 4 製造方法・・・・[2]
- 5 化学成分・・・・[3]
- 6 機械的性質・・・・[6]
- 6.1 引張強さ,耐力及び伸び・・・・[6]
- 6.2 硬さ・・・・[7]
- 6.3 へん平性・・・・[8]
- 7 寸法及び寸法許容差・・・・[8]
- 7.1 寸法及び単位質量・・・・[8]
- 7.2 寸法許容差・・・・[9]
- 7.3 溶接ビード高さ・・・・[10]
- 8 外観・・・・[11]
- 9 試験・・・・[11]
- 9.1 分析試験・・・・[11]
- 9.2 機械試験・・・・[11]
- 9.3 その他の試験・・・・[13]
- 10 検査及び再検査・・・・[13]
- 10.1 検査・・・・[13]
- 10.2 再検査・・・・[13]
- 11 表示・・・・[13]
- 12 報告・・・・[14]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS G 3446 pdf 1] ―――――
G 3446 : 2017
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本
鉄鋼連盟(JISF)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申出があり,日本工業標準
調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。これによって,JIS G 3446:2012は改
正され,この規格に置き換えられた。
なお,平成30年8月20日までの間は,工業標準化法第19条第1項等の関係条項の規定に基づくJISマ
ーク表示認証において,JIS G 3446:2012によることができる。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格に従うことは,次の者の有する特許権等の使用に該当するおそれがあるので,留意する。
種類の記号 発明の名称 特許番号 設定の登録の年月日
SUS821L1TKA 溶接熱影響部の耐食性と靭性が良好な 第5345070号 2013年8月23日
省合金二相ステンレス鋼
上記の,特許権等の権利者は,非差別的かつ合理的な条件でいかなる者に対しても当該特許権等の実施
の許諾等をする意思のあることを表明している。ただし,この規格に関連する他の特許権等の権利者に対
しては,同様の条件でその実施が許諾されることを条件としている。
この規格に従うことが,必ずしも,特許権の無償公開を意味するものではないことに注意する必要があ
る。
この規格の一部が,上記に示す以外の特許権等に抵触する可能性がある。経済産業大臣及び日本工業標
準調査会は,このような特許権等に関わる確認について,責任はもたない。
なお,ここで“特許権等”とは,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権をいう。
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS G 3446 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
G 3446 : 2017
機械構造用ステンレス鋼鋼管
Stainless steel tubes for machine and structural purposes
1 適用範囲
この規格は,機械,自動車,自転車,家具,器具,その他の機械部品及び構造物に使用するステンレス
鋼鋼管(以下,管という。)について規定する。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS G 0320 鋼材の溶鋼分析方法
JIS G 0321 鋼材の製品分析方法及びその許容変動値
JIS G 0404 鋼材の一般受渡し条件
JIS G 0415 鋼及び鋼製品−検査文書
JIS Z 2241 金属材料引張試験方法
JIS Z 2243 ブリネル硬さ試験−試験方法
JIS Z 2244 ビッカース硬さ試験−試験方法
JIS Z 2245 ロックウェル硬さ試験−試験方法
JIS Z 8401 数値の丸め方
3 種類及び記号
管の種類は,32種類とし,種類の記号及び製造方法を表す記号は,表1による。
表1−種類の記号及び製造方法を表す記号
製造方法を表す記号
分類 種類の記号
製管方法 仕上方法 表示
オーステナイト系 SUS303TKA
SUS304TKA
SUS304LTKA
継目無し : S 熱間仕上げ : H
SUS316TKA 製造方法を表す
自動アーク溶接 : A 冷間仕上げ : C
SUS316LTKA 記号の表示は,箇
レーザ溶接 : L 電気抵抗溶接のまま : G
SUS321TKA 条11 b)による。
電気抵抗溶接 : E 溶接部加工仕上げ : B
SUS347TKA
SUS304TKC a)
SUS316TKC a)
――――― [JIS G 3446 pdf 3] ―――――
2
G 3446 : 2017
表1−種類の記号及び製造方法を表す記号(続き)
製造方法を表す記号
分類 種類の記号
製管方法 仕上方法 表示
オーステナイト・フSUS821L1TKA
ェライト系 SUS323LTKA
