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JIS H 1632-1:2014 規格概要
この規格 H1632-1は、チタン中のパラジウム,マンガン,鉄,マグネシウム,けい素,アルミニウム,バナジウム,ニッケル,クロム,すず,銅,モリブデン,ジルコニウム,ニオブ,タンタル,コバルト及びイットリウムに示す定量範囲の17成分を,第2部で規定するICP発光分光分析方法によって定量する場合の一般事項及び試料の分解方法について規定。
JISH1632-1 規格全文情報
- 規格番号
- JIS H1632-1
- 規格名称
- チタン―ICP発光分光分析方法―第1部 : 一般要求事項及び試料の分解
- 規格名称英語訳
- Titanium -- ICP atomic emission spectrometry -- Part 1:General requirements and sample decomposition
- 制定年月日
- 2014年3月20日
- 最新改正日
- 2018年10月22日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 71.040.50, 77.120.50
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 金属分析 II 2019
- 改訂:履歴
- 2014-03-20 制定日, 2018-10-22 確認
- ページ
- JIS H 1632-1:2014 PDF [10]
H 1632-1 : 2014
pdf 目 次
ページ
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[1]
- 3 一般事項・・・・[2]
- 4 要旨・・・・[2]
- 5 試薬・・・・[2]
- 6 装置・・・・[3]
- 7 分析用試料の調製・・・・[4]
- 8 試料はかりとり量・・・・[4]
- 9 操作・・・・[4]
- 9.1 試料溶液の調製・・・・[4]
- 9.2 検量線用溶液の調製・・・・[5]
- 9.3 空試験液の調製・・・・[6]
- 9.4 分光測定・・・・[6]
- 10 計算・・・・[6]
- 附属書A(規定)装置性能基準の求め方・・・・[7]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS H 1632-1 pdf 1] ―――――
H 1632-1 : 2014
まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本チタン協会(JTS)及び一
般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,
日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS H 1632の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS H 1632-1 第1部 : 一般要求事項及び試料の分解
JIS H 1632-2 第2部 : パラジウム,マンガン,鉄,マグネシウム,けい素,アルミニウム,バナジ
ウム,ニッケル,クロム,すず,銅,モリブデン,ジルコニウム,ニオブ,タンタル,コバルト
及びイットリウム定量方法
JIS H 1632-3 第3部 : ほう素定量方法
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS H 1632-1 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
H 1632-1 : 2014
チタン−ICP発光分光分析方法−第1部 : 一般要求事項及び試料の分解
Titanium-ICP atomic emission spectrometry- Part 1: General requirements and sample decomposition
1 適用範囲
この規格は,チタン中の表1に示す定量範囲の17成分を,第2部で規定するICP発光分光分析方法に
よって定量する場合の一般事項及び試料の分解方法について規定する。
箇条3,箇条7,9.4.1,9.4.2,9.4.3,箇条10及び附属書Aは,第3部のほう素定量方法にも適用する。
表1−定量範囲
単位 質量分率(%)
適用成分 定量範囲
パラジウム 0.005 以上 0.10 以下
マンガン 0.001 以上 0.10 以下
鉄 0.001 以上 0.50 以下
マグネシウム 0.001 以上 0.10 以下
けい素 0.001 以上 0.10 以下
アルミニウム 0.001 以上 0.10 以下
バナジウム 0.001 以上 0.10 以下
ニッケル 0.001 以上 0.10 以下
クロム 0.001 以上 0.10 以下
すず 0.002 以上 0.10 以下
銅 0.001 以上 0.10 以下
モリブデン 0.001 以上 0.10 以下
ジルコニウム 0.001 以上 0.10 以下
ニオブ 0.001 以上 0.10 以下
タンタル 0.001 以上 0.10 以下
コバルト 0.001 以上 0.10 以下
イットリウム 0.001 以上 0.10 以下
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS H 1610 チタン及びチタン合金−サンプリング方法
JIS H 1611 チタン及びチタン合金−分析方法通則
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H 1632-1 : 2014
3 一般事項
この規格に規定していない一般事項は,JIS H 1611による。
4 要旨
試料を硝酸,塩酸又は硫酸のいずれかとふっ化水素酸との混酸で分解した後,必要に応じて,内標準元
素としてランタン,スカンジウム,コバルト,イットリウム又はストロンチウムのいずれかを添加する。
溶液をICP発光分光分析装置のアルゴンプラズマ中に噴霧し,各成分の発光強度,必要に応じて内標準元
素の発光強度を同時に測定する。表2に適用成分の分析線及び内標準元素の内標準線並びに妨害を受けや
すい波長の例を示す。
表2−適用成分の分析線及び内標準線並びに妨害を受けやすい波長の例
単位 nm
適用成分及び 推奨する分析線及び 妨害を受けやすい波長
内標準元素 内標準線の波長
適用成分 (分析線)
パラジウム 340.46,363.47 229.65
マンガン 257.61 249.92
鉄 238.20,259.94 271.44
マグネシウム 279.55,285.21
けい素 251.61 288.16
アルミニウム 394.41,396.15
バナジウム 309.31,310.23 268.79,292.40,311.07
ニッケル 221.65,231.60 314.47
クロム 267.72 284.33,298.91
すず 242.95 189.99
銅 324.75 327.40
モリブデン 202.03
ジルコニウム 343.82,357.25 a) 339.20
ニオブ 269.70,319.50 309.42,313.08,316.34
タンタル 226.23,240.06 268.52
コバルト 237.86,238.89 228.62,345.35
イットリウム 371.03
内標準元素 (内標準線)
ランタン 398.85
スカンジウム 361.38
コバルト 238.89
イットリウム 371.03
ストロンチウム 407.77
注a) この分析線は,内標準元素にスカンジウムを使用できない。
5 試薬
試薬は,次による。
5.1 塩酸(1+1)
5.2 硝酸(1+1)
5.3 ふっ化水素酸(1+1)
5.4 硫酸(1+1)
――――― [JIS H 1632-1 pdf 4] ―――――
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H 1632-1 : 2014
5.5 チタン 純度の高いチタンで,適用成分の含有率が定量範囲下限値の1/10未満であることが保証さ
れているか,又は定量範囲下限値未満で値が特定されているもの。
特定された値としては,妥当性が確認されていれば,認証値でなくてもよい。
5.6 ランタン溶液(La : 1 mg/mL) 酸化ランタン(III)(質量分率99.5 %以上)1.173 gをはかりとって,
ビーカー(300 mL)に移し入れ,時計皿で覆い,塩酸(1+1)20 mLを加え,加熱して分解する。常温ま
で冷却した後,時計皿の下面を水で洗って時計皿を取り除く。溶液を1 000 mLの全量フラスコに水を用い
て移し入れ,水で標線まで薄める。
5.7 スカンジウム溶液(Sc : 1 mg/mL) 酸化スカンジウム(III)(質量分率99.5 %以上)1.534 gをはか
りとって,ビーカー(300 mL)に移し入れ,時計皿で覆い,硝酸(1+1)40 mLを加え,加熱して分解す
る。常温まで冷却した後,時計皿の下面を水で洗って時計皿を取り除く。溶液を1 000 mLの全量フラスコ
に水を用いて移し入れ,水で標線まで薄める。
5.8 コバルト溶液(Co : 1 mg/mL) コバルト(質量分率99.5 %以上)1.000 gをはかりとって,ビーカ
ー(300 mL)に移し入れ,時計皿で覆い,硝酸(1+1)40 mLを加え,加熱して分解する。常温まで冷却
した後,時計皿の下面を水で洗って時計皿を取り除く。溶液を1 000 mLの全量フラスコに水を用いて移し
入れ,水で標線まで薄める。
5.9 イットリウム溶液(Y : 1 mg/mL) 酸化イットリウム(III)(質量分率99.5 %以上)1.270 gをはか
りとって,ビーカー(300 mL)に移し入れ,時計皿で覆い,塩酸(1+1)20 mLを加え,加熱して分解す
る。常温まで冷却した後,時計皿の下面を水で洗って時計皿を取り除く。溶液を1 000 mLの全量フラスコ
に水を用いて移し入れ,水で標線まで薄める。
5.10 ストロンチウム溶液(Sr : 1 mg/mL) 酸化ストロンチウム(質量分率99.5 %以上)1.173 gをはか
りとって,ビーカー(300 mL)に移し入れ,時計皿で覆い,塩酸(1+1)20 mLを加え,加熱して分解す
る。常温まで冷却した後,時計皿の下面を水で洗って時計皿を取り除く。溶液を1 000 mLの全量フラスコ
に水を用いて移し入れ,水で標線まで薄める。
6 装置
6.1 一般
使用するICP発光分光分析装置は,9.4.1に従って装置の最適化を行った後,6.26.4の性能基準を満足
しなければならない。
装置は,同時定量式又は逐次定量式のいずれでもよい。逐次定量式装置で,内標準線(ランタン,スカ
ンジウム,コバルト,イットリウム又はストロンチウム)が同時に測定できる装置が附属している場合は,
強度比法を適用できる。
試料溶液の調製に9.1のa)及びc)を適用した場合は,耐ふっ化水素酸ネブライザーを使用しなければな
らない。
6.2 短時間安定性
各適用成分について,最大濃度の検量線溶液の発光強度又は発光強度比を連続10回測定し,測定値の相
対標準偏差(RSD)を算出する。相対標準偏差を検量線最大濃度短時間安定性とし,検量線最大濃度短時
間安定性は,表3に示す数値より小さくなければならない(A.4参照)。
6.3 バックグラウンド等価濃度及び検出限界
各適用成分について,その分析線におけるバックグラウンド等価濃度(BEC)値及び検出限界(DL)値
を求める。得られた値は,表3に示す数値より小さくなければならない(A.2及びA.3参照)。
――――― [JIS H 1632-1 pdf 5] ―――――
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JIS H 1632-1:2014の国際規格 ICS 分類一覧
- 77 : 金属工学 > 77.120 : 非鉄金属 > 77.120.50 : チタニウム及びチタニウム合金
JIS H 1632-1:2014の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISH1610:2008
- チタン及びチタン合金―サンプリング方法
- JISH1611:2008
- チタン及びチタン合金―分析方法通則
- JISH1611:2020
- チタン及びチタン合金―分析方法通則