SUS329J1TKA
SUS329J3LTKA
SUS329J4LTKA
フェライト系 SUS405TKA
SUS430TKA
SUS430TKC a)
SUS430LXTKC a)
SUS430J1LTKC a)
継目無し : S 熱間仕上げ : H
SUS436LTKC a) 製造方法を表す
自動アーク溶接 : A 冷間仕上げ : C
SUS444TKA 記号の表示は,箇
レーザ溶接 : L 電気抵抗溶接のまま : G
SUS445J1TKC a) 条11 b)による。
電気抵抗溶接 : E 溶接部加工仕上げ : B
マルテンサイト系 SUS403TKA
SUS410TKA
SUS410TKC a)
SUS416TKA
SUS420J1TKA
SUS420J2TKA
SUS431TKA
SUS440CTKA
析出硬化系 SUS630TKA
SUS631TKA
注a) US304TKC,SUS316TKC,SUS430TKC,SUS430LXTKC,SUS430J1LTKC,SUS436LTKC,SUS445J1TKC
及びSUS410TKCの製管方法は,電気抵抗溶接,自動アーク溶接又はレーザ溶接とする。
4 製造方法
製造方法は,次による。
a) 管は,表1に示す製管方法及び仕上方法の組合せによって製造する。
b) 管の熱処理は,表2による。ただし,受渡当事者間の協定によって,表2以外の熱処理を行ってもよ
い。
c) 管端形状は,特に指定のない場合はプレンエンドとする。
d) 管を電気抵抗溶接によって製造する場合,外面の溶接ビードは,管の形状に滑らかに沿うように除去
する。内面の溶接ビードの除去は,特に指定のない場合,製造業者の判断による。
表2−熱処理
分類 種類の記号 熱処理の種類 熱処理条件
℃
オーステナイト系a) SUS303TKA
SUS304TKA
SUS304LTKA 1 010以上,急冷
SUS316TKA 固溶化熱処理
SUS316LTKA
SUS321TKA 920以上,急冷
SUS347TKA 980以上,急冷
――――― [JIS G 3446 pdf 4] ―――――
3
G 3446 : 2017
表2−熱処理(続き)
分類 種類の記号 熱処理の種類 熱処理条件
℃
オーステナイト系a) SUS304TKC
製造のままb) −
SUS316TKC
オーステナイト・ SUS821L1TKA 940以上,急冷
フェライト系 SUS323LTKA
SUS329J1TKA 固溶化熱処理
950以上,急冷
SUS329J3LTKA
SUS329J4LTKA
フェライト系 SUS405TKA
SUS430TKA 焼なまし 700以上,空冷又は徐冷
SUS444TKA
SUS430TKC
SUS430LXTKC
SUS430J1LTKC 製造のままc) −
SUS436LTKC
SUS445J1TKC
マルテンサイト系 SUS403TKA
SUS410TKA
SUS416TKA
SUS420J1TKA 焼なまし 700以上,空冷又は徐冷
SUS420J2TKA
SUS431TKA
SUS440CTKA
SUS410TKC 製造のままc) −
析出硬化系 SUS630TKA 1 020以上,急冷
固溶化熱処理
SUS631TKA 1 000以上,急冷
注a) オーステナイト系ステンレス鋼の熱間仕上継目無鋼管の固溶化熱処理は,特に注文者の指定の
ない限り,この表の温度にて熱間加工した後に急冷した場合,省略してもよい。
b) 必要な場合,製造業者は,固溶化熱処理を行ってもよい。
c) 必要な場合,製造業者は,焼なましを行ってもよい。
5 化学成分
管は,9.1によって試験を行い,その溶鋼分析値は,表3による。注文者の要求がある場合は,管の製品
分析を行う。製品分析は,9.1によって試験を行い,表3の値に,JIS G 0321の表5(ステンレス鋼及び耐
熱鋼鋼材の製品分析の許容変動値)を適用する。
――――― [JIS G 3446 pdf 5] ―――――
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JIS G 3446:2017の国際規格 ICS 分類一覧
- 23 : 一般的に利用される流体システム及びその構成要素 > 23.040 : パイプライン部品及びパイプライン > 23.040.10 : 鉄管及び鋼管
JIS G 3446:2017の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISG0320:2009
- 鋼材の溶鋼分析方法
- JISG0321:2017
- 鋼材の製品分析方法及びその許容変動値
- JISG0404:2014
- 鋼材の一般受渡し条件
- JISG0415:2014
- 鋼及び鋼製品―検査文書
- JISZ2241:2011
- 金属材料引張試験方法
- JISZ2243:2008
- ブリネル硬さ試験―試験方法
- JISZ2244:2009
- ビッカース硬さ試験―試験方法
- JISZ2245:2016
- ロックウェル硬さ試験―試験方法
- JISZ2245:2021
- ロックウェル硬さ試験―試験方法
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方